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− | == カーンズ(Quinze) == | + | {{登場人物概要 |
| + | | 外国語表記 = [[外国語表記::Quinze]]<ref>[http://www.gundam-w.jp/tv/character/22.html CHARACTER]、新機動戦記ガンダムW、2022年2月21日閲覧。</ref> |
| + | | 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]] |
| + | *{{登場作品 (人物)|新機動戦記ガンダムW}} |
| + | | 声優 = {{声優|市川治}} |
| + | | 初登場SRW = {{初登場SRW (人物)|スーパーロボット大戦64}} |
| + | }} |
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− | *[[登場作品]]:[[新機動戦記ガンダムW]]
| + | {{登場人物概要 |
− | *[[声優]]:市川治
| + | | タイトル = プロフィール |
− | *性別:男
| + | | 種族 = [[種族::地球人]] |
− | *所属:[[ホワイトファング]]
| + | | 性別 = [[性別::男]] |
− | <!-- *階級: -->
| + | | 所属 = [[ホワイトファング]] |
− | <!-- *年齢:--歳 -->
| + | }} |
− | <!-- *身長:---cm -->
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− | <!-- *体重:---kg -->
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− | [[ホワイトファング]]の創設者で、コロニーの一大反抗作戦である「[[オペレーション・メテオ]]」に関わった一人。かつてはコロニーの指導者[[ヒイロ・ユイ]]と共にコロニーの独立運動を行っていたが、彼がアディン・ロウ(主人公・ヒイロの父)に[[暗殺]]されたのをきっかけに武闘派路線に転じる。 | + | '''カーンズ'''は『[[新機動戦記ガンダムW]]』の登場人物。 |
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| + | == 概要 == |
| + | [[ホワイトファング]]の創設者で、コロニーの一大反抗作戦である「[[オペレーション・メテオ]]」に関わった一人。 |
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| + | かつてはコロニーの指導者[[ヒイロ・ユイ]]と共にコロニーの独立運動を行っていたが、彼がアディン・ロウ(主人公・ヒイロの父)に[[暗殺]]されたのをきっかけに武闘派路線に転じる。小説『Frozen Teardrop』ではカーンズの兄であるトマス・カラントが指導者ヒイロ、[[ドクターJ]]ことジェイ・ヌルと同じカレッジに通っていた学生で、[[ゼロシステム]]の概念をジェイ・ヌルとともに研究していたことや、その若きヒイロに心酔していた学生時代のカーンズ<ref>つまりカーンズもフルネームは「カーンズ・カラント」ということになるのだろうが、明言されていない。ちなみにカラントは[[フランス語]]で「40(quarante)」。</ref>、そして指導者ヒイロの死後は彼の甥アイン・ユイの補佐としてレジスタンスグループで活動していたことが描かれている。 |
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| === 漫画「EPISODE ZERO」 === | | === 漫画「EPISODE ZERO」 === |
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| === 本編 === | | === 本編 === |
− | 本編AC195年、デキムの発案したコロニー落としを前提としたオペレーション・メテオに賛同するも、それによって20億人の犠牲者が出る事を良しとしなかったガンダムを開発した5人の科学者達によって、オペレーション・メテオは本来とは別の形で行われる事になってしまった。しかし、結局はOZのコロニー支配を許してしまった為に、業を煮やしたカーンズは自らレジスタンス組織「ホワイトファング」を結成して、表舞台に進出する。
| + | 本編AC195年、[[デキム・バートン]]の発案したコロニー落としを前提とした[[オペレーション・メテオ]]に賛同するも、それによって20億人の犠牲者が出る事を良しとしなかったガンダムを開発した5人の科学者達によって、オペレーション・メテオは本来とは別の形で行われる事になってしまった。しかし、結局は[[OZ]]のコロニー支配を許してしまった為に、業を煮やしたカーンズは自らレジスタンス組織「[[ホワイトファング]]」を結成して、表舞台に進出する。 |
| + | |
| + | OZのデルマイユ派によるサンクキングダムの制圧作戦と同時刻に、OZ宇宙拠点の占拠作戦「アルテミス・レボリューション」を発動。多少のアクシデントはあったものの、OZの[[モビルドール]]工場と、巨大宇宙戦艦[[リーブラ]]の制圧に成功する。その後、OZから離反し、[[ガンダムエピオン]]を所有する[[ゼクス・マーキス]]こと[[ミリアルド・ピースクラフト]]を指導者に迎え、OZの最大の宇宙拠点である[[バルジ]]の攻略作戦を発動。最新鋭モビルドールである[[ビルゴII]]を実戦投入し、更にはゼクスのガンダムエピオンの活躍もあって、バルジの破壊に成功。宇宙の主導権をホワイトファングのものにさせる。 |
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− | OZのデルマイユ派によるサンクキングダムの制圧作戦と同時刻に、OZ宇宙拠点の占拠作戦「アルテミス・レボリューション」を発動。多少のアクシデントはあったものの、OZの[[モビルドール]]工場と、巨大宇宙戦艦[[リーブラ]]の制圧に成功する。<br />その後、[[OZ]]から離反し、[[ガンダムエピオン]]を所有する[[ゼクス・マーキス]]こと[[ミリアルド・ピースクラフト]]を指導者に迎え、OZの最大の宇宙拠点である[[バルジ]]の攻略作戦を発動。最新鋭モビルドールである[[ビルゴII]]を実戦投入し、更にはゼクスのガンダムエピオンの活躍もあって、バルジの破壊に成功。宇宙の主導権をホワイトファングのものにさせる。
| + | バルジの撃破後、[[ドロシー・カタロニア]]や[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ・ピースクラフト]]を迎え、[[地球]]そのものの排除を画策するが、カリスマの高すぎるミリアルドに指揮権を奪われ、更にはビルゴ系のモビルスーツのみならず、有人操縦も可能な[[トーラス]]に至ってまで、全ての戦力をモビルドール・システムに依存していた事も裏目に出てしまう。5人の科学者によって細工を施されてしまった事でモビルドールは[[リーオー]]相手に全力で戦えなくなり、リーブラも[[ピースミリオン]]の突撃によって主砲を潰され、その機能の殆どを失った結果、自らの計画は完全に失敗に終わってしまう。 |
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− | バルジの撃破後、[[ドロシー・カタロニア]]や[[リリーナ・ドーリアン|リリーナ・ピースクラフト]]を迎え、[[地球]]そのものの排除を画策するが、カリスマの高すぎるミリアルドに指揮権を奪われてしまい、その計画は失敗。リーブラも[[ピースミリオン]]の突撃によって主砲を潰され、その機能の殆どを失ってしまう。<br />最後は、自らピースミリオンに乗り込んで5人の科学者達と対峙するものの、最後まで地球の人間を信じようとする彼らの引き起こした爆発に巻き込まれ、生死不明となった。結局最後までデキムの口車に乗せられていたのだが、カーンズもまた地球への復讐心から行動していた為か、それに気付く事はなかった。
| + | 最後は、自らピースミリオンに乗り込んで5人の科学者達と対峙するものの、最後まで地球の人間を信じようとする彼らの引き起こした爆発に巻き込まれ、生死不明となる。結局最後までデキムの口車に乗せられていたのだが、カーンズもまた地球への復讐心から行動していた為か、それに気付く事はなかった。 |
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− | 名前の由来は[[フランス語]]の「15(quinze)」。 | + | 名前の由来は[[フランス語]]の「15(quinze)」。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
− | ;[[スーパーロボット大戦64]]
| + | === [[Zシリーズ]] === |
− | :初登場作品。[[ホワイトファング]]壊滅後(独立軍ルート限定)も生き残り、シャアの決起後は[[キグナン]]や[[ナナイ・ミゲル|ナナイ]]と共にシャアの側近となっている。本作では『Gガンダム』原作と事情は異なるが、[[ウルベ・イシカワ|ウルベ]]に代わり、カーンズが[[デビルガンダム]]事件の黒幕という事になっている。
| + | ;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦Z再世篇}} |
− | ;[[スーパーロボット大戦L]]
| + | :『[[スーパーロボット大戦64|64]]』以来十数年ぶりにスパロボに登場。原作通り、ホワイトファングの実権をゼクスに奪われてしまっている。 |
− | :EW版ということですでに故人だが[[サトー]]の言葉によって名前だけが語られる。
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− | ;[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]
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− | :[[64]]以来十数年ぶりにスパロボに登場。原作通り、ホワイトファングの実権をゼクスに奪われてしまっている。 | |
| :ゼロレクイエムルートでは、ホワイトファングの実権を握ったゼクスが地球のルルーシュ率いる連邦と和平を結んでしまった為に、自らの地球の粛清という目的は水泡に帰してしまっている。その後、落ちぶれたカーンズは、よりによって[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]と組んで、巨大要塞であるソレスタル・ビーイングの主砲で地球の直接攻撃を目論んでいたが、結局原作通りに5人の科学者に邪魔されて死亡する。 | | :ゼロレクイエムルートでは、ホワイトファングの実権を握ったゼクスが地球のルルーシュ率いる連邦と和平を結んでしまった為に、自らの地球の粛清という目的は水泡に帰してしまっている。その後、落ちぶれたカーンズは、よりによって[[リボンズ・アルマーク|リボンズ]]と組んで、巨大要塞であるソレスタル・ビーイングの主砲で地球の直接攻撃を目論んでいたが、結局原作通りに5人の科学者に邪魔されて死亡する。 |
| :黒の騎士団ルートに進んだ場合は、概ね原作と同じ顛末を辿り、5科学者に道連れにされてリーブラの爆発の中に消える。 | | :黒の騎士団ルートに進んだ場合は、概ね原作と同じ顛末を辿り、5科学者に道連れにされてリーブラの爆発の中に消える。 |
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| + | === 携帯機シリーズ === |
| + | ;[[スーパーロボット大戦L]] |
| + | :EW版であるため登場せず、[[サトー]]の言葉によって名前だけが語られる。 |
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| + | === 単独作品 === |
| + | ;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦64}} |
| + | :初登場作品。[[ホワイトファング]]壊滅後(独立軍ルート限定)も生き残り、シャアの決起後は[[キグナン]]と共にシャアの側近となっている。本作では『Gガンダム』原作と事情は異なるが、[[ウルベ・イシカワ|ウルベ]]に代わり、カーンズが[[デビルガンダム]]事件の黒幕という事になっている。ホワイトファングが登場しないOZルートだと、全く説明がないままデビルガンダム事件の黒幕だとシュバルツの口から名前だけ先に登場し、その後説明の無いまま本人が登場する形になる。 |
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| + | === 関連作品 === |
| + | ;[[Another Century's Episode]] |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
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| :[[ホワイトファング]]メンバー。彼を[[ホワイトファング]]の指導者として迎えた。 | | :[[ホワイトファング]]メンバー。彼を[[ホワイトファング]]の指導者として迎えた。 |
| ;[[ドクターJ]] | | ;[[ドクターJ]] |
− | :30年以来の付き合いで、同志だった。結局ドクターとは方法論が異なっていて袂を分かつ。ピースミリオン内部で人類の是非を問う戦いを演じた。 | + | :30年以来の付き合い(『Frozen Teardrop』では兄トマスの研究者仲間でもある)で、同志だった。結局ドクターとは方法論が異なっていて袂を分かつ。ピースミリオン内部で人類の是非を問う戦いを演じた。 |
| ;[[ドロシー・カタロニア]] | | ;[[ドロシー・カタロニア]] |
| : | | : |
| ;ビクター・ゲインツ | | ;ビクター・ゲインツ |
− | :SRW未登場。ミリアルドを指導者として迎え入れようとするカーンズと対立し、ホワイトファングを離脱し「パーフェクトピースピープル(通称:P3)」の代表となる。その後、地球圏の兵器を独占しようと画策するがヒイロ達に阻止され、戦死する。 | + | :SRW未登場。元ホワイトファングの幹部で同僚。ミリアルドを指導者として迎え入れようとするカーンズと対立し、ホワイトファングを離脱し「パーフェクトピースピープル(通称:P3)」の代表となる。 |
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| == 他作品との人間関係 == | | == 他作品との人間関係 == |
| ;[[シャア・アズナブル]] | | ;[[シャア・アズナブル]] |
− | :64では彼の参謀を務めた。 | + | :『[[スーパーロボット大戦64|64]]』では彼の参謀を務めた。また、ジオン・ダイクンの仇を討てるとも発言していることから、ヒイロ・ユイの代わりにジオン・ダイクンの同志だったのだろう。 |
| ;[[ドモン・カッシュ]] | | ;[[ドモン・カッシュ]] |
− | :64ではカーンズが[[デビルガンダム]]事件の黒幕であるため、事件の真実を知ったドモンに仇敵として憎まれる。 | + | :『64』ではカーンズが[[デビルガンダム]]事件の黒幕であるため、事件の真実を知ったドモンに仇敵として憎まれる。 |
− | ;[[ウォン・ユンファ]] | + | ;[[クェス・パラヤ]] |
− | :64では彼を[[デビルアクシズ]]のコアとした。 | + | :『64』ではシャアが彼女を連れてきた理由を[[デビルアクシズ]]のコアにする為と思っていた。シャアにそのつもりはなく、コアはそのままで運用される。 |
| ;[[サトー]] | | ;[[サトー]] |
− | :L世界ではかつての同志。彼が運用するモビルドールはホワイトファングからもたらされたものなのだろう。 | + | :『[[スーパーロボット大戦L|L]]』ではかつての同志。彼が運用するモビルドールはホワイトファングからもたらされたものなのだろう。ただしザフト側は彼の発言を否定的に捉えているので、ホワイトファングに利用されていただけだったり、地球への復讐心という共通点からサトーが勝手に同志だとみなした可能性もある。 |
| ;[[リボンズ・アルマーク]] | | ;[[リボンズ・アルマーク]] |
− | :第2次Z再世篇ではZRルートに進んだ場合、彼と手を結ぶ。 | + | :『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』ではZRルートに進んだ場合、彼と手を結ぶ。 |
− | <!-- == 名台詞 == -->
| + | |
− | <!-- :セリフ:説明 -->
| + | == 余談 == |
− | <!-- == 商品情報 == -->
| + | *『コミックボンボン』連載の本編コミカライズパロディ4コマ『がんばれ!ドモンくん』ではオネエ口調で語尾に「ざーんす」と付けるなど、明らかに本編から剥離したキャラ付けが行われていた。 |
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| + | **このキャラ付けが印象的だったためか、カーンズのキャラを長期に渡って誤解してしまっていた読者も見られている。 |
| + | **ゼクスを指導者に迎えたのも「容姿が若い頃の自分に似ていたから」という至極どうでもいい理由であった。 |
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− | == 話題まとめ == | + | == 脚注 == |
− | <!-- *[[namazu:カーンズ]] (全文検索結果) --> | + | <references /> |
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− | == 資料リンク ==
| + | {{ガンダムシリーズ}} |
− | <!-- *[[一覧:カーンズ]] -->
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| {{DEFAULTSORT:かあんす}} | | {{DEFAULTSORT:かあんす}} |
− | {{ガンダムシリーズ}}
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