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| [[スペルビア]]が所持していたカプセル状の機械の中で眠っていた少女。スペルビアが[[ブレイバーン]]によって倒された後、そのカプセルが海岸に打ち上げられ、倒れていた所を[[ルイス・スミス]]によって保護された。それ以降、スミスに懐き片時も離れようとしないため、彼女の世話や監視はスミスに任せられる事になる。 | | [[スペルビア]]が所持していたカプセル状の機械の中で眠っていた少女。スペルビアが[[ブレイバーン]]によって倒された後、そのカプセルが海岸に打ち上げられ、倒れていた所を[[ルイス・スミス]]によって保護された。それ以降、スミスに懐き片時も離れようとしないため、彼女の世話や監視はスミスに任せられる事になる。 |
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− | 当初は「ガガピー」という機械音のような言葉しか喋れなかったが、スミスが愛好する特撮番組『[[劇中劇|機攻特警スパルガイザー]]』などで言語を学んでいき、語彙を育んでいく。とはいえ未だ舌足らずの幼児のような状態であり、[[次回予告]]を担当した際もスミスにちゃんと伝わるか心配されていた。
| + | 当初は「ガガピー」という機械音のような言葉や、名付けの由来になった「ルル」と思しき言葉など意味の伝わらない言葉しか発せなかったが、ルイスが愛好する特撮番組『[[劇中劇|機攻特警スパルガイザー]]』などで言語を学んでいき、急速に言語能力(語彙・発声)が発達していった。とはいえ、発達後でもまだ舌足らずの幼児のような状態であり、精神も未熟である。 |
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− | 見た目は10代半ばの少女で、手の甲に謎の機器が埋め込まれている事以外は地球人と何ら変わりは無いが、戦闘力が高く、その実力はプロの軍人を圧倒するほど。一方で消化器官が未発達で、当初は食事にも難儀していた。
| + | 見た目は10代半ばの少女で、手の甲に謎の機器が埋め込まれている事以外は地球人と何ら変わりは無いが、身体能力は非常に高く、プロの軍人でも取り押さえるのは困難なほど。一方で消化器官が未発達で、当初は食事にも難儀していた。 |
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− | その正体は[[デスドライヴズ]]が戦闘時等で真の能力を発揮する際に使用する[[動力・エンジン・エネルギー|エネルギー装置]]であり、通常はカプセルの中に格納され、必要となれば有機生命体のエネルギーを瞬時に消費して利用するという、一種の生体電池(ニトロ)のようなものである。デスドライヴズの塔にはルルの生成施設が存在しており、そこでは多数のルルが[[クローン]]のように量産されている。スミスの保護したルルはスペルビアの塔が破壊された際に持ち出した最後の個体であった。このため、「ルル」の名前も「個人の名前」というよりは「種族名」、より正確に言えば'''「装置の総称」'''と言える<ref>ATF側とスペルビアとでルルを呼ぶ際のイントネーションが異なっているのはその[[伏線]]である。</ref>。エネルギーを使い切ったルルのカプセルはそのまま投棄され、内部のルルもまるでミイラのような姿と化している。 | + | その正体は[[デスドライヴズ]]が戦闘時等で真の能力を発揮する際に使用する'''[[動力・エンジン・エネルギー|エネルギー装置]]「ルル」のパーツ'''であり、通常はカプセルの中に格納され、必要となれば有機生命体の持つエネルギーを瞬時に消費して利用するという、一種の生体電池(ニトロ)のようなものである。デスドライヴズの塔には「ルル」の生成施設が存在しており、そこでは多数のルルが[[クローン]]のように量産されている。このため、「ルル」という名称は本来「個人の名前」ではなく「種族名」、より正確に言えば'''「装置の総称」'''である<ref>また、ATF側が彼女を指して言う「ルル」と、デスドライヴズが装置(の一部)を指す「ルル」は発音が異なっており、作中でも区別として用いられる。</ref>。彼女はスペルビアの塔が破壊された際に持ち出した最後の個体で、使用されなかったことで生きたまま排出されたと思われるが、本来はエネルギーを使い切った「ルル」は即座に排出され、内部のルルはまるでミイラのような姿と化す。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| :ルルを偶然発見し保護する。ルルが意識を取り戻した直後は一悶着あったが、以降は彼に懐くようになり、性格面も彼の影響を受けるようになる。 | | :ルルを偶然発見し保護する。ルルが意識を取り戻した直後は一悶着あったが、以降は彼に懐くようになり、性格面も彼の影響を受けるようになる。 |
| ;[[イサミ・アオ]] | | ;[[イサミ・アオ]] |
− | :精神面と戦闘力がアンバランスなルルによって、たびたび不憫な目に遭わされている。当初はスミスとギスギスの関係にあったイサミに対し敵意を露にしたが、ボクシングでのスミスとの熱いやり取りを見て仲間として見るようになる。 | + | :当初は(主にルルのせいで)スミスと険悪になっていたイサミに対し敵意を露にしていたが、ボクシングでのスミスとの熱いやり取りを見てからは好感を持ち、スミスほどではないが懐くようになる。 |
| + | :それ以降はイサミも庇護対象として優しく接するようになる一方、懐く前後を問わず精神面と戦闘力がアンバランスなルルによってたびたび不憫な目に遭わされている。 |
| ;[[ブレイバーン]] | | ;[[ブレイバーン]] |
− | :ある意味でルルの名付け親。語彙が不完全な頃に彼を「スミス」と呼んで困惑させる。 | + | :ある意味でルルの名付け親(ブレイバーンの台詞参照)。語彙が不完全な頃に彼を「スミス」と呼んで困惑させる。 |
| ;ヒビキ・リオウ、ミユ・カトウ | | ;ヒビキ・リオウ、ミユ・カトウ |
| :ルルの面倒を見ることもあり、気に掛けている。 | | :ルルの面倒を見ることもあり、気に掛けている。 |
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| ==名(迷)台詞 == | | ==名(迷)台詞 == |
| + | ;「ガガピー!」 |
| + | :最初はほとんどこれしか発声できなかった。まともに喋れるようになってからも口癖のように時々発する。 |
| + | ;「『イサミ、キミはまだ、人というものを分かっていないようだ』! ガガピー!」 |
| + | :第4話の[[次回予告]]より。次話のサブタイトルを読み上げているはずだが、この時点のルルは言語能力が未発達なのでサブタイトル部分が舌足らずを通り越して'''ろくに発音できていない。'''それは一緒に予告を担当したスミスも「ちゃんと伝わったかな…」と心配するものである。 |
| ;スミス「食うか?カレー」<br/>「スミス?」<br/>スミス「スミスはいいから。カレーだよ。カリー」<br/>「カ…ルルィ」 | | ;スミス「食うか?カレー」<br/>「スミス?」<br/>スミス「スミスはいいから。カレーだよ。カリー」<br/>「カ…ルルィ」 |
− | :第3話より。スミスが食べているカレーによだれを垂らしながら魅入るルル。ルルが「スミス」以外で初めて覚えた単語となった。そして一口貰ったカレーの味に感動し皿ごとがっつくのだが、いわば乳児にカレーを与えるようなものであり…。 | + | :第4話より。スミスが食べているカレーによだれを垂らしながら魅入るルル。ルルが「スミス」以外で初めて覚えた単語となった。そして一口貰ったカレーの味に感動し皿ごとがっつくのだが、いわば乳児にカレーを与えるようなものであり…。 |
| ;「オ、オ……オロロロロロロ!!」 | | ;「オ、オ……オロロロロロロ!!」 |
− | :同上。固形物を食べさせてはいけない事にホノカ達が気づくも時既に遅く、敢え無く嘔吐。かくしてゲロインになった。 | + | :同上。固形物を食べさせてはいけないと注意されていたことをホノカ達が思い出すも時既に遅く、敢え無く嘔吐。かくしてゲロインになった。 |
− | ;「『イサミ、キミはまだ、人というものを分かっていないようだ』! ガガピー!」
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− | :第4話の[[次回予告]]より。次話のサブタイトルを読み上げているが、この時のルルは語彙が未熟であるためサブタイトル部分が舌足らずを通り越して'''ろくに発音できていない。'''それは一緒に予告を担当したスミスも「ちゃんと伝わったかな…」と心配するものである。
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| ;「ちきゅーのへいわあぁ、これーがもぁるぅ!(地球の平和はこの俺が守る!)」<br/>スミス「Very good! huh?」<br/>「Very good!!」 | | ;「ちきゅーのへいわあぁ、これーがもぁるぅ!(地球の平和はこの俺が守る!)」<br/>スミス「Very good! huh?」<br/>「Very good!!」 |
− | :第5話より。スミスに見せてもらった『機攻特警スパルガイザー』のVHSにのめり込むルル。スミス自身も「飲み込みは早いみたいだ」と驚くレベルで語彙力を身に着けていった。ただ、ここで学んだスパルガイザーの必殺技「ヒートビーム」が後々イサミに災いとなって降りかかる事に……。 | + | :第5話より。スミスに見せてもらった『機攻特警スパルガイザー』のVHSにのめり込むルル。スミス自身も「飲み込みは早いみたいだ」と驚くレベルで言語能力を身に着けていった。ただ、ここで学んだスパルガイザーの必殺技「ヒートビーム」が後々イサミに災いとなって降りかかる事に……。 |
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