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モビルスーツ形態の外観は圧倒的な威圧感を持つものの、実は機動力も防御力もモビルアーマー形態の方が高く、死角も無い。生産コストの面や構造の複雑化による最悪な整備性の問題から考えるにこれほどの機体に可変機構を導入する必要は無い筈だが、[[ザムザザー]]や[[ゲルズゲー]]には無かった可変機構を今更導入した理由は永遠の謎である。作劇上の理由でいえば、この機体に最初に搭乗する[[ステラ・ルーシェ|ステラ]]が『[[機動戦士Ζガンダム]]』の[[フォウ・ムラサメ|フォウ]]のオマージュであり、デストロイガンダムはサイコガンダムのオマージュだからだと思われる。
 
モビルスーツ形態の外観は圧倒的な威圧感を持つものの、実は機動力も防御力もモビルアーマー形態の方が高く、死角も無い。生産コストの面や構造の複雑化による最悪な整備性の問題から考えるにこれほどの機体に可変機構を導入する必要は無い筈だが、[[ザムザザー]]や[[ゲルズゲー]]には無かった可変機構を今更導入した理由は永遠の謎である。作劇上の理由でいえば、この機体に最初に搭乗する[[ステラ・ルーシェ|ステラ]]が『[[機動戦士Ζガンダム]]』の[[フォウ・ムラサメ|フォウ]]のオマージュであり、デストロイガンダムはサイコガンダムのオマージュだからだと思われる。
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なおこれだけの巨体と重武装でありながら、地球環境保護団体としての一面も持つ[[ブルーコスモス]]のパトロンであるロゴスも開発に協力していたためか核動力は搭載されていない(一応ユニウス条約は遵守している)。
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地球環境保護団体としての一面も持つ[[ブルーコスモス]]のパトロンであるロゴスも開発に協力していたためか、これだけの巨体と重武装でありながら核動力を搭載せず運用しているというのも非常に驚異的である(一応ユニウス条約は遵守している)。
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長距離移動の際は地上戦艦に搭載されて輸送される。
    
==== MA形態 ====
 
==== MA形態 ====
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=== 劇中での活躍 ===
 
=== 劇中での活躍 ===
原作では膠着状態の戦況を打開すべく、[[ロード・ジブリール]]の命令により[[ネオ・ロアノーク]]率いる[[ファントムペイン]]に1機配備され、ステラが搭乗。その火力で[[ヨーロッパ]]各地の都市に配備された[[ザフト]]の[[モビルスーツ|MS]]部隊ごと街を殲滅。ベルリンに上陸するまで、多くの都市を薙ぎ払った。[[キラ・ヤマト]]の[[フリーダムガンダム]]が現れると、その圧倒的な防御力でハイマット・フルバーストすら防ぎ、攻撃を続ける。
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原作では膠着状態の戦況を打開すべく、[[ロード・ジブリール]]の命令により[[ムウ・ラ・フラガ|ネオ・ロアノーク]]率いる[[ファントムペイン]]に1機配備され、ステラが搭乗。その火力で[[ヨーロッパ]]各地の都市に配備された[[ザフト]]の[[モビルスーツ|MS]]部隊ごと街を殲滅。ベルリンに上陸するまで、多くの都市を薙ぎ払った。[[キラ・ヤマト]]の[[フリーダムガンダム]]が現れると、その圧倒的な防御力でハイマット・フルバーストすら防ぎ、攻撃を続ける。
    
そんな中、[[シン・アスカ]]の[[フォースインパルスガンダム]]も現れ、乱戦となるが、ネオからパイロットがステラと知らされたシンの説得で戦闘を中断し、心を通わせる。しかし、偶然目に入ったキラのフリーダムの姿(フリーダムから禍々しいオーラが迸っていた)に錯乱し、再び攻撃しようとする。結局、最後は胸部のスーパースキュラにフリーダムのビームサーベルを突き刺され、行き場を失ったエネルギーが暴発し、コクピット付近に誘爆を起こしながら機能を停止した。
 
そんな中、[[シン・アスカ]]の[[フォースインパルスガンダム]]も現れ、乱戦となるが、ネオからパイロットがステラと知らされたシンの説得で戦闘を中断し、心を通わせる。しかし、偶然目に入ったキラのフリーダムの姿(フリーダムから禍々しいオーラが迸っていた)に錯乱し、再び攻撃しようとする。結局、最後は胸部のスーパースキュラにフリーダムのビームサーベルを突き刺され、行き場を失ったエネルギーが暴発し、コクピット付近に誘爆を起こしながら機能を停止した。
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このデストロイの凶行から撃破されるまでの流れは[[ギルバート・デュランダル|デュランダル]]によって[[ロゴス]]糾弾の恰好の材料とされ、プロパガンダ映像として利用されている。ただし、あくまでザフトの手によってデストロイを討ったという事にするため、この映像からはフリーダムの姿は抹消されていた。
 
このデストロイの凶行から撃破されるまでの流れは[[ギルバート・デュランダル|デュランダル]]によって[[ロゴス]]糾弾の恰好の材料とされ、プロパガンダ映像として利用されている。ただし、あくまでザフトの手によってデストロイを討ったという事にするため、この映像からはフリーダムの姿は抹消されていた。
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その後、ヘブンズベース攻略戦において、5機が出撃しており、その内の1機にはスティングが搭乗。ザフト・地球連合脱走部隊による対ロゴス同盟軍相手に大暴れし、最初の5機による「アウフプラール・ドライツェーン」一斉射で、いきなり二十隻以上の艦艇を消滅させ、ヘブンズベースに取り付こうとするモビルスーツを次々に撃墜するなど初戦の連合軍優勢に貢献している。しかし、最終的には全機が[[デスティニーガンダム]]、[[レジェンドガンダム]]、インパルスに撃破されてしまい、ヘブンズベース司令部も戦意を失い降伏している。また、[[レクイエム]]攻防戦でも3機が出撃しているが、こちらは大した戦果を挙げられないまま、デスティニーとレジェンドに撃破されている。
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その後、[[ヘブンズベース]]攻略戦において、5機が出撃しており、その内の1機には[[スティング・オークレー]]が搭乗。ザフト・地球連合脱走部隊による対ロゴス同盟軍相手に大暴れし、最初の5機による「アウフプラール・ドライツェーン」一斉射で、いきなり二十隻以上の艦艇を消滅させ、ヘブンズベースに取り付こうとするモビルスーツを次々に撃墜するなど初戦の連合軍優勢に貢献している。しかし、最終的には全機が[[デスティニーガンダム]]、[[レジェンドガンダム]]、インパルスに撃破されてしまい、ヘブンズベース司令部も戦意を失い降伏している。また、[[レクイエム]]攻防戦でも3機が出撃しているが、こちらは大した戦果を挙げられないまま、デスティニーとレジェンドに撃破されている。
    
『[[機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER]]』では、[[スウェン・カル・バヤン]]が所属する部隊により輸送中の姿が描かれている。
 
『[[機動戦士ガンダムSEED C.E.73 STARGAZER]]』では、[[スウェン・カル・バヤン]]が所属する部隊により輸送中の姿が描かれている。
    
他にも、未参戦作品だが『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 ⊿ASTRAY』にも登場。オーブの下級氏族であるファンフェルト・リア・リンゼイが搭乗したが、瞬く間にデルタアストレイに撃墜された。
 
他にも、未参戦作品だが『機動戦士ガンダムSEED C.E.73 ⊿ASTRAY』にも登場。オーブの下級氏族であるファンフェルト・リア・リンゼイが搭乗したが、瞬く間にデルタアストレイに撃墜された。
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劇場版『機動戦士ガンダムSEED FREEDOM』(SRW未参戦)でも、ブルーコスモス残党によって残存機体が運用されている。その中にはバックパックと左腕を欠損し右胸のスーパースキュラも塞がれた半壊状態の機体も存在している。
      
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
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:*大器型SSRブラスター…アリーナでもシューター版のアップデート版といった性能。射撃属性攻撃を一切無効化する特殊装甲「陽電子リフレクターLv.2」と合計170%のダメージ軽減による防御力、後方1マスという限られた範囲ながら2500もの行動力アップを与える範囲バフ「『守る』」による支援能力に、HP1/2以下が発動トリガーの強烈な[[底力]]系アビリティ「シンとの約束」による爆発力など攻防に性能を発揮するが、昨今のユニットは容易に特殊装甲・軽減・[[閃き]](特殊回避)を貫通してくるため、この性能を持ってしても相手が悪いとあっさりやられてしまう。ステラのPアビリティ「HPアップ」「ガード」「タフネス」で可能な限り不安材料を減らしたいところ。
 
:*大器型SSRブラスター…アリーナでもシューター版のアップデート版といった性能。射撃属性攻撃を一切無効化する特殊装甲「陽電子リフレクターLv.2」と合計170%のダメージ軽減による防御力、後方1マスという限られた範囲ながら2500もの行動力アップを与える範囲バフ「『守る』」による支援能力に、HP1/2以下が発動トリガーの強烈な[[底力]]系アビリティ「シンとの約束」による爆発力など攻防に性能を発揮するが、昨今のユニットは容易に特殊装甲・軽減・[[閃き]](特殊回避)を貫通してくるため、この性能を持ってしても相手が悪いとあっさりやられてしまう。ステラのPアビリティ「HPアップ」「ガード」「タフネス」で可能な限り不安材料を減らしたいところ。
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦DD}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦DD}}
:3章Part9から登場するボスユニット。攻撃特化タイプ。シナリオでは原作通りキラによって撃墜されたかに見えたが、隠れていた[[ガウルン|別の人物]]<ref>本作ではステラが暴走する原因もガウルンが死角から攻撃したため。</ref>が武装だけを破壊しようとするキラに合わせて攻撃・撃墜し、キラの仕業に見せかけられた。
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:3章Part9から登場するボスユニット。攻撃特化タイプ。同Partではステラ、3章Part12からはスティングや連合兵が搭乗。
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:シナリオではステラが乗せられての初登場の際、原作通りキラによって撃墜されたかに見えたが、隠れていた[[ガウルン|別の人物]]<ref>本作ではステラが暴走する原因もガウルンが死角から攻撃したため。</ref>が武装だけを破壊しようとするキラに合わせて攻撃・撃墜し、キラの仕業に見せかけられた。
    
== 装備・機能 ==
 
== 装備・機能 ==
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;L
 
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:劇中では100m近くあるような巨体で描写されているが([[全長一覧|全高]]11.07mの[[バクゥ]]を足で踏み潰す等)、実際のデストロイガンダムは通常の[[モビルスーツ]]の2倍程度の大きさ(MS形態が56.30mで、MA形態が38.07m)である。
 
:劇中では100m近くあるような巨体で描写されているが([[全長一覧|全高]]11.07mの[[バクゥ]]を足で踏み潰す等)、実際のデストロイガンダムは通常の[[モビルスーツ]]の2倍程度の大きさ(MS形態が56.30mで、MA形態が38.07m)である。
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== 関連機体 ==
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;ボナパルト
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:地球連合軍のハンニバル級地上戦艦。デストロイガンダムの輸送が可能で、中央部に格納庫がある。
    
== 余談 ==
 
== 余談 ==
 
*その巨体さ故か、長い間[[ガンプラ|プラモ化]]されておらず、完成品玩具のみが商品化されていた。ガンプラとしての商品化が実現したのは放送から20年経過してからであり、如何にハードルが高かったかを物語っている。
 
*その巨体さ故か、長い間[[ガンプラ|プラモ化]]されておらず、完成品玩具のみが商品化されていた。ガンプラとしての商品化が実現したのは放送から20年経過してからであり、如何にハードルが高かったかを物語っている。
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**発売された本機のガンプラは、パーツの一部にエコプラ<ref>ガンプラを製造する際に発生するプラスチック原料の未使用部分(スプルー)を再利用して製造されたエコロジーなキットで、パーツの成形色にムラが出ないよう黒い顔料が混ぜられており、パーツが全て黒一色となっているのが特徴。</ref>が使われており、'''[[ブルーコスモス]]が環境保護団体だった頃の名残'''と一部でネタにされた。
 
*通常のMSの約2倍(MS形態の砲身を含むと約3倍)という[[全長一覧|全長]]を持つ機体だが、'''アニメ本編では設定よりもはるかに巨大になってしまっている場面が多数確認できる'''為、放送当初にネタにされてしまった事も。
 
*通常のMSの約2倍(MS形態の砲身を含むと約3倍)という[[全長一覧|全長]]を持つ機体だが、'''アニメ本編では設定よりもはるかに巨大になってしまっている場面が多数確認できる'''為、放送当初にネタにされてしまった事も。
 
**一例として「ターレットを含めて11.07メートルある'''[[バクゥ]]を片足で踏みつぶす'''」「デストロイの周囲を飛び回る'''[[フリーダムガンダム|フリーダム]]や交戦した[[ザフト]]のモビルスーツ部隊と比較して、明らかに巨大'''」といった描写が確認できる。
 
**一例として「ターレットを含めて11.07メートルある'''[[バクゥ]]を片足で踏みつぶす'''」「デストロイの周囲を飛び回る'''[[フリーダムガンダム|フリーダム]]や交戦した[[ザフト]]のモビルスーツ部隊と比較して、明らかに巨大'''」といった描写が確認できる。
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