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製作過程でネオ・ジオン<ref>と言うより、[[シャア・アズナブル]]個人。</ref>から意図的に技術漏洩された[[サイコフレーム]]にコックピット周辺のフレームの材質を変更した為、反応速度が飛躍的に増大した。ちなみにこれにより当初想定していた機体重量が3キロ減ったが、強度はアップしている。
製作過程でネオ・ジオン<ref>と言うより、[[シャア・アズナブル]]個人。</ref>から意図的に技術漏洩された[[サイコフレーム]]にコックピット周辺のフレームの材質を変更した為、反応速度が飛躍的に増大した。ちなみにこれにより当初想定していた機体重量が3キロ減ったが、強度はアップしている。
武装は頭部に内蔵されているバルカン砲を除けば全て外装・携行式であり、[[ファンネル|フィン・ファンネル]]以外は[[ビームライフル|ライフル]]、[[ビームサーベル|サーベル]]、バズーカにシールドと非常に標準的。
これには内部に余裕を持たせ、整備性と拡張性、そして耐久性を高める狙いがあり、また設計したアムロが「モビルスーツは歩兵としての機動兵器である」という認識を持っていたため。その意味では、初代ガンダムの正統後継機とも言える。
これには内部に余裕を持たせ、整備性と拡張性、そして耐久性を高める狙いがあり、また設計したアムロが「モビルスーツは歩兵としての機動兵器である」という認識を持っていたため。その意味では、初代ガンダムの正統後継機とも言える。
==== 武装 ====
==== 武装 ====
;90mmバルカン砲
;90mmバルカン砲
:頭部に2門装備されたバルカン砲。薬莢は頭部側面のスリットから排出されるようになっている。歴代ガンダムの頭部バルカン砲の中でも破格の大口径砲であり、迫りくる多数のグレネードを全て撃ち落とした後、[[ギラ・ドーガ]]の頭を吹き飛ばし、更にはサザビーの腹部メガ粒子砲を押し留めるなど、要所で活躍した。
:頭部に左右一対2門装備されたバルカン砲。薬莢は頭部側面のスリットから排出されるようになっている。歴代ガンダムの頭部バルカン砲の中でも破格の大口径砲であり、迫りくる多数のグレネードを全て撃ち落とした後、[[ギラ・ドーガ]]の頭を吹き飛ばし、更にはサザビーの腹部メガ粒子砲を押し留めるなど、要所で活躍した。
:スパロボでは敵HPの微調整に使う程度だったが、『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』では照準値ダウンの[[特殊効果]]が付加され「バルカンで反撃の命中率を下げて[[再攻撃]]」という戦法が取れるようになっている。
:スパロボでは敵HPの微調整に使う程度だったが、『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』では照準値ダウンの[[特殊効果]]が付加され「バルカンで反撃の命中率を下げて[[再攻撃]]」という戦法が取れるようになっている。
:映画公開前の特報映像で凄まじい連射をしているカットが印象的だが、これはまだ内容が固まっていなかった頃にハッタリで描いたものであり、デザインが微妙に異なっており本編にも使われていない。
:映画公開前の特報映像で凄まじい連射をしているカットが印象的だが、これはまだ内容が固まっていなかった頃にハッタリで描いたものであり、デザインが微妙に異なっており本編にも使われていない。
::ゲーム内では攻撃力はそれほど高くないが、ビーム・ライフルが移動後攻撃不可・長射程の場合は、本武装が低射程・P属性である事が多く使い勝手が良い。近年ではビーム・ライフルのP属性化や、全機体に共通する武装の減少傾向により、採用されないケースも多い。
::ゲーム内では攻撃力はそれほど高くないが、ビーム・ライフルが移動後攻撃不可・長射程の場合は、本武装が低射程・P属性である事が多く使い勝手が良い。近年ではビーム・ライフルのP属性化や、全機体に共通する武装の減少傾向により、採用されないケースも多い。
:;[[ミサイル|ミサイル・ランチャー]]
:;[[ミサイル|ミサイル・ランチャー]]
::こちらもシールド裏面に4発内蔵されている。
::こちらもシールド裏面、ビームキャノン砲口脇に左右2対計4発設置されている。
::2000年代中期以降の作品では、他の武器の演出に含まれ、単体の武装としては使えない事が多い。切り払い・[[撃ち落とし]]対象。
::2000年代中期以降の作品では、他の武器の演出に含まれ、単体の武装としては使えない事が多い。切り払い・[[撃ち落とし]]対象。
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;[[ビームサーベル|ビーム・サーベル]](カスタムタイプ)
;[[ビームサーベル|ビーム・サーベル]](カスタムタイプ)
:背部右側にマウントされた高出力のカスタムタイプ。増幅装置やエミッターに独自の設計が施されており、ビームの形状や形成にバイアスやアレンジを掛ける事ができる特別仕様。そのためデバイスは独特の形状をしており、柄尻からもビームを出せる。ビーム刃にはバイアスが掛けられ、実物のサーベルのような形状に調整されている。当時としては一般的な、斬りかかる時のみビームが伸びるアイドリングリミッター機能つき。
:背部右側専用ホルダーにマウントされた高出力のカスタムタイプ。増幅装置やエミッターに独自の設計が施されており、ビームの形状や形成にバイアスやアレンジを掛ける事ができる特別仕様。そのためデバイスは独特の形状をしており、柄尻からもビームを出せる。ビーム刃にはバイアスが掛けられ、実物のサーベルのような形状に調整されている。当時としては一般的な、斬りかかる時のみビームが伸びるアイドリングリミッター機能つき。
:ゲームでも使われるのはカスタムタイプであるが、射撃メインのνガンダムではあまり使われない。
:ゲームでも使われるのはカスタムタイプであるが、射撃メインのνガンダムではあまり使われない。
:『[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|AP]]』では『MX』の「格闘」の動作を元にグラフィックが新造されており、ダミーバルーン展開からライフル連射→接近してパンチ3連→最後に抜刀して3連斬り(最後の斬り上げはサザビーを切り裂いた動作)を繰り出す。
:『[[スーパーロボット大戦A PORTABLE|AP]]』では『MX』の「格闘」の動作を元にグラフィックが新造されており、ダミーバルーン展開からライフル連射→接近してパンチ3連→最後に抜刀して3連斬り(最後の斬り上げはサザビーを切り裂いた動作)を繰り出す。
:『DD』では斬撃属性のR必殺技。メインアビリティは「[[カウンター]]I」で、サブアビリティは「ダメージアップI(斬撃)」。
:『DD』では斬撃属性のR必殺技。メインアビリティは「[[カウンター]]I」で、サブアビリティは「ダメージアップI(斬撃)」。
;ビーム・サーベル(予備)
;ビーム・サーベル(予備)
:左腕にマウントされた予備のビーム・サーベル。こちらは同世代の他のMSも装備している規格品のビーム・サーベルであり、カスタマイズはされていない。劇中では[[サザビー]]のビーム・サーベルを二刀流で振り回す攻撃で左腕のホルダーごとダメージを受け、使用されることなく破壊された。
:左前腕シールドラッチ内部ホルダーにマウントされた予備のビーム・サーベル。こちらは同世代の他のMSも装備している規格品のビーム・サーベルであり、カスタマイズはされていない。劇中では[[サザビー]]のビーム・サーベルを二刀流で振り回す攻撃で左腕のホルダーごとダメージを受け、使用されることなく破壊された。
:カスタム・ビーム・サーベルの存在もあり、本機の武装としては現在まで一度も再現された事がない。
:カスタム・ビーム・サーベルの存在や予備武装の存在意義として大きい「武装の破損ロスト系要素」がゲーム作品では嫌われがちな事などから、本機の武装としては現在まで一度も再現された事がない。
;[[ビームライフル|ビーム・ライフル]]
;[[ビームライフル|ビーム・ライフル]]
:νガンダム用に専用開発された、エネルギーCAP式のビーム・ライフル。バーストセレクターにより単射と連射を切り替えられる他、最大出力では戦艦の主砲クラスの威力を発揮し、劇中ではそれを見た[[レズン・シュナイダー|レズン]]が艦隊による攻撃と誤認するシーンがある。
:νガンダム用に専用開発された、エネルギーCAP式のビーム・ライフル。バーストセレクターにより単射と連射を切り替えられる他、最大出力では戦艦の主砲クラスの威力を発揮し、劇中ではそれを見た[[レズン・シュナイダー|レズン]]が艦隊による攻撃と誤認するシーンがある。
::本シリーズでは一度も採用された事がなく、それどころか他社を含めたゲーム全般でも、片手で数えるほどしか採用例がない。
::本シリーズでは一度も採用された事がなく、それどころか他社を含めたゲーム全般でも、片手で数えるほどしか採用例がない。
;ニュー・ハイパー・バズーカ
;ニュー・ハイパー・バズーカ
:背中にマウントされた口径280mmのバズーカ。連邦軍の標準的なMSには一般的な武装だが、本機のものは射程や弾頭の破壊力等に改良が施されている。
:背中にマウントされた口径280mmのバズーカ。連邦軍の標準的なMSの一般的な武装だが、本機の物は射程や弾頭の破壊力等に改良が施されている。ただし、一般的な連邦系バズーカはグリプス戦役辺りから脱着可能弾倉式であるのに対し本機の物はかつてのRX-78-2で使用していたハイパー・バズーカの様な固定弾倉式である。
:ランドセルにマウントした状態や、νガンダム本体からパージした状態でも、有線操作で使用できる。
:ランドセルにマウントした状態や、νガンダム本体からパージした状態でも、有線操作で使用できる。
:『[[逆襲のシャア]]』劇中ではマニピュレーターで保持して撃つ描写はなく、[[ギュネイ・ガス|ギュネイ]]に対してはマウントしたままの背面撃ちで奇襲。シャアに対しては有線操作で不意打ちに使用していたので、手に構えて撃つアニメーションはゲーム作品だけの演出である。近年のスパロボではランドセルにマウントした状態で発射する『背面撃ち』が再現されるようになり、『ロストヒーローズ』など別のゲームでも採用されている事がある。
:『[[逆襲のシャア]]』劇中ではマニピュレーターで保持して撃つ描写はなく、[[ギュネイ・ガス|ギュネイ]]に対してはマウントしたままの背面撃ちで奇襲。シャアに対しては有線操作で不意打ちに使用していたので、手に構えて撃つアニメーションはゲーム作品だけの演出である。近年のスパロボではランドセルにマウントした状態で発射する『背面撃ち』が再現されるようになり、『ロストヒーローズ』など別のゲームでも採用されている事がある。
:『DD』では実弾属性のSR必殺技。メインアビリティは「必殺技威力・照準値アップII」で、サブアビリティは「必殺技威力アップII(実弾)」。
:『DD』では実弾属性のSR必殺技。メインアビリティは「必殺技威力・照準値アップII」で、サブアビリティは「必殺技威力アップII(実弾)」。
;[[オールレンジ攻撃#その他無線系|フィン・ファンネル]]
;[[オールレンジ攻撃#その他無線系|フィン・ファンネル]]
:背部左側に6基マウントされた[[サイコミュ]]兵器。開放型のメガ粒子加速帯と小型ジェネレーターを内蔵しており、稼働時間が通常のファンネルよりも長めでビームの威力も高く、MSが単体で携行できる武装としても屈指の威力を持つ。
:バックパック左側上部に6基マウントされた[[サイコミュ]]兵器。開放型のメガ粒子加速帯と小型ジェネレーターを内蔵しており、稼働時間が通常のファンネルよりも長めでビームの威力も高く、MSが単体で携行できる武装としても屈指の威力を持つ。
:携行時は放熱板のように見えるが、攻撃時はコの字型に変形する。他のファンネルのように内蔵小型スラスターによる推進だけでなく、開放型バレルの板がAMBAC作動肢として機能するため、これによる姿勢制御を利用することで他のファンネル以上に柔軟な機動が可能で、稼働時間の延長にも一役買っている。対ビーム・バリアを張る事も可能。
:携行時は放熱板のように見えるが、攻撃時はコの字型に変形する。他のファンネルのように内蔵小型スラスターによる推進だけでなく、開放型バレルの板がAMBAC作動肢として機能するため、これによる姿勢制御を利用することで他のファンネル以上に柔軟な機動が可能で、稼働時間の延長にも一役買っている。対ビーム・バリアを張る事も可能。
:その反面、従来のビットやファンネルよりも反応が高く、劇中調整を行っている際に勝手に変形したり、[[ギュネイ・ガス]]の思惑で[[ギラ・ドーガ]]二機にワイヤーで電撃を流された際に反応してワイヤーを切断している<ref>[[ケーラ・スゥ]]はこの反応にギュネイが怒って握りつぶされて死亡している。また、アムロ自身もこの高すぎる反応に恐怖を伴った発言を漏らしている。</ref>。
:その反面、従来のビットやファンネルよりも反応が高く、劇中調整を行っている際に勝手に変形したり、[[ギュネイ・ガス]]の思惑で[[ギラ・ドーガ]]二機にワイヤーで電撃を流された際に反応してワイヤーを切断している<ref>[[ケーラ・スゥ]]はこの反応にギュネイが怒って握り潰されて死亡している。また、アムロ自身もこの高過ぎる反応に恐怖を伴った発言を漏らしている。</ref>。
:なお、スパロボから本機を知った人にはあまり知られていない話だが、一度射出すると機体に戻すことができない'''使い捨て'''の武装である。その分使用時間は長く、ギュネイは「ファンネルがなんであんなに保つんだ」と驚いていた。
:なお、スパロボから本機を知った人にはあまり知られていない話だが、一度射出すると機体に戻すことができない'''使い捨て'''の武装である。その分使用時間は長く、ギュネイは「ファンネルがなんであんなに保つんだ」と驚いていた。
:SRWでは作品によって性能や演出が異なり、フィン・ファンネルのみでの攻撃もあれば、ビーム・ライフル等とのコンビネーション攻撃だったりもする。
:SRWでは作品によって性能や演出が異なり、フィン・ファンネルのみでの攻撃もあれば、ビーム・ライフル等とのコンビネーション攻撃だったりもする。
:;対ビーム・バリア
:;対ビーム・バリア
::フィン・ファンネルを用いたビームの[[バリア]]。フィン・ファンネル同士を繋げるようにビーム幕を張る。
::フィン・ファンネルを用いたビームの[[バリア]]。フィン・ファンネル同士を繋げるようにビーム幕を張る。
::劇中では4基のフィン・ファンネルを配置することで機体を正四面体状にしたビームの幕で防御しており、理論上ビーム兵器には死角が存在しなくなり、ギュネイと[[クェス・パラヤ|クェス]]の攻撃を無力化していた。また、このフィールドに敵パイロットのサイコミュ兵器が干渉するとリンクしているパイロットは生理的な不快感を感じてサイコミュ兵器の制御に著しい支障をきたす。劇中ではα・アジールのファンネルが干渉してクェスが苦しんでいたが、メガ粒子砲でアッサリと崩壊している。ただしこれはアムロのトリックプレイの布石であり、追撃を仕掛けようと接近したギュネイは意表を突かれ、直後にビームライフルの直撃を受けて撃墜されてしまう。
::劇中では4基のフィン・ファンネルを配置することで機体を正四面体状にしたビームの幕で防御しており、理論上ビーム兵器には死角が存在しなくなり、ギュネイと[[クェス・パラヤ|クェス]]の攻撃を無力化していた。また、このフィールドに敵パイロットのサイコミュ兵器が干渉するとリンクしているパイロットは生理的な不快感を感じてサイコミュ兵器の制御に著しい支障をきたす。劇中ではα・アジールのファンネルが干渉してクェスが苦しんでいたが、メガ粒子砲でアッサリと崩壊している。ただしこれはアムロのトリックプレイの布石であり、追撃を仕掛けようと接近したギュネイは意表を衝かれ、直後にビームライフルの直撃を受けて撃墜されてしまう。
::スパロボでは通常のIフィールドと表記を統一される事が多いものの、本機のみ演出が正四面体になる。また作品によっては実際にフィン・ファンネルを射出してバリアを張り、敵の攻撃を凌ぎ切るとフィン・ファンネルが機体に再装着されるアニメーションが見られるが、前述の通りフィン・ファンネルは本来一度射出するとそれきりの使い捨てのため、再装着の描写は[[オリジナル設定|スパロボオリジナル]]である。
::スパロボでは通常のIフィールドと表記を統一される事が多いものの、本機のみ演出が正四面体になる。また作品によっては実際にフィン・ファンネルを射出してバリアを張り、敵の攻撃を凌ぎ切るとフィン・ファンネルが機体に再装着されるアニメーションが見られるが、前述の通りフィン・ファンネルは本来一度射出するとそれきりの使い捨てのため、再装着の描写は[[オリジナル設定|スパロボオリジナル]]である。
::『X-Ω』では「フィン・ファンネル・フィールド」名義で、シューター版の必殺スキルとして採用。一定時間のダメージ軽減効果を持つ。
::『X-Ω』では「フィン・ファンネル・フィールド」名義で、シューター版の必殺スキルとして採用。一定時間のダメージ軽減効果を持つ。