差分
→必殺技
== 概要 ==
== 概要 ==
純[[地球]]製の[[ガオガイガー]]で正式名称は'''ファイティングガオガイガー'''。
=== 機体概要 ===
=== 機体概要 ===
[[天海護]]がギャレオンと共に宇宙に旅立った後、立案された地球圏防衛計画「ガオファイガープロジェクト」の中核となる機体。三対の菱形を持った胸の形状は、[[GGG]]のエンブレムを模したもの。
[[天海護]]がギャレオンと共に宇宙に旅立った後、立案された地球圏防衛計画ガオファイガープロジェクトの中核となる機体。三対の菱形を持った胸の形状は[[GGG]]のエンブレムを模したもの。
[[獅子王凱]]がフュージョンしたガオファーをコアとし、ステルスガオーIII、ライナーガオーII、ドリルガオーIIがファイナルフュージョンすることで完成する。
[[獅子王凱]]がフュージョンしたガオファーをコアとし、ステルスガオーIII、ライナーガオーII、ドリルガオーIIがファイナルフュージョンすることで完成する。
[[弾丸X]]の技術を応用し、[[エヴォリュダー]]・ガイの能力とリンクさせたエヴォリュアル・ウルテクパワーによって、ガオガイガーを上回る出力を発揮する。また、緑の星のオーバーテクノロジーを不完全なまま運用していた[[ガオガイガー]]と異なり、Gストーン以外は純地球製のテクノロジーを使用しているため、信頼性に優れている。その為、ギムレット戦時点でのファイナルフュージョン成功率は98%と、安定度でも圧倒的に上回っていた。
[[弾丸X]]の技術を応用し、[[エヴォリュダー]]・ガイの能力とリンクさせたエヴォリュアル・ウルテクパワーによって、ガオガイガーを上回る出力を発揮。
[[スターガオガイガー]]のブロウクンファントムとプロテクトウォールを受け継いでもいるが、実体のファントムリング・ウォールリングの代わりに、胸部からエネルギー状のリングを自己生成して使用される。その為、リング破損による使用不能の心配はなく、エネルギーの続く限り、使用することが可能。
緑の星のオーバーテクノロジーを不完全なまま運用していた[[ガオガイガー]]と異なり、Gストーン以外は純地球製のテクノロジーを使用している為、信頼性に優れている。その為、ギムレット戦時点でのファイナルフュージョン成功率は98%と安定度でも圧倒的に上回っていた。
設定上はガオファーは[[ガオガイガー]]用のガオーマシンともファイナルフュージョンは可能だが、実際に運用されたことはない。
[[スターガオガイガー]]のブロウクンファントムとプロテクトウォールを受け継いでもいるが実体のファントムリング・ウォールリングの代わりに胸部からエネルギー状のリングを自己生成して使用される。その為、リング破損による使用不能の心配はなく、エネルギーの続く限り、使用することが可能。
設定上はガオファーは[[ガオガイガー]]用のガオーマシンともファイナルフュージョンは可能だが実際に運用されたことはない。
==== 構成機体 ====
==== 構成機体 ====
;ガオファー
;ガオファー
:[[ガイガー]]に相当する地球製コアユニット。戦闘機型の'''ファントムガオー'''にエヴォリュダー・ガイがフュージョンすることで起動。光学迷彩機能を持ち、肩部の大型スラスターで単独飛行が可能。『[[覇界王 ガオガイガー対ベターマン|覇界王]]』ではガオファイガーのファイナルフュージョンとは別に、高速飛行形態と呼ばれる合体形態を披露している。
:[[ガイガー]]に相当する地球製コアユニット。戦闘機型の'''ファントムガオー'''にエヴォリュダー・ガイがフュージョンすることで起動。光学迷彩機能を持ち、肩部の大型スラスターで単独飛行が可能。武器は'''ファントムクロー'''を使用。
:『[[覇界王 ガオガイガー対ベターマン|覇界王]]』ではガオファイガーのファイナルフュージョンとは別に高速飛行形態と呼ばれる合体形態<ref>ガイガー同様のドリルガオー・ステルスガオー同時装着モードを取り、その状態で両腕を真上に上げて双胴の機首とし、ライナーガオーはステルスガオー後部に配置されている。</ref>を披露している。
;ステルスガオーIII
;ステルスガオーIII
:背部・頭部・前腕部を構成するガオーマシン。ステルス性能の回復と機動力強化のためにステルスガオ―IIで大型だったウェポンエンジンポッドを排し、覚醒人のグリアノイドを発展させた新型ウルテクエンジンへ変更したことで大気圏内外を問わず高い性能を発揮。
:背部・頭部・前腕部を構成するガオーマシン。ステルス性能の回復と機動力強化のためにステルスガオ―IIで大型だったウェポンエンジンポッドを排し、覚醒人のグリアノイドを発展させた新型ウルテクエンジンへ変更したことで大気圏内外を問わず高い性能を発揮。
;ライナーガオーII
;ライナーガオーII
:肩部・上腕部を構成するガオーマシン。国際社会をまたに掛ける任務の変更から新幹線型のライナーガオーから一転して、ロケット型となった。
:肩部・上腕部を構成するガオーマシン。国際社会をまたに掛ける任務の変更から新幹線型のライナーガオーから一転して、ロケット型となった。
==== 合体プロセス ====
ガオファーからの'''ファイナルフュージョン要請シグナル'''をキャッチしたメインオーダールームで[[大河幸太郎]]や八木沼範行といったGGG長官たちが「ファイナルフュージョン承認」の掛け声と共に承認。機動部隊オペレーターの[[卯都木命]]が「ファイナルフュージョン・プログラムドライブ」の掛け声と共にファイナルフュージョンプログラムを入力し、保護ガラス付きの起動ボタンを叩くことでガオーマシン内の合体プログラムが起動。
「ファイナルフュージョン」の掛け声と共にガオファーが展開した胸部中央からEMトルネードに該当する黄色の空間'''ファントムチューブ'''を放出し、ガオーマシンを誘導。続けて、胸部中央から合体用のロードとも呼べる'''プログラムリング'''を展開。それに乗って、ガオーマシンはガオファーに合体していき、合体完了後、ファントムチューブを吹き飛ばし、ガオファイガーはその姿を現す。
ディビジョンⅦ・超翼射出司令艦ツクヨミからでもプログラムドライブは可能。
=== 劇中での活躍 ===
=== 劇中での活躍 ===
原作では[[バイオネット]]の[[ギムレット・アンプルーレ]]、[[天海護 (レプリジン)]]操る[[スターガオガイガー (レプリジン)|スターガオガイガー]]を撃破し、レプリ地球において[[ソール11遊星主]]の一人、[[パルパレーパ]]操る[[パルパレーパ・プラス]]との戦いの結果、破壊された。
原作では[[バイオネット]]の[[ギムレット・アンプルーレ]]、[[天海護 (レプリジン)]]操る[[スターガオガイガー (レプリジン)|スターガオガイガー]]を撃破し、レプリ地球において[[ソール11遊星主]]の1人、[[パルパレーパ]]操る[[パルパレーパ・プラス]]との戦いの結果、破壊された。
その後、遊星主に洗脳された[[獅子王凱]]が複製機を操縦するが[[キングジェイダー]]との戦いで大破している。
ガオファイガー誕生を描いた外伝漫画『エヴォリュダーGUY』ではバイオネットに強奪されたガオーマシンを奪還すべく、ガオファイガーへの合体を行うが合体中に生じる僅かな隙を鰐淵シュウに突かれて、凱はコクピットから排除されてしまう。シュウの操縦の下、ガオファイガーが完成しようとした為、メインオーダールームの手で合体は中断されたがガオーマシンだけでなく、ガオファーも強奪されてしまった。その後、[[香港]]での戦闘で捕虜である命の身の安全と引き換えに[[アルエット・ポミエ|アルエット]]のハッキングの下、シュウ操縦のガオファーがガオファイガーに合体しようとするが、アルエットと凱の連携により、以前とは逆に凱の侵入を許してしまい、ガオファイガーは奪還と同時に初合体を成功させた。
この時、ガオファイガーの合体に使われたガオファーは試作型のXF-111 プロトタイプ・ファントムガオーで事件後はセキュリティプロテクトを強化、全長及び全質量を僅かに軽減させた正式採用機F-111ファントムガオーにその座を託し、予備パーツとして、オービットベースに保管されていた。『[[覇界王 ガオガイガー対ベターマン]]』にて、GGGに復帰したアルエットによって発見されて、プログラムなどを改修されており、凱の帰還に伴い、プロトタイプ・ファントムガオーの封印を開放し、ガオファイガーとして、再運用された。
== 登場作品と操縦者 ==
== 登場作品と操縦者 ==
:スターガオガイガーと比べて[[全体攻撃]]の射程が伸びている等能力は確かに強化されているものの、分岐選択で登場しない方(地球部隊へ編成する・バトル7側にいる)ばかり選んだ場合、使えるのは「押された烙印」「激突! 勇者VS勇者!」「果てなき旅路の始まり」「勇気、果つる時……」と主人公機の乗り換えに関わる2話を加えたわずか6話、使える方を選んでも11話分しか運用できず、直後に敵対のち42話で[[ジェネシックガオガイガー]]へ乗り換えと使用可能時間がかなり短い。
:スターガオガイガーと比べて[[全体攻撃]]の射程が伸びている等能力は確かに強化されているものの、分岐選択で登場しない方(地球部隊へ編成する・バトル7側にいる)ばかり選んだ場合、使えるのは「押された烙印」「激突! 勇者VS勇者!」「果てなき旅路の始まり」「勇気、果つる時……」と主人公機の乗り換えに関わる2話を加えたわずか6話、使える方を選んでも11話分しか運用できず、直後に敵対のち42話で[[ジェネシックガオガイガー]]へ乗り換えと使用可能時間がかなり短い。
:戦闘アニメでウルテクエンジンの展開ギミックが再現されていない等グラフィック面での手抜き感もあり、全体的に不遇。
:戦闘アニメでウルテクエンジンの展開ギミックが再現されていない等グラフィック面での手抜き感もあり、全体的に不遇。
:41話の敵対時には「'''攻撃力+50%'''」という汎用的かつ高倍率の小隊長能力でとてつもない破壊力を生み出すため、少なくとも[[ひらめき]]・[[不屈]]用のSPは確保しておかなければ苦戦は免れないだろう。
:41話の敵対時には「'''攻撃力+50%'''」という汎用的かつ高倍率の小隊長能力でとてつもない破壊力を生み出すため、防御系の精神コマンドを駆使しなければ苦戦は免れないだろう。
=== 携帯機シリーズ ===
=== 携帯機シリーズ ===
==== 必殺技 ====
==== 必殺技 ====
;ヘルアンドヘブン
;ヘルアンドヘブン
:[[ガオガイガー]]を象徴する必殺技ゆえ、本機でも使用可能。ガオガイガー当時は凱のサイボーグボディへのダメージ蓄積が問題となっていたが、凱がエヴォリュダーになってからは、身体に溜まるダメージを回復できるようになった為、その問題も克服されている。とはいえ、この時点でも「ウィータ」の部分がないので完成してはいない。既に「ウィータ」の部分は判明しているので使えるはずではある。
:[[ガオガイガー]]を象徴する必殺技ゆえ、本機でも使用可能。ガオガイガー当時は凱のサイボーグボディへのダメージ蓄積が問題となっていたが凱がエヴォリュダーになってからは身体に溜まるダメージを回復できるようになった為、その問題も克服されている。とはいえ、この時点でも「ウィータ」の部分がないので完成してはいない。
:レプリスターガオガイガー戦ではレプリ護の放った「真の」ヘルアンドヘブンに対してエヴォリュアルウルテクパワーを使う事で勝利した。なお、この時は右腕側のエネルギーをオーバーフローさせていた(つまり、'''最悪の場合護を殺す気で放った''')。
:[[パルパレーパ・プラス]]のゴッドアンドデビルに対抗して使用するも[[ペイ・ラ・カイン]]の介入で破れてしまう。
:『ガオガイガー対ベターマン』ではガオガイゴーとのダブル・ヘル・アンド・ヘブンの際に「ウィータ」の部分が入った完全版を使用している。
:『ガオガイガー対ベターマン』ではガオガイゴーとのダブルヘルアンドヘブンの際に「ウィータ」の部分が入った完全版を使用している。
;強化ヘルアンドヘブン
:攻撃力を強化したヘルアンドヘブン。
:通常のヘルアンドヘブンが対象の核を回収するために左腕の防御エネルギーから高めるのに対し、強化版のほうは右腕の攻撃エネルギーから高める。しかし、攻撃力に特化しているために対象の核すらも破壊しかねない。
:レプリスターガオガイガー戦でレプリ護の放った「真の」ヘルアンドヘブンに対して使用し、ヘルアンドヘブン対決を制した。後のパルパレーパ・プラス戦で使用しなかった理由は不明だが遊星主を説得するためにあえて使わなかったのかもしれない。
:スパロボでは強化版は再現されていない。
;ハンマーヘルアンドヘブン
;ハンマーヘルアンドヘブン
:ゴルディオンハンマーと[[ゴルディーマーグ]]の体が変形したマーグハンドを使った必殺技。ハンマーヘル・アンド・ハンマーヘブンとも呼ばれる。
:ゴルディオンハンマーとマーグハンドを使った必殺技。ハンマーヘル・アンド・ハンマーヘブンとも呼ばれる。
:基本的な規格はガオガイガーと共通の為、当然使用可能。本編では、[[ギムレット・アンプルーレ]]を光にしている。その圧倒的破壊力は相変わらずなのでレプリ護のガオガイガー戦でも使用されたが、ハンマー自体が無防備になるコア摘出プロセスを経たためレプリ護が放つ真のヘル&ヘヴンに敗北、ゴルディーマーグは大破してしまった。なお、設定上は破壊されていなければガオファイガーでも遊星主を圧倒できたというあたり、対戦時には弱点を突き優先的に破壊しておくよう前もって指示されていた可能性もある。
:基本的な規格はガオガイガーと共通の為、当然使用可能。本編では[[ギムレット・アンプルーレ]]を光にしている。その圧倒的破壊力は相変わらずなのでレプリ護のガオガイガー戦でも使用されたが護の命の奪いかねないためらいから、ハンマーのみを繰り出した為、レプリ護が放つ真のヘルアンドヘブンに敗北し、ゴルディーマーグが大破してしまう。なお、設定上は破壊されていなければガオファイガーでも遊星主を圧倒できたというあたり、対戦時には弱点を突き優先的に破壊しておくよう前もって指示されていた可能性もある。
:『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』ではグラフィックをガオガイガーを元に流用・改変している関係か、ハンマーコネクト以降いくつかのカットでステルスガオーIIIがステルスガオーになっており、ハンマーを掴んだ際にギャレオンの目にあたる部分が同様に光っているというミスが存在する。また本作での釘引き抜きは対ゾンダー系限定であるため本来本機で見る機会は無いのだが、内部データにはカットインが存在している。
:『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』ではグラフィックをガオガイガーを元に流用・改変している関係かハンマーコネクト以降いくつかのカットでステルスガオーIIIがステルスガオーになっており、ハンマーを掴んだ際にギャレオンの目にあたる部分が同様に光っているというミスが存在。さらに本作での釘引き抜きは対ゾンダー系限定である為、本来本機で見る機会はないのだが内部データにはカットインが存在している。発動承認に関しても本編では2代目長官の八木沼が行ったが本作では八木沼が未登場の為、大河が担当している。
:『W』での釘引き抜きはギムレットに対してのトドメ演出として見ることが可能だが、逆にそれ以外で見ることはできない。
:『W』での釘引き抜きはギムレットに対してのトドメ演出として見ることが可能だが逆にそれ以外で見ることはできない。本作でも発動承認は大河が行う。
=== [[特殊能力]] ===
=== [[特殊能力]] ===
== 商品情報 ==
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==脚注==
<references />
{{DEFAULTSORT:かおふあいかあ}}
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[[category:登場メカか行]]
[[category:登場メカか行]]
[[category:勇者王ガオガイガー]]
[[category:勇者王ガオガイガー]]