*「バルビエル・ザ・ニードル」とは「怨嗟の魔蠍」の洗礼名なのだが、故郷を完膚なきまでに破壊され、本来の名を捨ててその名を自ら名乗っているという部分からはリアクターでない「ただの人間」としての部分がない、つまり'''スフィア・リアクター以外のアイデンティティが存在しない=人間としての過去も未来もない'''という背景が読み取れる。これとヴィルダークの「世界に向いた憎しみ」という評価を見ると、バルビエルがスフィアの力を発動させる鍵としていた憎しみは、過去と未来を持つ自分以外の全ての人間に対する、嫉妬に近いものだったと思われる。実際、復讐対象だろうと自分が忠誠を誓った組織に属する士官など憎悪の足しになるわけもなく、何の因縁もない世界に出現してサードステージを維持できるほどの憎悪を調達するなど通常はまず不可能であるが、この仮定であれば'''どの世界に行こうがそこに普通に暮らしている人間がいるだけで身を焦がすほどの憎悪が調達できる'''わけである。 | *「バルビエル・ザ・ニードル」とは「怨嗟の魔蠍」の洗礼名なのだが、故郷を完膚なきまでに破壊され、本来の名を捨ててその名を自ら名乗っているという部分からはリアクターでない「ただの人間」としての部分がない、つまり'''スフィア・リアクター以外のアイデンティティが存在しない=人間としての過去も未来もない'''という背景が読み取れる。これとヴィルダークの「世界に向いた憎しみ」という評価を見ると、バルビエルがスフィアの力を発動させる鍵としていた憎しみは、過去と未来を持つ自分以外の全ての人間に対する、嫉妬に近いものだったと思われる。実際、復讐対象だろうと自分が忠誠を誓った組織に属する士官など憎悪の足しになるわけもなく、何の因縁もない世界に出現してサードステージを維持できるほどの憎悪を調達するなど通常はまず不可能であるが、この仮定であれば'''どの世界に行こうがそこに普通に暮らしている人間がいるだけで身を焦がすほどの憎悪が調達できる'''わけである。 |