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| === 過去 === | | === 過去 === |
− | 惑星サンサ出身。ギルガメス歴2738年、異能生存体の実験のためにレッドショルダーに襲撃され、'''火炎放射器で全身を焼かれた'''という凄絶極まりない過去を持つ。その時に味わった苦痛が現在に至るまでのトラウマとなっているため、当時のことを思い出そうとすると凄まじい頭痛に襲われ、性格そのものも暴力的になる程に陥っている。 | + | 惑星サンサ出身。ギルガメス歴2738年、異能生存体の実験のためにレッドショルダーに襲撃され、'''火炎放射器で全身を焼かれた'''という凄絶極まりない過去を持つ。その時に味わった苦痛が現在に至るまでのトラウマとなっており、当時のことを思い出そうとすると凄まじい頭痛に襲われ、性格そのものも暴力的になる程までの深刻な病態となっている。 |
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| 8年後、ギルガメス軍に入隊。配属先の惑星オドンでレッドショルダーに配置され、「共食い」と称されるふるい分けを受け、ペールゼンから異能生存体だと確信される。 | | 8年後、ギルガメス軍に入隊。配属先の惑星オドンでレッドショルダーに配置され、「共食い」と称されるふるい分けを受け、ペールゼンから異能生存体だと確信される。 |
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| :DLC「[[ダウンロードコンテンツ/30|エキスパンションパック]]」にて追加参戦。[[スコープドッグTC・LRS]]と、[[スコープドッグ (30)|『30』オリジナル武装を装備したスコープドッグ]]に搭乗。 | | :DLC「[[ダウンロードコンテンツ/30|エキスパンションパック]]」にて追加参戦。[[スコープドッグTC・LRS]]と、[[スコープドッグ (30)|『30』オリジナル武装を装備したスコープドッグ]]に搭乗。 |
| :キーミッション「ジルクスタンの闇」クリア後に出現するDLCミッション「接触」で加入。自由行動が可能になるとプレイ可能となる他のDLCミッションと比べると加入時期が少し遅い。 | | :キーミッション「ジルクスタンの闇」クリア後に出現するDLCミッション「接触」で加入。自由行動が可能になるとプレイ可能となる他のDLCミッションと比べると加入時期が少し遅い。 |
− | :キャラの時系列は『ザ・ラストレッドショルダー』終了後~クメン編開始前と思われる。本作では数名ほど追手のAT乗りと一緒に転移してきたものの完全に別世界に来たためか、原作のように追われる身ではない為戦い以外の事も知ろうとしている描写がある。また、『ザ・ラストレッドショルダー』のラスト故に何かと女性気の引き方といった話題にも興味を持っている会話もある。 | + | :キャラの時系列は『ザ・ラストレッドショルダー』の途中で数名ほど追手のAT乗りと一緒に転移してきたものの完全に別世界に来たためか、そうそうにAT乗りを倒し切って原作のように追われる身ではないためか戦い以外の事も知ろうとしている描写がある。また、『ザ・ラストレッドショルダー』のラスト故に何かと女性の気の引き方といった話題にも興味を持っている会話もある。 |
| + | :能力面でも相変わらずの技量の高さからクリティカルや[[再攻撃]]を頻発してくれる。養成機会がほとんどないスーパーエキスパート+でも、再攻撃は腐るものの、最低30~40%台の高いクリティカル率をキープ。これはエースボーナスで技量が底上げされた後の[[アムロ・レイ|アムロ]]や[[シャア・アズナブル|クワトロ]]に匹敵するほど。 |
| + | :なお本作は、通常参戦作品の主人公キャラクター全員に新規収録された台詞があり、DLCの主人公キャラも軒並み新録が行われているがキリコ役の郷田氏と[[剛健一|健一]]役の白石氏、[[キョウスケ・ナンブ|キョウスケ]]役の森川氏のみ台詞の新録が行われていない。 |
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| == パイロットステータス == | | == パイロットステータス == |
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| :[[エクストラアクション|スマッシュヒット]]の追加により、魂と併用した際の火力はリアル系屈指。 | | :[[エクストラアクション|スマッシュヒット]]の追加により、魂と併用した際の火力はリアル系屈指。 |
| :『30』では、精密攻撃の効果が'''通常のクリティカル1.25倍と別途計算される'''ように上方修正されており、従来より更なる火力を叩き出せる。ただし「異能生存体」の発動条件が、[[AOSアップデート]]で[[ドライストレーガー]]に追加される「指揮範囲内の自動回復」と相性が悪いため、指揮範囲には気を付けたい。 | | :『30』では、精密攻撃の効果が'''通常のクリティカル1.25倍と別途計算される'''ように上方修正されており、従来より更なる火力を叩き出せる。ただし「異能生存体」の発動条件が、[[AOSアップデート]]で[[ドライストレーガー]]に追加される「指揮範囲内の自動回復」と相性が悪いため、指揮範囲には気を付けたい。 |
− | :近接武器含め全ての武器が残弾制のため、[[Bセーブ]]の習得は急務、出来ればEXまで上げておきたい。 | + | :近接武器含め全ての武器が残弾制のため、[[Bセーブ]]の習得は急務、出来ればEXまで上げておきたい。また難易度がスーパーエキスパート+の場合、養成が制限されてダメージを出しにくい中、[[サポートアタック]]を付けた[[援護攻撃]]がかなりのダメージソースとなり、撤退するボスユニットの撃墜や『30』の遺産ミッションで重宝するので早急な養成をおススメする。 |
| ;[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]] | | ;[[スーパーロボット大戦Operation Extend|OE]] |
| :'''[[底力]]:異能、[[異能生存体|異能の力→異能生存体]]、[[無頼 (特殊技能)|無頼]]''' | | :'''[[底力]]:異能、[[異能生存体|異能の力→異能生存体]]、[[無頼 (特殊技能)|無頼]]''' |
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| ;[[スーパーロボット大戦DD|DD]] | | ;[[スーパーロボット大戦DD|DD]] |
| :'''元レッドショルダー''' | | :'''元レッドショルダー''' |
− | :HPが25%減少する毎に、照準値、運動性に補正がかかる。 | + | :HPが25%減少する毎に、照準値・運動性が増加する。命中率が増加する。 |
| :'''[[精密攻撃]]''' | | :'''[[精密攻撃]]''' |
− | :攻撃力に補正がかかる。敵ユニットの弱点属性で攻撃したとき、与ダメージに補正がかかる。 | + | :攻撃力が増加する。敵ユニットの弱点属性で攻撃したとき、与ダメージが増加する。 |
| :'''強靭(キリコ)''' | | :'''強靭(キリコ)''' |
| :運動性が増加する。気力130以上のとき、ステージ中一度だけ「闘志」(LVを上げると「不屈」も追加される)がかかる。 | | :運動性が増加する。気力130以上のとき、ステージ中一度だけ「闘志」(LVを上げると「不屈」も追加される)がかかる。 |
| :'''[[起死回生]](キリコ)''' | | :'''[[起死回生]](キリコ)''' |
− | :攻撃力が増加する。攻撃を命中させたときの気力上昇量が増加する。 | + | :攻撃力・攻撃を命中させたときの気力上昇量が増加する。 |
− | :期間限定ミッションでのみ入手可能。 | + | :'''[+][[見切り]](キリコ)''' |
| + | :攻撃力・運動性・気力上限が増加する。出撃後1度だけ、戦闘終了時にHP70%以下のとき、「不屈」(LVを上げると「直感」も追加される)がかかる。 |
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| === [[エースボーナス]] === | | === [[エースボーナス]] === |
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| ;[[アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ]] | | ;[[アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ]] |
| :同じ高橋作品の主人公。'''谷口守泰氏が作画を担当した時のキリコはエイジと瓜二つの容姿になる'''のだが、残念ながらSRWでは似ているなどの話はでない。『OE』ではグラドスとバララントが同盟を結んでいるため、戦闘前会話等からストーリー上での繋がりは伺えるが、特別な関わりはない。 | | :同じ高橋作品の主人公。'''谷口守泰氏が作画を担当した時のキリコはエイジと瓜二つの容姿になる'''のだが、残念ながらSRWでは似ているなどの話はでない。『OE』ではグラドスとバララントが同盟を結んでいるため、戦闘前会話等からストーリー上での繋がりは伺えるが、特別な関わりはない。 |
− | :『[[スーパーロボット大戦DD|DD]]』ではある人物からの依頼によりエイジの護衛を務めており、常に行動を共にしている。『OE』と違い深い交流を持つ。「[[クロッシング・パイロット]]第5弾」のイベントでは彼のパイロットスーツの'''左肩が赤い'''ことに触れている。 | + | :『[[スーパーロボット大戦DD|DD]]』ではある人物からの依頼によりエイジの護衛を務めており、常に行動を共にしている。『OE』と違い深い交流を持っており、2人で行方不明になった間彼に戦闘訓練を施したことで短期間にて(第2部の姿に)変貌を遂げるが、その後でも彼はキリコに敬語で接している。「[[クロッシング・パイロット]]第5弾」のイベントでは彼のパイロットスーツの'''左肩が赤い'''ことに触れている。 |
| ;[[ゴステロ]] | | ;[[ゴステロ]] |
| :上記のこともあってか、『OE』では「その取り澄ましたツラが気に食わねぇんだよ!」と敵意をむき出しにされる。 | | :上記のこともあってか、『OE』では「その取り澄ましたツラが気に食わねぇんだよ!」と敵意をむき出しにされる。 |
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| ;[[C.C.]] | | ;[[C.C.]] |
| :『[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]』で共演。それなりに親近感を感じているのか、彼女の方から色々とキリコに話しかける事がある。また、彼女に言わせればキリコの異能による不死身振りはコードに縛られている自分以上のものらしい。 | | :『[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]』で共演。それなりに親近感を感じているのか、彼女の方から色々とキリコに話しかける事がある。また、彼女に言わせればキリコの異能による不死身振りはコードに縛られている自分以上のものらしい。 |
| + | :ワイズマンに従う振りをしていた際唯一彼女だけがキリコの真意を見抜いており、ワイズマンの元へ向かうキリコを援護している。 |
| :ちなみに、キリコのイニシャルも『C.C.』である。 | | :ちなみに、キリコのイニシャルも『C.C.』である。 |
| ;[[ディートハルト・リート]] | | ;[[ディートハルト・リート]] |
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| ;(そこは俺にとって、懐かしい匂いのするところだった。 手には冷たい鉄の肌触りしかなかったが、慣れ親しんだ温もりが蘇ってきていた)<br />(俺はおふくろの胸に抱かれたような気持ちになって、いつの間にか眠ってしまった) | | ;(そこは俺にとって、懐かしい匂いのするところだった。 手には冷たい鉄の肌触りしかなかったが、慣れ親しんだ温もりが蘇ってきていた)<br />(俺はおふくろの胸に抱かれたような気持ちになって、いつの間にか眠ってしまった) |
| :第2話ラスト、ブーン・ファミリーから逃れたキリコはスクラップ場に放置されていたスコープドッグのコックピット内に入り込む。この独白の時点では、キリコは「コックピットの中でしか眠れない、戦争に病んだただの青年」であった。 | | :第2話ラスト、ブーン・ファミリーから逃れたキリコはスクラップ場に放置されていたスコープドッグのコックピット内に入り込む。この独白の時点では、キリコは「コックピットの中でしか眠れない、戦争に病んだただの青年」であった。 |
| + | ;「バルカンセレクター!」 |
| + | :第3話Bパート、ブーン・ファミリーとの交戦中、ヘビィマシンガンのリロード~高速フルオート射撃への切り替えを行う際に。恐らく音声認識の類だろう。射撃モードの切り替えは後発の作品でも行っているが、機能名を叫んだのは後にも先にもこのシーンだけである。 |
| ;(飛び交う銃弾と炎、めまい。きな臭い懐かしさ。俺はこの時戦場に戻っていた。ボトムズと共に) | | ;(飛び交う銃弾と炎、めまい。きな臭い懐かしさ。俺はこの時戦場に戻っていた。ボトムズと共に) |
| :第3話、スクラップ場から回収・修理したスコープドッグを駆りブーン・ファミリーに反撃を開始するキリコ。ファミリーの壊滅をもくろむ治安警察をも巻き込んで炎に包まれ、キリコの独白でこの話は終わる。ちなみに、「ボトムズ」とはATおよびAT乗りの蔑称であり、「'''最低野郎'''」という意味でもある。 | | :第3話、スクラップ場から回収・修理したスコープドッグを駆りブーン・ファミリーに反撃を開始するキリコ。ファミリーの壊滅をもくろむ治安警察をも巻き込んで炎に包まれ、キリコの独白でこの話は終わる。ちなみに、「ボトムズ」とはATおよびAT乗りの蔑称であり、「'''最低野郎'''」という意味でもある。 |
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| ;「レッドショルダーの赤はもっと暗い、血の色だ。それとマークは右肩だ」 | | ;「レッドショルダーの赤はもっと暗い、血の色だ。それとマークは右肩だ」 |
| :第10話、[[バニラ・バートラー|バニラ]]はスクラップから組み上げたATの左肩に染めた赤いマーキングを自慢するが、キリコは冷静に正確な[[レッドショルダー]]のマーキングを指摘する。このときに、キリコは劇中で「吸血部隊」と恐れられた特殊部隊レッドショルダーに自身が在籍していた経歴を仲間に明かす。 | | :第10話、[[バニラ・バートラー|バニラ]]はスクラップから組み上げたATの左肩に染めた赤いマーキングを自慢するが、キリコは冷静に正確な[[レッドショルダー]]のマーキングを指摘する。このときに、キリコは劇中で「吸血部隊」と恐れられた特殊部隊レッドショルダーに自身が在籍していた経歴を仲間に明かす。 |
− | ;「フィアナ!!」 | + | ;「フィアナー!!」 |
− | :第12話より。「素体」に対し、キリコは咄嗟にこう叫んだ。 | + | :第12話より。敵の攻撃で吹き飛ばされる「素体」に対し、キリコは咄嗟に叫んだ。「フィアナ」と。 |
| ;(ウドの街が消えてゆく。バニラ、ゴウト、ココナ、フィアナ…一人に、一人にしないでくれ。どこだ、みんなどこにいるんだ…) | | ;(ウドの街が消えてゆく。バニラ、ゴウト、ココナ、フィアナ…一人に、一人にしないでくれ。どこだ、みんなどこにいるんだ…) |
| :第13話ラスト、燃え盛るウドの中で、キリコは仲間を、そして[[フィアナ]]を求めて彷徨い歩く。この不安げな独白と共に、ウド編は幕を閉じる。 | | :第13話ラスト、燃え盛るウドの中で、キリコは仲間を、そして[[フィアナ]]を求めて彷徨い歩く。この不安げな独白と共に、ウド編は幕を閉じる。 |
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| | | |
| === OVAシリーズ === | | === OVAシリーズ === |
− | ;「ん!?こ、ここは…」<br/>「ここは…見た事がある!」<br/>「いや…確かに知っている。俺は…ここに居た事がある」 | + | ;野望のルーツ |
− | :『野望のルーツ』にて、第3次サンサ攻略戦の激戦の中、眼前に広がるサンサの大地を目にしたキリコはかつて幼少時代にこの地に居た事をおぼろげに思い出す。記憶を取り戻し始めたキリコにカースンはそれを確かめるように促すものの、直後にカースン機に直撃弾が命中。カースンの死を見取ったキリコは駆けつけたグレゴルーに構わず、怒りと共に単身敵へと向かっていった。 | + | :;「逃げれば狙われる。突破するんだ!」<br/>「ついてこい!」 |
− | ;(そうだった…俺の過去をズタズタにしたのは…!) | + | ::オドンにおけるレッドショルダーの入隊適正テスト、通称「共食い」で兵士達が血祭りにあげられる中、臆するカースンに対して。これほど心強い「ついてこい」の一言もそうそう無いだろう。 |
− | :『野望のルーツ』にて、幼少時代にサンサ星に居た事が次第に確信へと変わっていったキリコは、突如として彼を抹殺せんと企むリーマンの襲撃を受ける。 | + | :;(着いた早々の模擬戦闘。それは単なる適正テストではなく、「共食い」と呼ばれる、ある種の能力純度をふるい分けする、過酷な実戦である事を、俺は知った) |
− | :赤い肩を煌かせながら迫り来る3機のスコープドッグを眼前に、迫り来る赤い肩の大群と自身が焼かれる光景がフラッシュバックしたキリコは、幼き頃の記憶を奪ったのが他ならぬレッドショルダーだった事を思い出すのだった……。 | + | ::上記の続き。敵陣の突破後、執拗に追ってくるグレゴルー達の猛攻にさらされながらの独白。首筋ギリギリを敵弾が貫通(しかも'''ノーリアクション''')、かつミサイルで乗機の左腕が吹き飛ばされた直後に、である。しかも直後にブースタンドで姿勢制御すると共に敵を撃破している。流石の冷静さである。 |
− | ;「たとえ[[神]]にだって、俺は従わない」 | + | :;「ん!?こ、ここは…」<br/>「ここは…見た事がある!」<br/>「いや…確かに知っている。俺は…ここに居た事がある」 |
− | :ラストシーン、パレードの最中に生還したグレゴルー達を目にし、驚愕するペールゼンに言い放った、同作を締めくくる、彼を象徴する名台詞。その'''神による支配すら拒む言葉'''を聞いたペールゼンは、彼に更なる恐怖を植え付けられるのだった…<ref>なお、この台詞を言うシーンはOVA本編では'''口パク'''で表現されており、台詞自体は同作の小説版である「ザ・ファーストレッドショルダー」が初出となっている。</ref>。 | + | ::第3次サンサ攻略戦の激戦の中、眼前に広がるサンサの大地を目にしたキリコはかつて幼少時代にこの地に居た事をおぼろげに思い出す。記憶を取り戻し始めたキリコにカースンはそれを確かめるように促すものの、直後にカースン機に直撃弾が命中。カースンの死を見取ったキリコは駆けつけたグレゴルーに構わず、怒りと共に単身敵へと向かっていった。 |
− | :支配される事を嫌う男キリコ、ここに極まる。そういう意味では[[シュウ・シラカワ|バンプレオリジナルで神の支配を拒否した彼]]はキリコと似ていると言える。 | + | :;(そうだった…俺の過去をズタズタにしたのは…!) |
− | :なお、この名台詞は『[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇|再世篇]]』においては(「にだって」が「だろうと」になってはいるものの)[[ワイズマン]]に対して、『[[第3次Z]]』においては[[ミケーネ神]]への[[特殊戦闘台詞]]としても採用されている。 | + | ::幼少時代にサンサ星に居た事が次第に確信へと変わっていったキリコは、突如として彼を抹殺せんと企むリーマンの襲撃を受ける。 |
− | ;「この広い宇宙に俺一人のはずはないと信じている」 | + | ::赤い肩を煌かせながら迫り来る3機のスコープドッグを眼前に、迫り来る赤い肩の大群と自身が焼かれる光景がフラッシュバックしたキリコは、幼き頃の記憶を奪ったのが他ならぬレッドショルダーだった事を思い出すのだった……。 |
− | :『ペールゼン・ファイルズ』にて、バーコフ分隊の仲間達に対して。「俺一人のはずはない」というのは[[異能生存体]]の事。しかし、この後バーコフ分隊は…… | + | :;「たとえ[[神]]にだって、俺は従わない」 |
− | ;(闇の底に沈んでゆく意識を俺は覚えている。それはささやかな祈りだ。このまま永遠に目覚めないでいい。最期まで人間らしかった彼らのように、俺にも与えてくれ、永い眠りを…) | + | ::ラストシーン、パレードの最中に生還したグレゴルー達を目にし、驚愕するペールゼンに言い放った、同作を締めくくる、彼を象徴する名台詞。その'''神による支配すら拒む言葉'''を聞いたペールゼンは、彼に更なる恐怖を植え付けられるのだった…。 |
− | :『ペールゼン・ファイルズ』を締めくくる独白。非業の戦死を遂げたバーコフ分隊の4名をキリコは「人間らしかった」と羨むように語り、そしてこの過酷な運命から逃れるために自殺志願のような祈りを呟きながら、首筋への投薬によって眠りに落ちる。だが残念ながらその「ささやかな祈り」は、彼が異能生存体である以上叶えられることはない。最愛の人物との出会いと別れは、まだこれからなのだから…。 | + | ::支配される事を嫌う男キリコ、ここに極まる。そういう意味では[[シュウ・シラカワ|バンプレオリジナルで神の支配を拒否した彼]]はキリコと似ていると言える。 |
− | ;「痩せ我慢はよせ。…度が過ぎるのは、見ていて辛い…」 | + | ::なお、この台詞を言うシーンはOVA本編では'''口パク'''で表現されており、台詞自体は同作の小説版『ザ・ファーストレッドショルダー』が初出となっている。実際に何か喋らせると「ああ、あんなことを言っているな」で終わってしまうので、印象的にするため口パクにされた<ref name="kami">ホビージャパン『装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ VISUAL BOOK』108頁。</ref>。また当初の予定では本当に口パクするだけで台詞自体が設定されていなかったが、想定した台詞がないと作画が難しいため作画の際に台詞が用意された<ref name="kami" />。 |
− | :『[[装甲騎兵ボトムズ ザ・ラストレッドショルダー|ザ・ラストレッドショルダー]]』で義手を装着していた事を知られ、自嘲するバイマンの傷心を見透かし静かに嗜める。 | + | ::スパロボでは『[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇|再世篇]]』においては[[ワイズマン]]に対して、『[[第3次Z]]』においては[[ミケーネ神]]への[[特殊戦闘台詞]]として採用されている。 |
− | :[[第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇|破界篇]]では原作同様に、[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇|再世篇]]では序盤のクメンルートにて、[[ビーラーゲリラ]]をかつての[[黒の騎士団]]と重ねていたカレンの心境を理解し、気丈に振舞う彼女を宥める台詞として使われ、更に[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|時獄篇]]では五飛との戦闘前会話の一部として用いられている。 | + | : |
− | ;(フィアナ…俺は今、レッドショルダーに戻った。お前を救い出し、互いに生き延びるために。殺らなければ殺られる、あの懐かしい緊張感が久しぶりに全身を駆け巡っていた…) | + | ;ペールゼン・ファイルズ |
− | :『ビッグバトル』より、地上戦艦に捕えられたフィアナを救うために、ル・シャッコと共にATを整備し、仕上げにその肩を赤く塗りながら。 | + | :;「この広い宇宙に俺一人のはずはないと信じている。どんなに…特殊だろうと」 |
− | ;(第24メルキア方面軍…機甲兵団特殊任務班X-1、キリコ・キュービィー…)<br />(そうだ…確かに俺はレッドショルダーだった…だからどうだと言うのだ…フィアナ!) | + | ::惑星モナドの戦いにおいて孤立する中、レッドショルダーに所属していた事の指摘を受けて、バーコフ分隊の仲間達に対して[[異能生存体]]の存在を語り始める。しかし、キリコの願いも虚しくこの後バーコフ分隊は…… |
− | :『ビッグバトル』ラストで、引き千切ったレッドショルダーの認識票を見詰めながら呟いた独白。このあと彼は、地上戦艦の残骸が佇むアコバの町に向かって認識票を投げ捨てた。 | + | :;(闇の底に沈んでゆく意識を俺は覚えている。それはささやかな祈りだ。このまま永遠に目覚めないでいい。最期まで人間らしかった彼らのように、俺にも与えてくれ、永い眠りを…) |
− | ;「お前とは立て込んだ時ばかり出会うようだ」 | + | ::『ペールゼン・ファイルズ』を締めくくる独白。非業の戦死を遂げたバーコフ分隊の4名をキリコは「人間らしかった」と羨むように語り、そしてこの過酷な運命から逃れるために自殺志願のような祈りを呟きながら、首筋への投薬によって眠りに落ちる。だが残念ながらその「ささやかな祈り」は、彼が異能生存体である以上叶えられることはない。最愛の人物との出会いと別れは、まだこれからなのだから…。 |
− | :『赫奕たる異端』最終話にて、テイタニアの[[オーデルバックラー]]と対峙して。『第3次Z時獄篇』では対テイタニアの[[特殊戦闘台詞]]としても採用。 | + | : |
− | :『赫奕たる異端』未参戦の『T』でも[[キャラクター事典]]の一言台詞として採用されていたりする。 | + | ;ザ・ラストレッドショルダー |
− | ;「和解…? 俺は、道を急いでいる…」<br />「二度と俺に近づくな!!」 | + | :;「ターンピックが冴えないな」 |
− | :『赫奕たる異端』最終話で、マーティアルの使者から、和解の申し出を迫られた際の台詞。数少ない、キリコが他人に怒りを露わにした場面でもある。『赫奕たる異端』でキリコの身に起きた悲劇を思えば、当然ではあるが……。 | + | ::[[グレゴルー・ガロッシュ]]が調達した「見てくれはまあまあ」な[[スコープドッグ]]を試運転して、制御系の不具合の他、ターンピックを使用した時の旋回能力が今一つであることを指摘する。 |
− | ;「昔のままだ。ココナ…」 | + | ::この独特の言い回しがファンの心をつかみ、作中でATが派手なアクションを見せた時にはこの台詞を反転させて「ターンピックが冴えてるな」と評するのがお約束となった。 |
− | :『孤影再び』にて、メルキアの交易都市グルフェーにあるバニラとココナの家でココナと30年ぶりに再会した時に。 | + | :;「痩せ我慢はよせ。…度が過ぎるのは、見ていて辛い…」 |
− | ;「俺は、この星ではATには乗らない」<br />「もう、決めたことだ」 | + | ::義手を装着していた事を知られ、自嘲するバイマンの傷心を見透かし静かに嗜める。 |
− | :『幻影篇』での台詞。流浪の果てにサンサ星に流れ着いたキリコだったが、正体不明のATの一団に襲撃される。すんでのところでバニラ達とシャッコが駆けつけて危機を脱したものの、彼らにATに乗るように促された際にこう答えた。 | + | ::[[第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇|破界篇]]では原作同様に、[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇|再世篇]]では序盤のクメンルートにて、[[ビーラーゲリラ]]をかつての[[黒の騎士団]]と重ねていたカレンの心境を理解し、気丈に振舞う彼女を宥める台詞として使われ、更に[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇|時獄篇]]では五飛との戦闘前会話の一部として用いられている。 |
− | ;「30年経っても、俺もお前も変わっていないな」<br/>「いいだろう。お前の望み通り、この赤ん坊は俺が育てよう。だが……ここでではない!」 | + | : |
− | :『幻影篇』のクライマックス。奇怪な生物に連れ去られた「神の子」を追い、ゴモルの塔の最上階にたどり着いたキリコを待っていたのは、かつて彼が殺した神・ワイズマンであった。 | + | ;ビッグバトル |
− | :『第3次Z天獄篇』『T』では「お前の望みは聞いてやる。だが、ここでではない」とアレンジされてワイズマン相手の特殊台詞として使われている。 | + | :;(フィアナ…俺は今、レッドショルダーに戻った。お前を救い出し、互いに生き延びるために。殺らなければ殺られる、あの懐かしい緊張感が久しぶりに全身を駆け巡っていた…) |
| + | ::地上戦艦に捕えられたフィアナを救うために、ル・シャッコと共にATを整備し、仕上げにその肩を赤く塗りながら。 |
| + | :;(第24メルキア方面軍…機甲兵団特殊任務班X-1、キリコ・キュービィー…)<br />(そうだ…確かに俺はレッドショルダーだった…だからどうだと言うのだ…フィアナ!) |
| + | ::ラストで引き千切ったレッドショルダーの認識票を見詰めながら呟いた独白。このあと彼は、地上戦艦の残骸が佇むアコバの町に向かって認識票を投げ捨てた。 |
| + | : |
| + | ;赫奕たる異端 |
| + | :;(空白の32年。それは俺に何も与えてくれなかったようだ。硝煙と爆音。そして乾いた祈りの言葉が今、俺の体内の神経をゆっくりと、しかし、確実に覚醒させようとしていた) |
| + | ::第1話ラストにて、生身のテイタニアにATで対峙した際の独白。フィアナと共に過ごすはずだった永遠の安らぎは脆くも崩れ、彼は再び地獄へと引き戻された。フィアナを取り戻すべく彼の孤独な戦いが再び始まる――。 |
| + | :;「お前とは立て込んだ時ばかり出会うようだ」 |
| + | ::最終話にて、テイタニアの[[オーデルバックラー]]と対峙して。『第3次Z時獄篇』では対テイタニアの[[特殊戦闘台詞]]としても採用。 |
| + | ::『赫奕たる異端』未参戦の『T』でも[[キャラクター事典]]の一言台詞として採用されている。 |
| + | :;「和解…? 俺は、道を急いでいる…」<br />「二度と俺に近づくな!!」 |
| + | ::最終話で、マーティアルの使者から、和解の申し出を迫られた際の台詞。数少ない、キリコが他人に怒りを露わにした場面でもある。『赫奕たる異端』でキリコの身に起きた悲劇を思えば、当然ではあるが……。 |
| + | : |
| + | ;孤影再び |
| + | :;「昔のままだ。ココナ…」 |
| + | ::メルキアの交易都市グルフェーにあるバニラとココナの家でココナと30年ぶりに再会した時に。 |
| + | : |
| + | ;幻影篇 |
| + | :;「俺は、この星ではATには乗らない」<br />「もう、決めたことだ」 |
| + | ::流浪の果てにサンサ星に流れ着いたキリコだったが、正体不明のATの一団に襲撃される。すんでのところでバニラ達とシャッコが駆けつけて危機を脱したものの、彼らにATに乗るように促された際にこう答えた。 |
| + | :;「30年経っても、俺もお前も変わっていないな」<br/>「いいだろう。お前の望み通り、この赤ん坊は俺が育てよう。だが……ここでではない!」 |
| + | ::クライマックス。奇怪な生物に連れ去られた「神の子」を追い、ゴモルの塔の最上階にたどり着いたキリコを待っていたのは、かつて彼が殺した神・ワイズマンであった。 |
| + | ::『第3次Z天獄篇』『T』では「お前の望みは聞いてやる。だが、ここでではない」とアレンジされてワイズマン相手の特殊戦闘台詞として使われている。 |
| | | |
| == スパロボシリーズの名台詞 == | | == スパロボシリーズの名台詞 == |
| + | キリコにスポットが当たるシナリオなどでは、原作の雰囲気を再現したモノローグが随所で挿入されるのが印象的。 |
| | | |
| === 戦闘台詞 === | | === 戦闘台詞 === |
| + | ;「………」 |
| + | :戦闘アニメーションにおける攻撃時・回避時、さらには被弾時でも無言を貫くことは少なくない。この寡黙さもキリコのキャラクター性を示している。一応、原作では被弾時や吹き飛ばされた時に「ふぉお!!」と声を上げたりする場面があるので極端に寡黙という訳ではない。 |
| ;「飽きるほどやってきた事だ」 | | ;「飽きるほどやってきた事だ」 |
− | :回避時の台詞。 | + | :回避時の台詞。説得力が違う。 |
| ;「こちらは一発の被弾が命取りになる」 | | ;「こちらは一発の被弾が命取りになる」 |
| :同じく回避時の台詞。[[スーパーロボット大戦V|後の作品]]でもほぼ同じ台詞を言う[[サリア|人物]]がいるが、[[クロスアンジュ 天使と竜の輪舞|その作品]]の[[パラメイル|機体]]もATと同じく搭乗者の生存は考慮されていない。 | | :同じく回避時の台詞。[[スーパーロボット大戦V|後の作品]]でもほぼ同じ台詞を言う[[サリア|人物]]がいるが、[[クロスアンジュ 天使と竜の輪舞|その作品]]の[[パラメイル|機体]]もATと同じく搭乗者の生存は考慮されていない。 |
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| :同様の敵へのバリエーション。戦い方は変わらないとは言うものの、ATや人間相手に戦って来たキリコにしてみれば、さすがに「怪獣」が相手になるとは思っていなかっただろう。 | | :同様の敵へのバリエーション。戦い方は変わらないとは言うものの、ATや人間相手に戦って来たキリコにしてみれば、さすがに「怪獣」が相手になるとは思っていなかっただろう。 |
| ;「化け物退治も慣れている」 | | ;「化け物退治も慣れている」 |
− | :『[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]』で増えた同様の敵のバリエーション。 | + | :『[[第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]』で増えた同様の敵のバリエーション。2つの戦いを経て、もはや人外との戦いも手慣れてしまった感のある台詞。 |
| ;「無駄弾を使うつもりはない」 | | ;「無駄弾を使うつもりはない」 |
| :射撃武器を使った際の台詞。この台詞の通り、スパロボのキリコ機は[[ラビドリードッグ|神の後継者を名乗って敵対した時]]を除いてライフル系の武器は命中時は全弾当てており、敵対時にわざと1発外しているのはキリコが本心では[[ZEXIS]]を裏切っていない事への伏線と言える。 | | :射撃武器を使った際の台詞。この台詞の通り、スパロボのキリコ機は[[ラビドリードッグ|神の後継者を名乗って敵対した時]]を除いてライフル系の武器は命中時は全弾当てており、敵対時にわざと1発外しているのはキリコが本心では[[ZEXIS]]を裏切っていない事への伏線と言える。 |
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| :同上。シナリオエンドデモより。今回未再現のサンサ篇に言及している。どうも大時空振動の前にあったらしいが……。 | | :同上。シナリオエンドデモより。今回未再現のサンサ篇に言及している。どうも大時空振動の前にあったらしいが……。 |
| ;「夢の中の地獄など、現実に比べれば可愛いものだ。俺にはやらなければならない事がある。その邪魔をするな」 | | ;「夢の中の地獄など、現実に比べれば可愛いものだ。俺にはやらなければならない事がある。その邪魔をするな」 |
− | :第35話地上ルート「昨日への決別」に於ける[[壇闘志也|闘志也]]と[[人造次元獣ルーク・アダモン|次元獣ルーク・アダモンP]]との戦闘後の会話。 | + | :第35話地上ルート「昨日への決別」に於ける[[人造次元獣ルーク・アダモン|次元獣ルーク・アダモンP]]との戦闘後の会話。 |
| ;「お前に興味はない。だが、そのATは潰す」 | | ;「お前に興味はない。だが、そのATは潰す」 |
| :第38話暗黒大陸ルート「告げられる絶望」に於けるカン・ユーとの戦闘前会話。相も変わらずカン・ユーには無関心のキリコだったが、見れば彼が乗っていたのは、よりによってレッドショルダーのAT・[[ブラッドサッカー]]。その赤い右肩にトラウマに近い記憶を持つキリコは、悪夢を振り払うようにマシンガンを向ける。 | | :第38話暗黒大陸ルート「告げられる絶望」に於けるカン・ユーとの戦闘前会話。相も変わらずカン・ユーには無関心のキリコだったが、見れば彼が乗っていたのは、よりによってレッドショルダーのAT・[[ブラッドサッカー]]。その赤い右肩にトラウマに近い記憶を持つキリコは、悪夢を振り払うようにマシンガンを向ける。 |
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| ;「奴はヴァンに殺されるだけだ。俺はその道を作るために戦う」 | | ;「奴はヴァンに殺されるだけだ。俺はその道を作るために戦う」 |
| :第46話「闘志、氷原に燃ゆる」にて、ロッチナから[[カギ爪の男]]の正体等を聞かされた後にロッチナへ去るように言った後の台詞。キリコ自身原作で直接家族の仇として認識されて追われた経験があることを考慮すれば、大変説得力がある発言。 | | :第46話「闘志、氷原に燃ゆる」にて、ロッチナから[[カギ爪の男]]の正体等を聞かされた後にロッチナへ去るように言った後の台詞。キリコ自身原作で直接家族の仇として認識されて追われた経験があることを考慮すれば、大変説得力がある発言。 |
| + | |
| + | === DD === |
| + | ;キリコ「MFがATより倍大きくても、お前はどうかな」<br />マンジェロ「何だと!? 俺をチビ呼ばわりして、3日と生きた奴はいない!」<br />キリコ「仕留めるのに3日掛かるのか」 |
| + | :3章Part5「仮面の復讐鬼」より、決闘と言いながら[[アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ|エイジ]]に対して[[ゴステロ]]の仕掛けた伏兵[[マンジェロ]]をさらなる奇襲でキリコが押し止めた際のマンジェロとのキレッキレな問答。 |
| + | ;「お前か。あれから3日以上経ったぞ」 |
| + | :3章Part8「姉と弟」より、久々に遭遇したマンジェロに対しての挑発。上記の3日発言をまたしても弄り倒す。 |
| | | |
| === 30 === | | === 30 === |
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| :『第3次Z時獄篇』第30話「揺れるイントゥ・ザ・ブルー」にて開かれたビンゴ大会にて。確率250億分の1の星の下に生まれた男にとってビンゴ等子供だましということか、なんと1等賞になってしまった。しかし、場のノリを嫌ったか(+フィアナがいるからだろう)辞退を告げた。ビンゴにまだなっていなかった他の男性陣は非常に喜んだがそもそも'''なぜ参加自体はしていたのだろうか?'''(単に余興として参加しただけかもしれないが。そもそも'''[[シン・アスカ|彼女持ち]][[明神タケル|なのに]]率先して参加している連中もいるし'''。あるいは2等の『DGの牙』狙いだったのかもしれない)ちなみにビンゴは[[紅月カレン|カレン]]が代わりに宣言してくれた(この点から、カレンに半ば強引に(?)誘われる形で参加していたとも考えられる)が、[[テレサ・テスタロッサ|テッサ]]には[[キスシーン|キス]]を拒否された事を根に持たれた。 | | :『第3次Z時獄篇』第30話「揺れるイントゥ・ザ・ブルー」にて開かれたビンゴ大会にて。確率250億分の1の星の下に生まれた男にとってビンゴ等子供だましということか、なんと1等賞になってしまった。しかし、場のノリを嫌ったか(+フィアナがいるからだろう)辞退を告げた。ビンゴにまだなっていなかった他の男性陣は非常に喜んだがそもそも'''なぜ参加自体はしていたのだろうか?'''(単に余興として参加しただけかもしれないが。そもそも'''[[シン・アスカ|彼女持ち]][[明神タケル|なのに]]率先して参加している連中もいるし'''。あるいは2等の『DGの牙』狙いだったのかもしれない)ちなみにビンゴは[[紅月カレン|カレン]]が代わりに宣言してくれた(この点から、カレンに半ば強引に(?)誘われる形で参加していたとも考えられる)が、[[テレサ・テスタロッサ|テッサ]]には[[キスシーン|キス]]を拒否された事を根に持たれた。 |
| :しかし、[[ゲイル・マッカラン|マッカラン]]は原作でビンゴの1等賞になった直後に死亡した事を考えると、'''キリコが1等賞になったためにマッカランの[[死亡フラグ]]が[[異能生存体|クラッシュされた]]'''と言えなくもない。尤も、キリコの異能の力を考えると'''「キリコ自身はテッサのキス(の直後に起きる死亡)を回避し、それを手にしたマッカランが死ぬ」'''という結果になってもおかしくはなかった。 | | :しかし、[[ゲイル・マッカラン|マッカラン]]は原作でビンゴの1等賞になった直後に死亡した事を考えると、'''キリコが1等賞になったためにマッカランの[[死亡フラグ]]が[[異能生存体|クラッシュされた]]'''と言えなくもない。尤も、キリコの異能の力を考えると'''「キリコ自身はテッサのキス(の直後に起きる死亡)を回避し、それを手にしたマッカランが死ぬ」'''という結果になってもおかしくはなかった。 |
| + | ;「映像で確認した時、一瞬見間違えたかと思った」 |
| + | :『DD』3章Part5「メロスのように」より。[[グラドス軍]]に掴まり処刑を待つ身であった面々を救った際、[[デビッド・ラザフォード]]と[[シモーヌ・ルフラン]]の容姿の変化についての感想。一見普通の台詞だが、キリコと行動を共にしていた[[アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ]]は他ならぬキリコの戦闘訓練を経て彼ら以上の別人に変貌しており、冷静に考えると大きなツッコミどころとなっている。 |
| + | :ちなみに同話の戦闘マップ内イベントでは、登場時確かに一度沈黙しており、本当に目を疑っていたであろうことが窺える。 |
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| == 搭乗機体 == | | == 搭乗機体 == |
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| :クメン編で搭乗。 | | :クメン編で搭乗。 |
| ;[[ファッティー]] | | ;[[ファッティー]] |
− | :サンサ編で搭乗。ロッチナ率いるバララント軍に捕獲された際に与えられ、イプシロンと対決した。 | + | :サンサ編で搭乗。ロッチナ率いるバララント軍に捕獲された際に与えられ、イプシロンと対決した。その後はクエント編でも搭乗している。 |
| ;[[ツヴァーク]] | | ;[[ツヴァーク]] |
| :クエント編で搭乗。 | | :クエント編で搭乗。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
| *作中、キリコが訪れた地は'''大半が壊滅する'''。訪れた街が壊滅するくらいならまだいい方で、酷い時は'''惑星が崩壊する'''。そのため、キリコを「疫病神」とネタにするファンもいる。 | | *作中、キリコが訪れた地は'''大半が壊滅する'''。訪れた街が壊滅するくらいならまだいい方で、酷い時は'''惑星が崩壊する'''。そのため、キリコを「疫病神」とネタにするファンもいる。 |
− | **それだけの意味ではないだろうが、『赫奕たる異端』第3話予告では「舞台が整い、役者がそろえば暴走が始まる。'''そして先頭を走るのは、いつもあいつ'''」「'''メルトダウン、始まる'''」、幻影編のPVでは「'''カオスを体現するあの男'''」と言われている。 | + | **それだけの意味ではないだろうが、『赫奕たる異端』第3話予告では「舞台が整い、役者がそろえば暴走が始まる。'''そして先頭を走るのは、いつもあいつ'''」「'''メルトダウン、始まる'''」、『幻影篇』の[[PV]]では「'''カオスを体現するあの男'''」と言われている。 |
− | **スパロボシリーズにおいてキリコが所属しながらも[[カミナ|戦]][[ロックオン・ストラトス|死]][[巴武蔵 (OVA)|者]][[敷島博士|が]][[ダグザ・マックール|数]][[キタン・バチカ|人]]出た程度(どころか、ボトムズ原作で[[グレゴルー・ガロッシュ|死んだ]][[ムーザ・メリメ|はずの]][[バイマン・ハガード|人物]]まで生きている)で、ほぼ五体満足のまま戦い抜いた[[ZEXIS|歴]][[Z-BLUE|代]][[コネクト・フォース|の]][[H.I.A.W.D|プレ]][[T3|イヤー]][[ディバイン・ドゥアーズ|部]][[ドライクロイツ|隊]]は、まさに異質な存在といえる。 | + | **スパロボシリーズにおいてキリコが所属しながらも戦死者が数人出た程度(どころか、ボトムズ原作では死亡する人物まで生きている)で、ほぼ五体満足のまま戦い抜いた歴代のプレイヤー部隊は、まさに異質な存在といえる。 |
− | <!-- 卜部達はZEXIS解散中に死んだので除外。キデーラもZEXISとは関係なく生き残ったので除外。武蔵はTで本編中に死亡しているのでカウント。 -->
| |
| *作中ではキリコを敵に回す事自体が[[死亡フラグ|死亡確定扱い]]らしく、TVシリーズ第5話予告では「'''キリコも巨大な不発弾。自爆、誘爆、ご用心'''」、第25話予告では「'''キリコは、心臓に向かう折れた針'''」、『赫奕たる異端』第5話では「'''奴は有害なバクテリアだ、猛毒を持つ細菌だ'''」、『ペールゼン・ファイルズ』第10話予告では「百年戦争でメルキアが犯した最大の誤り、それは'''ヤツを敵に回した事だ!!'''」とまで言われている。 | | *作中ではキリコを敵に回す事自体が[[死亡フラグ|死亡確定扱い]]らしく、TVシリーズ第5話予告では「'''キリコも巨大な不発弾。自爆、誘爆、ご用心'''」、第25話予告では「'''キリコは、心臓に向かう折れた針'''」、『赫奕たる異端』第5話では「'''奴は有害なバクテリアだ、猛毒を持つ細菌だ'''」、『ペールゼン・ファイルズ』第10話予告では「百年戦争でメルキアが犯した最大の誤り、それは'''ヤツを敵に回した事だ!!'''」とまで言われている。 |
| **実際、キリコ本人の与り知るところか否か、キリコが手を下したか否かに関わらず、キリコを敵に回した者は神だろうが何だろうがほぼ全滅の憂き目に遭っている(生き延びたのは[[ジャン・ポール・ロッチナ|この男]]ただ一人)。 | | **実際、キリコ本人の与り知るところか否か、キリコが手を下したか否かに関わらず、キリコを敵に回した者は神だろうが何だろうがほぼ全滅の憂き目に遭っている(生き延びたのは[[ジャン・ポール・ロッチナ|この男]]ただ一人)。 |
| *1983年開催の徳間書店刊『アニメージュ』主催「第6回アニメグランプリ」男性キャラクター部門でグランプリを受賞している(女性部門は『[[超時空要塞マクロス]]』の[[早瀬未沙]])。 | | *1983年開催の徳間書店刊『アニメージュ』主催「第6回アニメグランプリ」男性キャラクター部門でグランプリを受賞している(女性部門は『[[超時空要塞マクロス]]』の[[早瀬未沙]])。 |
− | *何気に[[スーパーロボット大戦参戦キャラクターの誕生日 #7月生まれ|七夕]]の生まれである([[アストラギウス銀河]]に七夕があるかは別にして)。[[フィアナ]]との関係が物語における男女関係の典型例の一つである『求める男と待つ女』である事から考えると意外と似合っているかもしれないが、『[[装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端|赫奕たる異端]]』以降の展開を省みると皮肉な設定と言えなくもない。 | + | *[[スーパーロボット大戦参戦キャラクターの誕生日 #7月生まれ|七夕]]の生まれである([[アストラギウス銀河]]に七夕があるかは別にして)。[[フィアナ]]との関係が物語における男女関係の典型例の一つである「求める男と待つ女」である事から考えると意外と似合っているかもしれないが、『[[装甲騎兵ボトムズ 赫奕たる異端|赫奕たる異端]]』以降の展開を省みると皮肉な設定と言えなくもない。 |
− | *担当声優の郷田氏が後年演じた『ビーストウォーズII 超生命体トランスフォーマー』(SRW未参戦)に登場するライオコンボイの事を、キリコに肖って「'''キリコンボイ'''」と呼ぶファンは多くいる。ちなみに、こちらは部下を率いる隊長である。 | + | *担当声優の郷田氏が後年演じた『ビーストウォーズII 超生命体トランスフォーマー』(SRW未参戦)に登場するライオコンボイの事を、キリコに肖って「'''キリコンボイ'''」と呼ぶファンは多くいる。ちなみに、こちらは部下を率いる隊長である。 |
− | *TV版で谷口守泰氏が作画監督を務めた回では、キリコの容姿が「目つきの悪い[[アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ|エイジ]]」のような、他の回とは大きく異なるものであることで知られる。これはキリコに惚れ込んだ谷口氏が「もっとクールでハードな容姿であるべき」として塩山紀生氏のデザインをあえてトレースしなかったためである。 | + | *TV版で谷口守泰氏が作画監督を務めた回では、キリコの容姿が「目つきの悪い[[アルバトロ・ナル・エイジ・アスカ]]」のような、他の回とは大きく異なるものであることで知られる。この見た目は「谷口版キリコ」として塩山氏のオリジナルデザインと並んで人気を得ることになった。 |
− | **この行動は当初塩山氏のファンなどからバッシングを受けたが、高橋監督、更に当の塩山氏が作画監督の個性を重視する立場から谷口氏の姿勢を支持するなど、スタッフ陣が彼のキリコに対する思い入れの強さを理解していたこと、そして谷口氏に共感した視聴者から支持を集め、『谷口版キリコ』として塩山氏のオリジナルデザインと並んで人気を得ることになった。
| + | *キリコの過去に深く関わってくる[[楽曲]]―通称「レッドショルダーマーチ」―は、元々イタリア[[映画]]『二人の水兵と一人の将軍』(1966年制作)のためにイタリアの作曲家ピエロ・ウミリアーニ氏(1926-2001)が作曲した「水兵の到着」という曲で、アニメオリジナルの曲ではない。 |
− | ***なお、塩山氏はTV版以降のキリコのデザインについて、谷口氏のテイストを取り入れてよりハードボイルド然としたキャラクターを意識していることを明言している。
| + | **アニメのサウンドトラックにも収録されておらず、人気の高い曲でありながら、長らく正式な曲名すら不明のままであった。出典元が判明したのは2007年、イタリア映画の愛好家が偶然見つけたものをネット掲示板にアップしてからである。著作権の問題があったのか、スパロボでは代わりに「'''戦騎達の行進'''」という曲調の良く似たスパロボオリジナル曲が収録されて使われている。主題歌「炎のさだめ」の歌詞の一節「むせる」にちなんでファンからは「'''にせる'''」と呼ばれている。 |
− | *キリコの過去に深く関わってくる[[楽曲]]―通称「レッドショルダーマーチ」―は、元々イタリア映画『二人の水兵と一人の将軍』(1966年制作)のためにイタリアの作曲家ピエロ・ウミリアーニ氏(1926-2001)が作曲した「水兵の到着」という曲で、アニメオリジナルの曲ではない。 | + | *郷田氏は『ボトムズ』本放送と同時期(から1990年代まで)、放送開始直前に結成された'''お笑い芸人トリオ「怪物ランド」の一員として活動していた。'''かたやシリアスなアニメ主人公、かたや深夜番組でコントを見せる若手芸人…ギャップがありすぎである(元々演劇仲間で作ったトリオだったので3人ともバラエティより役者としての活動が殆どだが)。 |
− | **アニメのサウンドトラックにも収録されておらず、人気の高い曲でありながら、長らく正式な曲名すら不明のままであった。これは、急にマーチ調の曲が必要になり、コンポーザーに頼む時間すら無かった折、スタッフが見つけてきた曲をそのまま使ったのだという。そのため、高橋監督さえ曲名や出所を把握していなかった。出典元が判明したのは2007年、イタリア映画の愛好家が偶然見つけたものをネット掲示板にアップしてからである。著作権の問題があったのか、『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]』では代わりに「'''戦騎達の行進'''」という曲調の良く似たスパロボオリジナル曲が収録されて使われている。 | |
− | *ちなみに郷田氏は『ボトムズ』本放送と同時期(から1990年代まで)、放送開始直前に結成された'''お笑い芸人トリオ「怪物ランド」の一員として活動していた。'''かたやシリアスなアニメ主人公、かたや深夜番組でコントを見せる若手芸人…ギャップがありすぎである(元々演劇仲間で作ったトリオだったので3人ともバラエティより役者としての活動が殆どだが)。
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− | **本人としては声優業にやる気はあったが、タレントとして顔が売れてしまったために90年代中盤までは『ボトムズ』以外の声優仕事が殆ど無かったという(ドラマ等での脇役出演が多かった)。
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− | **なお『ボトムズ』の頃の郷田氏は、[[声優]]としては前年にデビューしたてのまだ駆け出しの状態であり、そのため演技に拙い部分も多かったが、逆にそれが不器用なキリコのキャラクターに合っていて良いと評価されている。
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− | ***[[OVA]]『赫奕たる異端』の頃には、キャリアを積んで技量も大幅に高くなっていたのだが、あまりに演技力が高すぎたために高橋監督らから「ここまで上手いとキリコという感じがしない。もう少し当時のように下手にやってくれないか」という注文を付けられたそうだ。
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− | *放映当時、キリコを演じた郷田氏宛てのファンレターの中に、当時小学生の女の子から「'''世の中がいやで自殺したくなるほどだったが、キリコの活躍を見ているうちに、生きる気力が湧いてきた'''」というエピソードがある。彼の生き様が、世の中に絶望した一人の人間を救ったのだ。 | |
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| == 脚注 == | | == 脚注 == |