差分

372 バイト除去 、 2022年11月10日 (木) 14:49
編集の要約なし
14行目: 14行目:  
第1射目は最大出力の60%で照射し、プラント本国宙域に展開していた地球連合軍の第6、第7月艦隊の4割を消滅させた。第2射目では地球連合軍の増援艦隊の半数と[[月|月面]]のプトレマイオス基地を破壊。そして第3射目は[[地球連合]]主要国の[[大西洋連邦]]首都のワシントンに狙いを定めたものの、ザフト軍指揮官レイ・ユウキが再発射に反対してパトリック・ザラに銃撃され、重傷を負いながらも最後の力を振り絞ってパトリックを射殺したことで即座の発射はされなかった。それでもヤキン・ドゥーエの自爆システムとジェネシスの発射が連動されていたため、このままでは第3射が放たれてしまうことを知った[[アスラン・ザラ]]が内部で[[ジャスティスガンダム]]を[[自爆]]させた事により、破壊された。
 
第1射目は最大出力の60%で照射し、プラント本国宙域に展開していた地球連合軍の第6、第7月艦隊の4割を消滅させた。第2射目では地球連合軍の増援艦隊の半数と[[月|月面]]のプトレマイオス基地を破壊。そして第3射目は[[地球連合]]主要国の[[大西洋連邦]]首都のワシントンに狙いを定めたものの、ザフト軍指揮官レイ・ユウキが再発射に反対してパトリック・ザラに銃撃され、重傷を負いながらも最後の力を振り絞ってパトリックを射殺したことで即座の発射はされなかった。それでもヤキン・ドゥーエの自爆システムとジェネシスの発射が連動されていたため、このままでは第3射が放たれてしまうことを知った[[アスラン・ザラ]]が内部で[[ジャスティスガンダム]]を[[自爆]]させた事により、破壊された。
   −
ジェネシスは[[第1次連合・プラント大戦]]終結後の「ユニウス条約」で使用禁止とされたが、ザフトはこの兵器のテクノロジーを破棄しなかったため、[[第2次連合・プラント大戦]]時に(宇宙要塞「[[メサイア]]」に配備された)ジェネシスの発展型となる大量破壊兵器「ネオ・ジェネシス」が製造されている(『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』)。
+
ジェネシスは[[第1次連合・プラント大戦]]終結後の「ユニウス条約」で使用禁止とされたが、ザフトはこの兵器のテクノロジーを破棄しなかったため、[[第2次連合・プラント大戦]]時に(宇宙要塞「[[メサイア]]」に配備された)ジェネシスの発展型となる大量破壊兵器「ネオ・ジェネシス」が製造されている(『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』)。ネオ・ジェネシスは小型化の上でメサイア本体に埋め込む形で運用されているが、パワーチャージに関するオペレーターの発言もあるため、核爆弾を使用せずに運用されている可能性があるが仔細は不明。メサイア攻防戦の終盤で[[ストライクフリーダムガンダム|ストライクフリーダム]]の攻撃によりネオ・ジェネシス本体が被弾、爆発している姿が確認できる。
    
その他、ジャンク屋組合がザフトからジェネシスのプロトタイプである「ジェネシスα」を接収していた(『[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]]』)が、この兵器を巡って[[ザフト]]および地球連合軍から襲撃を受けたことで、解体(全パーツパージ)される。後に、PS装甲が使用されている部分は自動車に流用されて売り出される事になった。
 
その他、ジャンク屋組合がザフトからジェネシスのプロトタイプである「ジェネシスα」を接収していた(『[[機動戦士ガンダムSEED ASTRAY]]』)が、この兵器を巡って[[ザフト]]および地球連合軍から襲撃を受けたことで、解体(全パーツパージ)される。後に、PS装甲が使用されている部分は自動車に流用されて売り出される事になった。
78行目: 78行目:  
**あまり想像したくない事であるが、もし、地球へのジェネシスの照射が行われたならば、「ナチュラルだけでなく、'''地球にいる同胞をも巻き添えにして'''、地球上の全生命は全滅」という大惨事が起きていたであろう。更に言えば、この時点で既に[[プラント]]の[[食べ物・料理|食糧事情]]等も地球に依存していたので、確実にプラントもその影響を受けて、下手をすれば'''プラントに居住するコーディネイターは飢餓による全滅も免れなかった'''可能性も有る<ref>[[小説|小説版]]での描写によると、幾つかのプラント所属の[[スペースコロニー|コロニー]]を農業用に改装済であり、プラント単独での食糧の自給自足は何とか可能な状態だった模様。その為、クルーゼは地球連合軍のピースメーカー隊の[[核ミサイル|核攻撃]]失敗と[[ムルタ・アズラエル|アズラエル]]の死を見て、[[プロヴィデンスガンダム|プロヴィデンス]]でプラント所属の農業用コロニーの数基のミラーを破壊する事でコーディネイターを飢餓で全滅に追い込む算段を考えている。</ref>。これらの事実を考えると、大量破壊兵器「ジェネシス」を破壊して地球を救った[[アスラン・ザラ|アスラン]]の功績は、けっして小さいものではないと言える。
 
**あまり想像したくない事であるが、もし、地球へのジェネシスの照射が行われたならば、「ナチュラルだけでなく、'''地球にいる同胞をも巻き添えにして'''、地球上の全生命は全滅」という大惨事が起きていたであろう。更に言えば、この時点で既に[[プラント]]の[[食べ物・料理|食糧事情]]等も地球に依存していたので、確実にプラントもその影響を受けて、下手をすれば'''プラントに居住するコーディネイターは飢餓による全滅も免れなかった'''可能性も有る<ref>[[小説|小説版]]での描写によると、幾つかのプラント所属の[[スペースコロニー|コロニー]]を農業用に改装済であり、プラント単独での食糧の自給自足は何とか可能な状態だった模様。その為、クルーゼは地球連合軍のピースメーカー隊の[[核ミサイル|核攻撃]]失敗と[[ムルタ・アズラエル|アズラエル]]の死を見て、[[プロヴィデンスガンダム|プロヴィデンス]]でプラント所属の農業用コロニーの数基のミラーを破壊する事でコーディネイターを飢餓で全滅に追い込む算段を考えている。</ref>。これらの事実を考えると、大量破壊兵器「ジェネシス」を破壊して地球を救った[[アスラン・ザラ|アスラン]]の功績は、けっして小さいものではないと言える。
 
**超新星爆発のガンマ線バーストが古生代の大絶滅に関わっている説も有力視されているので、エネルギー量と照射面積さえ大きければガンマ線による生態系破壊は起こり得ると考えられている。ただ、ジェネシスの原理としては「原子爆弾のエネルギーを収束しているだけ」なので、有効射程の伸長やエネルギーの集中の効果は有るが、エネルギー総量は核爆弾数発レベルに過ぎない。しかも、'''地球の大気は赤外線や可視光線を通すが、より周波数の高い光子を遮断する性質が有る'''ので、着弾地点への大被害は有り得るが巨大火山の大噴火を誘発させでもしない限り、地球の生態系を完全破壊する程の被害が生じるとは考え難い。'''そもそも地球自体が175PWもの光子エネルギーを太陽から照射されている'''(広島型原爆の炸裂力=TNT換算15kt=63TJ=0.063PJ)。
 
**超新星爆発のガンマ線バーストが古生代の大絶滅に関わっている説も有力視されているので、エネルギー量と照射面積さえ大きければガンマ線による生態系破壊は起こり得ると考えられている。ただ、ジェネシスの原理としては「原子爆弾のエネルギーを収束しているだけ」なので、有効射程の伸長やエネルギーの集中の効果は有るが、エネルギー総量は核爆弾数発レベルに過ぎない。しかも、'''地球の大気は赤外線や可視光線を通すが、より周波数の高い光子を遮断する性質が有る'''ので、着弾地点への大被害は有り得るが巨大火山の大噴火を誘発させでもしない限り、地球の生態系を完全破壊する程の被害が生じるとは考え難い。'''そもそも地球自体が175PWもの光子エネルギーを太陽から照射されている'''(広島型原爆の炸裂力=TNT換算15kt=63TJ=0.063PJ)。
*また、[[プレイステーション2|PS2]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『機動戦士ガンダムSEED DESTINY GENERATION of C.E.』のエンディングの中には「[[ギルバート・デュランダル]]の判断で、ジェネシスの発展型となる大量破壊兵器「ネオ・ジェネシス」が地球に向けて掃射される(エンディングNO.3)」というものが有る<ref>元を辿れば'''[[ロゴス]]側が地球を盾に[[核ミサイル]]を放った'''のが原因であり、デュランダルも核からプラントを守るために撃つ判断をせざるを得なかった。別パターンでは逆に核攻撃がプラントに直撃し、大破局を迎えるエンディングも存在する。</ref>。同作では[[メサイア]]は登場せず、ネオ・ジェネシスもおそらく本編に登場したものとは異なると推測される。
+
*また、[[プレイステーション2|PS2]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『機動戦士ガンダムSEED DESTINY GENERATION of C.E.』のエンディングの中には「[[ギルバート・デュランダル]]の判断で、ジェネシスの発展型となる大量破壊兵器『ネオ・ジェネシス』が地球に向けて掃射される(エンディングNO.3)」というものが有る。
**このエンディングでは'''「ネオ・ジェネシスが掃射された結果、地球は壊滅して[[太陽]]の光が当たらない世界となり、以後は何百年という混迷の時代が続く」'''という[[トラウマイベント|大破局]]を以って『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』の物語が締めくくられる。[[ラウ・ル・クルーゼ|クルーゼ]]が望んだ「人類および世界の破滅」が叶った瞬間であると言えようか…。
+
**ちなみに、このエンディングでは'''「ネオ・ジェネシスが掃射された結果、地球は壊滅して[[太陽]]の光が当たらない世界となり、以後は何百年という混迷の時代が続く」'''という[[トラウマイベント|大破局]]を以って『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』の物語が締めくくられる。[[ラウ・ル・クルーゼ|クルーゼ]]が望んだ「人類および世界の破滅」が叶った瞬間であると言えようか…。
**また別のエンディングでは、ネオ・ジェネシスがいつでも地球に撃てる状態、即ちプラント側が一方的に恫喝できる状態で戦争が終結するという状態で物語が終結する。これもこれで、発射されないだけまだ先述のエンディングよりマシとしか言えない程度の状況ではあるが…。
      
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
匿名利用者