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'''Gチーム(ジー・チーム)'''とは、『[[新機動戦記ガンダムW]]』に登場する部隊。

== 概要 ==
元々は、[[スペースコロニー]]とそこで暮らす市民達に弾圧を行う[[地球圏統一連合]]及び[[OZ]]へ武力介入を行う反抗作戦「[[オペレーション・メテオ]]」の実行役を任された5人の少年達。それぞれが特殊破壊工作用の[[モビルスーツ]]である「[[ガンダムタイプ|ガンダム]]」を駆る。

=== [[新機動戦記ガンダムW]] ===
AC(アフター・コロニー)195年、流星に偽装したカプセルで[[地球]]への降下に成功した後、それぞれが「任務」を受け、各地で破壊工作活動を行っていく事になるのだが、発動時には既に地球連合本部に知れ渡っていた。特に表向きは「スペシャルズ」を名乗っていた[[トレーズ・クシュリナーダ]]率いるOZからはオペレーション・メテオを逆手に取られてしまう事になり、彼等の発動させた「オペレーション・デイブレイク」により連合の穏健派筆頭であった[[ノベンタ|ノベンタ元帥]]を5人の少年達を殺害してしまった結果、OZの台頭を許してしまう形でオペレーション・メテオは実質的に失敗してしまう。

その後、新型モビルスーツだけでなく、無人仕様のモビルスーツである[[モビルドール]]までも実戦投入された結果、ガンダムの性能で有利に進んでいた少年達も追い込まれていく一方となり、それでも時代の荒波に抗う形でそれぞれの信念・やり方を胸に戦い続けるが、トレーズを失脚に追い込んだ[[ロームフェラ財団]]によって実権を握られたOZは新型のモビルドールを大量生産し反抗勢力を悉く一掃する作戦「オペレーション・ノヴァ」を発動する等、その勢いは止まらない一方となっていた。だがそんな中、オペレーション・メテオに関わっていた人物である[[カーンズ]]が新たに革命闘士「[[ホワイトファング]]」を結成して、OZの新造艦である[[リーブラ]]や最新型のモビルドールを強奪。更にはその指導者として[[ゼクス・マーキス]]こと[[ミリアルド・ピースクラフト]]を迎え入れ、「地球の排除」に乗り出すという暴挙に出る。

もはや個人の力ではどうにもならない事態となった結果、5人の少年達はかつてガンダムの開発に携わった科学者である[[ハワード]]や[[ルクレツィア・ノイン]]、[[サリィ・ポォ]]といった協力者の力も借りる形で、宇宙に集結。巨大戦艦[[ピースミリオン]]を母艦に「Gチーム」を結成し、ミリアルド率いるホワイトファングと復帰したトレーズ率いる地球国家軍を相手に、地球圏の未来を賭けた一大反抗作戦に乗り出す事になった。

最終的にトレーズが戦死し、ミリアルドも消息不明となった結果、Gチーム、ホワイトファング、地球国家軍の三つ巴の戦いとなる「EVE WARS」を終結させる事に成功し、5人の少年達はそれぞれの道へと進む事になった。

=== [[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz]] ===
前作より約1年後となるAC196年12月。オペレーション・メテオを発動した張本人である[[デキム・バートン]]が[[トレーズ・クシュリナーダ]]の娘を名乗る[[マリーメイア・クシュリナーダ]]を表向きの指導者として擁立する形で「[[マリーメイア軍]]」を結成。L3宙域のコロニーである「[[L3 X18999 コロニー|X18999コロニー]]」にて宣戦布告を行う事態となり、それを阻止すべくGチームのメンバーであった[[ヒイロ・ユイ]]、[[デュオ・マックスウェル]]の2人がコロニーに乗り込み、ガンダムの破棄を提案してしまった事を後悔した[[カトル・ラバーバ・ウィナー]]は[[マグアナック隊]]のメンバーと共に太陽へ向かっているガンダムの保管された資源衛星「ウルカヌス」の後を追う。

しかし、X18999コロニーでは、EVE WARSでの戦いの結果に納得できなかった[[張五飛]]がマリーメイア軍に与しており、更にはヒイロ達よりも前にマリーメイア軍の暴走を阻止しようとし失敗していた[[トロワ・バートン]]も止むを得ない形で協力していた。しかし、トロワはあくまでも屈服した芝居をする形であった為に、ヒイロとデュオは何とか乗り切る形でコロニーの最深部にまで辿り着き、合流したトロワの3人でコロニーの落下阻止に成功。カトルもまたウルカヌスへ辿り着いてガンダムの回収に成功させるも、マリーメイア軍の最新鋭モビルスーツ・[[サーペント (ガンダムW)|サーペント]]の大部隊の降下は許してしまう事になった。

その後、[[プリベンター]]所属の身となっていたゼクスとノインの2人が[[ブリュッセル]]の大統領府を制圧したマリーメイア軍と交戦していた中、ガンダムを取り戻したデュオ、トロワ、カトルの三人が駆け付け、マリーメイア軍との壮絶な攻防戦を繰り広げ、更には宇宙空間で直接ガンダムを受け取ったヒイロも地球上空で五飛と一騎打ちを展開するも、ブリュッセルでの戦いは圧倒的な数で攻め込むマリーメイア軍の前に劣勢の一方となっていた。だが、ヒイロの[[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングガンダムゼロ]]によるツインバスターライフルの最大出力を連続で撃ち込んだ攻撃により、大統領府は陥落。最終的にデキムも反発した部下に射殺された事もあって、戦いは終結した。

全てが終わった後、少年達は今度こそ自分達のガンダムとの決別を決意。最終決戦で大破する形で失われたウイングガンダムゼロを除き全て[[自爆]]という形で処分され、再びそれぞれの道へと進む事になった。

本作でメンバーはそれぞれの考えで行動していた事もあってか、全員が集結する事は無かった。

== 人物 ==
;[[ヒイロ・ユイ]]
: L1コロニー出身。オペレーション・メテオでは[[ドクターJ]]からの指示を受けて行動する。
: 搭乗機は[[ウイングガンダム]]、[[ウイングガンダムゼロ]]。『EW』では[[ウイングガンダム (EW版)]]、[[ウイングガンダムゼロカスタム]]。

;[[デュオ・マックスウェル]]
: L2コロニー出身。オペレーション・メテオでは[[プロフェッサーG]]からの指示を受けて行動する。
: 搭乗機は[[ガンダムデスサイズ]]、[[ガンダムデスサイズヘル]]。『EW』ではガンダムデスサイズ(EW版)、[[ガンダムデスサイズヘルカスタム]]。

;[[トロワ・バートン]]
: L3コロニー出身。オペレーション・メテオでは[[ドクトルS]]からの指示を受けて行動する。ちなみにトロワ・バートンは本名ではない。
: 搭乗機は[[ガンダムヘビーアームズ]]、[[ガンダムヘビーアームズ改]]。『EW』ではガンダムヘビーアームズ(EW版)、[[ガンダムヘビーアームズカスタム]]。

;[[カトル・ラバーバ・ウィナー]]
: L4コロニー出身。オペレーション・メテオでは[[H教授]]からの指示を受けて行動する。マグアナック隊を指揮していた経験から、Gチームでもまとめ役を担う。
: 搭乗機は[[ガンダムサンドロック]]、[[ガンダムサンドロック改]]。『EW』ではガンダムサンドロック(EW版)、[[ガンダムサンドロックカスタム]]。

;[[張五飛]]
: L5コロニー出身。オペレーション・メテオでは[[老師O]]からの指示を受けて行動する。
: 搭乗機は[[シェンロンガンダム]]、[[アルトロンガンダム]]。『EW』ではシェンロンガンダム(EW版)、[[アルトロンガンダムカスタム]]。

== 余談 ==
*Gチームという名称は、'''実は44話のタイトル名「出撃Gチーム」に出たのみ'''で、実際に劇中では呼称されていない。

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[[category:組織]]
[[Category:ガンダムシリーズの組織]]
[[Category:新機動戦記ガンダムW]]
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