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| 学園都市のとある高校に通う高校1年生の男子。右手に宿った「幻想殺し」の力で、ありとあらゆる異能を打ち消すことが可能。 | | 学園都市のとある高校に通う高校1年生の男子。右手に宿った「幻想殺し」の力で、ありとあらゆる異能を打ち消すことが可能。 |
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− | 「ツンツン頭」と称される特徴的な髪型以外は至って平凡な容姿。厄介事を嫌うやや怠惰な[[性格]]で、何事もなく平穏無事に過ごせることを願って止まない。しかし、類い稀なる不幸体質により常に何らかの不運に見舞われる運命にあり、女難関係のトラブルに巻き込まれることも多いなど、かなりの苦労人でもある。一方で、性根は優しく強い正義感の持ち主でもあり、なんだかんだと言って困っている人を放っておけないお人好しかつ世話焼きなため、結局自分から厄介事に首を突っ込んでしまうことも少なくない。また、鋼の如き強靭な精神力でどれほど悲惨な目に遭おうとも、決して前に進むことを諦めない不屈さを発揮することもあるなど、一度決めたことへの行動力と意志の強さは常人の域を超えている。
| + | 「ツンツン頭」と称される特徴的な髪型以外は至って平凡な容姿。自頭はともかく学業成績は極めて悪く、小学校6年で習う「伊能忠敬」の存在を知らず外国人であるステイルやインデックスから呆れられるほど。 |
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| + | とある事情により厄介事を嫌うやや怠惰な[[性格]]で、何事もなく平穏無事に過ごせることを願って止まない。しかし、類い稀なる不幸体質により常に何らかの不運に見舞われる運命にあり、女難関係のトラブルに巻き込まれることも多いなど、かなりの苦労人でもある。一方で、性根は優しく強い正義感と義侠心の持ち主でもあり、なんだかんだと言って困っている人を放っておけないお人好しかつ世話焼きなため、結局自分から厄介事に首を突っ込んでしまうことも少なくない。また、鋼の如き強靭な精神力でどれほど悲惨な目に遭おうとも、決して前に進むことを諦めない不屈さを発揮することもあるなど、一度決めたことへの行動力と意志の強さは常人の域を超えている。 |
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| 少々喧嘩が強いのと限定的な幻想殺しの力しか持たない身にも関わらず、その心の強さで圧倒的に実力の勝る相手を何度も打ち破って逆転勝利しており、その在り方は学園都市トップのアレイスター・クロウリーをして「正しくヒーロー」と言わしめ、天使であるエイワスはそれを「'''誰に教えられなくとも、自身の内から湧く感情に従って真っすぐに進もうとする者'''」と称した。また、多くの女性キャラクターがその心根に惹かれるが、本人がその方面に鈍感な上に女難の多さからモテているという自覚がないため、周囲を嫉妬させたりやきもきさせたりしてばかりいる罪作りな男でもある。 | | 少々喧嘩が強いのと限定的な幻想殺しの力しか持たない身にも関わらず、その心の強さで圧倒的に実力の勝る相手を何度も打ち破って逆転勝利しており、その在り方は学園都市トップのアレイスター・クロウリーをして「正しくヒーロー」と言わしめ、天使であるエイワスはそれを「'''誰に教えられなくとも、自身の内から湧く感情に従って真っすぐに進もうとする者'''」と称した。また、多くの女性キャラクターがその心根に惹かれるが、本人がその方面に鈍感な上に女難の多さからモテているという自覚がないため、周囲を嫉妬させたりやきもきさせたりしてばかりいる罪作りな男でもある。 |
− | なお、実力の勝る相手に勝てるのはステイル=マグヌスや一方通行のように能力や魔術に頼って身体能力が当麻より低いという理由もあり、能力以外にも身体能力が高い土御門や神裂火織のような相手とは相性が悪い。また、幻想殺し以外に目立った能力がないため、使うのは喧嘩で鍛えた自分の拳ぐらいであるが、特定の武術や武器を用いると逆に弱くなるとされている。本人も自分を刺しそうという理由で武器の類は使いたがらない。
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| + | なお、実力の勝る相手に勝てるのはステイル=マグヌスや一方通行のように能力や魔術に頼って身体能力が当麻より低いという理由もあり、能力以外にも身体能力が高い土御門や神裂火織のような相手や、純粋な科学兵器での攻撃とは相性が悪い。また、幻想殺し以外に目立った能力がないため、使うのは喧嘩で鍛えた自分の拳ぐらいであるが、特定の武術や武器を用いると逆に弱くなるとされている。本人も自分を刺しそうという理由で武器の類は使いたがらない。 |
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| === 不幸体質 === | | === 不幸体質 === |
− | 上条当麻という人間を語る上で決して外すことの出来ない重要な要素の一つ。その名の通りとにかく運が悪く、幼少の頃からトラブルに巻き込まれてばかりいたため、現在の性格になったのもこれによって苦労させられてきたことが大きい。主にギャグパートやお色気シーンの演出で表現されることが多いが、その実当麻が学園都市に入る切っ掛けを作った元凶であり、過去には余りの運の悪さから普通の生活が送れなくなるほどの事態に陥ったこともあった。そのため、割りとガチで当麻の人生を狂わせてきた業の深い代物だったりする。舞い込んでくるトラブルには女難も多く、ラッキースケベの誘発などは男冥利という意味では不幸ばかりではないものの、結局酷い目に遭わされる。作中では、常人なら大なり小なり持っているはずの幸運の補正を「幻想殺し」の存在が打ち消してしまっているからではないか、と推測されている。
| + | 上条当麻という人間を語る上で決して外すことの出来ない重要な要素の一つ。その名の通りとにかく運が悪く、幼少の頃からトラブルに巻き込まれてばかりいたため、現在の性格になったのもこれによって苦労させられてきたことが大きい。主にギャグパートやお色気シーンの演出で表現されることが多いが、その実当麻が学園都市に入る切っ掛けを作った元凶であり、過去には余りの運の悪さから普通の生活が送れなくなるほどの事態に陥ったこともあった。そのため、割りとガチで当麻の人生を狂わせてきた業の深い代物だったりする。舞い込んでくるトラブルには女難も多く、ラッキースケベの誘発などは男冥利という意味では不幸ばかりではない<ref>なお役得と感じるのは同年代以上限定(特にオルソラ=アクィナスやオリアナ=トムソン等いかにも大人っぽい女性)で、逆にインデックスなど年下に対しては罪悪感の方が先に立つあたり紳士的と言える。</ref>ものの、結局酷い目に遭わされる。作中では、常人なら大なり小なり持っているはずの幸運の補正を「幻想殺し」の存在が打ち消してしまっているからではないか、と推測されている。 |
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| === 幻想殺し(イマジンブレイカー) === | | === 幻想殺し(イマジンブレイカー) === |
− | 当麻の右腕に宿っているありとあらゆる異能を打ち消し無効化する能力。学園都市からは「レベル0(無能力者)」の判定を下されている通り、制限が多くとても強力なものとは言えない。まず発動のためには異能の起こした事象に右手で「直接触れる」必要があり、効果範囲が非常に狭く、相手への接近を強いられることとなる。能力を打ち消した際は当麻自身、何かを打ち消したという感覚がある<ref>アニメでは甲高い効果音が鳴る。</ref>。また、「異能の力で飛ばされてきた物体<ref>該当するのは一方通行のベクトル変換のような能力で飛ばした物体、あるいは能力で倒壊して落下してくる物体等。砂鉄や小麦粉のような質量の低い無害な物体が「異能の力で操作されている状態」であれば操作している能力が打ち消されて元の物体に戻るので被害は無い。</ref>」「異能による破壊が引き起こした爆発」などの二次的なものを防ぐことは出来ず、異能による攻撃であったとしても、莫大な出力が断続的に襲い掛かってくるようなパターンの攻撃(極太のレーザーを照射され続けるなど)を受けた場合には、打ち消し切れずに余波で右手に怪我を負わされたこともある。「右手を含んだ全身」にその効果を及ぼすような能力も勝手に打ち消してしまう為、回復魔術やテレポートと言った能力は一切受け付けない。この性質上、世界規模で効果を及ぼした大魔術にも一切影響が出なかった。その分、解除に厄介な手順を要するような大魔術クラスの呪いでも、触れるだけで簡単に無効化してしまう。その反面、正式な手順を踏まずに解呪した場合に発動する警報魔術を発動させてしまうという失敗もある。実際のところ強いのか弱いのかよく分かっておらず、いろいろと不明な点が多い。その性質からAIM拡散力場に干渉するタイプの能力かと推測されたこともあったが、「能力」というにも異質な点が多いため、レベル0という判定も「不明な点が多すぎて能力としての数値化が困難」であったため、単純な有用性のみで漠然と下されたものであったことが後に判明している。 | + | 当麻の右腕に宿っているありとあらゆる異能を打ち消し無効化する能力。学園都市からは「レベル0(無能力者)」の判定を下されている通り、制限が多くとても強力なものとは言えない。まず発動のためには異能の起こした事象に右手で「直接触れる」必要があり、効果範囲が非常に狭く、相手への接近を強いられることとなる。能力を打ち消した際は当麻自身、何かを打ち消したという感覚がある<ref>アニメでは甲高い効果音が鳴る。</ref>。また、「異能の力で飛ばされてきた物体<ref>該当するのは一方通行のベクトル変換のような能力で飛ばした物体、あるいは能力で倒壊して落下してくる物体等。砂鉄や小麦粉のような質量の低い無害な物体が「異能の力で操作されている状態」であれば操作している能力が打ち消されて元の物体に戻るので被害は無い。</ref>」「異能による破壊が引き起こした爆発」などの二次的なものを防ぐことは出来ず、異能による攻撃であったとしても、莫大な出力が断続的に襲い掛かってくるようなパターンの攻撃(極太のレーザーを照射され続けるなど)を受けた場合には、打ち消し切れずに余波で右手に怪我を負わされたこともある。「右手を含んだ全身」にその効果を及ぼすような能力も勝手に打ち消してしまう為、回復魔術やテレポートと言った能力は一切受け付けない。この性質上、世界規模で効果を及ぼした大魔術にも一切影響が出なかった。その分、解除に厄介な手順を要するような大魔術クラスの呪いでも、触れるだけで簡単に無効化してしまう。その反面、正式な手順を踏まずに解呪した場合に発動する警報魔術を発動させてしまうという失敗もある。 |
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| + | 実際のところ強いのか弱いのかよく分かっておらず、いろいろと不明な点が多い。その性質からAIM拡散力場に干渉するタイプの能力かと推測されたこともあったが、「能力」というにも異質な点が多いため、レベル0という判定も「不明な点が多すぎて能力としての数値化が困難」であったため、単純な有用性のみで漠然と下されたものであったことが後に判明している。 |
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| === 竜王の顎(ドラゴンストライク) === | | === 竜王の顎(ドラゴンストライク) === |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
− | * 原作小説の地の文では「上条」と表記されるが、『X-Ω』での愛称表記は「当麻」。ファンの間では「上条さん」と呼ばれることが多いが、作中でこの呼称を使用していたのは本人と(やさぐれた時の一人称)、[[白井黒子|黒子]]、[[食蜂操祈|食蜂]]、五和、レッサーなどのみ。 | + | * 原作小説の地の文では「上条」と表記されるが、『X-Ω』での愛称表記は「当麻」。ファンの間では「上条さん」と呼ばれることが多いが、作中でこの呼称を使用していたのは本人と(やさぐれた時の一人称)、[[白井黒子|黒子]]、[[食蜂操祈|食蜂]]、五和、レッサーなど一部キャラのみ。 |
| + | * 本作で作画の変遷の影響を最も受けやすいキャラの一人であり、原作小説では話が進むごとに童顔で中性的な外見になる一方で、アニメ版では精悍なイケメンとして描かれるなど安定しない。 |
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