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[[地球連邦軍|国連地球防衛軍]]の長官で、太平洋本部司令。
[[地球連邦軍|国連地球防衛軍]]の長官で、太平洋本部司令。
極端なまでに先鋭的な軍人至上主義を掲げた危険思想の持ち主で、[[地球]]に侵略を仕掛けてきた[[バーム星人]]に対しても極端な敵意と偏見をむき出しにして、数々の混乱や軋轢を巻き起こしていくことになる。
『ダイモス』の物語は発端こそ[[オルバン大元帥]]らの謀略にあったが、戦いが長引いてしまったのは彼の数々の所業のせいと言っても過言ではなく<ref>実際、原作終了後の設定である『[[スーパーロボット大戦MX|MX]]』では[[夕月京四郎|京四郎]]の「素直に反省する男だったら、バーム戦争はもっと早く終わってた」という台詞が示す通り、バーム戦争が長期化した元凶とみなされている。</ref>、バーム星の悪がオルバン大元帥であるならば、三輪は'''地球内部の悪'''に相当する人物と言える。
そのため、現在でも、SF・ロボットもの以外も含めた国内アニメ作品全体における「'''敵よりも邪魔な味方'''」の代表キャラという評価が根付いている。
===性格 ===
一言で言うなら、非情かつ傲慢で独善的なエゴイスト。自分の意にそぐわない者に対しては、軍人・[[民間人]]問わず二言目には「非国民」と罵り喚き散らすヒステリックぶりを見せ、時には敵の罠を利用してでも蹴落とそうと画策する卑劣な品性を持っている。
本来なら民間人を守るために行動しなければならない軍人という立場でありながら、戦いの役に立たないという理由で民間人を「ベッドを塞ぐことしかできない無駄飯食らい」「犬以下の存在」「何千何万くたばろうと構わない」と言い切り、敵の排除を大義名分にする形で味方や民間人を巻き込む作戦の指揮を平然と行うことも多かった。
一方、バーム軍の侵攻で多大な被害が出たことに伴う地球側の反バーム感情もあってか軍人としては評価されているらしく、「国連エール勲章」なるものを授与されている。その行動理念は地球をバーム星人の手から守ろうとするが故と言えなくもなく、彼の主張にも頷ける部分が多少は存在するが、用兵時は常に自分の保身を優先させている点からも、結局は自分だけが地球を救う英雄になろうとする野心で動いている感が強い。また、作中ではバーム星人の攻撃よりも三輪の勝手な行動のせいで地球側が窮地に陥ったケースが少なくなく、そのバーム側にすら「無能」呼ばわりされるなど、決して指揮官として優れた適性を持つわけではない。その無能ぶりの極致と言える暴挙の数々は、[[リヒテル]]を始めとするバーム星人に地球人への強い不信感を抱かせる大きな原因となり、また地球側にも数多くの犠牲者を出す要因となった。
かたくなに敵の殲滅にこだわり、一矢たちのように戦い以外での解決手段を見つけられないその姿勢を逆に哀れまれることもある。実際、『ダイモス』のロマンアルバムでは「'''戦うことしかできないあわれな人だった'''」と解説された。
===劇中の様相 ===
第1話より登場。地球への侵略を開始したバーム軍によって防衛軍が壊滅的被害を受けたことで、火星から地球に向けて帰還する途中であった[[ガードダイモビック]]に救援を要請し、この頃は軍人としてまともな面を見せていた。しかし、第3話頃から徐々に過激な言動を見せるようになり、ガードダイモビックが保護した少女・[[エリカ]]の正体がバーム星人である事実が判明したのを機に対立の兆しが悪化。特に[[ダイモス]]のメインパイロットを務める[[竜崎一矢]]とは完全に相容れない関係となった。
以降は自らの使命感……というよりは野心に従う形で、冷酷な殲滅主義に基づいた対バーム作戦を展開していくことになるが、常に自らの手柄と自己保身を最優先とし、時には自らが手柄を得るための機会を増やそうとして戦いを意図的に長引かせるよう仕向けることもあったため、一矢だけでなく[[和泉振一郎]]や[[夕月京四郎]]からも反感を抱かれ、特に京四郎からは殴られたことさえもあった。そして、地球との和平を望んでいた平和勢力の中心人物だったバランドークを「バーム星人であるから」というだけで射殺する非道<ref>一応「無条件降伏以外認めない」という条件を提示はしたが、バランドークが対等な話し合いを求めたため決裂し、そのまま銃撃した。なお、バランドークは「今の国連はバーム殲滅派が主流だから」という理由で国連と接触すらしていなかった。</ref>を働いたことで、ガードダイモビックの面々と決定的な敵対関係となる。
第38話で、一矢をパイロットから更迭しダイモスを接収するべく、自分の息のかかった五大国の国連代表と結託。一矢を強引に自身の管轄下にある基地へと連行し、拷問を加えるなど徹底的に追い詰めていく。
第39話での一矢を対象とした査問では、その情報を聞きつけた[[ゲロイヤー]]が送りつけた一矢がバーム星人と内通していることを暗示した密書の内容を鵜呑みにする形で一矢を反逆者と指弾、ダイモスのパイロット解任へと追い込む<ref>状況やタイミングから考えてもあからさまにおかしいので、三輪は密書の内容が偽りと知った上で利用した可能性もある。</ref>。しかしニュージャーランドのバンクスを始めとする多くの小国の代表たちが再査問を要求するために駆け付け、さらにはこれまでの自身の言動や小国の意見を蔑ろにしてきた五大国の専横ぶりを指摘され、和平を求めるバーム星人の存在も明確になった結果、逆に自身の司令官の座を剥奪されてしまうことになった。
しかし、続く第40話では、すでに司令官の地位を解かれていながら、勝手に軍を動かす形で浮上した海底城に対し総攻撃を仕掛ける。ダイモス無しで敵拠点の攻略が成功するはずもなく、部下の生命を軽視した命令や状況を理解しない無謀な攻撃を続けた結果、部下の信望を完全に失った上に敗戦。その後も戦える状態ではなくなった無抵抗のバーム兵を無差別に機銃で銃撃したことで、とうとう一矢の怒りを爆発させてしまい、自らの銃撃にも怯まない彼に意識を失うまで殴られる羽目になる。京四郎が止めに入ってくれたおかげで一命はとりとめたが<ref>これはもちろん三輪の命を心配したわけではなく、一矢に人殺し・味方殺しの業を負わせたくなかっただけであり、京四郎以外にもぐったりと横たわる三輪を介抱しようとした者は誰もいなかった。</ref>、そのまま「これまでの行動の是非」を問われ、国連から逮捕状が出て完全に失脚。物語から姿を消した。
==登場作品と役柄==
==登場作品と役柄==
その強烈かつ無茶苦茶なキャラクターはもはやネタキャラの域に達しており、一部スパロボ攻略本では「名物ならぬ迷物キャラ」とコメントされた。
その強烈かつ無茶苦茶なキャラクターはもはやネタキャラの域に達しており、一部スパロボ攻略本では「名物ならぬ迷物キャラ」とコメントされた。
=== [[旧シリーズ]] ===
===[[旧シリーズ]]===
;{{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦}}
;{{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦}}
:初登場作品。[[地球連邦軍]]環太平洋第2師団長官という役職であり、階級は准将。[[獣戦機隊]]を昔指導したという経歴も持つ。
:初登場作品。[[地球連邦軍]]環太平洋第2師団長官という役職であり、階級は准将。かつて[[獣戦機隊]]を指導したという経歴も持つ。
:最初は味方[[NPC]](非戦闘員)として強引に[[ロンド・ベル]]に同行するが、[[エリカ (ダイモス)|エリカ]]のみならず[[ダバ・マイロード|ダバ]]や[[ポセイダル軍]]からの投降者である[[ガウ・ハ・レッシィ|レッシィ]]をもスパイ扱いし、捕虜の[[サラ・ザビアロフ|サラ]]を勝手に逃がした[[カツ・コバヤシ|カツ]]は軍規に従い銃殺刑にするべきだと主張するなど、過激な言動をたびたび行い、その度に指揮権のある[[ブライト・ノア|ブライト]]から咎められる。
:最初は味方[[NPC]](非戦闘員)として強引に[[ロンド・ベル]]に同行するが、[[エリカ (ダイモス)|エリカ]]のみならず[[ダバ・マイロード|ダバ]]や[[ポセイダル軍]]からの投降者である[[ガウ・ハ・レッシィ|レッシィ]]をもスパイ扱いし、捕虜の[[サラ・ザビアロフ|サラ]]を勝手に逃がした[[カツ・コバヤシ|カツ]]は軍規に従い銃殺刑にするべきだと主張するなど、過激な言動をたびたび行い、その度に指揮権のある[[ブライト・ノア|ブライト]]から咎められる。
:一方で、[[ジャミトフ・ハイマン|ジャミトフ]]からの(私兵[[ティターンズ]]のための)機動兵器接収の命に対しては、上官であるはずのジャミトフに抵抗してロンド・ベルを必死に擁護する場面もあり、原作や他のSRWシリーズと比較しても功名心や私欲で動く描写はほとんどない。良くも悪くも頑迷ではあるが地球圏を守ろうとする意思を持ち合わせた軍人としての面が強く強調されており、'''少なくとも原作に比べれば遥かにまともな人間として描かれている'''。
:一方で、[[ジャミトフ・ハイマン|ジャミトフ]]からの(私兵[[ティターンズ]]のための)機動兵器接収の命に対しては、上官であるはずのジャミトフに抵抗してロンド・ベルを必死に擁護する場面もあり、原作や他のSRWシリーズと比較しても功名心や私欲で動く描写はほとんどない。良くも悪くも頑迷ではあるが地球圏を守ろうとする意思を持ち合わせた軍人としての面が強く強調されており、'''少なくとも原作に比べれば遥かにまともな人間として描かれている'''。
:経験値は名有りパイロットとしては最低で、能力値も低い。精神コマンドは[[根性]]・[[ド根性]]・[[威圧]]・[[激怒]]・[[自爆]]といかにも三輪らしいが、性格は弱気。なおパイロットとしての名前は「三輪」ではなく「三輪長官」となっている。前述のとおりダブデに乗って出てくるためパイロットとしては乗換系統がMS系に設定されている。
:経験値は名有りパイロットとしては最低で、能力値も低い。精神コマンドは[[根性]]・[[ド根性]]・[[威圧]]・[[激怒]]・[[自爆]]といかにも三輪らしいが、性格は弱気。なおパイロットとしての名前は「三輪」ではなく「三輪長官」となっている。前述のとおりダブデに乗って出てくるためパイロットとしては乗換系統がMS系に設定されている。
:;{{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦S}}
:;{{参戦作品 (人物)|第4次スーパーロボット大戦S}}
::シナリオ「ダカールの日」で一矢・[[夕月京四郎|京四郎]]・[[和泉ナナ|ナナ]]と戦闘させると、それぞれ[[戦闘前会話]]が表示されるようになった。
::「ダカールの日」で一矢・[[夕月京四郎|京四郎]]・[[和泉ナナ|ナナ]]と戦闘させると、それぞれ[[戦闘前会話]]が表示されるようになった。
=== [[αシリーズ]] ===
===[[αシリーズ]]===
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦α}}
;{{参戦作品 (人物)|第2次スーパーロボット大戦α}}
:行方不明の[[岡防衛長官|岡長官]]の後任として極東支部長官に就任。他の作品同様、[[スペースノイド]]を侮蔑するティターンズのような人物として描写され、人質が囚われている[[マシーンランド]]に毒ガス攻撃を仕掛けようとしたり、そのやり方で当然[[αナンバーズ]]の面々の反感を買う。
:行方不明の[[岡防衛長官|岡長官]]の後任として極東支部長官に就任。他の作品同様、[[スペースノイド]]を侮蔑するティターンズのような人物として描写され、人質が囚われている[[マシーンランド]]に毒ガス攻撃を仕掛けようとしたり、そのやり方で当然[[αナンバーズ]]の面々の反感を買う。
:最期は[[ヤキン・ドゥーエ]]攻防戦にて多数の[[クラップ級]]を引き連れアズラエルの救援に参上するも、[[ザフト]]による[[ジェネシス]]の第1射を受け'''艦ごと消滅'''した。
:最期は[[ヤキン・ドゥーエ]]攻防戦にて多数の[[クラップ級]]を引き連れアズラエルの救援に参上するも、[[ザフト]]による[[ジェネシス]]の第1射を受け'''艦ごと消滅'''した。
=== 携帯機シリーズ ===
===携帯機シリーズ===
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦A}}({{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE}})
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦A}}({{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦A PORTABLE|A PORTABLE}})
:唯一、'''死亡しない'''作品。[[ロンド・ベル]]に指令を与える人物としてゲーム序盤から登場する。似たような危険人物として[[バスク・オム]]が引き合いに出されるほどだが、戦時下ではそれが頼りになるらしく連邦軍内部には彼のシンパが結構な数いるらしい。
:唯一、'''死亡しない'''作品。[[ロンド・ベル]]に指令を与える人物としてゲーム序盤から登場する。似たような危険人物として[[バスク・オム]]が引き合いに出されるほどだが、戦時下ではそれが頼りになるらしく連邦軍内部には彼のシンパが結構な数いるらしい。
:没シナリオでは[[コロニーレーザー]]を使って[[ネオ・ジオン]]を攻撃するという役割が与えられていた。
:没シナリオでは[[コロニーレーザー]]を使って[[ネオ・ジオン]]を攻撃するという役割が与えられていた。
=== 単独作品 ===
===単独作品===
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦MX}}
;{{参戦作品 (人物)|スーパーロボット大戦MX}}
:『ダイモス』が原作終了後の設定のため、当初は原作同様に失脚しており、[[一色真]]の横暴な態度を[[夕月京四郎|京四郎]]がかつての三輪になぞらえてみたりと「過去の存在」として会話に出てくるだけであったが、ストーリー終盤に[[ゼーレ]]の子飼いとなって[[NERV]]攻撃の指揮を執るというまさかの登場を果たし、次のシナリオで[[ギルガザムネ]]に乗ってくる(操縦するのは捕虜となった[[ギガノス兵]])。
:『ダイモス』が原作終了後の設定のため、当初は原作同様に失脚しており、[[一色真]]の横暴な態度を[[夕月京四郎|京四郎]]がかつての三輪になぞらえてみたりと「過去の存在」として会話に出てくるだけであったが、ストーリー終盤に[[ゼーレ]]の子飼いとなって[[NERV]]攻撃の指揮を執るというまさかの登場を果たし、次のシナリオで[[ギルガザムネ]]に乗ってくる(操縦するのは捕虜となった[[ギガノス兵]])。
:なお、本作においては愛称が「三輪防人」とフルネーム表記になっている。恐らく名字が同じ[[三輪忍]]がいるための措置であろう。
:なお、本作においては愛称が「三輪防人」とフルネーム表記になっている。恐らく名字が同じ[[三輪忍]]がいるための措置であろう。
== パイロットステータス ==
==パイロットステータス==
=== [[精神コマンド]] ===
===[[精神コマンド]]===
;[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])
;[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]([[第4次スーパーロボット大戦S|S]])
:'''[[根性]]、[[ド根性]]、[[威圧]]、[[激怒]]、[[自爆]]'''
:'''[[根性]]、[[ド根性]]、[[威圧]]、[[激怒]]、[[自爆]]'''
:いかにも三輪長官らしいラインナップ。'''戦闘用のコマンドが一切ない'''あたりも、前線に出ず後方から指揮(という名の無茶振り)に徹していた彼らしいと言える。
:いかにも三輪長官らしいラインナップ。'''戦闘用のコマンドが一切ない'''あたりも、前線に出ず後方から指揮(という名の無茶振り)に徹していた彼らしいと言える。
== 人間関係 ==
==人間関係==
=== 地球 ===
===地球===
;[[竜崎一矢]]
;[[竜崎一矢]]
:旧知の間柄である[[竜崎勇|竜崎勇]]博士の息子だが、三輪は一矢をバーム星人打倒のための道具としか考えていない。数々の暴挙を否定されたため完全に対立し、ダイモスのパイロットから降ろすべく国連の決議にかけるが失敗。最終的には負傷して無抵抗であったバーム星人を射殺したことが一矢の逆鱗に触れ、激しく殴打される。『ゴッドバード』では最初から敵として彼と戦うことに。
:旧知の間柄である[[竜崎勇]]博士の息子だが、三輪は一矢をバーム星人打倒のための道具としか考えていない。数々の暴挙を否定されたため完全に対立し、ダイモスのパイロットから降ろすべく国連の決議にかけるが失敗。最終的には負傷して無抵抗であったバーム星人を射殺したことが一矢の逆鱗に触れ、激しく殴打される。
;[[夕月京四郎]]
;[[夕月京四郎]]
:一矢と同様に対立し、彼からも何度か殴打されている。
:一矢と同様に対立し、彼からも何度か殴打されている。
:彼女からも嫌われている。三輪自身もナナを子供と切り捨てていた。
:彼女からも嫌われている。三輪自身もナナを子供と切り捨てていた。
;[[竜崎勇]]
;[[竜崎勇]]
:第1話では司令室に彼の写真が飾られており、台詞からも旧知の間柄であることがわかる。ただし、あくまでもバームとの友好を考えていた竜崎博士とは考え方に大きな隔たりがあった。
:第1話では司令室に彼の写真が飾られており、台詞からも旧知の間柄であることがわかる。ただし、あくまでもバームとの友好を目指した竜崎博士とは考え方に大きな隔たりがあった。
;五大国代表
;五大国代表
:SRWには未登場で、国連の主導権を握る大国の代表達。反バームの方針が一致しており、三輪は彼らと結託して軍の立場を強めた。
:SRWには未登場で、国連の主導権を握る大国の代表達。反バームの方針が一致しており、三輪は彼らと結託して軍の立場を強めた。
=== バーム星 ===
===バーム星===
;[[エリカ (ダイモス)|エリカ]]
;[[エリカ (ダイモス)|エリカ]]
:作中ではスパイとして拷問し、その後も憎むべきバーム星人の一人として殺そうと謀った。
:作中ではスパイとして拷問し、その後も憎むべきバーム星人の一人として殺そうと謀った。
:35話で彼を殺そうとするが一矢に阻止される。
:35話で彼を殺そうとするが一矢に阻止される。
;[[リヒテル]]
;[[リヒテル]]
:三輪にとっては憎むべきバーム星人の司令官であり、36話では彼を殺そうとした。『ゴッドバード』でも直接対峙する。
:三輪にとっては憎むべき敵将であり、36話では彼を殺そうとした。『ゴッドバード』でも直接対峙する。
;[[ライザ]]
;[[ライザ]]
:リヒテル同様に殺そうとした。
:リヒテル同様に殺そうとした。
:一矢をダイモスのパイロットから降ろそうと企む三輪を利用して一矢のスパイ疑惑を深める策略を行い、一時的に更迭させることに成功させてしまう。また、三輪を「無能」と評した。
:一矢をダイモスのパイロットから降ろそうと企む三輪を利用して一矢のスパイ疑惑を深める策略を行い、一時的に更迭させることに成功させてしまう。また、三輪を「無能」と評した。
== 他作品との人間関係 ==
==他作品との人間関係==
SRWシリーズにおいても最終的に敵対するため、他作品のキャラ(主に[[地球]]側の政府関係者や軍の敵側キャラ)との絡みも割と多い。
SRWシリーズにおいても最終的に敵対するため、他作品のキャラ(主に[[地球]]側の政府関係者や軍の敵側キャラ)との絡みも割と多い。
とかく、主人公格を始めとした味方サイドに骨の髄まで嫌われている。
とかく、主人公格を始めとした味方サイドに骨の髄まで嫌われている。
=== 長浜作品系 ===
===長浜作品系===
;[[葵豹馬]]
;[[葵豹馬]]
:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』ではたびたび喧嘩していたらしく、そのために一時的に極東支部から追い出している。
:『[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]』ではたびたび喧嘩していたらしく、そのために一時的に極東支部から追い出している。
====アナザーガンダムシリーズ====
====アナザーガンダムシリーズ====
;[[ドモン・カッシュ]]
;[[ドモン・カッシュ]]
:『A』では[[ブライト・ノア|ブライト]]から彼について「コロニーから駆けつけた有志」と嘘の紹介をされ、大喜びで激励する場面も。
:『A』ではブライトから彼について「コロニーから駆けつけた有志」と嘘の紹介をされ、大喜びで激励する場面も。
;[[ヒイロ・ユイ]]
;[[ヒイロ・ユイ]]
:『A』では不正を暴かれ半ば錯乱して銃を構える三輪に対して銃を向ける。
:『A』では不正を暴かれ半ば錯乱して銃を構える三輪に対して銃を向ける。
:『A』では彼らに不正を暴かれてしまう。
:『A』では彼らに不正を暴かれてしまう。
;[[張五飛]]
;[[張五飛]]
:『A』では、身勝手な「正義」を振りかざして自身を正当化したため、「'''お前が正義を口にするな'''」と怒りを買う。
:『A』で身勝手な「正義」を振りかざして自身を正当化したため、「'''お前が正義を口にするな'''」と怒りを買う。
;[[ゼクス・マーキス]]
;[[ゼクス・マーキス]]
:『A』では暴走っぷりを彼によって連邦上層部に上奏され、逮捕されてしまう。
:『A』では暴走っぷりを彼によって連邦上層部に上奏され、逮捕されてしまう。
:本人同士に強い接点はないが、αナンバーズの一部からは軍事優先の物言いを悪く取られ、同類扱いされている。もっとも、彼女自身は三輪のように私利私欲で動くような人物ではないが。
:本人同士に強い接点はないが、αナンバーズの一部からは軍事優先の物言いを悪く取られ、同類扱いされている。もっとも、彼女自身は三輪のように私利私欲で動くような人物ではないが。
;[[フレイ・アルスター]]
;[[フレイ・アルスター]]
:直接絡む描写はないが、『第3次α』ではザフトに父親を殺された彼女を軍のプロパガンダに利用しようと考えていた(要は『SEED』におけるウィリアム・サザーランドのポジションを兼任している)。
:直接絡む描写はないが、『第3次α』でザフトに父親を殺された彼女を軍のプロパガンダに利用しようと考えていた。要は『SEED』におけるウィリアム・サザーランドのポジションを兼任しているというわけである。
;[[ムルタ・アズラエル]]
;[[ムルタ・アズラエル]]
:『第3次α』で競演。失脚・投獄されていたところを救われ表舞台に返り咲いたが、この一件で完全に首根っこを抑えられ、手駒に成り下がる。行動を共にするが、無能扱いされて内心キレたり、逆にアズラエルの無茶苦茶ぶりにドン引きする場面も見られる。
:『第3次α』で競演。失脚・投獄されていたところを救われ表舞台に返り咲いたが、この一件で完全に首根っこを抑えられ、手駒に成り下がる。行動を共にするが、無能扱いされて内心キレたり、逆にアズラエルの無茶苦茶ぶりにドン引きする場面も見られる。
:『A』では当初、彼女たちを[[核ミサイル|核]]でナデシコもろとも吹っ飛ばそうとしていた。
:『A』では当初、彼女たちを[[核ミサイル|核]]でナデシコもろとも吹っ飛ばそうとしていた。
:;[[テンカワ・アキト]]
:;[[テンカワ・アキト]]
::『A』では彼にクビを宣告している。コックとしての残留すら許さない不自然かつ一方的な宣告であり、周囲の反感を買っていた上に、クビ宣告の裏に[[ネルガル重工]]があることまで自軍にあっさりと感づかれてしまっていた。
::『A』では彼にクビを宣告している。コックとしての残留すら許さない不自然かつ一方的な宣告であり、周囲の反感を買った上に、クビ宣告の裏で[[ネルガル重工]]が糸を引いていることまで自軍にあっさりと感づかれてしまっていた。
;[[ミスマル・コウイチロウ]]
;[[ミスマル・コウイチロウ]]
:『A』と『MX』のいずれも直接会う場面はないのだが、コウイチロウは『A』では彼を良く思っていないらしく、『MX』でも問題視していたようである。
:『A』と『MX』のいずれも直接会う場面はないのだが、コウイチロウは『A』では彼を良く思っていないらしく、『MX』でも問題視していたようである。
;[[ヴィンデル・マウザー]]
;[[ヴィンデル・マウザー]]
:『A』では三輪を「タカ派の代表格」として、「ハト派の代表格」であるリリーナと共に拘束する。
:『A』では三輪を「タカ派の代表格」として、「ハト派の代表格」であるリリーナと共に拘束する。
:一応敵味方に分かれているとはいえ、三輪の思想はヴィンデルと非常に近いものがあるため、[[シャドウミラー]]側に付いても違和感なく収まっていたかもしれない。ただ三輪は過激な言動が目立つもののまがりなりにも「地球のため」に戦っているのに対し、ヴィンデルは'''「自分が闘っていられる日常が実現するなら、テロや外患誘致も厭わない」'''思想の持ち主であるため、三輪がヴィンデルを肯定する可能性は無いと言える。
:三輪は過激な言動が目立つもののまがりなりにも「地球のため」に戦っているのに対し、ヴィンデルは「'''自分が戦っていられる日常が実現するなら、テロや外患誘致も厭わない'''」という思想の持ち主であるため、三輪がヴィンデルを肯定する可能性は無い……だろうが、仮に[[シャドウミラー]]側に付いても違和感なく収まってしまうかもしれないのが三輪の恐ろしさである。
==名(迷)台詞==
==名(迷)台詞==
:ちなみに「非国民」は現在、差別用語だとして放送禁止用語に指定されているが、彼は事あるごとにこのような危険な台詞を口にしており、作品の映像ソフト化がなかなか実現しなかったのが彼のせいだという説も妙に頷けるというものである。無論、SRWでも差別用語としてこの台詞は使われない<ref>まぁそもそも日本人どころか地球人、というか人間ですらない人物も多い中でこの台詞を使われても……という部分もあるが。</ref>。
:ちなみに「非国民」は現在、差別用語だとして放送禁止用語に指定されているが、彼は事あるごとにこのような危険な台詞を口にしており、作品の映像ソフト化がなかなか実現しなかったのが彼のせいだという説も妙に頷けるというものである。無論、SRWでも差別用語としてこの台詞は使われない<ref>まぁそもそも日本人どころか地球人、というか人間ですらない人物も多い中でこの台詞を使われても……という部分もあるが。</ref>。
;「頼む!一刻も早く地球に戻ってくれ…!」
;「頼む!一刻も早く地球に戻ってくれ…!」
:第1話で[[バーム星人|バーム軍]]の攻撃により地球防衛軍が壊滅状態になり、まだ地球に帰還していない[[ガードダイモビック]]に頼らざるを得ない状況での台詞。第1話に限ればまだまともな人物に見えるのだが……。
:第1話でバーム軍の攻撃により地球防衛軍が壊滅状態になり、まだ地球に帰還していない[[ガードダイモビック]]に頼らざるを得ない状況での台詞。第1話に限ればまだまともな人物に見えるのだが……。
;「だがこの非常時に戦いの他に関心を持ってもらっては困る。ダイモスを操縦する君の双肩には四十一億地球人の命が懸かっているのだ!」
;「だがこの非常時に戦いの他に関心を持ってもらっては困る。ダイモスを操縦する君の双肩には四十一億地球人の命が懸かっているのだ!」
:第3話で記憶喪失の[[エリカ (ダイモス)|エリカ]]をダイモビックで引き取ることに反対した際の台詞。三輪の軍国主義的な思想が現れ始めた一場面。
:第3話で記憶喪失の[[エリカ (ダイモス)|エリカ]]をダイモビックで引き取ることに反対した際の台詞。三輪の軍国主義的な思想が現れ始めた一場面。
;「戦いの勝利は多数の犠牲の上にのみ成り立つ。個人の甘い感傷なぞ、弾丸の一発ほどの役にも立たん!」
;「戦いの勝利は多数の犠牲の上にのみ成り立つ。個人の甘い感傷なぞ、弾丸の一発ほどの役にも立たん!」
:第3話にて作戦会議に遅れた[[竜崎一矢|一矢]]に対しての台詞。発言内容は、後半は正しいのだが、前半はできる限り犠牲を抑えるべき軍司令官としては問題がある。
:第3話にて作戦会議に遅れた[[竜崎一矢|一矢]]に対しての台詞。発言内容は、後半は正しいのだが、前半はできる限り犠牲を抑えるべき軍司令官としては問題がある。
;「しかし、なんだな…エリカさんはもう少しで敵の手に落ちるところだったというではないか。捕らえられたら一大事。死んだ方がマシかもしれん。」
;「しかし、なんだな…エリカさんはもう少しで敵の手に落ちるところだったというではないか。捕らえられたら一大事。死んだ方がマシかもしれん」
:第6話でエリカが崖から落ち、ガードダイモビックの面々が悲嘆に暮れる中で言い放ったあまりにも空気が読めていない台詞。特に目の前で崖から落ちるのを見てしまった[[夕月京四郎|京四郎]]が激怒して三輪に殴りかかる。
:第6話でエリカが崖から落ち、ガードダイモビックの面々が悲嘆に暮れる中で言い放ったあまりにも空気が読めていない台詞。特に目の前で崖から落ちるのを見てしまった[[夕月京四郎|京四郎]]が激怒して三輪に殴りかかる。
;「う~ん立派!さすが男だ!あれぞ戦士の鑑…」
;「う~ん立派!さすが男だ!あれぞ戦士の鑑…」
;「ダイモスの操縦者たる貴様が敵と通じているとは!お前は人類を裏切るつもりか!」
;「ダイモスの操縦者たる貴様が敵と通じているとは!お前は人類を裏切るつもりか!」
:第10話で一矢が[[マルガレーテ]]と会っていたことを知り、彼をスパイ扱いして言い放った台詞。同話では一矢に銃を突きつけ、さらに自身に反論した[[和泉振一郎|和泉博士]]の解任を求めてガードダイモビックを自身率いる大部隊で包囲し、攻撃も辞さない態度を示すなどの暴挙をやらかしている。
:第10話で一矢が[[マルガレーテ]]と会っていたことを知り、彼をスパイ扱いして言い放った台詞。同話では一矢に銃を突きつけ、さらに自身に反論した[[和泉振一郎|和泉博士]]の解任を求めてガードダイモビックを自身率いる大部隊で包囲し、攻撃も辞さない態度を示すなどの暴挙をやらかしている。
;「その甘さがあいつの命取りとなる。戦いとは殺すか殺されるかだ。殺し損ねた奴にはいずれ自分が殺される。」
;「その甘さがあいつの命取りとなる。戦いとは殺すか殺されるかだ。殺し損ねた奴にはいずれ自分が殺される!」
:第12話より。前回の苦戦したシーンを見て一矢を「訓練が足りない」と批判し、さらに第8話でバーム星人ハレックにとどめを刺さなかったのを引き合いに出して和泉博士に告げる。この主張に理がないわけではないが、三輪は後に'''戦いに関わっていない人・戦いを止めようとしている人をも殺している'''ため単なる詭弁でしかない。
:第12話より。前回の苦戦したシーンを見て一矢を「訓練が足りない」と批判し、さらに第8話でバーム星人ハレックにとどめを刺さなかったのを引き合いに出して和泉博士に告げる。この主張に理がないわけではないが、三輪は後に'''戦いに関わっていない人・戦いを止めようとしている人をも殺している'''ため単なる詭弁でしかない。
;「いいか竜崎、考えてみろ!お前が救ったのは戦いには何の役にも立たん非戦闘員、つまり足手まといだぞ!連中にできることといったらせいぜいベッドを塞いで無駄飯を食うことだけだ!」
;「いいか竜崎、考えてみろ!お前が救ったのは戦いには何の役にも立たん非戦闘員、つまり足手まといだぞ!連中にできることといったらせいぜいベッドを塞いで無駄飯を食うことだけだ!」
;「まさに撃ちてし止まん。断固、バームの犬どもを撃退して一握りの土といえども彼らに与えてはなりません。我が地球防衛軍は速やかに軍を再編成、並びに核兵器増産をすべきだということをここに進言致します!」
;「まさに撃ちてし止まん。断固、バームの犬どもを撃退して一握りの土といえども彼らに与えてはなりません。我が地球防衛軍は速やかに軍を再編成、並びに核兵器増産をすべきだということをここに進言致します!」
:第20話での国連会議での演説。「撃ちてし止まん」とは太平洋戦争当時のスローガンの一つで、敵を討ち滅ぼすまで徹底的に戦うことを意味する。いかにも三輪らしい過激論であるが、この時点では国連内部では反バームの風潮が強く、多くの国の代表から賞賛を受け、これに対抗した和泉博士の和平論は逆に非難される始末であった。
:第20話での国連会議での演説。「撃ちてし止まん」とは太平洋戦争当時のスローガンの一つで、敵を討ち滅ぼすまで徹底的に戦うことを意味する。いかにも三輪らしい過激論であるが、この時点では国連内部では反バームの風潮が強く、多くの国の代表から賞賛を受け、これに対抗した和泉博士の和平論は逆に非難される始末であった。
;「総長!ダイモスが到着するまで40分かかります。その間に70万人が殺されるのです。今すぐ避難命令を出し、20分後に水爆を投下すれば半数の35万人は助かります!」<br />「どうせ放っておいても敵に殺されるのです、仕方ありません。」
;「総長!ダイモスが到着するまで40分かかります。その間に70万人が殺されるのです。今すぐ避難命令を出し、20分後に水爆を投下すれば半数の35万人は助かります!」<br />「どうせ放っておいても敵に殺されるのです、仕方ありません!」
:第28話で国連本部があるスイスにバーム軍が攻撃してきた際、国連事務総長に対して水爆の使用の許可を要請。この時点では許可が出たが、この後、間に合ったガードダイモビック側の要請に応じた事務総長に水爆の使用停止を命じられる。しかし三輪は、ダイモスに手柄を立てさせたくないという理由で命令を無視、水爆を撃とうとする暴挙に出るのだった。
:第28話で国連本部があるスイスにバーム軍が攻撃してきた際、国連事務総長に対して水爆の使用の許可を要請。この時点では許可が出たが、この後、間に合ったガードダイモビック側の要請に応じた事務総長に水爆の使用停止を命じられる。しかし三輪は、ダイモスに手柄を立てさせたくないという理由で命令を無視、水爆を撃とうとする暴挙に出るのだった。
:台詞だけ見れば「苦渋の選択」とも取れるが、ダイモス嫌いの三輪の自分勝手な対抗心と功名心のために殺される民間人はたまったものではないだろう。
:台詞だけ見れば「苦渋の選択」とも取れるが、ダイモス嫌いの三輪の自分勝手な対抗心と功名心のために殺される民間人はたまったものではないだろう。
===ゴッドバード===
===ゴッドバード===
;「待ちかねたぞ、待ちかねていたぞ!この時を!」
;「待ちかねたぞ、待ちかねていたぞ!この時を!」
:第20話にて、国連刑務所にて収監されている三輪を助けに馳せ参じたカークを前に、拘束具を引きちぎり哄笑して。やや小物臭い面の強かった原作と違い、本作の三輪はこの時点でかなり巨悪らしい雰囲気を纏っている。
:第20話にて、国連地球防衛軍・軍事犯罪刑務所に収監されている三輪を助けに馳せ参じたカークを前に、拘束具を引きちぎり哄笑して。やや小物臭い面の強かった原作と違い、本作の三輪はこの時点でかなり巨悪らしい雰囲気を纏っている。
;「これは心外だなリヒテルくん。ワシとてあの戦いで学んだ。反省したのだよ」<br />「かつては確かに異星人はすべて殲滅すべきと固く信じていた」<br />「だが、今は考えが変わったのだよ。こうして地球人であろうとし、地球のために働くものあれば、ともに手を取り合って生きてゆくべきだと!すばらしいだろう?」
;「これは心外だなリヒテルくん。ワシとてあの戦いで学んだ。反省したのだよ」<br />「かつては確かに異星人はすべて殲滅すべきと固く信じていた」<br />「だが、今は考えが変わったのだよ。こうして地球人であろうとし、地球のために働くものあれば、ともに手を取り合って生きてゆくべきだと!すばらしいだろう?」
:34話でダイモスを基に作られたロボット「ダイモス プルートゥ」に搭乗して、[[プリンス・シャーキン|シャーキン]]、[[ガルーダ]]、[[プリンス・ハイネル|ハイネル]]、[[リヒテル]]と対峙した際、三輪を「マスター」と仰ぐカークの姿に「何を吹き込んだ」とリヒテルに問いただされて返した返事。
:34話でダイモスを基に作られたロボット「ダイモス プルートゥ」に搭乗して、[[プリンス・シャーキン|シャーキン]]、[[ガルーダ]]、[[プリンス・ハイネル|ハイネル]]、[[リヒテル]]と対峙した際、三輪を「マスター」と仰ぐカークの姿に「何を吹き込んだ」とリヒテルに問いただされて返した返事。
:「ダカールの日」より。ダカールで[[エゥーゴ]]が[[ティターンズ]]を糾弾する演説を行ったところ、ティターンズの援軍として現れロンド・ベルに戦いを挑んでくる。「異星人と密通しておる男」=[[竜崎一矢|一矢]]、「異星人のスパイ」=[[ダバ・マイロード|ダバ]]や[[ガウ・ハ・レッシィ|レッシィ]]を指しているのであろうが、三輪の視野の狭さを如実に感じさせる台詞である。なお本作では'''ティターンズも[[ドレイク・ルフト|異世界人]]と手を組んでいる'''ため、豪快なブーメラン発言でもある。
:「ダカールの日」より。ダカールで[[エゥーゴ]]が[[ティターンズ]]を糾弾する演説を行ったところ、ティターンズの援軍として現れロンド・ベルに戦いを挑んでくる。「異星人と密通しておる男」=[[竜崎一矢|一矢]]、「異星人のスパイ」=[[ダバ・マイロード|ダバ]]や[[ガウ・ハ・レッシィ|レッシィ]]を指しているのであろうが、三輪の視野の狭さを如実に感じさせる台詞である。なお本作では'''ティターンズも[[ドレイク・ルフト|異世界人]]と手を組んでいる'''ため、豪快なブーメラン発言でもある。
:ロンド・ベルと同行していた頃の三輪は一つ上の台詞にも見られるように(原作に比べればまだ多少は)まともな軍人であったため、その変貌ぶり(というか原作回帰?)を見たプレイヤーからは「ティターンズ入りした際に洗脳でもされたのでは?」と言われることも。
:ロンド・ベルと同行していた頃の三輪は一つ上の台詞にも見られるように(原作に比べればまだ多少は)まともな軍人であったため、その変貌ぶり(というか原作回帰?)を見たプレイヤーからは「ティターンズ入りした際に洗脳でもされたのでは?」と言われることも。
;「バ…バカなっ! この私が…正義が敗れるとは…バカなァァァッ!」
;「バ…バカなっ!この私が…正義が敗れるとは…バカなァァァッ!」
:上記の戦闘で撃墜されると、この台詞を残して死亡する。原作で生き残ったキャラが死亡するというSRWでも珍しいケースで、以後の作品でも採用されることとなる。
:上記の戦闘で撃墜されると、この台詞を残して死亡する。原作で生き残ったキャラが死亡するというSRWでも珍しいケースで、以後の作品でも採用されることとなる。
:なお、同マップでは三輪の登場以前に敵を全滅させてもクリアにはならないため、三輪は嫌でも殺さなくてはならない。
:なお、同マップでは三輪の登場以前に敵を全滅させてもクリアにはならないため、三輪は嫌でも殺さなくてはならない。
;「わはははは、見たか! 正義は必ず勝つのだ! わーっはっはっはっ!」
;「わはははは、見たか!正義は必ず勝つのだ!わーっはっはっはっ!」
:同上。三輪登場後に議事堂に敵が侵入して、[[敗北条件]]を満たしてしまいゲームオーバーになった際の台詞。心底嬉しそうである。とはいえ彼の乗るダブデは[[移動力]]が低く、議事堂に侵入するには5ターンもかかるため、あえて狙わないと見ることのできない台詞である。
:同上。三輪登場後に議事堂に敵が侵入して、[[敗北条件]]を満たしてしまいゲームオーバーになった際の台詞。心底嬉しそうである。とはいえ彼の乗るダブデは[[移動力]]が低く、議事堂に侵入するには5ターンもかかるため、あえて狙わないと見ることのできない台詞である。
====MX(MX PORTABLE)====
====MX(MX PORTABLE)====
;「利用だと?フフフ、確かにそうかも知れん…だが、ワシもまた奴らを利用しておるのだ。ここで貴様ら反逆者を始末し、その功績を以ってワシはかつての立場へ返り咲く。そして、今度こそ異星人を…!あのバーム星人共を我らの太陽系より駆逐するのだ!!」
;「利用だと?フフフ、確かにそうかも知れん…だが、ワシもまた奴らを利用しておるのだ。ここで貴様ら反逆者を始末し、その功績を以ってワシはかつての立場へ返り咲く。そして、今度こそ異星人を…!あのバーム星人共を我らの太陽系より駆逐するのだ!!」
:第53話(『[[スーパーロボット大戦MX PORTABLE|PORTABLE]]』では第54話)「魂のルフラン」 より。[[ゼーレ]]の尖兵としてまさかの登場をした三輪。[[NERV]]本部を攻撃し、NERVのメンバーに降伏勧告を突きつけた際、[[葛城ミサト|ミサト]]に「あんたはゼーレに利用されているだけだ」と突きつけられてこう返す。ゼーレの走狗にされているという自分の立場を自覚しながら、それでも自身の復権と異星人の殲滅に固執する三輪を前にミサトたちは激しい怒りと呆れの感情を露にし、[[碇ゲンドウ|ゲンドウ]]も「あの男と話すことなど何も無い」と三輪の繋いだ回線を切るよう命じるのであった。
:第53話(『[[スーパーロボット大戦MX PORTABLE|PORTABLE]]』では第54話)「魂のルフラン」 で、[[ゼーレ]]の尖兵としてまさかの登場をした三輪。[[NERV]]本部を攻撃し、NERVのメンバーに降伏勧告を突きつけた際、[[葛城ミサト|ミサト]]に「あんたはゼーレに利用されているだけだ」と突きつけられてこう返す。ゼーレの走狗にされているという自分の立場を自覚しながら、それでも自身の復権と異星人の殲滅に固執する三輪を前にミサトたちは激しい怒りと呆れの感情を露にし、[[碇ゲンドウ|ゲンドウ]]も「あの男と話すことなど何も無い」と三輪の繋いだ回線を切るよう命じるのであった。
;「殺せ!破壊しろ!!」<br />「悪魔共を抹殺しろ!皆殺しにするのだ!!」<br />「わはははは!殺せ!殺せ!!殺せぇっ!!!」
;「殺せ!破壊しろ!!」<br />「悪魔共を抹殺しろ!皆殺しにするのだ!!」<br />「わはははは!殺せ!殺せ!!殺せぇっ!!!」
:NERV本部を攻撃し、動けない[[EVA弐号機]]に容赦ない攻撃を浴びせながら。ノリノリで大暴れする。
:NERV本部を攻撃し、動けない[[EVA弐号機]]にノリノリで容赦ない攻撃を浴びせる。
;「そうだ!反逆者どもを許すわけにはいかんのだ!」<br />「当然だ!サードインパクトで世界を滅ぼそうとする貴様らを放置しておけるものか!」<br />「竜崎一矢…!ワシは貴様から受けた仕打ちを忘れておらんぞ…!そこにいる反逆者もろとも、このギルガザムネで…ワシ自らの手で貴様らを始末してくれる!」
;「そうだ!反逆者どもを許すわけにはいかんのだ!」<br />「当然だ!サードインパクトで世界を滅ぼそうとする貴様らを放置しておけるものか!」<br />「竜崎一矢…!ワシは貴様から受けた仕打ちを忘れておらんぞ…!そこにいる反逆者もろとも、このギルガザムネで…ワシ自らの手で貴様らを始末してくれる!」
:第54話(『PORTABLE』では第55話)「遙か久遠の彼方」より、[[塞臥]]の操る[[雷のオムザック]]と共に[[ギルガザムネ]]で現れて。
:第54話(『PORTABLE』では第55話)「遙か久遠の彼方」より、[[塞臥]]の操る[[雷のオムザック]]と共に[[ギルガザムネ]]で現れて。
;「ば、馬鹿な…!ワシが死ぬというのか!?司令であるこのワシが!?ワシがいなければ、地球は異星人共の手に渡ってしまうのだぞ!!そうだ!ワ、ワシが死ねば、この地球は…この地球はァァァァッ!!」
;「ば、馬鹿な…!ワシが死ぬというのか!?司令であるこのワシが!?ワシがいなければ、地球は異星人共の手に渡ってしまうのだぞ!!そうだ!ワ、ワシが死ねば、この地球は…この地球はァァァァッ!!」
:『MX』(『PORTABLE』)での断末魔。パイロットのギガノス兵がギルガザムネの思考コントロールシステムの負荷に耐え切れなかったのか先に死亡してしまい、脱出できずにそのまま機体と運命を共にすることとなった。
:『MX』(『PORTABLE』)での断末魔。パイロットのギガノス兵がギルガザムネの思考コントロールシステムの負荷に耐え切れなかったのか先に死亡してしまい、脱出できずにそのまま機体と運命を共にすることとなった。
:最後の最後まで自分こそが地球を救う救世主だと妄信していたが、むしろ三輪がいない方が、バーム星人を初めとする異星人との友好が円滑になることは間違いないだろう。[[夕月京四郎|京四郎]]には'''「奴はああなって当然の男だ」'''と吐き捨てられていた。
:最後の最後まで自分こそが地球を救う救世主だと妄信していたが、むしろ三輪がいない方が、バーム星人を初めとする異星人との友好が円滑になることは間違いないだろう。[[夕月京四郎|京四郎]]には「奴は'''ああなって当然'''の男だ」だ吐き捨てられていた。
== SRWでの搭乗機体 ==
==SRWでの搭乗機体==
;[[ダブデ]]
;[[ダブデ]]
:『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』で搭乗。現在唯一の「パイロットとしての三輪長官」が乗り込んだユニット。
:『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』で搭乗。現在唯一の「パイロットとしての三輪長官」が乗り込んだユニット。
==余談==
==余談==
*聖悠紀氏によるラフスケッチでは迷彩服を纏っており、決定稿以上にアグレッシブな印象を与える反面、顔つきは幾分柔和に描かれている。実は初期設定だと劇中のような過激派ではなく、一矢の父である竜崎博士と仲良く肩を組んでいる写真を机の上に飾っていたり、設定資料集では優しげな表情も確認されている。打ち切りなどの都合でこのような立ち位置になったらしい。
*聖悠紀氏によるラフスケッチでは迷彩服を纏っており、決定稿以上にアグレッシブな印象を与える反面、顔つきは幾分柔和に描かれている。実は初期設定だと劇中のような過激派ではなく、一矢の父である竜崎博士と仲良く肩を組んでいる写真を机の上に飾っていたり、設定資料集では優しげな表情も確認されている。打ち切りなどの都合でこのような立ち位置になったらしい。
*『ダイモス』『[[超電磁ロボ コン・バトラーV|コン・バトラーV]]』『[[超電磁マシーン ボルテスV|ボルテスV]]』『[[勇者ライディーン|ライディーン]]』それぞれの後日譚にあたる漫画作品『ゴッドバード』では、バーム戦争終結後も過激な異星人排斥行動を続けていたため逮捕され、長年国連刑務所に収監されていたが、自身を信奉する軍人のカーク・スクエアや[[バラオ]]の上位存在・ワーバラオの暗躍により脱獄。'''最強・最大・最悪の敵'''として一矢らの前に再び現れる。更には人間である事を捨てて人外の存在にまで堕ちてしまう事になっている。
*『ダイモス』『[[超電磁ロボ コン・バトラーV|コン・バトラーV]]』『[[超電磁マシーン ボルテスV|ボルテスV]]』『[[勇者ライディーン|ライディーン]]』それぞれの後日譚にあたる漫画作品『超電磁大戦ビクトリーファイブ』の時代では、バーム戦争終結後も過激な異星人排斥行動を続けていたため逮捕され、社会的に抹殺された……にもかかわらず、一矢たちにいろいろとちょっかいをかけてきたらしく<ref>『ゴッドバード』第19話で小介が「(『ビクトリーファイブ』の時代には)テレビアニメに換算すると3年分くらいのエピソードがあった」と語る場面で、その「サブタイトル一覧」の中に「エリカが三輪にまた殺される!」という文言がある(単行本4巻20ページ)。</ref>、さらなる続編『ゴッドバード』で自身を信奉する軍人のカーク・スクエアや[[バラオ]]の上位存在・ワーバラオの暗躍により脱獄。'''最強・最大・最悪の敵'''として一矢らの前に再び現れる。そして最終的には、人間であることを捨て、ワーバラオの一部になり果ててしまった。
==脚注==
==脚注==