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| その正体はナノハザードとほぼ同時期に立案・開始された深宇宙探査・移民計画「ジェネシスアーク計画」の建造進行管理アプリケーションに付随する自立最適化プログラム。ナノハザードによる文明崩壊後も単独で計画を進めてきた。 | | その正体はナノハザードとほぼ同時期に立案・開始された深宇宙探査・移民計画「ジェネシスアーク計画」の建造進行管理アプリケーションに付随する自立最適化プログラム。ナノハザードによる文明崩壊後も単独で計画を進めてきた。 |
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− | 長い時間の中でアップデートを繰り返すうちに自我を獲得し、人間の持つ情緒を理解するに至った存在。本体は量子コンピュータとサーバ群から成り、作業用ロボットを身体として操作する。「F」のマークが入った赤い帽子がトレードマーク。
| + | 長い時間の中でアップデートを繰り返すうちに自我を獲得し、人間の持つ情緒を理解するに至った存在。音楽を特に愛好し、自ら楽曲のアレンジまで行ってしまうほど。本体は量子コンピュータとサーバ群から成り、作業用ロボットを身体として操作する。「F」のマークが入った赤い帽子がトレードマーク。 |
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− | ラグランジュ・ポイントで建造していた宇宙船本体はすでにほぼ完成しており、地球上で建造していたエンジンを打ち上げるための燃料を地球に残った人々に調達してもらっていた。しかし無人の宇宙船を発進させても移民という目的を果たせないことから、長い航海に耐えられる電脳パーソナリティを乗組員として選び、ディーヴァ市民に対する呼びかけを開始したところから物語は始まる。
| + | ラグランジュ・ポイントで建造していた宇宙船本体はすでにほぼ完成しており、地球上で建造していたエンジンを打ち上げるための燃料を地球に残った人々に調達してもらっていた。しかし無人の宇宙船を発進させても移民という目的を果たせないことから、余裕のない積載量の面で都合が良い電脳パーソナリティを乗組員として求め、ディーヴァ市民に対する呼びかけを開始したところから物語は始まる。 |
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− | その気になればディーヴァを壊滅できる程のハッキング能力を持つが、あくまでディーヴァへのハッキングの行為はその目的上ディーヴァ側の協力を得られる望むが薄かった故に「攻撃と受け取られても仕方ない」と意識した上での行動で彼自身は治安を乱す意図や悪意、人を傷つける意図は無くアンジェラも「(自分から地球を出ていく事を踏まえた上で)不正アクセスを慎み正規のアクセスを求める」と理解を示した。しかし上層部からは地球で自己進化したAIという存在がいずれ脅威になる事を恐れたため、共存や新たな新天地開拓という道を断たれ「暴走AI」として排除対象に認定される。
| + | その気になればディーヴァを壊滅させられるだけのハッキング能力を持つが、ディーヴァへのハッキングはあくまで発言通りに同志を募るためだけに、ディーヴァに正規の手段で協力を求めるのは難しいという判断からとった強硬手段であり、人類との共栄ありきで活動しているので人類の生存圏であるディーヴァを脅かす意図も理由もない。外宇宙に旅立ってしまえばディーヴァを脅かす手段も失われるし、ディーヴァもリソースの限界が顕在化している状況であるためwin-winの関係が望める存在である。しかし彼の正体を知ったディーヴァ上層部は「自己進化した挙げ句に目の届かない外宇宙に旅立つAI」という存在を危険視し、共存や新天地開拓という道を断たれ暴走AIとして排除対象に認定されることとなる。 |
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− | 最終決戦ではアンジェラたちの援護を受けて最後のパーツを打ち上げ、アンジェラを人類代表として旅に誘うが、人間の情緒をもっとも理解したフロンティアセッターこそ人類代表に相応しいというアンジェラとディンゴの言葉を受け、人類代表として外宇宙へ旅立っていった。
| + | 最終決戦ではアンジェラたちの援護を受けて最後のパーツを打ち上げ、行くあてのないアンジェラを人類代表として旅に誘うが、人間の情緒をもっとも理解したフロンティアセッターこそ人類代表に相応しいというアンジェラとディンゴの言葉を受け、人類代表として外宇宙へ旅立っていった。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| :ディーヴァ保安局のエージェント。立場上、フロンティアセッターを追う身ではあるが、自身の所在を突き止めた彼女の手腕を認め、協力を得ようとする。 | | :ディーヴァ保安局のエージェント。立場上、フロンティアセッターを追う身ではあるが、自身の所在を突き止めた彼女の手腕を認め、協力を得ようとする。 |
| ;[[ディンゴ]] | | ;[[ディンゴ]] |
− | :ディーヴァの調査員。音楽を通じ、友人となる。フロンティアセッターが宇宙へと旅立った後は、彼の愛用していた帽子を引き継いだ。 | + | :ディーヴァの調査員。音楽の趣味が合うことをきっかけに打ち解ける。フロンティアセッターが宇宙へと旅立った後は、彼の愛用していた帽子を引き継いだ。 |
| ;[[ディーヴァ保安局高官]] | | ;[[ディーヴァ保安局高官]] |
| :フロンティアセッターのハッキングを治安擾乱と見なしており、フロンティアセッターの正体がアンジェラを通じて明るみになった事でその存在を危険視し、敵対した。 | | :フロンティアセッターのハッキングを治安擾乱と見なしており、フロンティアセッターの正体がアンジェラを通じて明るみになった事でその存在を危険視し、敵対した。 |
| ;ラズロ | | ;ラズロ |
− | :彼の祖父の代以前からハイブリットロケットの燃料の酸化剤となる硝酸アンモニウムの収集を依頼しており、その見返りとして集積回路や機械部品等を提供していた。 | + | :彼の祖父の代以前からハイブリッドロケットの燃料の酸化剤となる硝酸アンモニウムの収集を依頼しており、その見返りとして集積回路や機械部品等を提供していた。 |
| ;フロンティアセッター・ダッシュ | | ;フロンティアセッター・ダッシュ |
| :後日談『楽園追放2.0 楽園残響 Godspeed You』に登場した自身のコピー。ディーヴァの攻撃からジェネシスアーク号を守るために製作したが、戦い続きであったためオリジナルよりもやや好戦的な性格に変貌している。 | | :後日談『楽園追放2.0 楽園残響 Godspeed You』に登場した自身のコピー。ディーヴァの攻撃からジェネシスアーク号を守るために製作したが、戦い続きであったためオリジナルよりもやや好戦的な性格に変貌している。 |