差分

427 バイト追加 、 2024年5月22日 (水)
編集の要約なし
1行目: 1行目:  
{{登場メカ概要
 
{{登場メカ概要
| 外国語表記 = [[外国語表記::Core Booster]]
   
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
| 登場作品 = [[ガンダムシリーズ]]
 
*{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダム}}(劇場版)
 
*{{登場作品 (メカ)|機動戦士ガンダム}}(劇場版)
28行目: 27行目:  
[[コアファイター]]は既存戦闘機と比較して10倍以上の処理能力を持つコンピューターを搭載しており、多目的戦闘機として優れた汎用性を持っていたが、機体サイズの都合から制約も多く、その潜在性能を最大限に生かしきれなかった。そこで開発されたのが、コアファイターに追加ユニットを装着し、武装・機動性・運動性を向上させた本機である。その性能は高く、対[[モビルスーツ]]戦闘を難なくこなす他、宇宙空間は当然として大気圏内でも問題なく運用可能。しかし、V作戦の機体に搭載されるコアファイターを使用した都合上、その製造コストは非常に高く、生産数は僅か16機、内実戦参加機は6機であった。
 
[[コアファイター]]は既存戦闘機と比較して10倍以上の処理能力を持つコンピューターを搭載しており、多目的戦闘機として優れた汎用性を持っていたが、機体サイズの都合から制約も多く、その潜在性能を最大限に生かしきれなかった。そこで開発されたのが、コアファイターに追加ユニットを装着し、武装・機動性・運動性を向上させた本機である。その性能は高く、対[[モビルスーツ]]戦闘を難なくこなす他、宇宙空間は当然として大気圏内でも問題なく運用可能。しかし、V作戦の機体に搭載されるコアファイターを使用した都合上、その製造コストは非常に高く、生産数は僅か16機、内実戦参加機は6機であった。
   −
劇中では[[ホワイトベース]]に配備され、[[スレッガー・ロウ]]と[[セイラ・マス]]がそれぞれ005、006号機に搭乗した。その後、005号機は[[ソロモン]]攻略戦で[[ビグ・ザム]]に[[特攻]]を仕掛けて大破し、006号機も[[ア・バオア・クー]]攻略戦で損傷して放棄されている。<ref>余談だが劇場版ではこのシーンの直後に「放棄されたGファイター」も1カット映っている。</ref>
+
劇中では2機のコアブースターが[[ホワイトベース]]に配備され、[[スレッガー・ロウ]]と[[セイラ・マス]]がそれぞれ005、006号機に搭乗した。その後、005号機は[[ソロモン]]攻略戦で[[ビグ・ザム]]に[[特攻]]を仕掛けて大破し、006号機も[[ア・バオア・クー]]攻略戦で損傷して放棄されている。<ref>余談だが劇場版ではこのシーンの直後に「放棄されたGファイター」も1カット映っている。</ref>
    
劇場版のみに登場しており、TV版の[[Gファイター]]にとって代わる存在である。
 
劇場版のみに登場しており、TV版の[[Gファイター]]にとって代わる存在である。
  −
=== 構成機体 ===
  −
;[[コアファイター]]
  −
:
  −
;ブースター
  −
:
      
== 登場作品と操縦者 ==
 
== 登場作品と操縦者 ==
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
=== [[旧シリーズ]] ===
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦F完結編}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦F完結編}}
:初登場作品。序盤の[[ラビアンローズ]]にて、[[ΖΖガンダム]]・[[ガンダム試作3号機]]・[[Gキャノン]]と同時に[[ロンド・ベル]]に加入。[[補給装置]]が搭載されているため、[[メタス]]と同じくレベル上げ用の機体として運用できる。
+
:初登場作品。序盤の[[ラビアンローズ]]にて、[[ΖΖガンダム]]・[[ガンダム試作3号機]]・[[Gキャノン]]と同時に[[ロンド・ベル]]に加入。スパロボ独自設定として[[補給装置]]が搭載されている。
:配備時に「中身は最新のものに置換している」と言われる通り、[[射程]]1~7・弾数15発・攻撃力1800のメガ粒子砲が優秀。[[運動性]]・[[限界反応]]こそ低いが、パーツスロット3なので[[サイコフレーム]]を3つ装着すれば[[運動性]]120・限界反応410と実用レベルまで底上げでき、サイズS補正も相まって、最前線で避けて当てて補給もできる汎用性の高い機体と化す。勿論、サイコフレーム3つを本機に費やすのは少々勇気がいる事ではあるが、強力な機体が不足しがちなDCルートでは一考の価値あり。
+
:配備時に「中身は最新のものに置換している」と言われる通り、[[射程]]1~7・弾数15発・攻撃力1800のメガ粒子砲が優秀。[[運動性]]・[[限界反応]]こそ低いが、パーツスロット3なので[[サイコフレーム]]を3つ装着すれば運動性120・限界反応410と実用レベルにまで底上げでき、サイズS補正も相まって、最前線で避けて当てて補給もできる汎用性の高い機体と化す。勿論、サイコフレーム3つを本機に費やすのは少々勇気がいる事ではあるが、強力な機体が不足しがちなDCルートでは一考の価値あり。改造しないにしても補給装置を搭載しているため、[[メタス]]と同じくレベル上げ用の機体として運用できる。有用な機体であるため、「異質なるモノへの挽歌」クリア後の下取りイベントでうっかり処分されないよう、必ず誰かしらを乗せておこう。
 
:[[スタッフ:寺田貴信|寺田貴信]]Pのお気に入りの機体であり、戦闘では役に立たないので補給装置を実装、スレッガーを乗せて毎ステージ必ず出撃させていたと語っている<ref>宝島社『スーパーロボット大戦F完結編 戦略解説』144頁。</ref>。また当初は「005」と「006」の2機を出そうと思ったが、戦闘画面で見分けがつかないと言われて止めたとのこと<ref>双葉社『スーパーロボット大戦F完結編 ディープファイル』154頁。</ref>。
 
:[[スタッフ:寺田貴信|寺田貴信]]Pのお気に入りの機体であり、戦闘では役に立たないので補給装置を実装、スレッガーを乗せて毎ステージ必ず出撃させていたと語っている<ref>宝島社『スーパーロボット大戦F完結編 戦略解説』144頁。</ref>。また当初は「005」と「006」の2機を出そうと思ったが、戦闘画面で見分けがつかないと言われて止めたとのこと<ref>双葉社『スーパーロボット大戦F完結編 ディープファイル』154頁。</ref>。
    
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α}}
 
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦α}}
:原作どおりスレッガーが乗る。『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』にあった[[補給装置]]も健在。
+
:原作通りスレッガーが乗る。『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』にあった[[補給装置]]も健在。
 
:『F完結編』で強力だったメガ粒子砲は残念ながら空陸B。しかしミサイルランチャーがP属性・射程1~4・ビームライフルと同等の攻撃力・空陸Aとなかなか使い勝手がいい。序盤では貴重な飛行ユニットで、運動性や[[移動力]]も高いため、地上マップ(の序盤)では繋ぎとして重宝する。
 
:『F完結編』で強力だったメガ粒子砲は残念ながら空陸B。しかしミサイルランチャーがP属性・射程1~4・ビームライフルと同等の攻撃力・空陸Aとなかなか使い勝手がいい。序盤では貴重な飛行ユニットで、運動性や[[移動力]]も高いため、地上マップ(の序盤)では繋ぎとして重宝する。
   54行目: 47行目:  
:第2部にて[[コンテナ]]を拾えば入手できる。[[補給装置]]は勿論あるが、それ以上に[[サイズ]]Sで運動性が高く、火力も必要充分程度に確保されている上に燃費もいいので、最大4つ装備可能な[[強化パーツ]]の補正も含めて優秀な機体。特に第3部銀河決戦篇では、CPUの思考パターンが修理・補給ユニットを最優先に狙ってくるので、囮役に最も適した存在となる。
 
:第2部にて[[コンテナ]]を拾えば入手できる。[[補給装置]]は勿論あるが、それ以上に[[サイズ]]Sで運動性が高く、火力も必要充分程度に確保されている上に燃費もいいので、最大4つ装備可能な[[強化パーツ]]の補正も含めて優秀な機体。特に第3部銀河決戦篇では、CPUの思考パターンが修理・補給ユニットを最優先に狙ってくるので、囮役に最も適した存在となる。
 
:最大[[EN]]が低いのでメガ粒子砲の連発には[[改造]]でフォローしたい所だが、弾数制のミサイルランチャーも持ちENが尽きてもある程度戦闘を続行できるため、あえて強化せずにガス欠を狙い[[起死回生]]技能発動を誘うのも手。
 
:最大[[EN]]が低いのでメガ粒子砲の連発には[[改造]]でフォローしたい所だが、弾数制のミサイルランチャーも持ちENが尽きてもある程度戦闘を続行できるため、あえて強化せずにガス欠を狙い[[起死回生]]技能発動を誘うのも手。
 +
 +
=== 単独作品 ===
 +
;{{参戦作品 (メカ)|スーパーロボット大戦Card Chronicle}}
 +
:「コア・ブースター」名義で登場。
    
=== 関連作品 ===
 
=== 関連作品 ===
92行目: 89行目:  
;[[Gファイター]]
 
;[[Gファイター]]
 
:コアブースターはTV版のGファイターの代わりである。コアファイター後部に大型ブースターを装着するという機体構成は[[ガンダム+Gファイター|Gスカイ・イージー]]に近い。
 
:コアブースターはTV版のGファイターの代わりである。コアファイター後部に大型ブースターを装着するという機体構成は[[ガンダム+Gファイター|Gスカイ・イージー]]に近い。
;ジェット・コア・ブースター/コア・イージー
+
;[[GUNDAM:ジェット・コア・ブースター|ジェット・コア・ブースター]](SRW未登場)
:『[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊]]』に登場。コア・ファイターの機首部分が流用された大気圏内用の戦闘機で、胴体部はコア・ブースターのそれをベースに新規開発されている。劇中では[[ラサ]]にある[[ジオン軍]]の秘密基地に対して爆撃を行っていた。SRW未登場。
+
:『[[機動戦士ガンダム 第08MS小隊]]』に登場。コア・ファイターの機首部分が流用された大気圏内用の戦闘機で、胴体部はコア・ブースターのそれをベースに新規開発されている。
;コアブースターII・インターセプトタイプ
+
;[[GUNDAM:コア・ブースターII インターセプトタイプ|コア・ブースターII インターセプトタイプ]](SRW未登場)
:『機動戦士ガンダムMS IGLOO』(SRW未参戦)に登場。ジオン軍のモビルダイバー「[[ズゴック|ゼーゴック]]」とその回収機のガウを撃墜した。
+
:『機動戦士ガンダムMS IGLOO』(SRW未参戦)に登場。高高度迎撃用。
;コアブースター プラン4
+
;[[GUNDAM:コア・ブースタープラン004|コア・ブースタープラン004]](SRW未登場)
:『[[MSV]]-R』『機動戦士ガンダムMSV-R ジョニー・ライデンの帰還』(共にSRW未参戦)に登場するプランの一つ。性能は極めて良好だったがコストが高く、採用は見送られている。ほぼ全身にスラスターがあり、大気圏内でも宇宙のような機動で動ける。ただ、そこまで動けるかはパイロット次第。
+
:『[[MSV]]-R』『機動戦士ガンダムMSV-R ジョニー・ライデンの帰還』(共にSRW未参戦)に登場するプランの一つ。ほぼ全身にスラスターがあり、大気圏内でも宇宙のような機動で動ける。
 
;[[コアブースター (V)]]
 
;[[コアブースター (V)]]
 
:Vガンダムのコアファイターに追加装備「オーバーハングパック」を装着させたもの。これにトップリムとボトムリムが合体すると[[Vダッシュガンダム]]となる。
 
:Vガンダムのコアファイターに追加装備「オーバーハングパック」を装着させたもの。これにトップリムとボトムリムが合体すると[[Vダッシュガンダム]]となる。
      
== 余談 ==
 
== 余談 ==
*映画『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』では、シャアの回想シーンの中で、セイラの乗機としてGファイターではなく本機が登場している為、同映画は初代『ガンダム』のTV版ではなく劇場版の世界観の延長線上である事が示されている。
+
*あくまでコアファイターの換装形態であるため設定上そこまで大きくも無いはずだが、作中ではガンダムが飛び乗った上で片膝をつくなど、20m以上のサイズで書かれている作画もある。
 +
*[[映画]]『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』では、シャアの回想シーンの中で、セイラの乗機としてGファイターではなく本機が登場している為、同映画は初代『ガンダム』のTV版ではなく劇場版の世界観の延長線上である事が示されている。
    
== 脚注 ==
 
== 脚注 ==
5,015

回編集