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搭載されているとして想定されていたヘビーメタルは過去の戦争でテンプルナイツが使用していた各[[ブラッドテンプル]]、[[アマンダラ・カマンダラ|ポセイダル]]が搭乗していた[[オージェ]]の完全なオリジナル機、ヤーマンの主力機[[ガイラム]]等いずれもオリジナルHMである。
 
搭載されているとして想定されていたヘビーメタルは過去の戦争でテンプルナイツが使用していた各[[ブラッドテンプル]]、[[アマンダラ・カマンダラ|ポセイダル]]が搭乗していた[[オージェ]]の完全なオリジナル機、ヤーマンの主力機[[ガイラム]]等いずれもオリジナルHMである。
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最終的にファティマの設定は諸々の事情により没設定となったが(理由は後述)、放映当時からアニメ雑誌の記事などで「ファティマという没設定がある」ことがしばしば語られており、多くのファンに知られていた。また、アニメ内ではエルガイムMk-IIやオージの額に謎の人影のようなものが映るカットがあるのだが、これはファティマ設定の名残である。
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最終的にファティマの設定は諸々の事情により没設定となったが(理由は後述)、現場のスタッフたちはファティマについて思い入れがあったようで、アニメ内ではエルガイムMk-IIやオージの額のクリスタルの中に人型のシルエットが映りこむ意味ありげな場面がいくつか見受けられる。また、放映当時はアニメ雑誌の記事などでファティマのことは没設定ではなく'''裏設定'''として紹介されていた。
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その後、『エルガイム』の世界観を引き継ぐ形で制作された永野護の漫画『ファイブスター物語』では明確な形で登場。ここでは[[人造人間]]のような存在として描かれている。だが、この『ファイブスター物語』は当初のころは『エルガイム』の前日談として認知されていたため<ref>現在の公式では二つの作品はパラレルワールドのようなものと明確にしているが、連載当初はそのあたりは曖昧な位置づけであった</ref>、当時は多くのファンが「ファティマの存在はエルガイムの作中では描かれてないだけで、設定上は存在している」と誤解するようになる。初期のスパロボで強化パーツにファティマが登場するのもその誤解からである。
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その後、『エルガイム』の世界観を引き継ぐ形で制作された永野護の漫画『ファイブスター物語』でファティマが明確な形で登場した。ここでは[[人造人間]]のような存在として描かれている。だが、この『ファイブスター物語』は当初のころは『エルガイム』の前日談として認知されていたこともあい<ref>現在の公式では二つの作品はパラレルワールドのようなものと明確にしているが、連載当初はそのあたりは曖昧な位置づけであった</ref>、かつては「ファティマはエルガイムの作中では描かれてないが、ペンタゴナ・ワールドの設定上には存在している」という認識がファンの間では一般的であった。
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現在では「'''ペンタゴナ・ワールドにファティマなるシステムは存在しない'''」という見解が公式から明確に宣言されている。(前述のMk-II、オージの額の人影は現在では「シンボライズド・コンピューター」というものだとされている)。
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しかし現在では「'''ペンタゴナ・ワールドにファティマなるシステムは存在しない'''」という見解が公式から明確に宣言されている。(前述のMk-II、オージの額の人影は現在では「シンボライズド・コンピューター」というものだとされている)。
    
==登場作品==
 
==登場作品==
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==搭載されたヘビーメタル==
 
==搭載されたヘビーメタル==
重ねて記すが、現行の設定にファティマは存在しない。さらにいえば、作中でファティマの姿が直接描かれたことは一度もない。
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重ねて記すが、現行の設定にファティマは存在しない。
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放映当時~終了直後にアニメ誌などで「実はファティマというものが搭載されている」という体で下記のような紹介がされていたが、実際はこれらもあくまで初期デザイン稿における設定である。
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だが、放映当時~終了直後にアニメ誌などで「実はファティマというものが搭載されている」という体で下記のような紹介がされていた。
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;[[ブラッドテンプル]]
 
;[[ブラッドテンプル]]
 
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*『[[リアルロボット戦線]]』ではパイロットのパラメータとして「F(ファティマ)同調」という数値が登場。ヘビーメタルの操縦に係わる数値。全パイロットに設定されているが、出典が『エルガイム』以外のパイロットにとっては無意味な数値である。
 
*『[[リアルロボット戦線]]』ではパイロットのパラメータとして「F(ファティマ)同調」という数値が登場。ヘビーメタルの操縦に係わる数値。全パイロットに設定されているが、出典が『エルガイム』以外のパイロットにとっては無意味な数値である。
 
*元々は「マスコット的なキャラクターが欲しい」という要請に応じる形で「主人公と共にロボットに乗り込み、かつ恋愛対象にならないキャラクター」という形でデザインされた存在で、『ファイブスター物語』とは異なり機械的な[[アンドロイド]]という設定であった(なお、放映前の初期稿ではファティマには「顔」が存在しない)。
 
*元々は「マスコット的なキャラクターが欲しい」という要請に応じる形で「主人公と共にロボットに乗り込み、かつ恋愛対象にならないキャラクター」という形でデザインされた存在で、『ファイブスター物語』とは異なり機械的な[[アンドロイド]]という設定であった(なお、放映前の初期稿ではファティマには「顔」が存在しない)。
**しかし、ファティマの設定に監督の富野由悠季氏が強く難色を示したため当設定は没になり、マスコットには前作『[[聖戦士ダンバイン]]』から[[チャム・ファウ]][[リリス・ファウ]]がスピンオフ的に継続して出演している。
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**しかし、ファティマの設定に監督の富野由悠季氏が強く難色を示したため当設定は没になり、マスコットには前作『[[聖戦士ダンバイン]]』から[[チャム・ファウ]]をスピンオフ的に継続出演させることとなった。それが[[リリス・ファウ]]である。
 
***富野監督は「人間と機械の融合」というイメージに生理的嫌悪感を抱いていることで知られており、ロボットと同化している有機アンドロイドというファティマのイメージはそれこそ[[メガノイド]]のような醜悪なものに見えたのだろう。
 
***富野監督は「人間と機械の融合」というイメージに生理的嫌悪感を抱いていることで知られており、ロボットと同化している有機アンドロイドというファティマのイメージはそれこそ[[メガノイド]]のような醜悪なものに見えたのだろう。
  
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