差分
→カガリ・ユラ・アスハ(Cagalli Yula Athha)
== カガリ・ユラ・アスハ(Cagalli Yula Athha) ==
== カガリ・ユラ・アスハ(Cagalli Yula Athha) ==
*[[登場作品]]
*[[登場作品]]
=== [[機動戦士ガンダムSEED]] ===
=== [[機動戦士ガンダムSEED]] ===
[[オーブ連合首長国]]前代表首長及び五代氏族アスハ首長家当主、[[ウズミ・ナラ・アスハ]]の一人娘。活発な少女で思いやりもある。行動力もあるが、独断専行の傾向が強い。
[[オーブ連合首長国]]前代表首長及び五代氏族アスハ首長家当主、[[ウズミ・ナラ・アスハ]]の一人娘。活発な少女で行動力もあるが、感情に任せた独断専行の傾向が強い。その一方で、他人を包み込む思いやりも秘めている。パイロットとしての戦闘センスは非常に高いが、実戦経験があまり伴っていない故に、エースパイロット相手だと逆に追い込まれてしまう傾向が強い。
中立コロニー・[[ヘリオポリス]]で[[オーブ]]が兵器開発しているのを知って潜入するが、[[地球連合]]と[[ザフト]]の戦いに巻き込まれ、命を遭遇した[[キラ・ヤマト]]に救われる。この時点では「カガリ・ユラ」と名乗り、王女の身分は隠していた。
その後は地球に戻って、北アフリカのレジスタンス「[[明けの砂漠]]」に加わり、「砂漠の虎」の異名を持つ[[アンドリュー・バルトフェルド]]率いるザフト軍と交戦と数度の戦闘を経験する。しかし、それがかえって仇となってしまい、自信過剰になってしまったカガリは、報復に燃える他のレジスタンスのメンバー達と共にザフトを追撃。無謀な攻撃を繰り返した結果、仲間の多くを失った上に、戦闘のパートナーであった青年・アフメドも死なせてしまう。その後、自分を助けたキラからも否定されて逆上するが、キラからは平手打ちを受けて気持ちだけでは何も守れない事実を突きつけられる。
バルトフェルド隊との戦闘を終えた後は、半ば強引に[[アークエンジェル隊]]と行動を共にするが、紅海での戦闘にてMIAの状態となってしまい、そこで同じく遭難した[[アスラン・ザラ]]と運命的な出会いを果たし、別れる。その後は[[オーブ]]へと戻り、再びアークエンジェルが出向しようとした際には、またついていこうと考えていたが、父である[[ウズミ・ナラ・アスハ]]からは、自身の行いを「独り善がりな正義感」であると非難され、「憎しみの連鎖を断ち切る為の銃を撃ち合う以外の戦い」について学ぶべく、オーブに残る事になった。また、その際にカガリは、キラを両親と一目だけでも顔を合わせられるよう取り計らった。
アークエンジェルと別れた後、キラがアスランによって倒されると、MIAとなったキラを捜索していた際に、[[イージスガンダム|イージス]]から脱出して気を失っていたアスランを発見、収容する。お互い、今の心情を爆発する事で距離を縮めあい、心配な面があるアスランに「[[ハウメアの護り石]]」を送り、別れを告げた。
アスランと再び別れた後、プラントから帰還してオーブに戻ってきたキラとの再会に喜び、父親の命令に疑問を抱いてザフトを抜けたアスランとの和解の切欠を作ったりと、影ながらサポートしていく。そして、地球連合のオーブ侵攻時に、ウズミからキラとは「きょうだい」であると告げられ、彼と終生の別れを遂げる事になった。
宇宙に出てからは[[ストライクルージュ]]を駆り、パイロットとして戦争終結に尽力。ケンカ友達であった[[アサギ・コードウェル]]、[[ジュリ・ウー・ニェン]]、[[マユラ・ラバッツ]]の3人を失うという悲劇に見舞われるが、それでも奮戦し、ヤキン・ドゥーエにて白兵戦を潜り抜けるが、司令室に辿り着いたカガリは、暴走の果てに部下と相打ちで射殺された[[パトリック・ザラ]]の亡骸に縋り付くアスランを見届ける事になる。
[[ジェネシス]]の発射を阻止すべく、アスランと共に内部へ向かい、アスランからは無理矢理戻されそうになるも、[[ジャスティスガンダム|ジャスティス]]と共に命を絶とうとしていた彼の元に駆けつけ、「生きる事が戦い」である事を叫び、共に脱出。プラント側からの停戦の申し出を聞いたカガリは、泣きながらアスランと抱擁を交わし、[[トリィ]]に導かれるまま、大破したフリーダムと共に宇宙を放浪していたキラの元へと駆けつけた。
キラとカガリは明確にどちらが先に生まれたのかは判明していないが、カガリは自分が姉であると主張し、姉弟という事になっている。キラと同じくヒビキ夫妻の実子だが、人工子宮に移されて受精卵段階から調整されたキラと違い、遺伝子操作を受けずに母体から生まれているのでナチュラルである。
キラとカガリは明確にどちらが先に生まれたのかは判明していないが、カガリは自分が姉であると主張し、姉弟という事になっている。キラと同じくヒビキ夫妻の実子だが、人工子宮に移されて受精卵段階から調整されたキラと違い、遺伝子操作を受けずに母体から生まれているのでナチュラルである。
なお、番組前半までに刊行された書籍では「カガリは15歳」とキラより年下として表記されていた。番組後半から放映終了後に刊行された書籍では「16歳」と表記されるようになる。
なお、番組前半までに刊行された書籍では「カガリは15歳」とキラより年下として表記されていた。番組後半から放映終了後に刊行された書籍では「16歳」と表記されるようになる。
パイロットとしての腕は微妙だが、身体的にはキラよりも強い(GBAのゲームでは腕相撲でキラを瞬殺していた)。作中でも、バズーカを片手で担いで走ったりしていた。
パイロットとしての腕は微妙だが、身体的にはキラよりも強い(GBAのゲームでは腕相撲でキラを瞬殺していた)。作中でも、バズーカを片手で担いで走ったりしていた。
=== [[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]] ===
=== [[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]] ===
前作から2年後、父・ウズミの貫いた信念を受け継ぎ、オーブの代表として政務三昧の毎日を過ごすが、まだ若い故に、父親程の人望を得るまでには至らず、政治の世界で悪戦苦闘の日々を送っていた。
そんな中、兵器工業プラントである「アーモリーワン」へ、アスランと共に視察で訪れたカガリは、シーゲル・クラインの思想を受け継ぐとされる新議長[[ギルバート・デュランダル]]と対面。新たなガンダムであるセカンドステージを開発した姿勢について疑問を投げかけるが、デュランダルは「争いが無くならないから力が必要である」と一蹴されてしまい、皿にはセカンドステージのパイロットを勤める[[シン・アスカ]]からは、父・ウズミの思想によって家族を奪われたと非難され、その信念が大きく揺らぐ事になってしまう。
ザフト軍の脱走兵による[[ブレイク・ザ・ワールド]]の発生後、カガリはオーブに戻る事になるが、再び戦乱に陥ると代表としてのカリスマと決断力に乏しい面がより浮き彫りとなり、半ば流されていく形でオーブと大西洋連邦の同盟が締結し、ユウナとの政略結婚を取り付けられてしまう。しかし、婚姻式の最中にキラの乗るフリーダムに連れ出されたカガリは、暫く[[アークエンジェル]]で成り行きを見届け、戦争を外から見ることで己の未熟さを知ることとなる。
その後、クレタ島沖から辛うじて生還したオーブ兵士達との会話の末、オーブに戻る事を決意。エンジェルダウン作戦によるミネルバからの攻撃を逃れ、何とかオーブへの帰還に成功するが、そこで待っていたのは、ロゴスの首魁として世界中から指名手配されていたジブリールを匿うセイラン家が原因で起きた、ザフトによるオーブの侵攻だった。自分が何をすべきかを悟ったカガリは、父の形見、[[モビルスーツ]][[アカツキ・オオワシ装備|アカツキ]]と父の遺言を受け取り、キラ達と共にオーブの政権を奪還して崩壊寸前のオーブを救った。
オーブでの激戦後、代表に復帰して決意を大きく固めたカガリは、指導者としての迷わぬ姿勢と威厳が備わり、プラント代表[[ギルバート・デュランダル|デュランダル]]の[[ロゴス]]打倒による戦争終結の考え方を、本物の[[ラクス・クライン|ラクス]]と共に真っ向から否定する声明発表を行い、彼が[[レクイエム]]を奪取してアルザッヘル基地の攻撃を行った際には、[[デスティニー・プラン]]反対派の首魁として、全面対決の姿勢で臨む事になる。
序盤でアスランに指輪を送られているのだが、最終的にアスランがメイリンと接近していたりと、どうなったのか不明。ちなみに終盤で指輪をはずすシーンが存在するが、演出意図は不明。「勘違いの恋だった」と破局を示唆する発言もあれば、「指輪がなくても大丈夫だという意思の表現」との発言もあり、例によって制作側の思惑が一致していないようだ。
序盤でアスランに指輪を送られているのだが、最終的にアスランがメイリンと接近していたりと、どうなったのか不明。ちなみに終盤で指輪をはずすシーンが存在するが、演出意図は不明。「勘違いの恋だった」と破局を示唆する発言もあれば、「指輪がなくても大丈夫だという意思の表現」との発言もあり、例によって制作側の思惑が一致していないようだ。
=== スパロボシリーズにおいて ===
=== スパロボシリーズにおいて ===
数ある作品の多くの登場人物の中でも、地位と重要度に反比例して活躍がなかった人物。スパロボでも当初この部分は補完されず、むしろ強調されていることが多く、不遇なキャラクター(ただし、Kは例外で味方部隊を引っ張っていくことになる。また、彼女よりも遥かに[[ミスト・レックス|空気の読めないキャラ]]がいるために彼女の欠点部分が良い感じに隠れている)。
ただ'''最初は未熟であるが戦争の実体験を通して成長していく'''キャラクターという位置づけでもあるため、どのシリーズでもエピローグでは国を背負って立つ器と覚悟を持ち合わせるようにはなっている。
ただ'''最初は未熟であるが戦争の実体験を通して成長していく'''キャラクターという位置づけでもあるため、どのシリーズでもエピローグでは国を背負って立つ器と覚悟を持ち合わせるようにはなっている。また、K以降のDESTINY準拠での参戦の場合は既に成長を経た状態なのか指導者として相応の言動が多くなってきている。
シリーズを通して、アスランとの関係を他作品の登場人物にからかわれてしょっちゅう赤面している。原作と違い、戦争終結後もアスランと行動を共にしていることが多い。
シリーズを通して、アスランとの関係を他作品の登場人物にからかわれてしょっちゅう赤面している。原作と違い、戦争終結後もアスランと行動を共にしていることが多い。