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== 概要 ==
== 概要 ==
[[神聖ブリタニア帝国]]の精鋭部隊「[[ナイトオブラウンズ]]」の一人で、ナイトオブシックスの地位に就いている少女。ナイトオブラウンズのメンバー内では最年少である。ラウンズのマントの色はピンク。ブリタニア帝国内でも、皇室の出入りが許される名門の[[貴族]]家系・アールストレイム家出身。
[[神聖ブリタニア帝国]]の精鋭部隊「[[ナイトオブラウンズ]]」の一人で、「ナイトオブシックス」の地位に就いているラウンズのメンバー内では最年少の少女。ラウンズのマントの色はピンク。専用機の[[ナイトメアフレーム]]として[[モルドレット]]を所有する。
本人はあずかり知らないが、[[ルルーシュ・ランペルージ]]、[[ナナリー・ランペルージ]]、[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア]]、[[シャルル・ジ・ブリタニア]]の四人の親子に大きく関わりを持っている。
本人はあずかり知らないが、[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]、[[ナナリー・ランペルージ|ナナリー]]、[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア|マリアンヌ]]、[[シャルル・ジ・ブリタニア|シャルル]]の四人の親子に大きく関わりを持っている。
=== 人物 ===
=== 人物 ===
ブリタニア帝国内でも、皇室の出入りが許される名門の[[貴族]]家系・アールストレイム家出身。ピンク色の髪を頭の後ろでまとめているのが特徴。
感情を表に出す事が殆ど無く、平時淡々とした低いテンションを保っており、たまに喋ってもストレートな上に他人事の様に冷めた片言が多く、ブリタニアの行っている侵略行為や制圧された地域住民達をナンバーズとして差別・迫害する行い等についても、基本的に無関心となっている。ナナリーと同じ年齢ながらも、ラウンズとしての実力は高く、ナイトメアの操縦技術も優れている一方、根は荒事を好む等喧嘩っ早い所がある上に、愛機であるモルドレッドでの戦法は、ハドロン砲の重火力によるゴリ押しと、かなり過激なものとなっている。その[[性格]]とは裏腹に、ファッションセンスはかなり奇抜で、露出度の高い制服やパイロットスーツ、ゴシックロリータのファッションを好んで着ている。一般常識に関する知識は、同じ貴族家系出身のラウンズである[[ジノ・ヴァインベルグ]]以上に皆無に等しく、アッシュフォード学園では男子トイレに堂々と入ったり、ルルーシュ捜索のイベントでモルドレッドに乗ってルルーシュを捕獲しようとする等、無茶な行動に出ており、無自覚ながらトラブルメーカーと化している。
度重なって自身の記憶が失われている経験から、今の自分の記憶を信じておらず、自分の確かな記憶を残しておく為に、携帯電話で写真を撮影したりブログの日記を付ける等、「記録」をする習慣を持つ様になった。自分が何者であるか分からなくなる事に、内心ではかなり恐怖を抱えている様で、[[ドラマCD]]版では自身の携帯に記録していたデータが失われた事で、大泣きしている程。
=== 来歴 ===
=== 来歴 ===
==== 本編開始前 ====
まだ6歳であった時、行儀見習いとしてアリエス宮に出入りをしており、この時期にルルーシュやナナリー、マリアンヌと関わりを持ち、携帯電話に写真の記録もしていた。
しかしそんな中、偶然にも[[V.V.]]がマリアンヌを機関銃で殺害するのを目撃。怯えて身動き出来なくなった所を、死に際のマリアンヌが発動させた「他者の意識に乗り移る[[ギアス]]」にかけられてしまい、以降のアーニャは、自覚が無いままマリアンヌの意識を収めておく為の依代になってしまう。年若い身でありながらナイトオブラウンズに就任する事になったのも、マリアンヌの魂の依り代である自身を、なるべくシャルルやビスマルクの監視下に置く事が目的であった。
この結果、アーニャの中にマリアンヌの意識がある事をV.V.に知られない様にする為、皇帝シャルルの記憶改竄能力のギアスによって度々記憶の改竄が行われ、更にはマリアンヌの意識が表層化している時は自分の意識が無い為に、アーニャは自身の記憶と日記等の記録との食い違いによる混乱に苛まされる様になり、自らの行動を習慣的に「記録」する事になっている。
==== 本編 ====
スザクや他のラウンズ達と共に、矯正エリアとなっていた[[エリア11]]の総督である[[カラレス]]が、復活した[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]によって誅殺されたのを知る事になるが、アーニャ本人は無関心な様子を見せている。
その後、カラレスに代わって新たに総督となったナナリーを護衛し、活動を再開した黒の騎士団を排除すべくエリア11に向かった[[枢木スザク]]を補佐すべく、同じくラウンズの「ナイトオブスリーである」ジノと共に来日。自身の携帯に幼い頃のルルーシュの姿が「記録」されていた事から、その理由について知る事も兼ねて[[アッシュフォード学園]]に、中等部学生として入学し、見習いの生徒会役員にもなっている。なお、ラウンズとしてはスザクやジノが黒の騎士団との戦闘を担当していたのに対し、自身はナナリーの身辺警護を担当している。また、小説版ではその縁で彼女と交流を持つ事になっており、軍人と皇女という立場の違いはあるものの、同年代であった事もあり、ナナリーからは平然と嘘を吐くローマイヤよりもはるかに[[信頼]]されていた。
ゼロの奇策によって数百万人の日本人達を[[中華連邦]]へ亡命させてしまった後は、スザク、ジノと共にそれを追う形で向かうが、[[オデュッセウス・ウ・ブリタニア]]と[[天子]]による政略結婚の日にて、[[黎星刻]]一派の反乱に加え、ゼロによって[[大宦官]]達の醜悪な本性が暴露され民衆達の反乱が勃発した結果、中華連邦が求心力を失ったと見なした[[シュナイゼル・エル・ブリタニア]]の命令によって撤退する事になった。なお、この時の戦闘にて[[C.C.]]の搭乗する[[暁直参仕様]]と交戦しており、その時に彼女と謎の共鳴現象を引き起こし、困惑する事になっている。
エリア11にて勃発した第二次トウキョウ決戦後、シュナイゼルによって素性やギアスの能力を暴露され、黒の騎士団から追われの身となったルルーシュの乗る蜃気楼の追撃を行うが、操縦していた[[ロロ・ランペルージ]]が発動させた時間停止のギアスの影響で、瞬間移動するかの様な光景を目の当たりにし、追撃に失敗する。その後、マリアンヌに意識を乗っ取られた状態でC.C.をと共に神根島に赴き、精神を切り離した状態で[[Cの世界]]へ向かったマリアンヌ達によって置き去りにされる。
シャルルとマリアンヌの死後、行き場を失っていた所をシュナイゼルに拾われ、記憶を取り戻してもらうのを条件に彼の配下となるのだが、当のシュナイゼル本人に約束を守る意思は無く、ただ手駒として利用されているだけであった。その後の[[ダモクレス要塞|ダモクレス]]を巡る決戦では、[[ジェレミア・ゴットバルト]]の駆る[[サザーランド・ジーク]]と交戦。モルドレッドのハドロン砲で撃墜に成功するものの、外装パーツを取り外して[[突撃]]してきたジェレミアのサザーランドJによる零距離[[自爆]]攻撃を[[ブレイズ・ルミナス]]で防ぎきる事が出来ず、機体を中破させてしまう。完全に追い詰められてしまったアーニャは、記憶が戻らないままである事もあって既に生きる事に絶望していたが、自身の言葉からギアスで記憶を封じられている事を察知したジェレミアのギアス・キャンセラーによって、ギアスによる改竄が解除され気絶。それから2ヶ月後、反乱分子の一人として処刑を待つ身となっていたが、[[ゼロレクイエム]]によって皇帝ルルーシュがスザクの扮するゼロに討たれた事で、解放された。
ゼロレクイエム後、貴族制廃止と帝国体制崩壊に伴い実家は没落しており、エピローグではジェレミアに引き取られ、彼と共に[[オレンジ (コードギアス)|みかん農園]]を営んむ形で平穏な生活を送っている姿が描かれている。
== 登場作品と役柄 ==
== 登場作品と役柄 ==
;[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア]]
;[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア]]
:先代ナイトオブシックス。幼少期の行儀見習い時代に、ギアスによって彼女の意識に乗っ取られてしまっている。マリアンヌは、度々アーニャの身体を乗っ取っては、C.C.に不老不死のコードを渡すよう説得していたようである。
:先代ナイトオブシックス。幼少期の行儀見習い時代に、ギアスによって彼女の意識に乗っ取られてしまっている。マリアンヌは、度々アーニャの身体を乗っ取っては、C.C.に不老不死のコードを渡すよう説得していたようである。
:なお、アーニャの現在の髪型は、ラウンズ時代における彼女の髪型と同じであり、放映当時よりマリアンヌと何らかの関りがある事を示唆した物となっている。
;[[シャルル・ジ・ブリタニア]]
;[[シャルル・ジ・ブリタニア]]
:アーニャがマリアンヌの意識を宿していた事で、度々ギアスで記憶を改竄されてしまっていた。妻のマリアンヌと共にアーニャの人生を最も弄んだ人物。
:アーニャがマリアンヌの意識を宿していた事で、度々ギアスで記憶を改竄されてしまっていた。妻のマリアンヌと共にアーニャの人生を最も弄んだ人物。
;[[シュナイゼル・エル・ブリタニア]]
;[[シュナイゼル・エル・ブリタニア]]
:シャルルとマリアンヌの死後、行き場を失っていた所を拾われる。シュナイゼルに記憶を取り戻させてもらうのを条件に協力していたが、シュナイゼル自身は約束を守る意思など無かった模様。
:シャルルとマリアンヌの死後、行き場を失っていた所を拾われる。シュナイゼルに記憶を取り戻させてもらうのを条件に協力していたが、シュナイゼル自身は約束を守る意思など無かった。
;[[ジェレミア・ゴットバルト]]
;[[ジェレミア・ゴットバルト]]
:ダモクレス攻防戦にて対決。ルルーシュの忠義に準じて戦おうとする彼を、「何かに縋ろうとする、弱い男」として軽蔑していた。だが、自らの油断が原因で、玉砕覚悟の[[特攻]]を仕掛けたジェレミアにモルドレッドを中破させられ、敗れる。その時、記憶が無い事への絶望を吐露した事で、ジェレミアがギアスで記憶を封じられている事に気付き、ギアスキャンセラーで改竄を解除され、記憶を回復した。この出来事が縁になったのか、エピローグにてジェレミアのみかん農園の経営を手伝っている。
:ダモクレス攻防戦にて対決。ルルーシュの忠義に準じて戦おうとする彼を、「何かに縋ろうとする、弱い男」として軽蔑していた。だが、自らの油断が原因で、玉砕覚悟の[[特攻]]を仕掛けたジェレミアにモルドレッドを中破させられ、敗れる。その時、記憶が無い事への絶望を吐露した事で、ジェレミアがギアスで記憶を封じられている事に気付き、ギアスキャンセラーで改竄を解除され、記憶を回復した。この出来事が縁になったのか、エピローグにてジェレミアのみかん農園の経営を手伝っている。
:劇場版では、彼の事を「ジェリー」という愛称で呼んでいる。
;[[アーサー]]
;[[アーサー]]
:スザクが面倒を見ている猫で、アーニャも可愛がっている(小説版では、アーサーにあげる為の猫缶を常備している程)。エピローグの扇とヴィレッタの結婚式の写真ではアーニャと共にいる事から、エピローグ後は彼女が面倒を見ている模様。
:スザクが面倒を見ている猫で、アーニャも可愛がっている(小説版では、アーサーにあげる為の猫缶を常備している程)。エピローグの扇とヴィレッタの結婚式の写真ではアーニャと共にいる事から、エピローグ後は彼女が面倒を見ている模様。