量産機としては問題のあるスペックに加え、機体サイズがそれまで開発されたモビルスーツよりも大型化しており、開発に関わった6博士全員が[[OZ]]を危険視して行方を眩ましてしまった事も重なり、予備パーツを含めた数機分の製造後、完成目前で開発は中止。半ば死蔵状態となった。開発支援者の[[ロームフェラ財団]]からも「工業製品」になりえないとしていたが、本機の開発データを基にする形で初の[[量産型]][[MS]]である[[リーオー]]が開発されている。この事が「'''プロトタイプリーオー'''」と呼ばれる所以となっているが、「実際の性能は比べ物にならない」として、この呼び方を嫌悪する技術者もいる(主に[[老師O]]等)。また、リーオーだけでなく、デチューンはされているが本機の機動力をエアリーズが受け継ぎ、ツバロフ技師により砲撃戦に特化した[[トラゴス]]が開発されている。更に本機は後に6博士が設計・開発する[[ウイングガンダムゼロ]]を始めとする[[ガンダムタイプ]]のモビルスーツのプロトタイプにもなっており、特徴的なトサカの付いたフェイスガードが何処かガンダムを想起させる物となっているのもその為である。フェイスガードを外した本来トールギスの頭部はリーオーとほぼ同じ形で、その下には後のリーオーと同じ四角形のセンサーが存在する。 | 量産機としては問題のあるスペックに加え、機体サイズがそれまで開発されたモビルスーツよりも大型化しており、開発に関わった6博士全員が[[OZ]]を危険視して行方を眩ましてしまった事も重なり、予備パーツを含めた数機分の製造後、完成目前で開発は中止。半ば死蔵状態となった。開発支援者の[[ロームフェラ財団]]からも「工業製品」になりえないとしていたが、本機の開発データを基にする形で初の[[量産型]][[MS]]である[[リーオー]]が開発されている。この事が「'''プロトタイプリーオー'''」と呼ばれる所以となっているが、「実際の性能は比べ物にならない」として、この呼び方を嫌悪する技術者もいる(主に[[老師O]]等)。また、リーオーだけでなく、デチューンはされているが本機の機動力をエアリーズが受け継ぎ、ツバロフ技師により砲撃戦に特化した[[トラゴス]]が開発されている。更に本機は後に6博士が設計・開発する[[ウイングガンダムゼロ]]を始めとする[[ガンダムタイプ]]のモビルスーツのプロトタイプにもなっており、特徴的なトサカの付いたフェイスガードが何処かガンダムを想起させる物となっているのもその為である。フェイスガードを外した本来トールギスの頭部はリーオーとほぼ同じ形で、その下には後のリーオーと同じ四角形のセンサーが存在する。 |