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[[ゲームボーイアドバンス]](GBA)で発売された4作目のスパロボ。従来のGBAでのスパロボと同じく他作品とのストーリー的な繋がりはなく、本作のみで物語が完結している。『OG』を除いた携帯機シリーズとしては3作目にあたる。
 
[[ゲームボーイアドバンス]](GBA)で発売された4作目のスパロボ。従来のGBAでのスパロボと同じく他作品とのストーリー的な繋がりはなく、本作のみで物語が完結している。『OG』を除いた携帯機シリーズとしては3作目にあたる。
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本作は「'''[[地球]]消滅'''」という出来事が起こった結果、[[ネオ・ジオン]]、[[OZ]]トレーズ派、[[リガ・ミリティア]]が事態収拾のために同盟を組むという事態に。よって今回は[[シャア・アズナブル|シャア]](『逆襲のシャア』時代)、[[ギュネイ・ガス|ギュネイ]]、[[クェス・パラヤ|クェス]]、[[トレーズ・クシュリナーダ|トレーズ]]、[[ゼクス・マーキス|ゼクス]]([[ミリアルド・ピースクラフト|ミリアルド]])が味方として無条件で加入。さらに進め方次第では[[B.D.]]、[[ハマーン・カーン|ハマーン]]、[[クロノクル・アシャー|クロノクル]]、[[カテジナ・ルース|カテジナ]]、[[マーグ]]、[[ガビル]]まで仲間になる。スパロボ特有のif展開を最大限に活用した形式のストーリーとなっている。
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本作は「'''[[地球]]消滅'''」という出来事が起こった結果、[[ネオ・ジオン]]、[[OZ]]トレーズ派、[[リガ・ミリティア]]が事態収拾のために同盟を組むという事態に。よって今回は[[シャア・アズナブル|シャア]](『逆襲のシャア』時代)、[[ギュネイ・ガス|ギュネイ]]、[[クェス・パラヤ|クェス]]、[[トレーズ・クシュリナーダ|トレーズ]]、[[ゼクス・マーキス|ゼクス]]([[ミリアルド・ピースクラフト|ミリアルド]])が味方として無条件で加入。さらに進め方次第では[[B.D.]]、[[ハマーン・カーン|ハマーン]]、[[クロノクル・アシャー|クロノクル]]、[[カテジナ・ルース|カテジナ]]、[[マーグ]]、[[ガビル]]まで仲間になる。スパロボ特有のif展開を最大限に活用したストーリーとなっている。
    
1周回あたりの総話数はスパロボシリーズ全体を通しても少ない部類に入るが、1話で前・後編構成となるマップやシナリオ分岐が多いため、総合的なボリュームは他作品と遜色ない。ただし、ルート次第で1周回あたりの総話数が大きく変化し、新要素である[[ツメスパロボ]]のコンプリートにも関わる。
 
1周回あたりの総話数はスパロボシリーズ全体を通しても少ない部類に入るが、1話で前・後編構成となるマップやシナリオ分岐が多いため、総合的なボリュームは他作品と遜色ない。ただし、ルート次第で1周回あたりの総話数が大きく変化し、新要素である[[ツメスパロボ]]のコンプリートにも関わる。
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;[[スキルパーツ]]
 
;[[スキルパーツ]]
 
:パイロットに装備する専用の強化パーツ。[[能力]]値を上げたり、[[特殊技能]]を追加したりする。弱いパイロットほどスロット数が多い傾向があるため、どのパイロットを育てるかをプレイヤーの好みで選びやすくなった。
 
:パイロットに装備する専用の強化パーツ。[[能力]]値を上げたり、[[特殊技能]]を追加したりする。弱いパイロットほどスロット数が多い傾向があるため、どのパイロットを育てるかをプレイヤーの好みで選びやすくなった。
;歌システム
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;[[歌]]システム
 
:[[VF-19改 ファイアーバルキリー]]など、[[マクロス7]]系の一部ユニットが使用可能。専用リソースの'''歌EN'''を消費し、他のパイロットの[[能力]]や[[気力]]などを上昇させ、[[プロトデビルン]]にのみダメージを与える。歌うことで[[経験値]]が入り、レベルアップできる。本作では能力アップ系の歌を重ねがけでき、ターンさえかければ延々とステータスアップ可能(各+255まで)。後の『[[第3次α]]』では、歌の能力アップ効果が重ねがけできなくなった。
 
:[[VF-19改 ファイアーバルキリー]]など、[[マクロス7]]系の一部ユニットが使用可能。専用リソースの'''歌EN'''を消費し、他のパイロットの[[能力]]や[[気力]]などを上昇させ、[[プロトデビルン]]にのみダメージを与える。歌うことで[[経験値]]が入り、レベルアップできる。本作では能力アップ系の歌を重ねがけでき、ターンさえかければ延々とステータスアップ可能(各+255まで)。後の『[[第3次α]]』では、歌の能力アップ効果が重ねがけできなくなった。
 
;[[コンボ]]
 
;[[コンボ]]
:[[特殊技能]]のコンボを持っていれば、C属性の武器で隣接した直線上の敵ユニットをまとめて攻撃できる。これにより、[[マップ兵器]]を持たないユニットでも多数の敵機を攻撃しやすくなった。加えて[[援護防御]]されず、2機目以降の敵からは反撃を受けないというメリットもあるが、一体目の敵ユニットが防御した場合は二体目以降の敵にも防御される。デメリットは二体目以降の敵からの入手経験値が50%になること(獲得資金は減額無し)。
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:[[特殊技能]]のコンボを持っていれば、C属性の武器で隣接した直線上の敵ユニットをまとめて攻撃できる。これにより、[[マップ兵器]]を持たないユニットでも多数の敵機を攻撃しやすくなった。加えて[[援護防御]]されず、2機目以降の敵からは反撃を受けないというメリットもあるが、1体目の敵ユニットが防御した場合は2体目以降の敵にも防御される。デメリットは2体目以降の敵からの入手経験値が50%になること(獲得資金は減額無し)。
 
:一方で敵もコンボを所持している事があるため、[[援護攻撃]]や[[援護防御]]の為に密集するリスクは増している。
 
:一方で敵もコンボを所持している事があるため、[[援護攻撃]]や[[援護防御]]の為に密集するリスクは増している。
 
;[[ショップ]]
 
;[[ショップ]]
 
:不要な[[強化パーツ]]や[[スキルパーツ]]を売却し、[[資金]]に換えることが可能。ショップの要素自体は本作が初出というわけではないが、以後多くの作品で本作と同じ仕様が定着している。ただし本作での売価はかなり安く、[[強化パーツ#消費 / 使用 / 回復|プロペラントタンク]]で500、[[ミノフスキードライブ]]でも5000と、収入源として当てに出来るレベルではない。
 
:不要な[[強化パーツ]]や[[スキルパーツ]]を売却し、[[資金]]に換えることが可能。ショップの要素自体は本作が初出というわけではないが、以後多くの作品で本作と同じ仕様が定着している。ただし本作での売価はかなり安く、[[強化パーツ#消費 / 使用 / 回復|プロペラントタンク]]で500、[[ミノフスキードライブ]]でも5000と、収入源として当てに出来るレベルではない。
 
;[[ツメスパロボ]]
 
;[[ツメスパロボ]]
:スパロボ版詰め将棋とでも言うべきミニゲーム。本編を1シナリオクリアするごとに1ステージずつ開放される。クリアすると初回のみ、資金と強化パーツやスキルパーツが手に入る。
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:スパロボ版詰め将棋と言った内容のサブゲームモード。本編を1シナリオクリアするごとに1ステージずつ開放される。クリアすると初回のみ資金と強化パーツやスキルパーツを入手できる。
 
;武器名変更
 
;武器名変更
:主人公機と副主人公機の武器名を、ゲーム開始時や[[インターミッション]]時に自由に変更可能となった。戦闘時にも変更した武器名を(音声はないが)喋ってくれる。ゲーム進行には影響しない。
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:主人公機と副主人公機の武器名を、ゲーム開始時や[[インターミッション]]時に自由に変更可能となった。変更した武器名は戦闘時の台詞テキストにも反映される。
    
=== 既存システムと変更点 ===
 
=== 既存システムと変更点 ===
 
;ボーナスポイントシステム
 
;ボーナスポイントシステム
:[[パイロットポイント|PP]]制であった『[[OG]]』の[[パイロット養成]]とは異なり、パイロットの能力値を上げるポイントとして、1レベルアップで1獲得できる'''ボーナスポイント(BP)'''制を採用。オプション設定によって戦闘中でもレベルアップ後に実行可能。以後の作品では『[[J]]』と『[[W]]』で採用されている。なお、隠しキャラの一部(敵時と味方時の顔グラが同じキャラ)は、'''味方時に上げたポイントが敵時にも引き継がれる'''ようになるので注意。
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:[[パイロットポイント|PP]]制であった『[[OG]]』の[[パイロット養成]]とは異なり、パイロットの能力値を上げるポイントとして、1レベルアップで1獲得できる'''ボーナスポイント(BP)'''制を採用。オプション設定によって戦闘中でもレベルアップ後に実行可能。以後の作品では『[[J]]』と『[[W]]』で採用されている。なお、隠しキャラの一部(敵時と味方時の顔グラが同じキャラ)は、味方時に上げたポイントが敵ユニット時にも引き継がれるようになるので注意。
 
;[[特殊武器]]
 
;[[特殊武器]]
:『[[OG1]]』では攻撃力を持たなかったが、本作から攻撃力が設定された。また、本作のみ強化パーツとして特殊武器が登場する。これらも機体の武器[[改造]]段階に応じて攻撃力が上昇する。主人公機に付けると特殊武器名も喋る。[[EN]]低下・吸収系武器に関しては『OG』で強力すぎたためか、効果が下方修正されている。
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:『[[OG1]]』では攻撃力を持たなかったが、本作から攻撃力が設定された。また、本作のみ強化パーツとして特殊武器が登場する。これらも機体の武器[[改造]]段階に応じて攻撃力が上昇する。主人公機に装備した場合特殊武器名も戦闘台詞で発する。[[EN]]低下・吸収系武器に関しては『OG』で強力すぎたためか、効果が下方修正されている。なお「歌」コマンドを使用するユニットは装備不可能。
 
;[[改造#フル改造ボーナス|フル改造ボーナス]]
 
;[[改造#フル改造ボーナス|フル改造ボーナス]]
:携帯機シリーズでは初めて採用。武器と機体の両方に用意されている。改造段階は1周目の上限まで改造すれば良い。ただし'''一度ボーナスを選択してセーブすると、そのゲームデータでは二度と変更できなくなる'''ので慎重に選ぶこと。
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:携帯機シリーズでは初めて採用。武器と機体の両方に用意されている。改造段階は1周目の上限まで改造すれば良い。
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:一度ボーナスを選択してセーブした場合、そのゲームデータでは二度と変更できなくなる点に注意。
 
;[[サイズ]]差ダメージ補正
 
;[[サイズ]]差ダメージ補正
 
:『[[第2次α]]』から登場した要素で、サイズが大きい機体ほど最終与被ダメージに有利な補正がかかる。携帯機シリーズでは、本作で初めて採用された。
 
:『[[第2次α]]』から登場した要素で、サイズが大きい機体ほど最終与被ダメージに有利な補正がかかる。携帯機シリーズでは、本作で初めて採用された。
 
;防御技能
 
;防御技能
:[[切り払い]]・[[撃ち落とし]]・[[シールド防御]]の技能レベルが廃止され、自分と敵の[[技量]]差によって発生確率が変動するようになった。この仕様はエーアイ系作品では以降標準化した他、[[Zシリーズ]]などにも採用されている。撃ち落としは[[ニュータイプ]]でなくても発動するようになった。
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:[[切り払い]]・[[撃ち落とし]]・[[シールド防御]]の技能レベルが廃止され、自分と敵の[[技量]]差によって発生確率が変動するようになった。この仕様は以降のエーアイ系作品にて標準化された他、[[Zシリーズ]]などにも採用されている。撃ち落としは[[ニュータイプ]]でなくても発動するようになった。
 
:また、これらや[[分身]]などが防御系[[精神コマンド]]より先に判定が行われるようになった。
 
:また、これらや[[分身]]などが防御系[[精神コマンド]]より先に判定が行われるようになった。
 
:*具体例:「[[ひらめき]]が効いた状態で敵からの攻撃を受ける(当然命中率は0%)→防御技能が発動して無効化した→ひらめきは効いたまま」
 
:*具体例:「[[ひらめき]]が効いた状態で敵からの攻撃を受ける(当然命中率は0%)→防御技能が発動して無効化した→ひらめきは効いたまま」