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== 概要 ==
 
== 概要 ==
[[キラ・ヤマト]]の同級生で[[アークエンジェル]]ではCIC担当。
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[[キラ・ヤマト]]の同級生で[[アークエンジェル]]ではCIC担当。黄色がかっているレンズの眼鏡を掛けている。
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工業カレッジでのキラの友人で、[[ヘリオポリス]]襲撃の際に[[トール・ケーニヒ]]達とともに[[アークエンジェル]]に避難し、人手不足からアークエンジェルのCIC担当となった。
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工業カレッジでのキラの友人で、[[ヘリオポリス]]襲撃の際に[[トール・ケーニヒ|トール]]達と共に[[アークエンジェル]]に避難し、人手不足からアークエンジェルのCIC担当となった。
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物語当初は[[ラクス・クライン]]の返還を手伝うなど、良き友人であったが、婚約者であった[[フレイ・アルスター]]がキラとの関係を深めたことによりギクシャクした関係に陥ってしまい、一人で[[ストライクガンダム]]を操縦しようとして失敗するなど苦悩を深めて行くが、トールの死や[[カズイ・バスカーク]]との別れを経てアークエンジェルに最後まで残り、精神的に成長していった。
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物語当初は[[プラント|敵方]]の歌姫[[ラクス・クライン]]の返還を手伝う等、良き友人であった。ところが、[[地球]]への降下後、婚約者である[[フレイ・アルスター|フレイ]]がキラとの関係を深めた事によりギクシャクした関係に陥ってしまう。一人で[[ストライクガンダム]]を操縦しようとして失敗するなど苦悩を深めて行くが、トールの戦死や[[カズイ・バスカーク|カズイ]]との別れを経てアークエンジェルに最後まで残り、精神的に成長していった。
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特にキラが行方不明となってトールが戦死してしまった頃は、ヘリオポリスからの学生組は精神的にもかなり不安定となっていた者が多い中(トールを喪い悲しむ[[ミリアリア・ハウ|ミリアリア]]、自分のことしか考えないフレイ、ボソボソと不安事を呟くカズイ等)、サイはフレイを叱責したりミリアリアを慰めたりとギクシャクした中でも他人を気遣う等の場面が目立っていたため、ある意味「学生組の中では(性格的に)一番しっかりしていた」とも言える。
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特にトールが戦死し、キラが行方不明となってしまった頃は、ヘリオポリスからの学生組は精神的にもかなり不安定となっていた者が多い<ref>[[トール・ケーニヒ|トール]]を喪い悲しむ[[ミリアリア・ハウ|ミリアリア]]、自分の事だけしか考えない[[フレイ・アルスター|フレイ]]、ボソボソと不安事を呟く[[カズイ・バスカーク|カズイ]]等。</ref>中、サイはフレイを叱責したり[[ミリアリア・ハウ|ミリアリア]]を慰めたりとギクシャクした中でも他人を気遣う等の場面が目立っていたため、ある意味「ヘリオポリスの学生組の中では(性格的に)一番しっかりしていた」とも言える。
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DVD特典エピソード『星のはざまで』では民間人に戻った様子が描かれているが、[[続編]]『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』では、前作の回想シーンでしか登場せず、その後の動向は語られていない。
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『SEED』[[DVD]]第13巻の特典に収められた後日談「星のはざまで」では、サイが軍人を辞めて[[民間人]]に戻った様子が描かれている。一方、[[続編]]『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』では、前作『SEED』の回想シーンでしか登場せず、その後の動向は語られていない<ref>余談だが、『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』特別編「EDITED」(第15話から第16話の間に放送された総集編)では、サイ・アーガイル役を演じた[[声優:白鳥哲|白鳥哲]]氏が[[ナレーション]]を務めている。</ref>。
    
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
=== [[αシリーズ]] ===
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
 
;[[第3次スーパーロボット大戦α]]
:[[アークエンジェル]]の掛け合い要員。大体は原作と同様だが、ストライクに乗ろうとはしない。キラに腕を捻られる場面では[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]やシンジが助けてくれた為、原作よりはマシといえる。
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:[[アークエンジェル]]の掛け合い要員。大体は原作と同様だが、ストライクに乗ろうとはしない。キラに腕を捻られる場面では[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]や[[碇シンジ|シンジ]]が助けてくれた為、原作よりはマシといえる。
 
:また、原作とは違いキラを気遣い続けており、[[アムロ・レイ|アムロ]]をして「君のような友人がいればキラは大丈夫」と労う場面もあるが、ストーリー後半以降は印象的な場面が無く、エンディングでも登場しないのが残念な所。
 
:また、原作とは違いキラを気遣い続けており、[[アムロ・レイ|アムロ]]をして「君のような友人がいればキラは大丈夫」と労う場面もあるが、ストーリー後半以降は印象的な場面が無く、エンディングでも登場しないのが残念な所。
    
=== [[Zシリーズ]] ===
 
=== [[Zシリーズ]] ===
Zシリーズでは通して『DESTINY』のみの参戦となっているため本人は登場しないが、『[[第2次Z再世篇]]』の[[人造次元獣ルーク・アダモン|ルーク・アダモンP]]との戦闘前会話や、『[[第3次Z天獄篇]]』の[[アンゲロイ|アンゲロイ・アルカ]]初戦の戦闘前会話など、時々名前が出ている。
+
Zシリーズでは通して『DESTINY』のみの参戦となっているため本人は登場しないが、『[[第2次Z再世篇]]』の[[人造次元獣ルーク・アダモン|ルーク・アダモンP]]との戦闘前会話や、『[[第3次Z天獄篇]]』の[[アンゲロイ|アンゲロイ・アルカ]]初戦の[[戦闘前会話]]等で、時々名前が出ている。
    
=== 携帯機シリーズ ===
 
=== 携帯機シリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦J]]
 
;[[スーパーロボット大戦J]]
:原作同様。ただしキラの暴力はなく、歴戦の勇士で成長しきったキャラばかりの『第3次α』と違い、[[ヘリオポリス]]組と似たような境遇の[[コズミック・カルチャー・クラブ]]の面々もいるので、それほど息苦しさはなかったと思われる。
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:原作同様。ただしキラの暴力は無く、歴戦の勇士で成長しきったキャラばかりの『第3次α』と違い、[[ヘリオポリス]]組と似たような境遇の[[コズミック・カルチャー・クラブ]]の面々もいるので、それほど息苦しさは無かったと思われる。
:また、今回は[[アークエンジェル]]のサブパイロットとして[[マリュー・ラミアス|マリュー]]と[[ミリアリア・ハウ|ミリアリア]]とともに最後まで[[精神コマンド]]要員として活躍でき、「[[必中]]」や「[[熱血]]」等マリューが「[[愛]]」を覚える迄に必要な精神を覚える。
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:また、本作では[[アークエンジェル]]のサブパイロットとして[[マリュー・ラミアス|マリュー]]と[[ミリアリア・ハウ|ミリアリア]]とともに最後まで[[精神コマンド]]要員として活躍でき、「[[必中]]」や「[[熱血]]」等マリューが「[[愛]]」を覚える迄に必要な精神を覚える。
 
;[[スーパーロボット大戦W]]
 
;[[スーパーロボット大戦W]]
:フレイが改心して生き残る為、彼女と和解する。
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:フレイが改心して生き残る為、彼女と[[スパロボ補正|和解する]]。
    
=== 単独作品 ===
 
=== 単独作品 ===
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=== [[ヘリオポリス]]時代 ===
 
=== [[ヘリオポリス]]時代 ===
 
;[[キラ・ヤマト]]
 
;[[キラ・ヤマト]]
:友人。フレイの件で確執ができそうになるが、最終的には和解している。小説版ではラクスと互いに思い人としての関係になりつつある彼自身に「お前にはフレイがいるじゃないか!!」といい殴るシーンがあり和解した後もいろいろと関係には問題があった。
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:友人。フレイの件で確執ができそうになるが、最終的には和解している<ref name="Flay">一方、[[小説|小説版]]では、[[ラクス・クライン|ラクス]]と互いに想い人としての関係になりつつある[[キラ・ヤマト|キラ]]に対して、サイが'''「お前には[[フレイ・アルスター|フレイ]]がいるじゃないか!!」'''と言って彼を殴りつけるシーンが存在しており、キラの帰還後に和解した後もいろいろと関係には問題が有った。</ref>。
 
;[[フレイ・アルスター]]
 
;[[フレイ・アルスター]]
:恋人だったが、結局別れてしまう。彼女が死亡した時は反応からして思うところがあった様子。
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:恋人だったが、結局別れてしまう。彼女が死亡した時は、サイの反応からして思う所があった様子。
:『[[スーパーロボット大戦W|W]]』ではフレイが改心して生き残り、和解する。
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:『[[スーパーロボット大戦W|W]]』ではフレイが改心して生き残り、[[スパロボ補正|和解する]]。
 
;[[トール・ケーニヒ]]
 
;[[トール・ケーニヒ]]
:友人だが戦いの最中に失う。
+
:友人だが、戦闘の最中に喪う。
:ゲームボーイアドバンス用ソフト『機動戦士ガンダムSEED 友と君と戦場で。』では、戦死した彼を弔うために食堂にてキラとミリアリアの3人だけで、小さな追悼式をするイベントがある。
+
:なお、[[ゲームボーイアドバンス|GBA]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『機動戦士ガンダムSEED 友と君と戦場で。』では、戦死したトールを弔う為に食堂にてキラとミリアリアの三人だけで、小さな追悼式をするイベントがある。
 
;[[カズイ・バスカーク]]
 
;[[カズイ・バスカーク]]
 
:友人。その離脱を見送った。
 
:友人。その離脱を見送った。
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=== [[アークエンジェル隊]] ===
 
=== [[アークエンジェル隊]] ===
 
;[[マリュー・ラミアス]]
 
;[[マリュー・ラミアス]]
:[[クルーゼ隊]]との戦いで負傷した彼女を手当てしたが、自分達が[[ストライクガンダム|軍の機密事項]]に触れてしまったため、彼女に恫喝される形で拘束される。後に正式に軍に志願してからは上官となる。
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:[[クルーゼ隊]]との戦いで負傷した彼女を手当てしたが、自分達が[[ストライクガンダム|軍の機密事項]]に触れてしまったため、彼女に恫喝される形で拘束される。
 +
:後に正式に[[地球連合軍]]に志願してからは、上官となる。
 
;[[ムウ・ラ・フラガ]]
 
;[[ムウ・ラ・フラガ]]
 
:上官。[[アラスカ基地]]で転属命令を出された筈の彼から、防衛戦の真相を知らされた時には愕然とする。
 
:上官。[[アラスカ基地]]で転属命令を出された筈の彼から、防衛戦の真相を知らされた時には愕然とする。
 
;[[アーノルド・ノイマン]]、[[ダリダ・ローラハ・チャンドラII世]]、[[ロメロ・パル]]
 
;[[アーノルド・ノイマン]]、[[ダリダ・ローラハ・チャンドラII世]]、[[ロメロ・パル]]
:上官。彼らとの関係はフランクかつ良好。
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:上官。彼等との関係はフランクかつ良好。
 
;[[ジャッキー・トノムラ]]
 
;[[ジャッキー・トノムラ]]
 
:上官。
 
:上官。
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;[[コジロー・マードック]]
 
;[[コジロー・マードック]]
 
:上官。
 
:上官。
:第10話で[[キラ・ヤマト|キラ]]が独断で[[ラクス・クライン|ラクス]]を返そうとしたのを一緒に手助けしたため、その後2人揃って彼から大目玉を食らい、「'''トイレ掃除一週間'''」の罰を課せられた。
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:第10話で[[キラ・ヤマト|キラ]]が独断で[[ラクス・クライン|ラクス]]を返そうとしたのを一緒に手助けしたため、その後二人揃って彼から大目玉を食らい、「'''トイレ掃除一週間'''」の罰を課せられた。
 
;[[ナタル・バジルール]]
 
;[[ナタル・バジルール]]
 
:軍の志願した後に、彼女の指揮下であるCICに配属される。後に敵対する。
 
:軍の志願した後に、彼女の指揮下であるCICに配属される。後に敵対する。
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=== [[プラント]] ===
 
=== [[プラント]] ===
 
;[[ラクス・クライン]]
 
;[[ラクス・クライン]]
:第10話でアークエンジェルの人質となった彼女をキラが独断でアスランの下へ返そうとした時に、[[ミリアリア・ハウ|ミリアリア]]と共に手助けをする。
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:第10話でアークエンジェルの人質となった彼女をキラが独断で[[アスラン・ザラ|アスラン]]の下へ返そうとした時に、ミリアリアと共に手助けをする。
 
;[[ディアッカ・エルスマン]]
 
;[[ディアッカ・エルスマン]]
:中盤で投降し捕虜となった彼が[[トール・ケーニヒ|トール]]を失い傷心していた[[ミリアリア・ハウ|ミリアリア]]に軽口を叩いたのを見て激昂し食って掛かろうとしたが、周囲に止められ未遂に終わる。
+
:中盤で投降し捕虜となった彼が、トールを喪って傷心していたミリアリアに軽口を叩いたのを見て激昂し、食って掛かろうとしたが、周囲に止められて未遂に終わる。
    
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
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:『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』ではキラに暴力を奮われたのにも関わらず、その後[[アンドリュー・バルトフェルド|バルトフェルド]]との戦いが一件で引きこもってしまったキラを心配していた彼にアムロが声をかけ、その芯の強さを認められる。
 
:『[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]』ではキラに暴力を奮われたのにも関わらず、その後[[アンドリュー・バルトフェルド|バルトフェルド]]との戦いが一件で引きこもってしまったキラを心配していた彼にアムロが声をかけ、その芯の強さを認められる。
 
;[[カトル・ラバーバ・ウィナー]]、[[カミーユ・ビダン]]、[[碇シンジ]]
 
;[[カトル・ラバーバ・ウィナー]]、[[カミーユ・ビダン]]、[[碇シンジ]]
:『第3次α』ではキラに暴力を振るわれた際は彼らに助けられる形になる。ただ直接の絡みはほとんどない。
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:『第3次α』では、キラに暴力を振るわれた際、彼等に助けられる形になる。ただし、直接的な絡みはほとんど無い。
    
== 名台詞 ==
 
== 名台詞 ==
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;「あの娘が歌っているのか? きれいだなぁ。でも、やっぱ、それも[[デザイナーベビー|遺伝子いじって]]、そうなったのもんなのかな?」
 
;「あの娘が歌っているのか? きれいだなぁ。でも、やっぱ、それも[[デザイナーベビー|遺伝子いじって]]、そうなったのもんなのかな?」
 
:第8話「敵軍の歌姫」より。軟禁された[[アークエンジェル]]の一室で「静かな夜に」を口ずさむ[[ラクス・クライン|ラクス]]の[[歌|歌声]]に聴き惚れて。
 
:第8話「敵軍の歌姫」より。軟禁された[[アークエンジェル]]の一室で「静かな夜に」を口ずさむ[[ラクス・クライン|ラクス]]の[[歌|歌声]]に聴き惚れて。
:気の緩みからうっかり出てしまったのだろうが、サイのこの一言を聞いた[[コーディネイター]]である[[キラ・ヤマト|キラ]]は複雑な表情を浮かべている(ただし、サイは別段差別主義者という訳ではないではない。もっとも、差別感情を持っていない相手からすら、このようなことを言われてしまう方が隔意としては根深いと言えるかもしれないが)。
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:気の緩みからうっかり出てしまったのだろうが、サイのこの一言を聞いた[[コーディネイター]]である[[キラ・ヤマト|キラ]]は複雑な表情を浮かべている<ref>ただし、サイは別段差別主義者という訳ではないではない。もっとも、差別感情を持っていない相手からすら、このような事を言われてしまう方が隔意としては根深いと言えるかもしれないが。</ref>。
;「きっとだぞ !キラ! 俺はお前を信じてる!」
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;「きっとだぞ! キラ! 俺はお前を信じてる!」
:第10話「分かたれた道」より。キラがラクスをザフト軍に独断で返却するのを手助けし、ストライクが発進する際の台詞。
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:第10話「分かたれた道」より。キラがラクスを[[ザフト]]に独断で返却するのを手助けし、ストライクが発進する際の台詞。
:キラとサイや他の友人たちとの絆が深いことがしっかりと示されている場面だが、サイは後のフレイを巡ってのいざこざを考えれば皮肉な台詞かもしれない。
+
:キラとサイや他の友人達との[[絆]]が深い事がしっかりと示されている場面だが、後のフレイを巡ってのキラとサイとの[[三角関係|イザコザ]]を考えれば、皮肉な台詞かもしれない。
:小説版ではサイではなく、'''トール'''に変更されている。理由は明かされていないが、恐らくもう一人の協力者がミリアリアであったため、彼女の恋人であるトールに変更する事でより違和感のない配役にした結果だと思われる。
+
:余談ながら[[小説|小説版]]では、上記の台詞を吐く人物がサイから'''トール'''に変更されている。理由は明かされていないが、おそらくもう一人の協力者がミリアリアであったため、彼女の恋人であるトールに変更する事でより違和感の無い配役にした結果だと思われる。
 
;「ゥゥゥゥゥゥゥゥあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぅぅぅぅ…ぁ゛ぁ゛あ゛うああァァァ…!」
 
;「ゥゥゥゥゥゥゥゥあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぅぅぅぅ…ぁ゛ぁ゛あ゛うああァァァ…!」
:仲違いしてしまっていたキラに対抗する為に[[ストライクガンダム|ストライク]]に搭乗するが、[[ナチュラル]]であるサイではまともに操縦が出来ず、カタパルトから少し歩いただけで倒れこんでしまった。キラの代わりに守るどころか数歩すら歩く事すらできない無力さとその悔しさでコクピット内で泣き崩れた。
+
:仲違いしてしまっていたキラに対抗する為に[[ストライクガンダム|ストライク]]に搭乗するが、[[ナチュラル]]であるサイではまともに操縦が出来ず、カタパルトから少し歩いただけで倒れこんでしまった。キラの代わりに[[アークエンジェル隊|仲間達]]を守るどころか、数歩すら歩く事すらできない無力さとその悔しさで、コクピット内で泣き崩れた。
 
:当然ながら勝手な行動でクルーを危険に晒したため、営倉入りとなってしまった。
 
:当然ながら勝手な行動でクルーを危険に晒したため、営倉入りとなってしまった。
 
;「[[トール・ケーニヒ|トール]]がいなくて、キラがいなくて、みんな悲しいんだ。俺も…悲しい」<br />「だから俺、いま君を慰めてやることなんかできないよ…。御免な、誰か他の奴に言って…」
 
;「[[トール・ケーニヒ|トール]]がいなくて、キラがいなくて、みんな悲しいんだ。俺も…悲しい」<br />「だから俺、いま君を慰めてやることなんかできないよ…。御免な、誰か他の奴に言って…」
:自分たちがそれぞれ悲しみを抱えていることを[[フレイ・アルスター|フレイ]]に伝える。それでもなお、周りの状況を省みないフレイに対してサイは激しく憤怒する。
+
:自分達がそれぞれ悲しみを抱えていることを[[フレイ・アルスター|フレイ]]に伝える。それでもなお、周りの状況を省みないフレイに対してサイは激しく憤怒する。
;「フレイ…!」<br />「いい加減にしろよ! 君はキラの事が好きだっただろう!?」<br />「違わないさ! 最初はどうだったか知らないけど、あいつ、優しくて…だから…そういう奴だから…」
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;「フレイ…!」<br />「いい加減にしろよ! 君はキラのことが好きだっただろう!?」<br />「違わないさ! 最初はどうだったか知らないけど、あいつ、優しくて…だから…そういう奴だから…」
:上記の台詞の後、自分とよりを戻そうとするフレイに対し、フレイ自身も知らない間にキラを本当に好きになっていた事を見透かし、冷たく拒絶する。それまで見たこと無い程に怒ったサイを見たフレイは一瞬身をすくめるが、それでも口では違うと否定をする。
+
:上記の台詞の後、自分とよりを戻そうとするフレイに対し、フレイ自身も知らない間にキラを本当に好きになっていた事を見透かし、冷たく拒絶する。
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:それまで見たこと無い程に怒ったサイを見たフレイは一瞬身をすくめるが、それでも口では「違う」と否定をする。
 
;「よく生きてた…お前…」
 
;「よく生きてた…お前…」
:第36話。[[アラスカ基地]]で窮地を切り抜けた後、生きていたキラに向かっての台詞。
+
:第36話より。[[アラスカ基地]]で窮地を切り抜けた後、生きていたキラに向かっての台詞。
;「俺は! お前が死んだと思った時、凄く悲しかった…」
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;「俺は! お前が死んだと思った時、凄く悲しかった…」<br />
;「だから…生きてて…戻ってきてくれて…ほんと嬉しいさ! …でも!なんでお前はそうなんだよ!」
+
;「だから…生きてて…戻ってきてくれて…ほんと嬉しいさ! …でも! なんでお前はそうなんだよ!」<br />「――違うんだって! 俺なんかとは違うんだって! いつも、いつも、いつも……!」<br />「ごめん……! そうだ、俺はおまえが憎かった! 死ねばいいと願ったこともあった……! でも……!」<br />「俺は……おまえが死んだと思ったとき……すごく悲しかった……!」<br />「だから……生きてて……戻って来てくれて、ホントにうれしい……。それは、ホントの気持ちなんだ……!」<br />「……ごめん。なのにおまえを見てると、自分が惨めになってしょうがないんだよ……俺は……!」
;「――違うんだって! 俺なんかとは違うんだって! いつも、いつも、いつも……!」
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:同上。アークエンジェル艦内でのキラとの会話。フレイの事でもキラに正面からぶつからなかったサイが、ようやくキラに対して自分を曝け出した瞬間であった<ref name="Flay" />。
;「ごめん……! そうだ、俺はおまえが憎かった! 死ねばいいと願ったこともあった……! でも……!」
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;「俺は……おまえが死んだと思ったとき……すごく悲しかった……!」
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;「だから……生きてて……戻って来てくれて、ホントにうれしい……。それは、ホントの気持ちなんだ……!」
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;「……ごめん。なのにおまえを見てると、自分が惨めになってしょうがないんだよ……俺は……!」
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:同上。アークエンジェル艦内でのキラとの会話。フレイのことでもキラに正面からぶつからなかったサイがようやくキラに対して自分を曝け出した瞬間であった。
   
;「自分で決めたことなら、それでいいじゃんか。みんな違うんだから。」
 
;「自分で決めたことなら、それでいいじゃんか。みんな違うんだから。」
 
:第38話。アークエンジェルを降りながらも周囲の目を気にする[[カズイ・バスカーク|カズイ]]に言った台詞。
 
:第38話。アークエンジェルを降りながらも周囲の目を気にする[[カズイ・バスカーク|カズイ]]に言った台詞。
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:上記の台詞を言った後に、カズイが「学友達から臆病者だと思われる事を恐れている」事を知り、彼に言った台詞。サイの成長と年長者としての優しさが伝わる。
 
:上記の台詞を言った後に、カズイが「学友達から臆病者だと思われる事を恐れている」事を知り、彼に言った台詞。サイの成長と年長者としての優しさが伝わる。
 
;「フレイ…」
 
;「フレイ…」
:最終話「終わらない明日へ」より。フレイの乗った脱出艇が撃墜された際の一言。別れたとはいえ、思うところはあった様子。
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:最終話「終わらない明日へ」より。フレイの乗った脱出艇が撃墜された際の一言。別れたとはいえ、思う所はあった様子。
 
:なお、サイは通常版では「どこか哀しげな表情」を浮かべているが、HDリマスター版では「愕然とするような表情」に変更されている。
 
:なお、サイは通常版では「どこか哀しげな表情」を浮かべているが、HDリマスター版では「愕然とするような表情」に変更されている。
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== 余談 ==
 
== 余談 ==
*サイ・アーガイル役の[[声優]]である白鳥哲氏は、『SEED』中盤における[[フレイ・アルスター]]との破局等の不幸な展開等も有って、「フレイの役を演じた桑島法子氏と一切口をきかなくなったり、[[キラ・ヤマト]]役の保志総一郎氏とは、かなり喋りづらくなる」等、役にのめり込んでいた。
+
*サイ・アーガイル役の[[声優]]である白鳥哲氏は、『SEED』中盤における[[フレイ・アルスター]]との破局等の不幸な展開等も有って、「フレイの役を演じた[[声優:桑島法子|桑島法子]]氏と一切口をきかなくなったり、[[キラ・ヤマト]]役の[[声優:保志総一朗|保志総一朗]]氏とは、かなり喋りづらくなる」等、役にのめり込んでいた。
 
**実は、上記の三人のキャスト陣は『[[機動戦士ガンダムSEED]]』以前にも『[[無限のリヴァイアス]]』で共演している。そちらでは、白鳥氏が演じる[[主人公]]の[[相葉昴治]]は、保志氏が演じる弟の[[相葉祐希]]と仲違いしており、桑島氏は相葉兄弟の幼なじみである[[蓬仙あおい]]を演じていた。この為、『SEED』において三人が仲違いしてしまう展開に納得した人も多いという。
 
**実は、上記の三人のキャスト陣は『[[機動戦士ガンダムSEED]]』以前にも『[[無限のリヴァイアス]]』で共演している。そちらでは、白鳥氏が演じる[[主人公]]の[[相葉昴治]]は、保志氏が演じる弟の[[相葉祐希]]と仲違いしており、桑島氏は相葉兄弟の幼なじみである[[蓬仙あおい]]を演じていた。この為、『SEED』において三人が仲違いしてしまう展開に納得した人も多いという。
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== 脚注 ==
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<references />
    
== 資料リンク ==
 
== 資料リンク ==
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