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| A.G.151年での無人大型[[モビルスーツ]]「[[シド]]」との戦闘で大破したガンダムAGE-2を[[宇宙海賊ビシディアン]]が回収し、[[修理|修復]]した機体。 | | A.G.151年での無人大型[[モビルスーツ]]「[[シド]]」との戦闘で大破したガンダムAGE-2を[[宇宙海賊ビシディアン]]が回収し、[[修理|修復]]した機体。 |
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− | 「ダークハウンド」とは「腐敗を噛み殺す猟犬」を意味し、ビシディアンにおける最高の称号でもある。
| + | 「ダークハウンド」とは「腐敗を噛み殺す猟犬」を意味し、ビシディアンにおける最高の称号でもある<ref>ちなみに公式[[外伝]]漫画『機動戦士ガンダムAGE~追憶のシド~』では、本機体の事を「'''ガンダムダークハウンド'''」と呼称する場面が存在している。また、同漫画では、当初ダークハウンドのパイロットはアッシュ(アセム)ではなく、[[宇宙海賊ビシディアン]]の次期首領候補の[[GUNDAM:ウィービック・ランブロ|ウィービック・ランブロ]](SRW未登場)にする想定であった事が描かれている。</ref>。 |
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| 海賊行為を行う為、相手の撃破よりも無力化及び拿捕を目的としており、アッシュ(アセム)の戦闘スタイルも併せて格闘武器を主兵装としている。サメ型のストライダー形態へと[[変形]]可能。その反面、ドッズライフルやキャノンのような火力のある砲撃武器が無いため、装甲の分厚い[[ザムドラーグ]]にはやや苦戦していた。 | | 海賊行為を行う為、相手の撃破よりも無力化及び拿捕を目的としており、アッシュ(アセム)の戦闘スタイルも併せて格闘武器を主兵装としている。サメ型のストライダー形態へと[[変形]]可能。その反面、ドッズライフルやキャノンのような火力のある砲撃武器が無いため、装甲の分厚い[[ザムドラーグ]]にはやや苦戦していた。 |
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− | AGEシステムはAGE-2がシドに敗北した際にアセムにより取り外された(それを後に現場を訪れた[[フリット・アスノ|フリット]]が回収)ため搭載されておらず、それ故にAGEシステムの助力を借りずに武装が設計されたガンダムである。また、この関係でカメラアイが黄色。右目には眼帯型の照準バイザーが装着されている。さらに頭部は[[海賊]]の帽子をイメージして追加装甲が装備され、額と胸部にドクロのレリーフを入れて機体色を真っ黒に染めており、もはや原型機のAGE-2の面影がガンダムフェイスを残してなくなっている。フリットですら、初見では「あのガンダムはAGE-2に似ている」としか思わなかった。 | + | AGEシステムはAGE-2がシドに敗北した際にアセムにより取り外された(それを後に現場を訪れた父[[フリット・アスノ|フリット]]が回収)ため搭載されておらず、それ故にAGEシステムの助力を借りずに武装が設計されたガンダムである。また、この関係でカメラアイが黄色。右目には眼帯型の照準バイザーが装着されている。さらに頭部は[[海賊]]の帽子をイメージして追加装甲が装備され、額と胸部にドクロのレリーフを入れて機体色を真っ黒に染めており、もはや原型機のAGE-2の面影がガンダムフェイスを残してなくなっている。フリットですら、初見では「あのガンダムはAGE-2に似ている」としか思わなかった。 |
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− | 高い機動性とアンカー等の機体ギミックをフル活用したトリッキーな戦法に、アッシュの操縦技術が加わって、[[ヴェイガン]]の機体を終始圧倒し、スペックでは大幅に上を行く[[ガンダムレギルス]]をも撃破した。
| + | 高い機動性とアンカー等の機体ギミックをフル活用したトリッキーな戦法に、アッシュ(アセム)の[[技量|操縦技術]]が加わって、[[ヴェイガン]]の機体を終始圧倒し、スペックでは大幅に上を行く[[ガンダムレギルス]]をも撃破した。 |
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| === ストライダー形態 === | | === ストライダー形態 === |
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| :変形時に発射するビームバルカン砲。 | | :変形時に発射するビームバルカン砲。 |
| ;アンカーショット | | ;アンカーショット |
− | :両肩に2基搭載されたワイヤーフック型射出兵器。高圧電流を流せる。振り回す事で盾の代わりにもなる。 | + | :両肩に2基搭載されたワイヤーフック型射出兵器。[[ハンブラビ #装備・機能|高圧電流]]を流せる。振り回す事で盾の代わりにもなる。 |
| ;フラッシュアイ | | ;フラッシュアイ |
| :胸の髑髏型レリーフに搭載された目くらまし。威力は無いが、敵を幻惑する。 | | :胸の髑髏型レリーフに搭載された目くらまし。威力は無いが、敵を幻惑する。 |
| + | :ちなみに、フラッシュアイはダークハウンドの他、[[宇宙海賊ビシディアン]]製MSに備え付けられている武装である。 |
| :『BX』ではアンカーショット使用時に使用している。 | | :『BX』ではアンカーショット使用時に使用している。 |
− | ;ドッズランサー | + | ;ドッズランサー<ref>[[プレイステーション・ポータブル|PSP]]用[[コンピュータゲーム|ソフト]]『機動戦士ガンダムAGE ユニバーサルアクセル/コズミックドライブ』では、複合武器の一種であるドッズランサーはゲームシステムの都合上、専ら遠距離武器([[ビームライフル]])としての扱いになっている。ただし、ドッズランサーの近接武器(実体槍)としての機能は、ドッズランサーの槍の部分で鋭い突きを連続で繰り出す、ダークハウンドの固有[[必殺武器|バトルスキル]]「ダークハンティング」において拾われている。</ref> |
| :ダークハウンドを象徴する武器。右腕に装備された大型の実体槍。ストライダー形態では機首になる。 | | :ダークハウンドを象徴する武器。右腕に装備された大型の実体槍。ストライダー形態では機首になる。 |
| :『BX』では単独最強武器で、「バリア無効」付き。突撃して突き抜けた後、切り返して背後から貫く。トドメ演出ではストライダーモードで戻ってきて空中に持ち上げつつ突破し、元に戻ってから急降下キックで粉砕する。 | | :『BX』では単独最強武器で、「バリア無効」付き。突撃して突き抜けた後、切り返して背後から貫く。トドメ演出ではストライダーモードで戻ってきて空中に持ち上げつつ突破し、元に戻ってから急降下キックで粉砕する。 |
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| :[[ガンダムAGE-1グランサ]]、[[ガンダムAGE-FX]]との合体攻撃。 | | :[[ガンダムAGE-1グランサ]]、[[ガンダムAGE-FX]]との合体攻撃。 |
| ;メモリー・オブ・エデン | | ;メモリー・オブ・エデン |
− | :[[隠し要素/BX|隠し要素]]で仲間になる[[ゼハート・ガレット]]の[[ガンダムレギルス]]との合体攻撃。名前の由来は、OVA版のタイトルから。 | + | :[[隠し要素/BX|隠し要素]]で仲間になる[[ゼハート・ガレット]]の[[ガンダムレギルス]]との合体攻撃。名前の由来は、[[OVA]]版のタイトルから。 |
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| === [[特殊能力]] === | | === [[特殊能力]] === |
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| :前世代機。 | | :前世代機。 |
| ;[[GUNDAM:ガンダムAGE-2 ノーマル|ガンダムAGE-2]] | | ;[[GUNDAM:ガンダムAGE-2 ノーマル|ガンダムAGE-2]] |
− | :改修元になったアセム(アッシュ)の愛機。 | + | :改修元になったアッシュ(アセム)の愛機。 |
| ;[[ガンダムAGE-3]] | | ;[[ガンダムAGE-3]] |
| :次世代機。 | | :次世代機。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
| + | *ガンダムAGE-2ダークハウンドは、[[Ζガンダム]]をオマージュ([[可変モビルスーツ|飛行形態]]に[[変形]]し、手持ちの武器・防具が機首になるetc.)した機体である。 |
| + | **ただし、[[ニュータイプ|驚異的な後天的能力]]を持つ[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]に比例して[[バイオセンサー|想定外の機能]]を発揮していくΖガンダムと異なり、ダークハウンドの場合は[[オールドタイプ|先天的・後天的能力が皆無な]]アッシュ(アセム)の優れた[[技量]]・戦法のみで機体性能を十二分に発揮させている。 |
| *[[クロスボーン・ガンダム]]同様、[[宇宙海賊]]が使用するガンダムではあるが、クロスボーンが「海賊旗の髑髏」をモチーフとしているのに対し、ダークハウンドは海賊帽を模したような頭部デザインやフック、アイパッチ状のバイザーなど「海賊船長」をモチーフとしたデザインとなっている。 | | *[[クロスボーン・ガンダム]]同様、[[宇宙海賊]]が使用するガンダムではあるが、クロスボーンが「海賊旗の髑髏」をモチーフとしているのに対し、ダークハウンドは海賊帽を模したような頭部デザインやフック、アイパッチ状のバイザーなど「海賊船長」をモチーフとしたデザインとなっている。 |
| *'''黒いガンダム'''の'''2号機'''(しかも'''[[クロスボーン・ガンダムX2|宇宙海賊所属]]''')という[[ガンダムシリーズ]]における[[死亡フラグ]]を乱立させながらも最後まで生還したガンダムでもある。 | | *'''黒いガンダム'''の'''2号機'''(しかも'''[[クロスボーン・ガンダムX2|宇宙海賊所属]]''')という[[ガンダムシリーズ]]における[[死亡フラグ]]を乱立させながらも最後まで生還したガンダムでもある。 |
| *「宇宙海賊所属の黒いガンダムである」点や「同一シリーズの2号機である」点、「主武装として槍を装備している」点etc.[[クロスボーン・ガンダムX2]]を意識していると思われる要素が散見される。 | | *「宇宙海賊所属の黒いガンダムである」点や「同一シリーズの2号機である」点、「主武装として槍を装備している」点etc.[[クロスボーン・ガンダムX2]]を意識していると思われる要素が散見される。 |
− | **しかし、パイロットに関しては、「大局を見据えて敢えて宇宙海賊として暗躍する道を選び、[[キオ・アスノ|家族]]や[[ゼハート・ガレット|敵となった親友]]に対する思いやりを決して失わなかったアセム(アッシュ)」と、「短慮で視野が狭く、私利私欲のために仲間を裏切った挙句に精神崩壊して破滅した[[ザビーネ・シャル|ザビーネ]]」では、全く正反対と言える。 | + | **しかし、パイロットに関しては、「大局を見据えて敢えて宇宙海賊として暗躍する道を選び、[[キオ・アスノ|家族]]や[[ゼハート・ガレット|敵となった親友]]に対する思いやりを決して失わなかったアッシュ(アセム)」と、「短慮で視野が狭く、私利私欲のために仲間を裏切った挙句に精神崩壊して破滅した[[ザビーネ・シャル|ザビーネ]]」では、全く正反対と言える。 |
| *『[[クロスアンジュ 天使と竜の輪舞]]』に登場する兵器[[パラメイル]]は飛翔形態時の姿が銃を機首とし、頭部が少し見えている事からか、ガンダムAGE-2にそっくりである。 | | *『[[クロスアンジュ 天使と竜の輪舞]]』に登場する兵器[[パラメイル]]は飛翔形態時の姿が銃を機首とし、頭部が少し見えている事からか、ガンダムAGE-2にそっくりである。 |
| **奇しくもAGE-2がドラゴンを意識したデザインのヴェイガンMSと戦うのに対し、パラメイルも[[ドラゴン]]と戦う兵器である。 | | **奇しくもAGE-2がドラゴンを意識したデザインのヴェイガンMSと戦うのに対し、パラメイルも[[ドラゴン]]と戦う兵器である。 |
| *『ガンダムビルドダイバーズ』(SRW未参戦)では、クジョウ・キョウヤが使用する[[改造]][[ガンプラ]]「ガンダムAGEIIマグナム」の偽装として本機体が登場している。 | | *『ガンダムビルドダイバーズ』(SRW未参戦)では、クジョウ・キョウヤが使用する[[改造]][[ガンプラ]]「ガンダムAGEIIマグナム」の偽装として本機体が登場している。 |
| **ただし、本体はハイグレードサイズに対し、頭部パーツにマスターグレードパーツを使用しているため一回り大きくなっており、'''眼帯が左右逆'''となっている。 | | **ただし、本体はハイグレードサイズに対し、頭部パーツにマスターグレードパーツを使用しているため一回り大きくなっており、'''眼帯が左右逆'''となっている。 |
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| + | == 脚注 == |
| + | <references /> |
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| == 商品情報 == | | == 商品情報 == |