差分
→アニメ本編
;「仇は取りましたよ。あなたのもね」
;「仇は取りましたよ。あなたのもね」
:キラを撃破した後、[[アスラン・ザラ|アスラン]]に対して。かなり挑発的な言動で内容は事実ではあるが、キラと深い関係のあるアスランにとっては許しがたい発言であった。この直後、アスランが激昂して暴力を振るったため二人の対立は決定的になった。
:キラを撃破した後、[[アスラン・ザラ|アスラン]]に対して。かなり挑発的な言動で内容は事実ではあるが、キラと深い関係のあるアスランにとっては許しがたい発言であった。この直後、アスランが激昂して暴力を振るったため二人の対立は決定的になった。
:命令を遂行したに過ぎないとはいえ、そもそもアークエンジェルとアスランの関係は周知の事実であり、カガリだっていたのだから嘲笑と悪意以外の何物でもない。更に、シン本人が傲慢極まりアスランが傷ついていることさえ理解できておらず、むしろアークエンジェルの件で傷ついているのを分かって嘲笑っているようにしか見えない。アスランの立場からすればこれを悪意以外で捉えろなど到底無理な話である。
:命令を遂行したに過ぎないとはいえ、'''そもそもアークエンジェルとアスランの関係は周知の事実であり、カガリだっていたのだから嘲笑と悪意以外の何物でもなく、アスランが目の前で仲間を殺されて深い絶望に沈んでいるのを分かって嘲笑っていた。アスランの立場からすればこれを悪意以外で捉えろなど到底無理な話で、こんなことを言えばアスランの怒りを買うこと自体が分かっていない。'''
:シンの性格が改善されている事が多いスパロボにおいては、この時点でシンがまだ仲間になっていなかった[[K]]以外では使用されておらず、そのKにおいてのこの場面ではシンは上記の台詞でアスランに挑発はしておらず、アスランが殴打する前にレイが止めに入っている為に彼から殴られていない。
:シンの性格が改善されている事が多いスパロボにおいては、この時点でシンがまだ仲間になっていなかった[[K]]以外では使用されておらず、そのKにおいてのこの場面ではシンは上記の台詞でアスランに挑発はしておらず、アスランが殴打する前にレイが止めに入っている為に彼から殴られていない。
;「それとも俺が討たれりゃ良かったとでも言いたいんですか!? アンタはッ!!」
;「それとも俺が討たれりゃ良かったとでも言いたいんですか!? アンタはッ!!」
:上記の言い争いの最中にシンがアスランに言い放った言葉。アスランの一方的な感傷で非難されては、シンがこう反論したくなるのも仕方がないのかもしれない。
:上記の言い争いの最中にシンがアスランに言い放った言葉。アスランの一方的な感傷で非難されては、シンがこう反論したくなるのも仕方がないのかもしれない。
:しかし、アスランが今回の戦闘で激しく苦悩したのは、「'''キラもシンも傷ついてほしくないから'''」であり、シンがアスランの苦悩を何も理解していない事を象徴しているともいえる。
:しかし、アスランが今回の戦闘で激しく苦悩したのは、「'''キラもシンも傷ついてほしくないから'''」であり、シンがアスランの苦悩を何も理解していない事を象徴しているともいえる。
:もっとも、この時天狗になっていたシンは「'''自分は認められているから何をしても許される'''」と驕っていたのも大きい。いずれにしても、この件でアスランとシンの対立はもはや敵対寸前の域にまで達していた上にルナマリアとメイリン以外は誰もアスランの絶望を理解しようとせず、アスランはミネルバどころかザフトで完全に孤立することとなり、直後のプラントのシーンではイザークも他の士官を怒鳴っており、戦争に対する認識自体がアスラン達とザフトの間で修正不可能な程にかけ離れていたことを示唆している。
:尚ザフトの軍人なのだから、という理屈では周囲の考えが普通なのだが'''かつての仲間と撃ち合うアスランの葛藤を彼らは知ろうとしない'''という後の『'''人は人を知らず'''』を象徴している。
;「こんな事をする……こんな事をする奴ら……ロゴス……! 許すもんかぁぁぁっ!! お前たちなんかがいるからッ! 世界はッ!!」
;「こんな事をする……こんな事をする奴ら……ロゴス……! 許すもんかぁぁぁっ!! お前たちなんかがいるからッ! 世界はッ!!」
:ヘブンズベース攻略戦である第38話にて。ステラと同じくデストロイガンダムに乗っ[[スティング・オークレー|スティング]]に対して。そんなスティングやステラのような存在を生み出した[[ロゴス]]に対し、シンは怒りを爆発させる。[[L]]第20話でのスティングとの戦闘前会話でも使用されている。[[Z]]では後半部分のみ、[[ロード・ジブリール|ジブリール]]との特殊台詞で使用されている。
:ヘブンズベース攻略戦である第38話にて。ステラと同じくデストロイガンダムに乗っ[[スティング・オークレー|スティング]]に対して。そんなスティングやステラのような存在を生み出した[[ロゴス]]に対し、シンは怒りを爆発させる。[[L]]第20話でのスティングとの戦闘前会話でも使用されている。[[Z]]では後半部分のみ、[[ロード・ジブリール|ジブリール]]との特殊台詞で使用されている。
; 「ジブリールを逃がしたって、それは!」
; 「ジブリールを逃がしたって、それは!」
:レクイエムによってプラントが見舞われた大惨事が「ジブリールを自分達が逃がしたせい」だとするレイに対する反論。「ジブリールに逃げられたのはオーブが匿い、アークエンジェルがそれに着いたから」と一見して筋が通って見えるのだが、すぐ側にはレクイエムで家族や友人を失ったクルーがおり、シンはそれを最も止めうる場所で力を持っていたので、シン達にクルーの怒りが向けられる可能性は濃厚で、『アークエンジェルとフリーダムがいたから失敗した、だから自分は悪くない』など通じる保証はない。まして、他のプラントにいる遺族の怒りも全てオーブに向かうなどと誰にも断言できない側面も無視できない。
:レクイエムによってプラントが見舞われた大惨事が「ジブリールを自分達が逃がしたせい」だとするレイに対する反論。「ジブリールに逃げられたのはオーブが匿い、アークエンジェルがそれに着いたから」と一見して筋が通って見えるのだが、'''すぐ側にはレクイエムで家族や友人を失ったクルーがおり、シンはそれを最も止めうる場所で力を持っていたので、シン達にクルーの怒りが向けられる可能性は濃厚で、『アークエンジェルとフリーダムがいたから失敗した、だから自分は悪くない』と正当化される保証はない。まして、他のプラントにいる遺族の怒りも全てオーブに向かうなどと誰にも断言できない側面も無視できない。'''
:ダイダロスの戦闘で直接的に失敗したルナマリアをフォローしているが、それも「失敗したのは自分も同じ」ではなく「オーブが悪い」という形でフォローしている。尚、これらに対してレイは冷淡に「自分達が撃たなければならなかった。」、「時は戻らない」とただ自分達の失敗という事実だけを突きつけている。
:ダイダロスの戦闘で直接的に失敗したルナマリアをフォローしているが、それも'''「失敗したのは自分も同じ」ではなく「オーブが悪い」'''という形でフォローしている。尚、これらに対してレイは冷淡に「自分達が撃たなければならなかった。」、「時は戻らない」とただ自分達の失敗という事実だけを突きつけている。ある意味で、シンがレクイエムで家族を失ったクルー達の気持ちを全く理解していないとも言える。
:これらを踏まえると、本質的にシンはかつてのキラ達と同じ「戦争が他所の出来事で自分には関係ない」とした頃で中身が止まっており、デュランダルへの盲信やこれまでの増長も相まって「目の前の事実を分からぬと逃げ、知らず、聞かずにアスランが非難したヒーローごっこ」に終始するという「[[ラウ・ル・クルーゼ|己の知ることしか知らぬ]]」人の悪性の一端を描写している。
:これらを踏まえると、本質的にシンはオーブで「戦争が他所の出来事で自分には関係ない」とした頃で中身が止まっており、デュランダルへの盲信やこれまでの増長も相まって「目の前の事実を分からぬと逃げ、知らず、聞かずにアスランが非難したヒーローごっこ」に終始するという「[[ラウ・ル・クルーゼ|己の知ることしか知らぬ]]」人の悪性の一端を描写している。
;「けど、何でそんなこと言うんだよ、いきなり。なんか、それじゃあドラマの死んでいくオヤジみたいだぞ。やめろよ。」
;「けど、何でそんなこと言うんだよ、いきなり。なんか、それじゃあドラマの死んでいくオヤジみたいだぞ。やめろよ。」
:第48話にて、「この先に何があっても、議長を信じ続けろ」という[[レイ・ザ・バレル|レイ]]に対して。シンとしてはまるでこれから死に逝くような親友の言葉に違和感を持ったためだが、この後それが全くの事実であったことがレイ本人から語られることに。
:第48話にて、「この先に何があっても、議長を信じ続けろ」という[[レイ・ザ・バレル|レイ]]に対して。シンとしてはまるでこれから死に逝くような親友の言葉に違和感を持ったためだが、この後それが全くの事実であったことがレイ本人から語られることに。