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− | '''黒歴史'''(Black History)とは、『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』の劇中に登場する、「封印されて人々から忘れられた歴史」を指す用語。 | + | '''黒歴史'''とは、『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』の劇中に登場する、「封印されて人々から忘れられた歴史」を指す用語。 |
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| さらに派生して、制作者サイドやファンが'''無かったことにしたいこと'''、彼らから'''忘れ去られてしまった(と推測される)事物'''を表す[[俗語・俗称|ネットスラング]]としても使われる。詳しくは[[#スラングとしての黒歴史]]を参照。 | | さらに派生して、制作者サイドやファンが'''無かったことにしたいこと'''、彼らから'''忘れ去られてしまった(と推測される)事物'''を表す[[俗語・俗称|ネットスラング]]としても使われる。詳しくは[[#スラングとしての黒歴史]]を参照。 |
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| ガンダムシリーズは[[宇宙世紀]]のみならず、様々な[[世界観]]を持った作品の集まりだが、黒歴史は'''「(作品放送当時における)『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』以外の全てのガンダムシリーズを内包する」'''とされている。これは、宇宙世紀として描かれている時代の遥か未来、もしくは遥か過去に、非宇宙世紀のガンダムシリーズの時代があったと解釈できる設定である。実際に『∀』劇中には過去三作のアナザーガンダム(『[[機動武闘伝Gガンダム|G]]』、『[[新機動戦記ガンダムW|W]]』、『[[機動新世紀ガンダムX|X]]』)に関係する映像が演出されていた。 | | ガンダムシリーズは[[宇宙世紀]]のみならず、様々な[[世界観]]を持った作品の集まりだが、黒歴史は'''「(作品放送当時における)『[[∀ガンダム (TV)|∀ガンダム]]』以外の全てのガンダムシリーズを内包する」'''とされている。これは、宇宙世紀として描かれている時代の遥か未来、もしくは遥か過去に、非宇宙世紀のガンダムシリーズの時代があったと解釈できる設定である。実際に『∀』劇中には過去三作のアナザーガンダム(『[[機動武闘伝Gガンダム|G]]』、『[[新機動戦記ガンダムW|W]]』、『[[機動新世紀ガンダムX|X]]』)に関係する映像が演出されていた。 |
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− | 上記のような考え方により、基本的にどんなガンダムシリーズ作品も黒歴史に内包できるコンセプトを持つ。とはいえ、「『∀』より後に製作されたガンダムシリーズ作品を黒歴史に含めて良いのか」という疑問に対しては、公式からのアナウンスはない。『[[機動戦士ガンダムSEED]]』を始めとする[[コズミック・イラ]]の作品については、角川書店の『ガンダムエース』にて連載していた[[漫画]]『∀ガンダム 月の風』にて黒歴史に含む解釈がなされている。
| + | 上記のような考え方により、基本的にどんなガンダムシリーズ作品も黒歴史に内包できるコンセプトを持つ。「『∀』より後に製作されたガンダムシリーズ作品を黒歴史に含めて良いのか」という疑問に対しては、長らく正式なアナウンスは無くファンの想像に任せるような形になっていたが、近年では公式・準公式の作品の中でもいくつか参考になる描写がある。 |
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| + | 『[[機動戦士ガンダムSEED]]』を始めとする[[コズミック・イラ]]の作品については、角川書店の『ガンダムエース』にて連載していた[[漫画]]『∀ガンダム 月の風』にて黒歴史に含む解釈がなされている。 |
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| 『[[ガンダム Gのレコンギスタ]]』は「R.C.(リギルド・センチュリー)」と言う宇宙世紀の次の時代の年号の世界観であり、宇宙世紀が遥か過去であったと言う『∀ガンダム』と似た世界観を持っている。その為「『∀』ガンダムの「正歴」と『Gレコ』の「R.C.」は時代として順番はどうなっているのか?」と言う疑問がある。こちらも公式からのアナウンスは存在していない。ガンダムの原作者の富野由悠季は『Gレコ』製作後のトークショー『夜のGレコ研究会』にて'''「『∀』は『Gレコ』の500年前の話」'''と語っており、少なくとも「Gレコは∀ガンダムより後の時代の話であり、U.C.から正暦を経てR.C.に至る」との想定のようである。しかし「R.C.は宇宙世紀の次の時代」と言う設定との乖離や、『Gレコ』の作中の時代であるR.C.1014の500年前は既にR.C.になっており、∀の年号の正歴と時期が重なってしまうなど不整合が発生する点もある<ref>但し富野監督は同時に「自分にガンダムの全てを決定する権限は与えられていない」とも説明しており、事実上未確定の状態になっている。それに対し聞き手を務めていたサンライズのプロデューサーは「次の何かの機会に、しれっとそうなってる可能性はありますので」と答えた。</ref>。 | | 『[[ガンダム Gのレコンギスタ]]』は「R.C.(リギルド・センチュリー)」と言う宇宙世紀の次の時代の年号の世界観であり、宇宙世紀が遥か過去であったと言う『∀ガンダム』と似た世界観を持っている。その為「『∀』ガンダムの「正歴」と『Gレコ』の「R.C.」は時代として順番はどうなっているのか?」と言う疑問がある。こちらも公式からのアナウンスは存在していない。ガンダムの原作者の富野由悠季は『Gレコ』製作後のトークショー『夜のGレコ研究会』にて'''「『∀』は『Gレコ』の500年前の話」'''と語っており、少なくとも「Gレコは∀ガンダムより後の時代の話であり、U.C.から正暦を経てR.C.に至る」との想定のようである。しかし「R.C.は宇宙世紀の次の時代」と言う設定との乖離や、『Gレコ』の作中の時代であるR.C.1014の500年前は既にR.C.になっており、∀の年号の正歴と時期が重なってしまうなど不整合が発生する点もある<ref>但し富野監督は同時に「自分にガンダムの全てを決定する権限は与えられていない」とも説明しており、事実上未確定の状態になっている。それに対し聞き手を務めていたサンライズのプロデューサーは「次の何かの機会に、しれっとそうなってる可能性はありますので」と答えた。</ref>。 |
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− | 『∀』より後に作られた作品では、人類の外宇宙進出計画が背景設定の一つに組み込まれているものが多い。『SEED』の[[ジョージ・グレン]]、『[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|劇場版00]]』の[[イノベイター]]、『[[機動戦士ガンダムAGE|AGE]]』の[[ヴェイガン]]などが該当する。これは本作の黒歴史で「『長き歴史の果てに[[スペースノイド|宇宙居住者]]が外宇宙にまで進出して、さらに長き時の後に帰還したのが[[ムーンレィス|月の民]]である』と語られていることが意識されているため」と言う説もある。いっぽう『∀』の設定によれば黒歴史時代の末期には超空間交通システムを用いた地球と外宇宙との交流もあったようだが、超空間擾乱と呼ばれる大事件によって地球圏は宇宙の歴史から完全に孤立したとされており、ムーンレィスの帰還を最後に外宇宙の人類との交通は途絶えている模様。
| + | 『ガンダムトライエイジ』ではクロスifカードとして[[スモー|ゴールドスモー]]が[[百式]]、[[アカツキ]]、[[フェネクス]]、[[アルヴァアロン]]などの黄金のMSをロストマウンテンから発掘するイラストや、「宿命の好敵手キャンペーン」では対象カードのフレーバーテキスト内において、『[[機動戦士ガンダム00|00]]』『[[機動戦士ガンダムUC|UC]]』『[[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ|鉄血]]』などSEED以降の作品を含めたMSや戦闘の様子を∀ガンダムのキャラクター達が触れるという形でクロスオーバーが行われた。 |
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| + | そして『U.C.ガンダムBlu-rayライブラリーズ』に付属する映像特典『機動戦士ガンダム 光る命 Chronicle U.C.』において、'''前後関係は明言されないもののかなり直接的な描写が行われた。'''宇宙世紀の遥か未来に導かれた[[アムロ・レイ]]の思念が「月光蝶で文明を埋葬する∀ガンダム」の姿を直接目撃するほか、興亡を繰り返しながら未来へと進んでいく文明の物語として『[[機動武闘伝Gガンダム|G]]』『[[新機動戦記ガンダムW|W]]』『[[機動新世紀ガンダムX|X]]』『[[機動戦士ガンダムSEED|SEED]]』『[[機動戦士ガンダム00|00]]』『[[機動戦士ガンダムAGE|AGE]]』『[[機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ|鉄血]]』、そして『[[ガンダム Gのレコンギスタ|Gレコ]]』の劇中映像が挿入される一方、黒歴史の果ての終着点にあたる『∀』や世界観が大きく異なる「[[SDガンダムシリーズ]]」「[[ガンダムビルドファイターズ|ガンダムビルドシリーズ]]」等の映像は含まれていない。 |
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| + | 『∀』より後に作られた作品では、人類の[[外宇宙]]進出計画が背景設定の一つに組み込まれているものが多い。『SEED』の[[ジョージ・グレン]]、『[[劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-|劇場版00]]』の[[イノベイター]]、『[[機動戦士ガンダムAGE|AGE]]』の[[ヴェイガン]]などが該当する。これは本作の黒歴史で「『長き歴史の果てに[[スペースノイド|宇宙居住者]]が外宇宙にまで進出して、さらに長き時の後に帰還したのが[[ムーンレィス|月の民]]である』と語られていることが意識されているため」と言う説もある。一方『∀』の設定によれば黒歴史時代の末期には超空間交通システムを用いた地球と外宇宙との交流もあったようだが、超空間擾乱と呼ばれる大事件によって地球圏は宇宙の歴史から完全に孤立したとされており、ムーンレィスの帰還を最後に外宇宙の人類との交通は途絶えている模様。 |
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| == 登場作品 == | | == 登場作品 == |
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| ;[[アムロ・レイ]]と[[シャア・アズナブル]] | | ;[[アムロ・レイ]]と[[シャア・アズナブル]] |
| :作中で黒歴史の詳細を知った者の多くが語ることに「アムロとシャアの私闘が世界の破滅を呼び込む」ということがある。これは『[[逆襲のシャア]]』での[[アクシズ]]落としの件だと思われる。 | | :作中で黒歴史の詳細を知った者の多くが語ることに「アムロとシャアの私闘が世界の破滅を呼び込む」ということがある。これは『[[逆襲のシャア]]』での[[アクシズ]]落としの件だと思われる。 |
− | :『Z』では[[クワトロ・バジーナ]]はそのような過ちは犯さないことを誓い、その決意は『[[#第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]』へと繋がっていく。 | + | :『Z』ではクワトロ・バジーナはそのような過ちは犯さないことを誓い、その決意は『[[#第3次スーパーロボット大戦Z|第3次Z]]』へと繋がっていく。 |
| ;[[パラダイムシティ]] | | ;[[パラダイムシティ]] |
| :[[太極]]の意思により作り出された箱庭の世界であり次元の狭間に存在する。戦乱にまみれた多元世界の誕生と分離のループから切り離された、永遠の平穏の世界。太極に選ばれた一部の者たちがこの世界に住まうことを許される。 | | :[[太極]]の意思により作り出された箱庭の世界であり次元の狭間に存在する。戦乱にまみれた多元世界の誕生と分離のループから切り離された、永遠の平穏の世界。太極に選ばれた一部の者たちがこの世界に住まうことを許される。 |
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| == スラングとしての黒歴史 == | | == スラングとしての黒歴史 == |
− | 前述したように'''スラングとしての黒歴史という用語は、今日「無かったことにしたい事柄」を指して使われる'''こともあり、特にネット上ではファンによってよく用いられる(例:「あの芸能人が売れない時代に○○をしていた、というのは黒歴史だ」)。 | + | 前述したように'''スラングとしての黒歴史という用語は、今日「無かったことにしたい事柄」を指して使われる'''こともあり、特にネット上ではファンによってよく用いられる(例:「あの芸能人が売れない時代に○○をしていた、というのは黒歴史だ」)。サンライズ制作のアニメ作品等でもこの意味で使用されていることがあり、ある種公式側も使っている用語である。 |
− | サンライズ制作のアニメ作品等でもこの意味で使用されていることがあり、ある種公式側も使っている用語である。
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| 近年では真面目な書籍の中でも、「奴隷貿易は欧米の黒歴史」のように「負の歴史」を指して使われることもあり、もしかすると辞書や辞典に載る日も遠くないのかもしれない。なおこの意味での類似語には「暗黒史」という言葉がそれ以前からあった。 | | 近年では真面目な書籍の中でも、「奴隷貿易は欧米の黒歴史」のように「負の歴史」を指して使われることもあり、もしかすると辞書や辞典に載る日も遠くないのかもしれない。なおこの意味での類似語には「暗黒史」という言葉がそれ以前からあった。 |
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| === 版権作品 === | | === 版権作品 === |
− | ;[[ガンダム Gのレコンギスタ]] | + | ;[[ガンダム Gのレコンギスタ]]作中における[[宇宙世紀]] |
− | :作中の人物は[[宇宙世紀]]を'''「忌まわしき宇宙世紀」と呼び、歴史そのものをなかった'''事として扱っている。
| + | :作中の人物は'''「忌まわしき宇宙世紀」と呼び、歴史そのものをなかった'''事として扱っている。 |
| + | ;[[機動戦士ガンダム]]の第15話「ククルス・ドアンの島」 |
| + | :富野由悠季監督の指示で海外版では完全に削除されている。 |
| + | :しかしファンからの支持が根強かったのか、後に同エピソードは単独で漫画化や[[映画|映画化]]を果たしている。 |
| ;[[ガンダム・センチネル]] | | ;[[ガンダム・センチネル]] |
| :『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』に機体のみが登場しているが、公式データベースソフト『[[全スーパーロボット大戦電視大百科|電視大百科]]』に同作関連の情報が収録されなかったため、何らかのトラブルが発生したと推測されるが、公式で触れられたことは無い。詳細はリンク先を参照。 | | :『[[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]』に機体のみが登場しているが、公式データベースソフト『[[全スーパーロボット大戦電視大百科|電視大百科]]』に同作関連の情報が収録されなかったため、何らかのトラブルが発生したと推測されるが、公式で触れられたことは無い。詳細はリンク先を参照。 |
| ;アニメ『[[機神咆吼デモンベイン]]』 | | ;アニメ『[[機神咆吼デモンベイン]]』 |
− | :PC用18禁ソフト『斬魔大聖デモンベイン』並びに[[プレイステーション2|PS2]]移植版『機神咆吼デモンベイン』のアニメ化作品。全12話と言う短さ故にシナリオやキャラが原作から多くカットされた上、一つの作品としても完成度があまり良くないことから、原作ファンはおろか制作会社のニトロプラスからも黒歴史扱いされることがある。 | + | :PC用18禁ソフト『斬魔大聖デモンベイン』並びに[[プレイステーション2|PS2]]移植版『機神咆吼デモンベイン』のアニメ化作品。全12話と言う短さ故に一部シナリオやキャラクター(特に[[メタトロン]]とサンダルフォン)が原作から多くカットされた上、一つの作品としても完成度があまり良くないことから、原作ファンはおろか制作会社のニトロプラスからも黒歴史扱いされることがある。 |
− | :しかし、アニメ版が『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』への参戦のきっかけとなった事を考えると皮肉な結果ではある。裏を返せば作品の出来がどうあれ、一度アニメ化されればスパロボ参戦へのハードルが下がる裏付けにもなったと言える。 | + | :しかし、アニメ版が『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』への参戦(さらに言えば、その後のPS2版の『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』参戦)のきっかけとなった事を考えると皮肉な結果ではある。裏を返せば作品のクオリティがどうであれ、一度アニメ化が成されればスパロボ参戦へのハードルが下がる裏付けにもなったと言える。 |
| ;[[アイドルマスター XENOGLOSSIA]] | | ;[[アイドルマスター XENOGLOSSIA]] |
− | :アイドル育成ゲームである『[[アイドルマスターシリーズ|THE IDOLM@STER]]』(以下「本家」)のアニメ化作品<ref>実際には『ゼノグラシア』の企画自体は本家稼働開始より以前だったので、厳密には原作ではなく、クレジットでも本家は「原案」となっている。</ref>なのだが、本家の登場キャラクターと同じ名称と外見のキャラが出演しているが本家のアイドル作品とは内容が異なるロボットアニメであり、キャラクターボイスも本家から変更され「'''『ゼノグラシア』は本家のキャラだけを借りたロボットアニメである'''」と怒っている一部の本家ファンがおり、黒歴史扱いされる事がある。 | + | :アイドル育成ゲームである『[[アイドルマスターシリーズ|THE IDOLM@STER]]』(以下「本家」)のアニメ化作品であり<ref>実際には『ゼノグラシア』の企画自体は本家稼働開始より以前だったので、厳密には原作ではなく、クレジットでも本家は「原案」となっている。</ref>、本家の登場キャラクターと同じ名称と外見のキャラが出演しているのだが、本家のアイドル作品とは内容が異なるロボットアニメである。キャラクターボイスも本家から変更され「'''『ゼノグラシア』は本家のキャラだけを借りたロボットアニメである'''」と拒否感を示した一部の本家ファンが存在し、黒歴史扱いされる事がある。 |
| :本家制作サイドもほとんど話題に出すことがなかったため「公式で黒歴史扱いされている」と長らく噂されていたが、アイマス総合プロデューサーの坂上陽三氏が『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』参戦を機に公式ブログおよび『[[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE]]』第467回において自らそれを否定している<ref>ただし、監督が本家を詳しく知ったのは(当時はアニメ側ゲーム側ともに開発作業など多忙だったのもあるのだろうが)'''「『ゼノグラシア』の放送が終わった後」'''であると本人が放送10周年記念の上映会で認めてもいる。</ref>。 | | :本家制作サイドもほとんど話題に出すことがなかったため「公式で黒歴史扱いされている」と長らく噂されていたが、アイマス総合プロデューサーの坂上陽三氏が『[[スーパーロボット大戦X-Ω|X-Ω]]』参戦を機に公式ブログおよび『[[スパロボOGネットラジオ うますぎWAVE]]』第467回において自らそれを否定している<ref>ただし、監督が本家を詳しく知ったのは(当時はアニメ側ゲーム側ともに開発作業など多忙だったのもあるのだろうが)'''「『ゼノグラシア』の放送が終わった後」'''であると本人が放送10周年記念の上映会で認めてもいる。</ref>。 |
| ;[[サクラ大戦]](TV版) | | ;[[サクラ大戦]](TV版) |
− | :『サクラ大戦』の初代ゲームのアニメ化作品。ゲーム版の主人公は[[大神一郎]]だが、本作の主人公は[[真宮寺さくら]]。 | + | :『サクラ大戦』の初代ゲームのアニメ化作品。ゲーム版の主人公は[[大神一郎]]だが、本作の主人公は[[真宮寺さくら]]が務める。 |
− | :大まかな設定はゲーム版と同じものの、ダークでシリアスなストーリー、大神との恋愛描写は一切なく暗い性格の[[アイリス]]に代表されるギスギスとした人間関係、グロテスクなデザインの敵、主人公側が快勝する事が殆ど無い戦闘など、ゲーム版とは大きく毛色の異なる作風とそれらの情報が放送開始まで一切明かされなかった事により、当時ファンの間で大論争が巻き起こった。メディアミックスで展開された[[OVA]]や舞台、[[ドラマCD#サクラ大戦|ドラマCD]]や[[小説#サクラ大戦|小説]]はゲーム版の延長線上の世界観として捉えられるが、このTV版だけは明らかに異質な為、公式でも言及される事が少ない作品である。 | + | :大まかな設定はゲーム版と同じものの、ダークでシリアスなストーリー、大神との恋愛描写は一切なく暗い性格の[[アイリス]]に代表されるギスギスとした人間関係、グロテスクなデザインの敵、主人公側が快勝する事が殆ど無い戦闘などゲーム版とは大きく毛色の異なる作風に加え、それらの情報が放送開始まで一切明かされなかった事から当時ファンの間で大論争が巻き起こった。メディアミックスで展開された[[OVA]]や舞台、[[ドラマCD#サクラ大戦|ドラマCD]]や[[小説#サクラ大戦|小説]]はゲーム版の延長線上の世界観として捉えられるが、このTV版についてはその異質さから公式でも言及される事が少ない作品となっている。 |
− | :ただし、『[[漫画#サクラ大戦|漫画版]]』の作者の政一九氏はTV版の方向性を高く評価しており<ref>講談社『サクラ大戦 漫画版 COLLECTION』P38より。</ref>、ゲーム版に忠実なストーリーラインの『漫画版』においてもこのTV版の要素を積極的に取り入れている。また、本作の為に作られた[[神崎すみれ]]のテーマソング「センタースポット」がすみれの『[[サクラ大戦#余談|歌謡ショウ]]』引退公演のラストの曲に採用される等、歌曲についてはゲーム版のファンの中で評価が高いものが多い。 | + | :ただし、『[[漫画#サクラ大戦|漫画版]]』の作者の政一九氏はTV版の内容を高く評価しており<ref>講談社『サクラ大戦 漫画版 COLLECTION』P38より。</ref>、ゲーム版に忠実なストーリーラインの漫画版においてもTV版の要素を積極的に取り入れている。また、本作の為に作られた[[神崎すみれ]]のテーマソング「センタースポット」がすみれの『[[サクラ大戦#その他|歌謡ショウ]]』引退公演のラストの曲に採用される等、歌曲についてはゲーム版のファンの中で評価が高いものが多い。 |
| ;[[ふしぎの海のナディア]]の一部エピソード | | ;[[ふしぎの海のナディア]]の一部エピソード |
− | :放送当時、ガイナックスは本作を手掛けるにあたり、3クール39話でありながら2クール26話分の制作予算で請け負っており、その予算配分の影響もあり敢えて「質を捨てる」回を作る事に踏み切る。この影響により作品の序盤と終盤は高クオリティの作画品質を保っているが、中盤は外注スタジオに任せたため全体的な作画クオリティが大きく不安定になり、特に「島編」(23話~30話)「アフリカ編」(32話~34話)は話の本筋が進まない事も相まってファンからは非常に評判が悪い。 | + | :放送当時、ガイナックスは本作を手掛けるにあたり、3クール39話でありながら2クール26話分の制作予算で請け負っており、その予算配分の影響もあり敢えて「質を捨てる」回を作る事に踏み切る。この影響により作品の序盤と終盤は高クオリティの作画品質を保っているが、中盤は外注スタジオに任せたため全体的な作画クオリティが大きく不安定になり、特に「島編」(23話~30話)「アフリカ編」(32話~34話)は話の本筋が進まない事もありファンからの評価は著しく低い。 |
| :特に34話に至ってはあまりの作画崩壊ぶりが庵野秀明監督の逆鱗に触れる事となり、監督も自腹を切ってリテイクに乗り出すものの、スケジュールが逼迫していた事もあり'''ほぼ全編に渡ってキャラクターソングのビデオクリップ化、さらに映像は過去回の使いまわし、果てはクレジット表記の原画担当者は全てペンネーム'''という異様な内容となってしまった<ref>補足すると、編集に手間がかかっており1曲12時間、合計60時間もかかっているとの事。</ref>。 | | :特に34話に至ってはあまりの作画崩壊ぶりが庵野秀明監督の逆鱗に触れる事となり、監督も自腹を切ってリテイクに乗り出すものの、スケジュールが逼迫していた事もあり'''ほぼ全編に渡ってキャラクターソングのビデオクリップ化、さらに映像は過去回の使いまわし、果てはクレジット表記の原画担当者は全てペンネーム'''という異様な内容となってしまった<ref>補足すると、編集に手間がかかっており1曲12時間、合計60時間もかかっているとの事。</ref>。 |
| :またガイナックスが制作より離れた結果、TVシリーズの後日談と銘打ちながらTVシリーズの流れを殆ど汲まない内容となった劇場版も一部のファンの間では黒歴史扱いされている。 | | :またガイナックスが制作より離れた結果、TVシリーズの後日談と銘打ちながらTVシリーズの流れを殆ど汲まない内容となった劇場版も一部のファンの間では黒歴史扱いされている。 |
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| :特筆するべきは最終回となった総集編『よせあつめブルース』の内容であり、'''物語内容に言及せず、この規制に対する抗議ともとれるメッセージをキャラクターたちが独白する'''というものであり、その内容からか再放送やソフト収録も一切されないなど封印作品状態となっている。 | | :特筆するべきは最終回となった総集編『よせあつめブルース』の内容であり、'''物語内容に言及せず、この規制に対する抗議ともとれるメッセージをキャラクターたちが独白する'''というものであり、その内容からか再放送やソフト収録も一切されないなど封印作品状態となっている。 |
| :なお、この地上波放送から程なくして、WOWOWノンスクランブル枠にて全話の放送が実現している。 | | :なお、この地上波放送から程なくして、WOWOWノンスクランブル枠にて全話の放送が実現している。 |
− | ;実写映画版[[デビルマン (原作漫画版)|デビルマン]] | + | ;[[実写]]映画版[[デビルマン (原作漫画版)|デビルマン]] |
− | :2004年に公開された劇場用作品。永井豪氏の代表作の実写映画化として巨額の制作費・宣伝費を投じて制作されるも、完成した作品はストーリーの改悪・チープなVFX・意図不明な演出・メインキャスト陣の稚拙な演技etc…と内容・クオリティ共に散々たるものであり、公開以降様々なメディアから酷評され現在もって邦画史に残る駄作として黒歴史扱いを受けている。 | + | :2004年に公開された劇場用作品。永井豪氏の代表作の実写映画化として巨額の制作費・宣伝費を投じて制作されるも、完成した作品はストーリーの改悪・意図不明な演出・メインキャスト陣の稚拙な演技etc…と内容・クオリティ共に散々たるものであり、公開以降様々なメディアから酷評され現在もって邦画史に残る駄作として黒歴史扱いを受けている。 |
| :その類を見ない出来の悪さからか「'''デビルマン基準'''」というスラングが誕生しており、今でもTwitter上でこの作品を実況する者が続出している。 | | :その類を見ない出来の悪さからか「'''デビルマン基準'''」というスラングが誕生しており、今でもTwitter上でこの作品を実況する者が続出している。 |
| + | ;[[クレヨンしんちゃん]](原作漫画)の一部初期エピソード |
| + | :'''連載第1回を筆頭'''とし、複数の話が単行本未収録となっている。元々青年誌に掲載されていた漫画だったのだが、それにしても初期の一部エピソードでは過激かつ直球な性的描写が目立ち、該当話は単行本未収録のまま実質上封印されている。第1回に至ってはそれとは別に'''政治的に危険なネタ'''まで取り扱っているため、なおのこと収録不可能になっている。 |
| + | ;スーパーアドベンチャー[[ロックマン (ゲーム)|ロックマン]] |
| + | :1998年発売のアドベンチャーゲーム。初代シリーズの『ロックマン』唯一のアドベンチャーゲームであり、半アニメーション作品。ゲームとしての単調さもそうだが、ストーリー物としては唐突だったり場当たりな展開が多く、突っ込みどころに溢れる。プロデューサーの稲船敬二氏も手直しが不可能な段階からしか携われなかったため、稲船氏自身が'''「ロックマンが会社に安売りされていた時期の中でも最低のゲーム」と評している'''。 |
| + | :ただし、[[ロックマン]]のロックバスターについての設定など、資料としての価値は有しており、[[アルバート・W・ワイリー|Dr.ワイリー]]の彼なりのロボット愛などもしっかり描写はされている。 |
| ;[[メダロット]]魂 | | ;[[メダロット]]魂 |
− | :2000年から翌2001年にかけて放送されたアニメ版『メダロット』の続編であるが、制作体制が変更された影響により前作からキャラクターの大幅リストラや設定の一新などが行われており、結果として前作やゲーム版とは直接繋がらない実質的なパラレル世界観となった上、作画やシナリオのクオリティも前作と比べて総じて不安定になるなどファンからの評判は芳しくはなく、'''前作『メダロット』スタッフからも制作会社のホームページ上にて批判コメントを出されてしまった'''程。 | + | :2000年から翌2001年にかけて放送されたアニメ版『メダロット』の続編。制作体制が変更された影響により、後番組での続編にも関わらず前作からキャラクターの大幅リストラや設定の一新などが行われており、結果として前作やゲーム版とは直接繋がらない実質的なパラレル世界観となってしまった。作画やシナリオのクオリティも前作と比べて総じて不安定になるなど難点が多く、'''前作『メダロット』スタッフからも制作会社のホームページ上にて批判コメントを出されてしまった'''程。 |
− | :一方で、メダロットとの触れ合いを通じて成長していくキャラクターたちなど見どころが全く無いわけでもなく、終盤のストーリー展開に関しては高く評価されている。 | + | :一方で、メダロットとの触れ合いを通じて成長していくキャラクターたちなど独自の見所もあり、特に終盤のストーリー展開に関しては高く評価されている。あくまで前作との相対評価があってのマイナス評価という側面がある。 |
− | ;真型[[メダロット]] | + | ;真型メダロット |
− | :2004年12月に発売された『メダロット』のゲーム1作目のリメイク作品。しかし、デザインがポップアート調に一新されるなど従来のメダロットから大きくかけ離れていたことから旧来のファンからは盛大に非難されることとなった。ただし、このゲームの発売以降長らくメダロットのシリーズ展開が途絶えることとなり、その原因としてスケープゴートとされていた側面があることには留意が必要。 | + | :2004年12月に発売された『メダロット』のゲーム1作目のリメイク作品。しかし、デザインがポップアート調に一新されるなど従来のメダロットから大きくかけ離れていたことから旧来のファンからは盛大に非難されることとなった。 |
− | :シリーズ再開後は徐々に雪融けも進み、『メダロット9』では真型バージョンのメダロットが再登場している。 | + | :実際のところ、ゲームとしては『真型』より大きく完成度が劣り本来は黒歴史レベルの『メダロットBRAVE』が1つ前に発売されており、『真型』発売前からメダロットシリーズの展開は収束に向かっていた段階での発売だった。デザインの特異さという一点が受け入れられず、『真型』発売以降長らくメダロットのシリーズ展開が途絶えたことの原因のスケープゴートとして、『BRAVE』を代表とした当時のシリーズ全体の不評も吸う形で過激な非難を受けていた一面は否定できない(状況としては後述の『[[真・魔装機神 PANZER WARFARE|真・魔装機神]]』に近い)。 |
| + | :シリーズ再開後は徐々に雪融けも進み、『メダロット9』では真型バージョンのメダロットが再登場している。一方で後年の移植作『メダロット クラシックス プラス』には未収録となるなど、ゲームそのものの立ち位置はいまだ不安定な状態にある。 |
| + | ;ローランド・エメリッヒ版[[ゴジラ|GODZILLA]] |
| + | :1998年に公開されたハリウッド製作版ゴジラ。映画としての出来は十分良い方だが、劇中におけるゴジラの描写が「無性繁殖する」「人類側の兵器が普通に通用する」「全体的にスマートな姿」「放射火炎を吐かない」と原典から大きくかけ離れていた事で国内外のゴジラファンから大きな非難を浴びており、海外で「'''GINO(Godzilla In Name Only=ゴジラとは名ばかり)'''」という蔑称も付けられ、国内に至っては'''『ゴジラ FINALWARS』劇中においてあちら側のゴジラが「ジラ」名義で登場し、本作のゴジラと対峙するもの僅か数秒で返り討ちにあった挙句「やっぱマグロ食ってるようなのはダメだな」とこき下ろされてしまう有様であった。''' |
| + | :この描写に爆笑したゴジラファンは多いものの、あまりに露骨な描写から不快感を示した視聴者も多く以後の関連作品においてジラが登場した際には流石に瞬殺される扱いにはなっていない(これに関してはFW版ゴジラが歴代の中でも特に強大な存在として描かれていた事も大きい)。 |
| + | :なお、製作スタッフも評価を省みてか以後のインタビューにおいて反省点を述べた他、続編となるTVアニメ『ゴジラ ザ・シリーズ』ではゴジラの描写が日本版に近いものとなっている。 |
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| === スパロボオリジナルなど === | | === スパロボオリジナルなど === |
| ;[[東方不敗マスター・アジア|東方不敗]]が[[異星人]] | | ;[[東方不敗マスター・アジア|東方不敗]]が[[異星人]] |
− | :『[[新スーパーロボット大戦|新]]』において採用された、[[東方不敗]]が実は'''ダグ星系の[[異星人]]'''であったとする設定。『新』は「性格が現在と大きく異なる[[SRXチーム]]」「[[αシリーズ]]で拾われず、[[OGシリーズ]]でも再登場の気配がない[[ミュウ]]」「異星人の軍門に下る[[シャア・アズナブル|シャア]]」など、その設定の特異さから今日においても語り草となっているが、中でも[[東方不敗]]の設定は極めつけと言うべきものである。当時開発サイド側でも賛否両論だったらしく、寺田プロデューサーも「ずっと反対していた」と『生スパロボチャンネル』で語っている。また、後年の『[[スーパーロボット大戦T|T]]』においてこのネタを意識したかのような台詞が出ている。 | + | :『[[新スーパーロボット大戦|新]]』において採用された、[[東方不敗]]が実は'''ダグ星系の[[異星人]]'''であったとする設定。『新』は「[[αシリーズ]]で拾われず、[[OGシリーズ]]でも再登場の気配がない[[ミュー]]」「異星人の軍門に下る[[シャア・アズナブル|シャア]]」など、その設定の特異さから今日においても語り草となっているが、中でも[[東方不敗]]の設定は極めつけと言うべきものである。当時開発サイド側でも賛否両論だったらしく、寺田プロデューサーも「ずっと反対していた」と『生スパロボチャンネル』で語っている。また、後年の『[[スーパーロボット大戦T|T]]』においてこのネタを意識したかのような台詞が出ている。 |
| + | ;性格が現在と大きく異なる[[SRXチーム]] |
| + | :上記の『新』の特異さの一つ。オリジナルキャラクターとして初登場した彼らだが、その性格は後のシリーズとは大きく異なる。特に取り沙汰されているのが[[リュウセイ・ダテ]]で、そのふざけきった当初の性格は作中でもファンからの評価でも大問題であった。その後は『新』のリュウセイの言動が一周回ってセルフパロディネタとして昇華されているケースも多く、『DD』や『30』では本筋外ながらリュウセイ本人のセルフパロディが発生している。 |
| ;『[[真・魔装機神 PANZER WARFARE]]』&アニメ版『[[魔装機神サイバスター]]』 | | ;『[[真・魔装機神 PANZER WARFARE]]』&アニメ版『[[魔装機神サイバスター]]』 |
| :両作品ともに『魔装機神LOE』のスピンオフ作品として企画・展開されたが、アニメ版は非常にクオリティが低くファンの評価はもちろん商業的にも大失敗の結果となった。同時期、同じく魔装機神の新展開を目指して『真・魔装機神』が発売されたが、こちらも『LOE』に比べると格段に見劣りする内容であったことや、TVアニメの風評被害の影響で評価が著しく低い。特にウィンキー製『魔装機神』のファンには、大きくかけ離れた設定に拒否感を示す者も多く、総じて黒歴史扱いを受けている。 | | :両作品ともに『魔装機神LOE』のスピンオフ作品として企画・展開されたが、アニメ版は非常にクオリティが低くファンの評価はもちろん商業的にも大失敗の結果となった。同時期、同じく魔装機神の新展開を目指して『真・魔装機神』が発売されたが、こちらも『LOE』に比べると格段に見劣りする内容であったことや、TVアニメの風評被害の影響で評価が著しく低い。特にウィンキー製『魔装機神』のファンには、大きくかけ離れた設定に拒否感を示す者も多く、総じて黒歴史扱いを受けている。 |
− | :スパロボ制作サイドもこの2作品に対しては元々製作自体に殆どノータッチであった事もあり触れることは無かった(事実、現在のシリーズ公式ラインナップからも外されている)が、『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』において[[シュロウガ]]の武装「レイ・バスター」のカットインの1つに『真・魔装機神』のサイバスターらしき機体が映し出されており、今後この作品が[[OGシリーズ]]のストーリーに絡む可能性が出ている。魔装機神の新展開に関する経緯は『[[真・魔装機神 PANZER WARFARE|真・魔装機神]]』を参照。 | + | :スパロボ制作サイドもこの2作品に対しては元々製作自体に殆どノータッチであった事もあり触れることは無かった<ref>事実、現在のシリーズ公式ラインナップからも外されている。</ref>が、『[[スーパーロボット大戦Z|Z]]』において[[シュロウガ]]の武装「レイ・バスター」のカットインの1つに『真・魔装機神』のサイバスターらしき機体が映し出されており、今後この作品が[[OGシリーズ]]のストーリーに絡む可能性が出ている。魔装機神の新展開に関する経緯は『[[真・魔装機神 PANZER WARFARE|真・魔装機神]]』を参照。 |
| + | :アニメ版『サイバスター』については、『DD』にて期間限定参戦作品の候補に挙がっていたが、同時期に候補に挙がった『[[電脳冒険記ウェブダイバー]]』が優先された結果参戦が見送られている。 |
| :ちなみにアニメ版『サイバスター』は杉田智和氏のアニメデビュー作であり、杉田氏は'''「デビュー作を馬鹿にされるのが一番腹が立つ」'''とコメントしたことがある。 | | :ちなみにアニメ版『サイバスター』は杉田智和氏のアニメデビュー作であり、杉田氏は'''「デビュー作を馬鹿にされるのが一番腹が立つ」'''とコメントしたことがある。 |
| ;[[ヒュッケバイン]] | | ;[[ヒュッケバイン]] |
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| :『[[第2次Z再世篇]]』にて自らを「猫の妖精」と思い込んでいた過去を黒歴史と称し赤裸々に語った。なお、彼女はスラングとしての黒歴史を本編に持ち込んだ初めての人物だが、'''∀ガンダムが存在しない世界で”黒歴史”というスラングが存在する'''事は、上記の通り重大な[[伏線]]となった。 | | :『[[第2次Z再世篇]]』にて自らを「猫の妖精」と思い込んでいた過去を黒歴史と称し赤裸々に語った。なお、彼女はスラングとしての黒歴史を本編に持ち込んだ初めての人物だが、'''∀ガンダムが存在しない世界で”黒歴史”というスラングが存在する'''事は、上記の通り重大な[[伏線]]となった。 |
| ;[[ヒビキ・カミシロ]] | | ;[[ヒビキ・カミシロ]] |
− | :『[[第3次Z天獄篇]]』にて自身のハンドルネームを[[アレルヤ・ハプティズム|アレルヤ]]に黒歴史呼ばわりされるが本人は気にしていない。このイベントで前作まで不在だったロランやガロードが黒歴史の意味が世界によって違う事を知ることになる。 | + | :『[[第3次Z天獄篇]]』にて自身のハンドルネームを[[アレルヤ・ハプティズム|アレルヤ]]に黒歴史呼ばわりされるが本人は気にしていない。このイベントでロランやガロードが黒歴史の意味が世界によって違う事を知ることになる。 |
| ;[[スーパーロボット大戦K]] | | ;[[スーパーロボット大戦K]] |
| :大きな期待を寄せらていた前評判とは裏腹にシナリオのクオリティが壊滅的であり、それに引きずられる形でクソゲーの烙印を押されてしまった作品。現在でもダメシナリオ・[[ミスト・レックス|ダメ主人公]]の代名詞として非常に認知度が高く、更にBGM盗作問題がダメ押しした結果'''「スパロボKの『K』は黒歴史の『K』」'''と揶揄されることに。おかげで「『[[蒼穹のファフナー]]』は『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』が初参戦」とネタにされる始末([[蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH|劇場版]]については、たしかに『UX』が初参戦なのだが…)であった。ちなみに、これに反論が入る場合、'''『[[スパロボ学園]]』が初参戦'''とネタにされる。そしてソフト発売から5年経った2014年には、遂に'''スパロボ公式Twitterアカウントから[https://twitter.com/srw_bng/status/446561218086457344 自虐ネタとして扱われてしまった]。 | | :大きな期待を寄せらていた前評判とは裏腹にシナリオのクオリティが壊滅的であり、それに引きずられる形でクソゲーの烙印を押されてしまった作品。現在でもダメシナリオ・[[ミスト・レックス|ダメ主人公]]の代名詞として非常に認知度が高く、更にBGM盗作問題がダメ押しした結果'''「スパロボKの『K』は黒歴史の『K』」'''と揶揄されることに。おかげで「『[[蒼穹のファフナー]]』は『[[スーパーロボット大戦UX|UX]]』が初参戦」とネタにされる始末([[蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH|劇場版]]については、たしかに『UX』が初参戦なのだが…)であった。ちなみに、これに反論が入る場合、'''『[[スパロボ学園]]』が初参戦'''とネタにされる。そしてソフト発売から5年経った2014年には、遂に'''スパロボ公式Twitterアカウントから[https://twitter.com/srw_bng/status/446561218086457344 自虐ネタとして扱われてしまった]。 |