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− | '''マグネットコーティング'''(Magnet Coating)とは、『[[機動戦士ガンダム]]』に登場する技術のこと。 | + | '''マグネットコーティング'''とは、『[[機動戦士ガンダム]]』に登場する技術のこと。 |
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| == 概要 == | | == 概要 == |
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| [[ソロモン]]会戦後、パイロットである[[アムロ・レイ]]の反応速度に追従出来なくなったRX-78-2[[ガンダム]]を性能向上させる為にモスク・ハン博士によって施された。関節の可動摩擦面同士にモノポール<ref>磁気単極子。同じ磁極のみを有する磁石。現実では存在自体は予想されているものの未発見</ref>でコーティングして摩擦を軽減させ、反応速度を増大させる…理屈を簡単に説明すると「(超ハイテクによって)関節に油を差すようなもの」とのこと。関節駆動にフィールドモーターを用いる連邦系MSでは極めて有用な技術であるが、流体パルス・システムを用いているジオン系MSでは効果が薄い。後年では量産機を含めて標準採用化されるようになったこともあり、実に画期的かつ効果的な処置だったのだろう。 | | [[ソロモン]]会戦後、パイロットである[[アムロ・レイ]]の反応速度に追従出来なくなったRX-78-2[[ガンダム]]を性能向上させる為にモスク・ハン博士によって施された。関節の可動摩擦面同士にモノポール<ref>磁気単極子。同じ磁極のみを有する磁石。現実では存在自体は予想されているものの未発見</ref>でコーティングして摩擦を軽減させ、反応速度を増大させる…理屈を簡単に説明すると「(超ハイテクによって)関節に油を差すようなもの」とのこと。関節駆動にフィールドモーターを用いる連邦系MSでは極めて有用な技術であるが、流体パルス・システムを用いているジオン系MSでは効果が薄い。後年では量産機を含めて標準採用化されるようになったこともあり、実に画期的かつ効果的な処置だったのだろう。 |
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| + | なお、TV版と漫画『THE ORIGIN』ではモスク・ハン博士の外見やマグネットコーティング導入の話の中でガンダムが暴走するエピソードの追加など多少の違いがあるが、アムロの反応についてはかなり異なるものとなっている。TV版では「考え方は解りもしますが…」とろくにテストもしていない技術導入に不安を見せつつも消極的ながら理解を示している。一方、『THE ORIGIN』ではいい加減な技術でガンダムを弄ると感じて強く拒絶し激昂している。しかしどちらの話でも、最後は博士の技術屋としての矜持に感謝し、その後ガンダムを動かしてみて性能向上に(TV版では「こりゃすごいや」、『THE ORIGIN』では「何か違う!」)驚く反応を見せた。 |
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| == SRWでの扱い == | | == SRWでの扱い == |
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| === 強化パーツ === | | === 強化パーツ === |
− | [[運動性]]向上系の[[強化パーツ]]として度々登場。同系列の強化パーツの中では性能は最低レベルだが、原典での扱いを考慮してか、限界反応採用作品では[[限界反応]]の上昇値が高めになっている場合が多い。設定から考えると1年戦争時のジオン系MSやエヴァのような機械的な関節を持たない生体兵器等には効果がほとんどなく、[[グリプス戦役]]頃からのほぼ全てのMSには既に標準装備で使用されているため更に装備しても性能向上は見込めないはずであるが、SRWではそれらのユニットが装備しても、もちろん普通通りに効果が発生する。 | + | [[運動性]]向上系の[[強化パーツ]]として度々登場。同系列の強化パーツの中では性能は最低レベルだが、原典での扱いを考慮してか、[[限界反応]]採用作品では限界反応の上昇値が高めになっている場合が多い。設定から考えると1年戦争時のジオン系MSやエヴァのような機械的な関節を持たない生体兵器等には効果がほとんどなく、[[グリプス戦役]]頃からのほぼ全てのMSには既に標準装備で使用されているため更に装備しても性能向上は見込めないはずであるが、SRWではそれらのユニットが装備しても、もちろん普通通りに効果が発生する。 |
| ;多くの作品 | | ;多くの作品 |
| :限界反応+20、運動性+5。限界反応が重要になってくる『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』では、運動性アップよりも限界反応が20も上昇する点で装備される機会が多い。限界反応目当てなら、運動性上昇量がより高い[[バイオセンサー]](限界反応+15、運動性+10)よりこちらが有効。 | | :限界反応+20、運動性+5。限界反応が重要になってくる『[[スーパーロボット大戦F完結編|F完結編]]』では、運動性アップよりも限界反応が20も上昇する点で装備される機会が多い。限界反応目当てなら、運動性上昇量がより高い[[バイオセンサー]](限界反応+15、運動性+10)よりこちらが有効。 |
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| ;[[スーパーヒーロー作戦]] | | ;[[スーパーヒーロー作戦]] |
| :ガンダム系とRシリーズ専用の装備品として登場。素早さ4アップ。本作では[[バイオセンサー]]の上位品である。 | | :ガンダム系とRシリーズ専用の装備品として登場。素早さ4アップ。本作では[[バイオセンサー]]の上位品である。 |
| + | :本作には宇宙世紀ガンダムシリーズは登場していないのだが、後述の小説版のことを考えれば、『ガンダムW』が出典とも考えられる。 |
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| == 関連機体 == | | == 関連機体 == |
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| :アムロ用の調整が施されていることもあり、常人では扱いきれないほど敏感になったが、それでもアムロは十分とは言い切れないと不満を漏らしていた。 | | :アムロ用の調整が施されていることもあり、常人では扱いきれないほど敏感になったが、それでもアムロは十分とは言い切れないと不満を漏らしていた。 |
| ;[[NT-1アレックス]] | | ;[[NT-1アレックス]] |
− | :設計段階から既にアムロ用の調整でマグネットコーティングが組み込まれており、上記2機を格段に上回る完成度を誇った。担当技術者曰く「こいつをまともに扱えるのは一種の化け物」。 | + | :設計段階から既にアムロ用の調整でマグネットコーティングが組み込まれており、上記2機を格段に上回る完成度を誇った。担当技術者曰く「フルパワーのこいつをまともに扱えるのは一種の化け物」。 |
− | ;アクト・ザク
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− | :「ペズン計画」で開発されたジオン製の実装機。関節部をフィールドモーターに変更した上でマグネットコーティングも採用した。性能もガンダムクラスと互角以上。
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| == メモ == | | == メモ == |