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| ;「ぬうぅ…謀ったな、キシリア…!」 | | ;「ぬうぅ…謀ったな、キシリア…!」 |
| :第1話アバンより。「[[ギレン・ザビ|ギレン]]総帥戦死を受けて全指揮権が[[キシリア・ザビ|キシリア]]に委譲した」との報告を受けて。デラーズは即座にこれをキシリアによる[[暗殺]]と看破(そもそも要塞司令部が陥落、もしくは撃滅されたのであれば、ギレンが戦死し、キシリアが無事であることがおかしい)し、暫くの後に戦線離脱を決意する。 | | :第1話アバンより。「[[ギレン・ザビ|ギレン]]総帥戦死を受けて全指揮権が[[キシリア・ザビ|キシリア]]に委譲した」との報告を受けて。デラーズは即座にこれをキシリアによる[[暗殺]]と看破(そもそも要塞司令部が陥落、もしくは撃滅されたのであれば、ギレンが戦死し、キシリアが無事であることがおかしい)し、暫くの後に戦線離脱を決意する。 |
− | :「敵前逃亡ではないか」と指摘される事もあり、またIGLOOなどで学徒兵が殿を勤めているにも関わらず戦場を離れるグワジン級が描写された事で揶揄されているが、ア・バオア・クー戦の詳細な時系列は映像化されたことがなく、指揮命令系統がどうなっているのか、件のグワジンがグワデンなのか不明、またキシリアの降伏命令との前後関係が今もって不明瞭である為、2019年現在では推測の域を出ず、少なくともジオン残党関係者でその事を問題にしている者は皆無である。 | + | :「敵前逃亡ではないか」と指摘される事もあり、またIGLOOなどで学徒兵が殿を勤めているにも関わらず戦場を離れるグワジン級が描写された事で揶揄されているが、ア・バオア・クー戦の詳細な時系列は映像化されたことがなく、指揮命令系統がどうなっているのか、件のグワジンがグワデンなのか不明、またキシリアの降伏命令との前後関係が今もって不明瞭である為、現在でも未だ推測の域を出ず、少なくともジオン残党関係者でその事を問題にしている者は皆無である。 |
| ;「待て、ガトー。貴公の母艦ドロワは沈んだ」<br />ガトー「ドロワが…!」<br />「我が総帥、ギレン閣下も亡くなられた。我々はア・バオア・クーより撤退する。我らは生きて総帥の志を継がねばならんのだ」<br />ガトー「生き恥を晒せと!? 私は行きます!」 | | ;「待て、ガトー。貴公の母艦ドロワは沈んだ」<br />ガトー「ドロワが…!」<br />「我が総帥、ギレン閣下も亡くなられた。我々はア・バオア・クーより撤退する。我らは生きて総帥の志を継がねばならんのだ」<br />ガトー「生き恥を晒せと!? 私は行きます!」 |
| :同じく第1話アバンより。[[ア・バオア・クー]]の決戦で撤退命令が出ていても、再び出撃する[[アナベル・ガトー|ガトー]]を[[説得]]をするが…。 | | :同じく第1話アバンより。[[ア・バオア・クー]]の決戦で撤退命令が出ていても、再び出撃する[[アナベル・ガトー|ガトー]]を[[説得]]をするが…。 |
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| ;「地球連邦軍、並びにジオン公国の戦士に告ぐ。我々はデラーズ・フリート!」<br>「所謂一年戦争と呼ばれた、ジオン独立戦争の終戦協定が偽りのものであることは、誰の目にも明らかである!何故ならば、協定は『ジオン共和国』の名を騙る売国奴によって結ばれたからだ。我々は些かも戦いの目的を見失ってはいない。それは、間もなく実証されるであろう」<br>「我々は日々思い続けた。スペースノイドの自治権確立を信じ、戦いの業火に焼かれていった者達の事を。そして今また、敢えてその火中に飛び入らんとする若者の事を」<br>「スペースノイドの心からの希求である自治権要求に対し、連邦はその強大な軍事力を行使して、ささやかなるその芽を摘み取ろうとしている意図を、証明するに足る事実を私は存じておる」<br>「見よ、これが我々の戦果だ。この[[ガンダム試作2号機|ガンダム]]は、核攻撃を目的として開発されたものである。南極条約違反のこの機体が、密かに開発された事実を以ってしても、呪わしき連邦の悪意を否定出来得る者がおろうか!」<br>「省みよう。何故ジオン独立戦争が勃発したのかを!何故我等がジオン・ズム・ダイクンと共にあるのかを!」<br>「我々は三年間待った…。もはや、我が軍団に躊躇いの吐息を漏らす者はおらん」<br>「今、若人の熱き血潮を我が血として、ここに私は改めて地球連邦政府に対し、宣戦を布告するものである。仮初の平和への囁きに惑わされる事なく、繰り返し心に聞こえてくる祖国の名誉の為に、ジーク・ジオン!!」 | | ;「地球連邦軍、並びにジオン公国の戦士に告ぐ。我々はデラーズ・フリート!」<br>「所謂一年戦争と呼ばれた、ジオン独立戦争の終戦協定が偽りのものであることは、誰の目にも明らかである!何故ならば、協定は『ジオン共和国』の名を騙る売国奴によって結ばれたからだ。我々は些かも戦いの目的を見失ってはいない。それは、間もなく実証されるであろう」<br>「我々は日々思い続けた。スペースノイドの自治権確立を信じ、戦いの業火に焼かれていった者達の事を。そして今また、敢えてその火中に飛び入らんとする若者の事を」<br>「スペースノイドの心からの希求である自治権要求に対し、連邦はその強大な軍事力を行使して、ささやかなるその芽を摘み取ろうとしている意図を、証明するに足る事実を私は存じておる」<br>「見よ、これが我々の戦果だ。この[[ガンダム試作2号機|ガンダム]]は、核攻撃を目的として開発されたものである。南極条約違反のこの機体が、密かに開発された事実を以ってしても、呪わしき連邦の悪意を否定出来得る者がおろうか!」<br>「省みよう。何故ジオン独立戦争が勃発したのかを!何故我等がジオン・ズム・ダイクンと共にあるのかを!」<br>「我々は三年間待った…。もはや、我が軍団に躊躇いの吐息を漏らす者はおらん」<br>「今、若人の熱き血潮を我が血として、ここに私は改めて地球連邦政府に対し、宣戦を布告するものである。仮初の平和への囁きに惑わされる事なく、繰り返し心に聞こえてくる祖国の名誉の為に、ジーク・ジオン!!」 |
| :第5話で電波ジャックにより行われたデラーズによる演説。一見すると正しい事を言っている様に聞こえるが、一年戦争の中でスペースノイドの多くが望んでいたのは、自治権確立云々よりもむしろ「連邦とジオンによる戦争が一刻も早く終わる事」であるのは明白で、それを実現させるべく努力したジオン共和国を「売国奴」呼ばわりするのは、あまりにも自分達に都合の良い理屈である。 | | :第5話で電波ジャックにより行われたデラーズによる演説。一見すると正しい事を言っている様に聞こえるが、一年戦争の中でスペースノイドの多くが望んでいたのは、自治権確立云々よりもむしろ「連邦とジオンによる戦争が一刻も早く終わる事」であるのは明白で、それを実現させるべく努力したジオン共和国を「売国奴」呼ばわりするのは、あまりにも自分達に都合の良い理屈である。 |
− | :また、戦術核の装備を前提したガンダム試作2号機の開発自体が条約違反であるかは微妙で<ref>違反なのはあくまでも「核の使用」であり、つまり一年戦争のオデッサ作戦で[[マ・クベ]]が実行した事である。</ref>、そもそもそうなったのは、コロニー落としや条約無視の核弾頭使用等を平然と行う自分達ジオン側に対する「抑止力」を求めた為であるので、連邦側を一方的に悪く言うのも筋が通らない。 | + | :また、戦術核の装備を前提したガンダム試作2号機の開発自体が条約違反であるかは微妙で<ref>違反なのはあくまでも「核の使用」であり、つまり一年戦争のオデッサ作戦で[[マ・クベ]]が実行した事である。</ref><ref>ここで持ち出した南極条約自体「一年戦争中のみ有効」な戦時条約に過ぎないので、既に戦後である『0083』の時期にはとっくに失効している……のだが、デラーズにとっては一年戦争のジオン側の降伏は「ジオン共和国が勝手にやったこと」という認識であるため、彼にとっては未だ戦時中であり条約も有効と考えている様子。ただし'''ジオン軍の総大将ではないデラーズにはそれを判断する資格はない'''。</ref>、そもそもそうなったのは、コロニー落としや条約無視の核弾頭使用等を平然と行う自分達ジオン側に対する「抑止力」を求めた為であるので、連邦側を一方的に悪く言うのも筋が通らない。 |
| :更に、スペースノイドの自治権要求が遠のく一方なのは自分達の過激なテロ活動にも責任があるはずなのだが、演説の内容からもそれらは全く感じていない事が伺われ、おまけにデラーズ自身が共にあるのはジオン・ズム・ダイクンでは無くギレン・ザビであるのも明らかであった為に、演説を聴いていたコーウェンからも「ギレン・ザビの亡霊」と指摘されてしまっている。 | | :更に、スペースノイドの自治権要求が遠のく一方なのは自分達の過激なテロ活動にも責任があるはずなのだが、演説の内容からもそれらは全く感じていない事が伺われ、おまけにデラーズ自身が共にあるのはジオン・ズム・ダイクンでは無くギレン・ザビであるのも明らかであった為に、演説を聴いていたコーウェンからも「ギレン・ザビの亡霊」と指摘されてしまっている。 |
| ;「フッハッハ、貴公なにが狙いだ。ワシと艦隊を餌に連邦に尻尾を振るのではないか? コロニーを落とすのか? 落とさんのか!?」 | | ;「フッハッハ、貴公なにが狙いだ。ワシと艦隊を餌に連邦に尻尾を振るのではないか? コロニーを落とすのか? 落とさんのか!?」 |