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39 バイト追加 、 2020年3月9日 (月) 21:03
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なお、テールスタビライザーは後付けの装備であり、ナノマシンによる修復の対象にならない。
 
なお、テールスタビライザーは後付けの装備であり、ナノマシンによる修復の対象にならない。
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[[マキナ]]には遵守すべきある一定の原則が在るのだが、ラインバレルはその悉くに当てはまらない。具体的には、既にファクターが存在するのに新たなファクターを選んだため唯一であるべきファクターが二人存在する、無人にも関わらず敵機を攻撃する、自己修復能力が他機と比べて桁違いに早いなどの点など。
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[[マキナ]]には遵守すべきある一定の原則が在るのだが、ラインバレルはその悉くに当てはまらない。具体的には、既にファクターが存在するのに新たなファクターを選んだため唯一であるべきファクターが二人存在する、無人にも関わらず敵機を攻撃する、自己修復能力が他機と比べて桁違いに早い、などの点が挙げられる。
    
=== 原作漫画版 ===
 
=== 原作漫画版 ===
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この、ラインバレルの制御系統を受け持つファクターを特に「真のファクター」と呼称する。本来マキナとは、電脳による自立思考・行動を行う一種の機械生物なのだが、電脳の無いラインバレルは純然たる機械。そのため、他のマキナが限定的ながら自ら思考・行動できるのに対し、ファクター=電脳のラインバレルは意思決定・行動内容の全てをファクターに依存する。いわばラインバレルとは、ファクターとなった人間の戦闘用ボディ、あるいは「マキナの特性を備えただけの機械」であるとも言える。これは、後に登場した[[ヒトマキナ]]・[[大場真来梓‎|真来梓]]と[[ラヴバレル]]の関係に似ている。またこれにより、ラインバレルはコクピットからの操縦のみならず、ファクターの思考をノータイムで反映して行動を補正するため、他のマキナ・アルマに比べて極めて柔軟かつ的確<ref>無論、ファクターの熟練度にもよる。</ref>な動きを可能としている。
 
この、ラインバレルの制御系統を受け持つファクターを特に「真のファクター」と呼称する。本来マキナとは、電脳による自立思考・行動を行う一種の機械生物なのだが、電脳の無いラインバレルは純然たる機械。そのため、他のマキナが限定的ながら自ら思考・行動できるのに対し、ファクター=電脳のラインバレルは意思決定・行動内容の全てをファクターに依存する。いわばラインバレルとは、ファクターとなった人間の戦闘用ボディ、あるいは「マキナの特性を備えただけの機械」であるとも言える。これは、後に登場した[[ヒトマキナ]]・[[大場真来梓‎|真来梓]]と[[ラヴバレル]]の関係に似ている。またこれにより、ラインバレルはコクピットからの操縦のみならず、ファクターの思考をノータイムで反映して行動を補正するため、他のマキナ・アルマに比べて極めて柔軟かつ的確<ref>無論、ファクターの熟練度にもよる。</ref>な動きを可能としている。
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ファクターが通常一人なのは「そのようにプログラムされているから」であり、ファクターの思考=自身の思考であるラインバレルはこれを無視出来る。絵美をファクターとしたのは彼女を生かすためであり、浩一をファクターとしたのは絵美の願いに応えたことと、長時間戦えない絵美、休眠状態の天児<ref>彼が目覚めると「アマガツ」が起動し消耗が激しくなる</ref>の代わりにラインバレルを動かす存在が必要だったためである。カウンターナノマシンを絵美だけが使えたのは天児の意向によるものであり、浩一の時に起動しなかったのは天児に取って彼はあくまで「間に合わせの操縦者」であったため。
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ファクターが通常一人なのは「そのようにプログラムされているから」であり、ファクターの思考=自身の思考であるラインバレルはこれを無視出来る。絵美をファクターとしたのは彼女を生かすためであり、浩一をファクターとしたのは絵美の願いに応えたことと、長時間戦えない絵美、休眠状態の天児<ref>彼が目覚めると「アマガツ」が起動し消耗が激しくなる。</ref>の代わりにラインバレルを動かす存在が必要だったためである。カウンターナノマシンを絵美だけが使えたのは天児の意向によるものであり、浩一の時に起動しなかったのは天児に取って彼はあくまで「間に合わせの操縦者」であったため。
    
後に天児が死を迎えた際、「真のファクター」は彼の意志により、天児から現在のファクターである浩一へと再設定されている。ただ、浩一自身はこの事実を知らない。これにより、ラインバレルの制御系統は浩一が自ら担うこととなり、カウンターナノマシンによる「オーバーライドモード」の発動も自力で可能となった。最終章の段階では浩一自身の熟練により、短距離の転移ならばナノマシンを使用せずとも可能になっている。
 
後に天児が死を迎えた際、「真のファクター」は彼の意志により、天児から現在のファクターである浩一へと再設定されている。ただ、浩一自身はこの事実を知らない。これにより、ラインバレルの制御系統は浩一が自ら担うこととなり、カウンターナノマシンによる「オーバーライドモード」の発動も自力で可能となった。最終章の段階では浩一自身の熟練により、短距離の転移ならばナノマシンを使用せずとも可能になっている。
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ちなみに本来の機体色は黒であり、浩一搭乗時の白色はカウンターナノマシンが停止していることによる副作用。また、沢渡が「二本角」と形容する現在の姿は改修を受けたためのものであり、天児が作り上げた直後は一つ目にヘルメット状の頭部を持った、[[加藤機関]]の[[新型アルマ]]に近いフォルムであった。この状態は、天児と接触した浩一の証言と、サブ電脳のデータから得られたわずかな情報でしか分かっておらず、「試作型」と呼称されている。
 
ちなみに本来の機体色は黒であり、浩一搭乗時の白色はカウンターナノマシンが停止していることによる副作用。また、沢渡が「二本角」と形容する現在の姿は改修を受けたためのものであり、天児が作り上げた直後は一つ目にヘルメット状の頭部を持った、[[加藤機関]]の[[新型アルマ]]に近いフォルムであった。この状態は、天児と接触した浩一の証言と、サブ電脳のデータから得られたわずかな情報でしか分かっておらず、「試作型」と呼称されている。
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これに付随し、最終章に突入した今もなお明かされていない謎が存在する。それは、「ラインバレルを現在の姿に改造したのは何者であるか」「肉体を失った天児の脳を誰がラインバレルに搭載したのか」ということである。この中には、ラインバレルのさらに原型となった機体の存在がわずかに記されていたが、これは後にロストバレルであったことが判明する。
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これに付随し、最終章に突入した今もなお明かされていない謎が存在する。それは、「ラインバレルを現在の姿に改造したのは何者であるか」「肉体を失った天児の脳を誰がラインバレルに搭載したのか」ということである。この中には、ラインバレルのさらに原型となった機体の存在がわずかに記されていたが、これは後に[[ロストバレル]]であったことが判明する。
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他に常のマキナと異なる点は、目。ファクターアイを象った「瞳」を持っている場面がところどころで確認できる。これは「真のファクター」の意志に同調しているらしく、8巻では「ここに在る以上既に俺のモノ」と言った桐山を睨みつけるシーンがあった<ref>この時浩一は森次に意識が向いていた。</ref>他、16巻の冒頭では対峙した浩一を目線だけで見下ろしていた。ただ、この瞳は常時見えるわけではなく、普段は通常のマキナ同様のカメラアイに見える。ちなみにアニメ版ではmode-C発動時に確認できる。
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他に常のマキナと異なる点は、目。ファクターアイを象った「瞳」を持っている場面がところどころで確認できる。これは「真のファクター」の意志に同調しているらしく、8巻では「ここに在る以上既に俺のモノ」と言った[[桐山英治|桐山]]を睨みつけるシーンがあった<ref>この時浩一は森次に意識が向いていた。</ref>他、16巻の冒頭では対峙した浩一を目線だけで見下ろしていた。ただ、この瞳は常時見えるわけではなく、普段は通常のマキナ同様のカメラアイに見える。ちなみにアニメ版ではmode-C発動時に確認できる。
    
ちなみに、「ラインバレル」とは「境界・可能性の枝」を意味する「Line」と「多くの」を意味する「Barrel」を合わせた造語である。また、アニメ版のファイナルフェイズ発動時にモニターに表示された文字列は、上部に「LINE~」、下部に「'''B'''iogenous '''A'''rmament '''R'''evivity '''R'''avager '''E'''nergized '''L'''ifeform Sustainer」となっている。
 
ちなみに、「ラインバレル」とは「境界・可能性の枝」を意味する「Line」と「多くの」を意味する「Barrel」を合わせた造語である。また、アニメ版のファイナルフェイズ発動時にモニターに表示された文字列は、上部に「LINE~」、下部に「'''B'''iogenous '''A'''rmament '''R'''evivity '''R'''avager '''E'''nergized '''L'''ifeform Sustainer」となっている。
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