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| | その他 = | | | その他 = |
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− | 『'''機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ'''』は富野由悠季著作の[[小説]]作品。 | + | 『'''機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ'''』は富野由悠季著作の[[小説]]作品。'''[[俗語・俗称|通称]]『閃ハサ』'''。 |
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| == 概要 == | | == 概要 == |
| 富野監督による[[小説]]オリジナルの[[宇宙世紀]][[ガンダムシリーズ]]作品。『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』のノベライズ'''『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン]]』の[[続編]]に当たる作品'''であり、設定<ref>[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア|本編]]と異なる点の一例を挙げると、「[[ハサウェイ・ノア|ハサウェイ]]が本意ではないにせよ[[クェス・パラヤ|クェス]]を手に掛けている」等。</ref>もそちらから引き継いでいる。 | | 富野監督による[[小説]]オリジナルの[[宇宙世紀]][[ガンダムシリーズ]]作品。『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]]』のノベライズ'''『[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア ベルトーチカ・チルドレン]]』の[[続編]]に当たる作品'''であり、設定<ref>[[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア|本編]]と異なる点の一例を挙げると、「[[ハサウェイ・ノア|ハサウェイ]]が本意ではないにせよ[[クェス・パラヤ|クェス]]を手に掛けている」等。</ref>もそちらから引き継いでいる。 |
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− | 『逆襲のシャア』の映画版又は徳間文庫より発売された小説の方とは微妙に時事が異なる部分もある作品なのだが、F90やシルエットフォーミュラの電撃コミック版の宇宙世紀年表には本作品で起こった事件が記載されている。また『[[機動戦士ガンダムUC]]』の公式Twitterでは「このΞガンダムが登場する「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」は、時代的にはガンダムUCの約9年後となる宇宙世紀105年が舞台。ep7では、これくらい先の時代への布石となるようなものも登場する予定です。(公報いぬ)」とのアナウンスがあった。実際に本作を出典とするグスタフ・カールが登場し、また[[クシャトリヤ]](・リペアード)が即席のファンネルミサイルを使用していた。
| + | 『逆襲のシャア』の映画版または徳間文庫より発売された小説(ハイ・ストリーマー)の方とは微妙に時事が異なる部分もある作品なのだが、『F90』や『シルエットフォーミュラ』の電撃コミック版の宇宙世紀年表には本作品で起こった事件が記載されている。また『[[機動戦士ガンダムUC]]』の公式Twitterでは「このΞガンダムが登場する『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』は、時代的には『[[機動戦士ガンダムUC]]』の約9年後となる宇宙世紀105年が舞台。『UC』ep7では、これくらい先の時代への布石となるようなものも登場する予定です。(公報いぬ)」とのアナウンスがあった。実際に『UC』には本作を出典とするグスタフ・カールが登場し、また[[クシャトリヤ]](・リペアード)が即席のファンネルミサイルを使用していた。 |
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| 本作初出のメカニックは全て[[スタッフ:森木靖泰|森木靖泰]]氏がデザインしている。森木氏は後述する劇場版には参加していないが、「メカニカルデザイン原案」としてクレジットされている<ref>https://natalie.mu/comic/news/315776</ref>。 | | 本作初出のメカニックは全て[[スタッフ:森木靖泰|森木靖泰]]氏がデザインしている。森木氏は後述する劇場版には参加していないが、「メカニカルデザイン原案」としてクレジットされている<ref>https://natalie.mu/comic/news/315776</ref>。 |
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| :[[ヒロイン]]。大保険会社の創業者の愛人で、ハサウェイの正体を見抜く鋭い感性を持った女性。 | | :[[ヒロイン]]。大保険会社の創業者の愛人で、ハサウェイの正体を見抜く鋭い感性を持った女性。 |
| ;[[GUNDAM:ケネス・スレッグ|ケネス・スレッグ]](SRW未登場) | | ;[[GUNDAM:ケネス・スレッグ|ケネス・スレッグ]](SRW未登場) |
− | :キルケー部隊の[[指揮官]]。ハサウェイのライバルにして、もう一人の主人公的な存在。 | + | :キルケー部隊の[[指揮官]]。ハサウェイの[[ライバル]]にして、もう一人の主人公的な存在。 |
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| === マフティー === | | === マフティー === |
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| ;「その名はマフティー・ナビーユ・エリン」 | | ;「その名はマフティー・ナビーユ・エリン」 |
| :ゲーム作品において使用されるBGM。『GジェネレーションF』が初出。『V』にて採用。 | | :ゲーム作品において使用されるBGM。『GジェネレーションF』が初出。『V』にて採用。 |
− | :疾走感の中に悲壮さが混じった曲調は原作の雰囲気とマッチしているとして人気は高い。『閃光のハサウェイ』が登場するガンダムゲームではほぼ確実に使われており、現在でもΞガンダム&マフティーのテーマ曲として完全に定着している。 | + | :疾走感の中に悲壮さが混じった曲調は「原作の雰囲気とマッチしている」として人気は高い。 |
| + | :『閃光のハサウェイ』が登場するガンダムゲームではほぼ確実に使われており、現在でもΞガンダム&マフティーのテーマ曲として完全に定着している。 |
| ;「連邦軍戦闘BGM(曲名不明)」 | | ;「連邦軍戦闘BGM(曲名不明)」 |
− | :連邦軍戦闘BGM。『GジェネレーションF』が初出で、この頃の連邦軍の体制を表したような不穏な雰囲気の曲調が特徴。曲名が決まっていないため、便宜上「キルケー部隊(キルケーユニット)」と呼称されることがある。ゲームによっては下記の「レーン・エイムのテーマ」が採用されることがあるため、Gジェネレーションシリーズにおけるペーネロペー&レーンのテーマ曲として定着している。 | + | :連邦軍戦闘BGM。『GジェネレーションF』が初出で、この頃の連邦軍の体制を表したような不穏な雰囲気の曲調が特徴。 |
| + | :曲名が決まっていないため、便宜上「キルケー部隊(キルケーユニット)」と呼称される事がある。 |
| + | :[[ゲーム]]によっては下記の「レーン・エイムのテーマ」が採用されることがあるため、Gジェネレーションシリーズにおけるペーネロペー&レーンのテーマ曲として定着している。 |
| ;「強襲」 | | ;「強襲」 |
− | :マフティー汎用戦闘BGM。『Gジェネレーション スピリッツ』が初出で、疾走感のある軽快なBGMになっている。なお、一部メロディに『機動戦士ガンダムSEED DESTINY GENERATION of C.E.』の「ザフト:エース」に酷似した部分がある。 | + | :マフティー汎用戦闘BGM。『Gジェネレーション スピリッツ』が初出で、疾走感のある軽快なBGMになっている。 |
| + | :なお、一部メロディに『機動戦士ガンダムSEED DESTINY GENERATION of C.E.』の「ザフト:エース」に酷似した部分がある。 |
| ;「レーン・エイムのテーマ」 | | ;「レーン・エイムのテーマ」 |
| :連邦軍汎用戦闘BGM。『Gジェネレーション スピリッツ』が初出。 | | :連邦軍汎用戦闘BGM。『Gジェネレーション スピリッツ』が初出。 |
− | :Gジェネレーションシリーズでは一般兵の戦闘曲だが、一部ゲームではペーネロペー&レーンの戦闘曲として採用されている。 | + | :Gジェネレーションシリーズでは一般兵の戦闘曲だが、一部ゲームではペーネロペー&レーンの戦闘曲として採用されている。 |
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| == 登場作と扱われ方 == | | == 登場作と扱われ方 == |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
− | *『ニュータイプ』1990年8月号の『ガンダムF91』特集で、「先ごろ完結した「閃光のハサウェイ」は、映像化を前提としないノベライズオンリーの作品。当然ながら、映像より、さらにシビアな現実がそこには描かれている。」と書かれていた。この記事を元にして、本作は原作者の富野由悠季が映像化に許可をしないからアニメ化しないのだとインターネットなどで永らく語られていた。 | + | *『ニュータイプ』1990年8月号の『ガンダムF91』特集で、「先ごろ完結した『閃光のハサウェイ』は、映像化を前提としないノベライズオンリーの作品。当然ながら、映像より、さらにシビアな現実がそこには描かれている。」と書かれていた。この記事を元にして、'''「『閃光のハサウェイ』は、原作者の富野由悠季監督が映像化に許可をしないからアニメ化しないのだ」とインターネット上で永らく語られていた'''。 |
− | **しかし、『ザ・スニーカー』2003年06月号のインタビューによれば「『~ハサウェイ』の経緯は覚えてないし、とくになにもなかったと思います。映像とのタイアップみたいなものもなにもなかった。」と綴られているので、単に執筆当時に映像化の企画が持ち上がらなかっただけで、原作者の富野が映像化を禁じているという噂はデマであろう。 | + | **しかし、『ザ・スニーカー』2003年06月号のインタビュー記事では'''富野監督は「『閃光のハサウェイ』の経緯は覚えてないし、特に何も無かったと思います。映像とのタイアップみたいなものも何も無かった。」と語っている'''ので、「単に『閃光のハサウェイ』執筆当時に映像化の企画が持ち上がらなかっただけで、原作者の富野監督が映像化を禁じている」という噂はデマであろう。 |
| + | *富野監督が手掛けた『逆襲のシャア』の[[小説|ノベライズ]]には他にも、徳間書店より刊行された『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(2002年に復刊したバージョンは『機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー』)があり、こちらは『閃光のハサウェイ』に比べて映像作品の補完的な内容を加えたノベライズとなっている |
| + | **なお『閃光のハサウェイ』との繋がりは、「復刊バージョンの3シャア編」でのインタビューにて、富野監督は「物語的な繋がりは無い」と語っている。 |
| *『[[第4次スーパーロボット大戦]]』の[[没データ]]において本作に登場するΞガンダムのデータが存在している。 | | *『[[第4次スーパーロボット大戦]]』の[[没データ]]において本作に登場するΞガンダムのデータが存在している。 |
− | *富野氏が手掛けた『逆襲のシャア』小説には他にも、徳間書店より刊行された『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(2002年に復刊したバージョンは『機動戦士ガンダム ハイ・ストリーマー』)があり、こちらは『閃光のハサウェイ』に比べて映像作品の補完的な内容を加えたノベライズとなっている(『閃光のハサウェイ』との繋がりは復刊バージョンの3シャア編のインタビューで物語的な繋がりはないと語られている)。
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| == 脚注 == | | == 脚注 == |