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182 バイト追加 、 2013年4月26日 (金) 14:23
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[[ララァ・スン]]を失った哀しい記憶のせいか、[[宇宙]]には上がらなかった。
 
[[ララァ・スン]]を失った哀しい記憶のせいか、[[宇宙]]には上がらなかった。
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なお、富野由悠季監督は本作でアムロをガンダムに乗せなかった理由については「アムロをガンダムに乗せてしまったら、本作の主役であるカミーユの存在感が薄れてしまうから」とコメントしている。『[[グレートマジンガー(TV)|グレートマジンガー]]』で[[兜甲児|前作主人公]]が[[マジンガーZ|前作主人公機]]に乗って登場し、[[剣鉄也|本来の主人公]]の存在を喰ってしまった例が過去にあった事を考えると、間違った判断ではなかったと言える。<br />なお、「次回作にガンダムに乗った前回作主人公を出した」という事例としては『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』が挙げられる。
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なお、富野由悠季監督は本作でアムロをガンダムに乗せなかった理由については「アムロをガンダムに乗せてしまったら、本作の主役であるカミーユの存在感が薄れてしまうから」とコメントしている。『[[グレートマジンガー (TV)|グレートマジンガー]]』で[[兜甲児|前作主人公]]が[[マジンガーZ|前作主人公機]]に乗って登場し、[[剣鉄也|本来の主人公]]の存在を喰ってしまった例が過去にあった事を考えると、間違った判断ではなかったと言える。<br />なお、「次回作にガンダムに乗った前回作主人公を出した」という事例としては『[[機動戦士ガンダムSEED DESTINY]]』が挙げられる。
    
==== [[劇場版 機動戦士Ζガンダム|劇場版]] ====
 
==== [[劇場版 機動戦士Ζガンダム|劇場版]] ====
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:心ならずもララァを討ってしまった際の台詞。以降のアムロとシャアの苦しみの元となる。
 
:心ならずもララァを討ってしまった際の台詞。以降のアムロとシャアの苦しみの元となる。
 
;「この距離では四方からの攻撃は無理だな、シャア!…なぜ、ララァを巻き込んだのだ!?ララァは戦いをする人ではなかった!」
 
;「この距離では四方からの攻撃は無理だな、シャア!…なぜ、ララァを巻き込んだのだ!?ララァは戦いをする人ではなかった!」
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:[[ジオング]]に最接近し、ララァを戦場に出して結果的に自らの手で殺す羽目になったことを責める。
 
;「まだだ、たかがメインカメラをやられただけだ!」
 
;「まだだ、たかがメインカメラをやられただけだ!」
:[[ア・バオア・クー]]攻略戦で[[シャア・アズナブル]]の乗る[[ジオング]]と交戦し、頭部を破壊された時の台詞。研ぎ澄まされたアムロのNT感覚の前には、メインカメラの有無は関係無いのかも知れない。既に人間の域を超えている。後に『[[機動戦士ガンダム F90]]』の主人公デフ・スタリオンがこの台詞にパクられる。
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:[[ア・バオア・クー]]攻略戦で[[シャア・アズナブル]]の乗る[[ジオング]]と交戦し、頭部を破壊された時の台詞。研ぎ澄まされたアムロのNT感覚の前には、メインカメラの有無は関係無いのかも知れない。既に人間の域を超えている。後に『[[機動戦士ガンダム F90]]』の主人公デフ・スタリオンにこの台詞をパクられる。
 
;「ごめんよ…まだ僕には、帰れるところがあるんだ…こんなにうれしいことはない…わかってくれるよね?…ララァには、いつでも会いにいけるから…」
 
;「ごめんよ…まだ僕には、帰れるところがあるんだ…こんなにうれしいことはない…わかってくれるよね?…ララァには、いつでも会いにいけるから…」
 
:ファーストの最終回を締めくくったセリフ。ここだけを見ると完全に吹っ切ったように思えるのだが、シャア程ではないものの13年間も取り憑かれるハメに。
 
:ファーストの最終回を締めくくったセリフ。ここだけを見ると完全に吹っ切ったように思えるのだが、シャア程ではないものの13年間も取り憑かれるハメに。
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;「何だ?今の光は?…誰だ?誰が呼んだんだ?」
 
;「何だ?今の光は?…誰だ?誰が呼んだんだ?」
 
:TV版6話にて、待ちに待った久々の登場。サングラスをかけているなどファースト時代のイメージを吹っ飛ばすようなインパクトのある登場である。寝そべりながら、空を見上げるその姿は未だ断ち切れずにいる宇宙への想いが溢れている。
 
:TV版6話にて、待ちに待った久々の登場。サングラスをかけているなどファースト時代のイメージを吹っ飛ばすようなインパクトのある登場である。寝そべりながら、空を見上げるその姿は未だ断ち切れずにいる宇宙への想いが溢れている。
   
;アムロ「'''何故、地球圏に戻って来たのです?'''」<br />クワトロ「'''君を笑いに来た…そう言えば、君の気が済むのだろう?'''」
 
;アムロ「'''何故、地球圏に戻って来たのです?'''」<br />クワトロ「'''君を笑いに来た…そう言えば、君の気が済むのだろう?'''」
 
:15話にて、やっとの思いで[[カツ・コバヤシ|カツ]]と共に[[カラバ]]の[[アウドムラ]]に合流したものの、7年の歳月を経ても再会した[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]と名乗ったシャアとのわだかまりから、地球圏に戻ってきた彼にここにいる理由を聞いて。しかし、シャアからの返答は非常に底意地の悪いもので、今まで軟禁生活に甘んじていたアムロの姿を事実ではあるが辛辣に評したものだった。アムロ自身も同情が欲しいわけではないが、誰かに背中を押してもらいたい気持ちがある甘えがあるのを見抜いたのと、そうでも言わないとアムロは腰を上げない人間と、シャアは知っての上での言動である。[[スーパーロボット大戦α|α]]では古谷氏と池田氏の[[DVE]]で収録されている。
 
:15話にて、やっとの思いで[[カツ・コバヤシ|カツ]]と共に[[カラバ]]の[[アウドムラ]]に合流したものの、7年の歳月を経ても再会した[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]と名乗ったシャアとのわだかまりから、地球圏に戻ってきた彼にここにいる理由を聞いて。しかし、シャアからの返答は非常に底意地の悪いもので、今まで軟禁生活に甘んじていたアムロの姿を事実ではあるが辛辣に評したものだった。アムロ自身も同情が欲しいわけではないが、誰かに背中を押してもらいたい気持ちがある甘えがあるのを見抜いたのと、そうでも言わないとアムロは腰を上げない人間と、シャアは知っての上での言動である。[[スーパーロボット大戦α|α]]では古谷氏と池田氏の[[DVE]]で収録されている。
   
;(俺に対しての当てつけなんだ。シャアもハヤトも、ガンダムを若いヤツに使わせて、俺を無視して…)
 
;(俺に対しての当てつけなんだ。シャアもハヤトも、ガンダムを若いヤツに使わせて、俺を無視して…)
 
:[[アウドムラ]]の自室の浴室でシャワーを浴びながら呟いた独白。アウドムラに合流してからというもののカラバのメンバーに会う度に「ニュータイプ」、「英雄」、「宇宙には行かないのか」等と言われ、軟禁状態だった自分に負い目を感じていた事もあってか被害妄想気味に。そんな彼に追い討ちをかけるかのようにカツから、[[ガンダムMk-II]]に乗った[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]の活躍を聞かされて、完全に拗ねて。台詞からして僻み癖はかなりの重症。一年戦争当時の後悔、自己嫌悪、MSパイロットとしてのプライド、自信が綯い交ぜになって呟いたのである。7年もの年月のブランクはアムロをさらに屈折させていた。
 
:[[アウドムラ]]の自室の浴室でシャワーを浴びながら呟いた独白。アウドムラに合流してからというもののカラバのメンバーに会う度に「ニュータイプ」、「英雄」、「宇宙には行かないのか」等と言われ、軟禁状態だった自分に負い目を感じていた事もあってか被害妄想気味に。そんな彼に追い討ちをかけるかのようにカツから、[[ガンダムMk-II]]に乗った[[カミーユ・ビダン|カミーユ]]の活躍を聞かされて、完全に拗ねて。台詞からして僻み癖はかなりの重症。一年戦争当時の後悔、自己嫌悪、MSパイロットとしてのプライド、自信が綯い交ぜになって呟いたのである。7年もの年月のブランクはアムロをさらに屈折させていた。
   
;「俺はガンダムのパイロットだったんだ!」
 
;「俺はガンダムのパイロットだったんだ!」
 
:15話にて、アウドムラを急襲する[[ロザミア・バダム|ロザミア]]の[[ギャプラン]]を迎撃するために、無断でMk-IIで出撃したカツを援護するべく、発進した[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]の[[百式]]とカミーユの[[リック・ディアス]]に続いて、自分も空いているMSに乗って出撃しようとデッキまで来たが、7年ものブランクを理由にハヤトに止められてもなお、口にした最後の意地とも取れる台詞。周囲を見返してやりたい気持ちもあるのだが、同時に出撃する怖さも感じていた。長い間戦場から離れすぎたせいである。
 
:15話にて、アウドムラを急襲する[[ロザミア・バダム|ロザミア]]の[[ギャプラン]]を迎撃するために、無断でMk-IIで出撃したカツを援護するべく、発進した[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]の[[百式]]とカミーユの[[リック・ディアス]]に続いて、自分も空いているMSに乗って出撃しようとデッキまで来たが、7年ものブランクを理由にハヤトに止められてもなお、口にした最後の意地とも取れる台詞。周囲を見返してやりたい気持ちもあるのだが、同時に出撃する怖さも感じていた。長い間戦場から離れすぎたせいである。
   
;「カミーユ、危険だ。その女には近付かない方がいい」
 
;「カミーユ、危険だ。その女には近付かない方がいい」
 
:TV版19話にて。カミーユからホンコンの街で偶然出会った、フォウという名前の少女の事について聞かされた時に。カミーユが自分やシャアと同じニュータイプの素養があると感じていた事もあってか、この時既にその少女にララァと同じものを感じていたのであろう。何とか、自分たちが味わった悲劇を彼には経験させたくないという思いが現れている。
 
:TV版19話にて。カミーユからホンコンの街で偶然出会った、フォウという名前の少女の事について聞かされた時に。カミーユが自分やシャアと同じニュータイプの素養があると感じていた事もあってか、この時既にその少女にララァと同じものを感じていたのであろう。何とか、自分たちが味わった悲劇を彼には経験させたくないという思いが現れている。
   
;「人の善意を無視する奴は一生苦しむぞ!!」
 
;「人の善意を無視する奴は一生苦しむぞ!!」
 
:TV版にて、カミーユを宇宙に戻そうとした時の台詞。
 
:TV版にて、カミーユを宇宙に戻そうとした時の台詞。
   
;「人は同じ過ちを繰り返す…全く…!!」
 
;「人は同じ過ちを繰り返す…全く…!!」
 
:TV版のみフォウ・ムラサメの死でララァと同じ苦い記憶を想起させた台詞。宇宙世紀は1世紀以上経っても、同じ過ちは繰り返すのである…。
 
:TV版のみフォウ・ムラサメの死でララァと同じ苦い記憶を想起させた台詞。宇宙世紀は1世紀以上経っても、同じ過ちは繰り返すのである…。
   
;「人身御供の家系かもな」
 
;「人身御供の家系かもな」
:ダカール演説後「これで私は自由を失った」と寂しそうにつぶやくシャアに「誰かが人身御供にならなければならないんだ」と言い、その台詞に「私は人身御供か?」と冗談めかして言うシャアに更に冗談めかして。シャアの父ジオン・ダイクンの最期(及びシャア自身のその後)を思えば「人身御供の家系」とは少々洒落にならない表現であるが、あえてそのような強い言葉で軽口を言い合える所にこの時点での2人の関係の良好さが読み取れ、事実その直後2人は和やかに乾杯している。どう考えても2人は今までの因縁を乗り越え完全和解したとしか見えないシーンであり、6年後この2人に破局が訪れると誰が予見しえるだろうか。本来「逆襲のシャア」の製作予定は元々無く、ZZでシャアが復活・再登場する予定だったのだが、ZZ放送中に何故か「逆襲のシャア」の製作が突如決まったため、ZZでのシャアの出番が没になってしまった悲しい事情がある。ZZ前期OPにはシャアが登場していたが、後期OPからは消えてしまう。もし、ZZの世界でアムロとシャアが再会した時にははたして何が起こるのだろうか?
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:ダカール演説後「これで私は自由を失った」と寂しそうにつぶやくシャアに「誰かが人身御供にならなければならないんだ」と言い、その台詞に「私は人身御供か?」と冗談めかして言うシャアに更に冗談めかして。シャアの父ジオン・ダイクンの最期(及びシャア自身のその後)を思えば「人身御供の家系」とは少々洒落にならない表現であるが、あえてそのような強い言葉で(しかも再会直後の敬語からタメ口)軽口を言い合える所にこの時点での2人の関係の良好さが読み取れ、事実その直後2人は和やかに乾杯している。どう考えても2人は今までの因縁を乗り越え完全和解したとしか見えないシーンであり、6年後この2人に破局が訪れると誰が予見しえるだろうか。本来「逆襲のシャア」の製作予定は元々無く、ZZでシャアが復活・再登場する予定だったのだが、ZZ放送中に何故か「逆襲のシャア」の製作が突如決まったため、ZZでのシャアの出番が没になってしまった悲しい事情がある。ZZ前期OPにはシャアが登場していたが、後期OPからは消えてしまう。もし、ZZの世界でアムロとシャアが再会した時にははたして何が起こるのだろうか?
    
=== [[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]] ===
 
=== [[機動戦士ガンダム 逆襲のシャア]] ===
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:「ならば今すぐ愚民共すべての英知を授けて見せろ!」と言うシャアに対して銃を向けて、これが原因でクェスはシャアの元へ行った。
 
:「ならば今すぐ愚民共すべての英知を授けて見せろ!」と言うシャアに対して銃を向けて、これが原因でクェスはシャアの元へ行った。
 
;「世直しのこと、知らないんだな。革命はいつもインテリが始めるが、夢みたいな目標を持ってやるからいつも過激なことしかやらない。しかし、革命の後では、気高い革命の心だって、官僚主義と大衆に呑み込まれていくから、インテリは、それを嫌って世間からも政治からも身を引いて、世捨て人になる。だったら!」
 
;「世直しのこと、知らないんだな。革命はいつもインテリが始めるが、夢みたいな目標を持ってやるからいつも過激なことしかやらない。しかし、革命の後では、気高い革命の心だって、官僚主義と大衆に呑み込まれていくから、インテリは、それを嫌って世間からも政治からも身を引いて、世捨て人になる。だったら!」
:アムロのシャアに対する痛烈な批判。富野流の革命・インテリ批判の代表として度々採り上げられることがある。「革命=人類の革新」と解釈するのであれば、ニュータイプの代表たるアムロ直々のニュータイプ批判として読むことが出来るであろう。これは、貴族でありながらコスモ貴族主義を批判した[[ベラ・ロナ]]や、後の[[D.O.M.E]]の発言を先取りするものと言えるかもしれない。
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:アムロのシャアに対する痛烈な批判。富野流の革命・インテリ批判の代表として度々採り上げられることがある。「革命=人類の革新」と解釈するのであれば、ニュータイプの代表たるアムロ直々のニュータイプ批判として読むことが出来るであろう。これは、貴族でありながらコスモ貴族主義を批判した[[ベラ・ロナ]]や、後の[[D.O.M.E.]]の発言を先取りするものと言えるかもしれない。
 
;「たかが石っころ一つ、ガンダムで押し出してやる!!」
 
;「たかが石っころ一つ、ガンダムで押し出してやる!!」
 
:[[アクシズ]]を押し返す時の台詞。スパロボでは味方全員で押し返す事もある。
 
:[[アクシズ]]を押し返す時の台詞。スパロボでは味方全員で押し返す事もある。
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