差分
→真相
ザガートは神官だった頃から'''『柱』となった者の心の自由を犠牲に「セフィーロの安定」を維持する柱システム'''を懸念しており<ref>第二部でも回想シーンで[[ランティス]]に『柱』に選ばれた者の心が本当に自由なのか問う等、かねてより『柱』のシステムに疑念を抱いていた姿を見せている。</ref>、幼い頃から年頃の少女らしい楽しみを知らずにセフィーロの安定を祈り続けるエメロードを哀れに思っていた。エメロードは自分を思いやるザガートを1人の男として[[愛]]するようになり、ザガートもまたエメロードを愛するようになる。
ザガートは神官だった頃から'''『柱』となった者の心の自由を犠牲に「セフィーロの安定」を維持する柱システム'''を懸念しており<ref>第二部でも回想シーンで[[ランティス]]に『柱』に選ばれた者の心が本当に自由なのか問う等、かねてより『柱』のシステムに疑念を抱いていた姿を見せている。</ref>、幼い頃から年頃の少女らしい楽しみを知らずにセフィーロの安定を祈り続けるエメロードを哀れに思っていた。エメロードは自分を思いやるザガートを1人の男として[[愛]]するようになり、ザガートもまたエメロードを愛するようになる。
しかし、エメロードが'''「ザガート個人の幸せ」'''を願うようになった結果、セフィーロのバランスは急激に崩れ、凶暴な魔物が出現するなど大きな混乱を招いてしまう。つまり、セフィーロの崩壊の原因はザガートにも少なからずあったのだが、根本的な問題を突けば、『柱』としての役目を負わされたエメロード自身、ひいては1人の人間がひたすらセフィーロの為だけに祈り続ける生涯を強いられる'''『柱』の不条理なシステムその物'''にあったと言えなくもないのであった。
しかし、エメロードが'''「ザガート個人の幸せ」'''を願うようになった結果、セフィーロのバランスは急激に崩れ、凶暴な魔物が出現するなど大きな混乱を招いてしまう。つまり、セフィーロの崩壊の原因はザガートにも少なからずあったのだが、根本的な問題を突けば、『柱』としての役目を負わされたエメロード自身、ひいては1人の人間がひたすらセフィーロの為だけに祈り続ける生涯を強いられる'''『柱』の不条理なシステムそのものだった'''
自らが取り返しのつかない「過ち」を犯してしまったと思い込んだエメロードは自身を幽閉しザガートへの思いを断ち切ろうとする。そして『柱』として破綻した自分を殺させるために[[獅堂光|3人の]][[龍咲海|魔法]][[鳳凰寺風|騎士]]を召喚してしまった。ザガートはエメロードの意思に背き、例えセフィーロが崩壊しようとも彼女を守ることを誓い、魔法騎士達への刺客を送り込む。
自らが取り返しのつかない「過ち」を犯してしまったと思い込んだエメロードは自身を幽閉しザガートへの思いを断ち切ろうとする。そして『柱』として破綻した自分を殺させるために[[獅堂光|3人の]][[龍咲海|魔法]][[鳳凰寺風|騎士]]を召喚してしまった。ザガートはエメロードの意思に背き、例えセフィーロが崩壊しようとも彼女を守ることを誓い、魔法騎士達への刺客を送り込んだ。だが一方で、自身の行いが正しいとは思っておらず、エメロードを悲しませることしかできないと自嘲していた。親衛隊長だった[[ラファーガ]]を洗脳した姿をあえてエメロードに見せ付けた上で魔法騎士達と戦わせる事を宣言し、失望によって自身への想いを断ち切らせようとしていたと思しき節もある。
最終的に全ての刺客が敗れ、自らの拠点である空中宮殿にまで魔法騎士達が辿り着いたことで、自らの魔力と心を注ぎ込み生み出した[[魔神ザガート]]に搭乗。圧倒的な力で彼女達を追い詰めるも、魔法騎士達の合体技「閃光の螺旋」の前に敗北。エメロードの心が自由になる事を切に願いながらその生涯を終えた。
最終的に全ての刺客が敗れ、自らの拠点である空中宮殿にまで魔法騎士達が辿り着いたことで、自らの魔力と心を注ぎ込み生み出した[[魔神ザガート]]に搭乗。圧倒的な力で彼女達を追い詰めるも、魔法騎士達の合体技「閃光の螺旋」の前に敗北。エメロードの心が自由になる事を切に願いながらその生涯を終えた。