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→各作品のコロニー落とし
== 各作品のコロニー落とし ==
== 各作品のコロニー落とし ==
=== [[機動戦士ガンダム]] ===
=== [[機動戦士ガンダム]] ===
最も有名なのは[[一年戦争]]初期に行われた「ブリティッシュ作戦」。[[宇宙世紀]]初のコロニー落としであり、[[ジオン軍]]が目標の[[地球連邦軍]]本部[[ジャブロー]]に向けて発射されたが、大気圏外での[[地球連邦軍]]の抵抗と、まだ方法論が確立してないこともあり、ジャブローへのコロニー落としは失散に終わった。ただし、[[オーストラリア]]のシドニーに先端が直撃、周囲の陸地を消し飛ばして海にまで達する巨大なクレーターが形成され、流れ込んだ海水でかつてシドニーのあった場所は海に変わり、更にはこの時に発生した世界規模の大津波で世界各地の沿岸部と連邦軍の海軍戦力がほぼ壊滅するほどの甚大極まる被害がもたらされた(このせいで碌な軍用水上艦船を接収できなかったジオンは、海軍戦力の主体を潜水艦に依存せざるを得なくなった)。番組で[[地球]]の市内にコロニーが落下するのがこのシーンであり、度々紹介シーンに登場する。この際にできたクレーターは『[[機動戦士ガンダム0083 スターダストメモリー]]』に登場している。
最も有名なのは[[一年戦争]]初期に行われた「ブリティッシュ作戦」。[[宇宙世紀]]初のコロニー落としであり、[[ジオン軍]]が目標の[[地球連邦軍]]本部[[ジャブロー]]に向けて発射されたが、大気圏外での[[地球連邦軍]]の宇宙艦隊や地上からのミサイルによる抵抗と、まだ方法論が確立してないこともあり、大気圏突入時にコロニーが崩壊。コースが大きく逸れてしまいジャブローへのコロニー落としは失散に終わった。ただし、[[オーストラリア]]のシドニーに先端が直撃、周囲の陸地を消し飛ばして海にまで達する巨大なクレーターが形成され、流れ込んだ海水でかつてシドニーのあった場所は海に変わり、更にはこの時に発生した世界規模の大津波で世界各地の沿岸部と連邦軍の海軍戦力がほぼ壊滅するほどの甚大極まる被害がもたらされた(このせいで碌な軍用水上艦船を接収できなかったジオンは、海軍戦力の主体を潜水艦に依存せざるを得なくなった)。番組で[[地球]]の市内にコロニーが落下するのがこのシーンであり、度々紹介シーンに登場する。この際にできたクレーターは『[[機動戦士ガンダム0083 スターダストメモリー]]』に登場している。
漫画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」ではやや経緯が異なるが、コロニー落としによる被害が詳細に書かれており、大気圏突入時にコロニーは三つに崩壊してしまい、正面のベイ部分があるAパーツは本編通りにシドニーに直撃してオーストラリア大陸南部を壊滅させ、中腹のBパーツは大気圏投入時に空中分解し、北米大陸全域に破片の雨を降らせ、後方部分のCパーツはロシア領のバイカル湖に直撃して東アジア全域に大地震と津波を引き寄せている。結果、この大被害と食糧不足、疫病の流行で犠牲者が総人口にまで及んでいった。
漫画「機動戦士ガンダム THE ORIGIN」ではやや経緯が異なるが、コロニー落としによる被害が詳細に書かれており、大気圏突入時にコロニーは三つに崩壊してしまい、正面のベイ部分があるAパーツは本編通りにシドニーに直撃してオーストラリア大陸南部を壊滅させ、中腹のBパーツは大気圏投入時に空中分解し、北米大陸全域に破片の雨を降らせ、後方部分のCパーツはロシア領のバイカル湖に直撃して東アジア全域に大地震と津波を引き寄せている。結果、この大被害と食糧不足、疫病の流行で犠牲者が総人口にまで及んでいった。
本作では各サイドの人口が1億5000万~2億とされており、サイド2「ハッテ」以外の各サイドの壊滅が作戦時に確認できないため、総人口の半数とされた犠牲者の大部分が'''[[アースノイド]]'''となっている。
本編・ORIGIN共に使用されたコロニーはサイド2「ハッテ」の「'''アイランド・イフィッシュ'''」。ただし、本編は8バンチコロニーとされたが、ORIGINでは首都バンチとされる。
SRWでは『[[第2次スーパーロボット大戦]]([[第2次スーパーロボット大戦G|G]])』の初期に実行されている。
SRWでは『[[第2次スーパーロボット大戦]]([[第2次スーパーロボット大戦G|G]])』の初期に実行されている。
[[ジオン軍]]残党[[デラーズ・フリート]]一党の手で行われた[[星の屑作戦]]の一環。無人コロニーを奪取し、[[地球連邦軍]]の大部隊を牽制しつつも作戦は成功。目標の北米の穀倉地帯に直撃した。
[[ジオン軍]]残党[[デラーズ・フリート]]一党の手で行われた[[星の屑作戦]]の一環。無人コロニーを奪取し、[[地球連邦軍]]の大部隊を牽制しつつも作戦は成功。目標の北米の穀倉地帯に直撃した。
本作ではコロニー落としでは「ブリティッシュ作戦」程の被害は確認できない。
本作ではコロニー落としでは「ブリティッシュ作戦」程の被害は確認できない。
利用されたコロニーは一年戦争初戦で壊滅したサイド4「ムーア」の廃コロニー「'''アイランド・イーズ'''」、またコロニー同士を衝突させて月への進路を取った際には「'''アイランド・ブレイド'''」をアイランド・イーズにぶつけたが、アイランド・ブレイドのその後は不明。
SRWではこのシナリオが何度も再現されている。
SRWではこのシナリオが何度も再現されている。
=== [[機動戦士Ζガンダム]] ===
=== [[機動戦士Ζガンダム]] ===
[[ティターンズ]]の[[ジャマイカン・ダニンガン]]の手により[[エゥーゴ]]の本拠地・[[グラナダ]]を目標としたコロニー落とし作戦が行われる。地球に住む人間([[アースノイド]])によってコロニー落としが行われた珍しいケースである。
[[ティターンズ]]の[[ジャマイカン・ダニンガン]]の手により[[エゥーゴ]]の本拠地・[[グラナダ]]を目標としたコロニー落とし作戦が行われる。地球に住む人間([[アースノイド]])によってコロニー落としが行われた珍しいケースである。
結局はエゥーゴの妨害により直前で核パルスエンジンを起動されてしまい、失敗。グラナダから約150km離れた地点に落着した。なお、利用されたのは一年戦争で破壊されたサイド4「ムーア」の27バンチコロニー(名称不明)。
=== [[機動戦士ガンダムΖΖ]] ===
=== [[機動戦士ガンダムΖΖ]] ===
=== [[機動新世紀ガンダムX]] ===
=== [[機動新世紀ガンダムX]] ===
本編開始よりも前の時代、冒頭の史実として語られる「第七次宇宙戦争」の末期に[[宇宙革命軍]]が数十基(一部資料では四十基以上)の[[スペースコロニー]]を落下させた。当初は恫喝のみで実行する予定ではなかったらしいが、決戦兵器[[ガンダムエックス]]の投入により次々と落とす為のコロニーが迎撃破壊され出したため、焦った宇宙革命軍は全てのコロニーを同時に落下させ作戦を強行(落下軌道で戦闘中の友軍すら巻き込んで実行されている)。その結果、'''[[地球]]は一時的に死の星になり、総人口の9割が死亡した'''。なお、落着地域は均一という訳ではなく、南米大陸に集中落下させたという文字設定がある。これは上記の初代『機動戦士ガンダム』のオマージュで、南米に旧連邦の本部が有った為である。また欧州などは比較的被害を受けていない。
本編開始よりも前の時代、冒頭の史実として語られる「第七次宇宙戦争」の末期に[[宇宙革命軍]]が数十基(一部資料では四十基以上)の[[スペースコロニー]]を落下させた。当初は恫喝のみで実行する予定ではなかったらしいが、地球連邦政府の戦意が衰えずに決戦兵器[[ガンダムエックス]]の投入により次々と落とす為のコロニーが迎撃破壊され出したため、焦った宇宙革命軍は全てのコロニーを同時に落下させ作戦を強行(落下軌道で戦闘中の友軍すら巻き込んで実行されている)。その結果、'''[[地球]]は一時的に死の星になり、総人口の99パーセント死滅'''というガンダム史上でも最大の犠牲者を出している。なお、落着地域は均一という訳ではなく、南米大陸に集中落下させたという文字設定がある。これは上記の初代『機動戦士ガンダム』のオマージュで、南米に旧連邦の本部が有った為である。また欧州などは比較的被害を受けていない。
SRWでは『[[スーパーロボット大戦Z]]』の史実として再現されている。
SRWでは『[[スーパーロボット大戦Z]]』の史実として再現されている。