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元々は囚人惑星であった惑星EIにおいて、囚人を監視し、暴動を鎮圧する目的で開発された(ただし、作中では既に母星が滅びているので、その事実を知る者は少ない)。その構造やシステムには、惑星EIの他のヨロイ「レプリカ」とは一線を隔する数々のオーバーテクノロジーが使用されている。
元々は囚人惑星であった惑星EIにおいて、囚人を監視し、暴動を鎮圧する目的で開発された(ただし、作中では既に母星が滅びているので、その事実を知る者は少ない)。その構造やシステムには、惑星EIの他のヨロイ「レプリカ」とは一線を隔する数々のオーバーテクノロジーが使用されている。
なお、「'''レプリカ'''」とは惑星EIの住人がオリジナル7のヨロイに触発されて作った文字通りの模造品であり、戦闘力や技術力はほとんどがオリジナルに劣る他、'''二足歩行できないにも関わらず二本足のヨロイが多い'''(足元にローラー等を付けて走る)のが特徴。ヨロイという概念自体まともに理解されていない場合もあり、改造車をヨロイだと信じて疑わない人間もいた。
なお、「'''レプリカ'''」とは惑星EIの住人がオリジナル7のヨロイに触発されて作った文字通りの模造品であり、戦闘力や技術力はほとんどがオリジナルに劣る他、'''二足歩行できないにも関わらず二本足のデザインが多い'''(足元にローラー等を付けて走る)のが特徴。ヨロイという概念自体まともに理解されていない場合もあり、改造車をヨロイだと信じて疑わない人間もいた。
=== [[ヨロイインターフェイスシステム]] ===
=== [[ヨロイインターフェイスシステム]] ===
操縦者の脳神経に流れる電気信号を感知することでその思考を読み取り、極めて遅延の少ない機動性が得られる。操縦者が持っている流体金属製の武器をコックピットの床につきたてることで操縦を行うことができる。この際、「ウェイクアップ、○○(ヨロイの名前)」ということで起動する。操縦者はほとんど同じような態勢で動くことはない([[ファサリナ]]は別)。
操縦者の脳神経に流れる電気信号を感知することでその思考を読み取り、極めて遅延の少ない機動性が得られる。操縦者が持っている流体金属製の武器をコックピットの床につきたてることで操縦を行うことができる。この際、「ウェイクアップ、○○(ヨロイの名前)」ということで起動する。操縦者はほとんど同じような態勢で動くことはない([[ファサリナ]]は別)。操縦時のコックピットはG-ER流体と同じ青黒い空間だが、操縦者の精神が高ぶる等してヨロイと一体感が生まれると白く輝く。
=== G-ER流体制御システム ===
=== G-ER流体制御システム ===
オリジナル7のヨロイは電流を通すことで固まったり液体に戻したり出来る青黒い色をした「G-ER流体」を駆動系に用いている。これにより形成される強靭な筋肉群がオリジナルの直立二足歩行や召喚時の変形機構を実現している。オリジナルとレプリカの決定的違いはここにある([[エルドラソウル]]などの例外も一部存在)。流体で動かしているため、内部まで貫くダメージを受けると流体が噴き出してしまうが、噴き出すと同時に硬化させることで敵を捕捉することも可能。
なお、オリジナルの機体に見られる赤い動力パイプのようなものはG-ER流体を循環させるためのものであり、硬化した際の強度は通常の装甲や青い流体部分を上回る(赤はより純度が高い)。作中ではこれを利用して、「一見弱点のように見えるパイプ部分で攻撃を受け止める」という離れ業を披露している。ヴァンは、この硬化した流体を剣のように振るったこともある。
なお、オリジナルの機体に見られる赤い動力パイプのようなものはG-ER流体を循環させるためのものであり、硬化した際の強度は通常の装甲や青い流体部分を上回る(赤はより純度が高い)。作中ではこれを利用して、「一見弱点のように見えるパイプ部分で攻撃を受け止める」という離れ業を披露している。ヴァンは、この硬化した流体を剣のように振るったこともある。
=== サテライトベースシステム ===
=== サテライトベースシステム ===
それぞれのヨロイには惑星E.I.衛星軌道上に一定間隔で設置された人工衛星〈サテライトベース〉が用意されており、普段はそこに収納されている。機体のダメージを自動修復する機能がある他、操縦者の状態を常に把握し、居場所を追跡する機能も付いており、オリジナル7は惑星E.I.の何処でも即座に万全の状態でヨロイを召喚できる。ちなみに音声認識システム。<br />
それぞれのヨロイには惑星E.I.衛星軌道上に一定間隔で設置された人工衛星〈サテライトベース〉が用意されており、普段はそこに収納されている。機体のダメージを自動修復する機能がある他、操縦者の状態を常に把握し、居場所を追跡する機能も付いており、オリジナル7は惑星E.I.の何処でも即座に万全の状態でヨロイを召喚できる。ちなみに音声認識システムで、オリジナル7の各ヨロイには互換性があるので別のベースを使用することも可能。
[[K]]では、ダンと味方入りした後のダリアはどこでも行けるので、たぶん他のオリジナルも[[異世界]]にでも行けると思われる。
[[K]]では、ダンと味方入りした後のダリアはどこでも行けるので、たぶん他のオリジナルも[[異世界]]にでも行けると思われる。
オリジナル7用ヨロイは他のあらゆる[[ヨロイ]]を凌駕する性能を誇るが、その代償として搭乗者に身体に神経電気の増幅を目的とした[[ヨロイインターフェイスインプラント|改造手術]](ヨロイインターフェイスの移植・各種調整)を施さなければならない。人間の脳神経に流れる電流は微弱であり、未改造状態では操縦者の思考を充分に読み取れず、[[ヨロイ]]の性能を引き出す事はおろか、まともに作動させることすらできなかったためである。本作ではこの手術を受けた者を "オリジナル" と呼称する。現在のオリジナル7でこの改造手術を施されている者は、先代からのメンバーである[[ガドヴェド・ガオード|ガドヴェド]]、ダンの操縦者になった欠員メンバー・[[ヴァン]]の2人のみである。
オリジナル7用ヨロイは他のあらゆる[[ヨロイ]]を凌駕する性能を誇るが、その代償として搭乗者に身体に神経電気の増幅を目的とした[[ヨロイインターフェイスインプラント|改造手術]](ヨロイインターフェイスの移植・各種調整)を施さなければならない。人間の脳神経に流れる電流は微弱であり、未改造状態では操縦者の思考を充分に読み取れず、[[ヨロイ]]の性能を引き出す事はおろか、まともに作動させることすらできなかったためである。本作ではこの手術を受けた者を "オリジナル" と呼称する。現在のオリジナル7でこの改造手術を施されている者は、先代からのメンバーである[[ガドヴェド・ガオード|ガドヴェド]]、ダンの操縦者になった欠員メンバー・[[ヴァン]]の2人のみである。
改造された人間は基本的に不死身になっており、新陳代謝はG-ER流体が血液のように体中に流れ細胞を活性化する事で行う。しかしG-ER流体の入れ替えは自らのヨロイに乗る事でしか行えないので、ヨロイが破壊されたり長期間乗らないままだと死ぬことになる。これは操縦者も囚人から選抜していた関係上、反乱を起こされないように施した、意図的な弊害である。
改造された人間は基本的に不死身になっており、新陳代謝はG-ER流体が血液のように体中に流れ細胞を活性化する事で行う。しかしG-ER流体の入れ替えは自らのヨロイに乗る事でしか行えないので、ヨロイが破壊されたり長期間乗らないままだと死ぬことになる。これは操縦者も囚人から選抜していた関係上、反乱を起こされないように施した、意図的な欠陥である(囚人惑星として機能していた頃は管理者側から操縦者とベースの接続を切ることができた)。
=== ネオオリジナル ===
=== ネオオリジナル ===
=== デザイン ===
=== デザイン ===
7体のヨロイに共通するデザインとして、それぞれが武器をモチーフとしており、その形態に変形可能である(召喚の大気圏突入・離脱時がこの形態)。また操縦者もヨロイと同じ武器を所有している。この武器はG-ER流体とヨロイインターフェースシステムにより、金属でありながら自在に形を変え、ムチのように扱う事も可能な他、サテライトベースからヨロイを呼び出す際のツール及び操縦桿にも使用される。
また、オリジナル7のヨロイはロボットアニメ等では珍しい「裸足」が基本デザインとなっているが、これは元々の操縦者が囚人である事からデザインされたものだと思われる。それに対して、カギ爪の男の集団の元で改造されたネオオリジナルのヨロイは「靴」を履いている。
ロボットでありながら極めて自然な動き、収縮する筋肉のような流体、裸足、貫かれると流体が血のように噴き出す等、オリジナル7のヨロイはまさに'''人間が鎧を着たようなデザイン'''がコンセプトに盛り込まれていると思われる。それに対しレプリカは従来のロボットアニメを模倣したようなデザインが多い。
== オリジナル7に該当するヨロイ ==
== オリジナル7に該当するヨロイ ==