差分

編集の要約なし
1行目: 1行目: −
*1992年7月23日 ~ 1998年1月25日にかけて発売。全7話、全7巻
+
{{登場作品概要
*初参戦スパロボ:[[スーパーロボット大戦64]]([[スーパーロボット大戦リンクバトラー|リンクバトラー]])(1999年)
+
| タイトル = ジャイアントロボ THE ANIMATION<br />地球が静止する日
 
+
| 読み =
 +
| 外国語表記 =
 +
| 原作 =
 +
| 著者 =
 +
| 作画 =
 +
| 挿絵 =
 +
| 監督 = 今川泰宏
 +
| シリーズ構成 =
 +
| 脚本 =
 +
| キャラクターデザイン = 窪岡俊之<br />山下明彦<br />他
 +
| メカニックデザイン =
 +
| 音楽 = 天野正道
 +
| 制作 = ムー・フィルム<br />フェニックス・エンタテインメント<br />他
 +
| 放送局 =
 +
| 配給元 =
 +
| 発売元 =
 +
| 掲載誌 =
 +
| 出版社 =
 +
| レーベル =
 +
| 配信元 =
 +
| 放送期間 =
 +
| 公開日 =
 +
| 発売日 =
 +
| 発表期間 = 1992年7月23日 - <br />1998年1月25日
 +
| 刊行期間 =
 +
| 配信開始日 =
 +
| 話数 = 全7話
 +
| 巻数 = 全7巻
 +
| シリーズ =
 +
| 前作 =
 +
| 次作 =
 +
| 劇場版 =
 +
| アニメ版 =
 +
| 漫画版 =
 +
| 小説版 =
 +
| 初登場SRW = [[スーパーロボット大戦64]]([[スーパーロボット大戦リンクバトラー|リンクバトラー]]
 +
| 初クレジットSRW =
 +
| 備考 =
 +
| その他 =
 +
}}
 +
『'''ジャイアントロボ THE ANIMATION 地球が静止する日'''』はムー・フィルムなどが制作した[[OVA]]。
 
== 概要 ==
 
== 概要 ==
 
横山光輝氏の漫画『ジャイアント・ロボ』を原作に今川泰宏監督のもと製作されたOVA作品。1992年から実に7年の歳月をかけ全7話が製作されたが、描かれたストーリーは膨大な世界観のごく一部に過ぎないとされている。長い年月を費やして作りこまれた極めて高いクオリティ映像と、舞台を思わせる密度の濃い演出手法の完成度は評価されているが、次回作の予定がないのに作品内で世界観や設定を回収しないどころか、新たな展開を予期させるラストにしてしまうなど「広げた風呂敷を畳まず物語を終了させる」作風は賛否両論となっている。どちらにせよファンの間で次回作を望む声は根強い。
 
横山光輝氏の漫画『ジャイアント・ロボ』を原作に今川泰宏監督のもと製作されたOVA作品。1992年から実に7年の歳月をかけ全7話が製作されたが、描かれたストーリーは膨大な世界観のごく一部に過ぎないとされている。長い年月を費やして作りこまれた極めて高いクオリティ映像と、舞台を思わせる密度の濃い演出手法の完成度は評価されているが、次回作の予定がないのに作品内で世界観や設定を回収しないどころか、新たな展開を予期させるラストにしてしまうなど「広げた風呂敷を畳まず物語を終了させる」作風は賛否両論となっている。どちらにせよファンの間で次回作を望む声は根強い。
14行目: 54行目:  
地球全人口の3分の2が死に至った大災害「バシュタールの惨劇」から10年。人類はついに無公害完全リサイクル可能な夢のエネルギー機関「シズマドライブ」を作り上げ、かつてない科学万能の時代を謳歌していた。しかしそんな世の中にも闇は蠢いていた。悪の秘密結社[[BF団]]が世界各地で目的不明のテロ活動を行っていたのである。そのBF団と戦う正義の集団が[[国際警察機構]]。我らが主人公[[草間大作]]もそのエキスパートとして、父の形見の[[ジャイアント・ロボ]]を駆りBF団の陰謀をくじいていた。
 
地球全人口の3分の2が死に至った大災害「バシュタールの惨劇」から10年。人類はついに無公害完全リサイクル可能な夢のエネルギー機関「シズマドライブ」を作り上げ、かつてない科学万能の時代を謳歌していた。しかしそんな世の中にも闇は蠢いていた。悪の秘密結社[[BF団]]が世界各地で目的不明のテロ活動を行っていたのである。そのBF団と戦う正義の集団が[[国際警察機構]]。我らが主人公[[草間大作]]もそのエキスパートとして、父の形見の[[ジャイアント・ロボ]]を駆りBF団の陰謀をくじいていた。
   −
そんなある時、中国にいた大作たちはBF団に追われる謎の人物から黒いアタッシェケースを託される。その中にあったのは見たこともない特殊なシズマ管。そして時を同じくしてパリに現れた巨大な球形の怪ロボット「大怪球フォーグラー」。これが起動したとき、世界中の全てのシズマドライブが停止した。人類社会を支えているエネルギーの中和現象。これはかつての「バシュタールの惨劇」の再来である。文明の崩壊の危機に直面する人類社会を救えるのは、忌み嫌われた前世代のエネルギー「原子力」で動いているジャイアント・ロボだけ。そして、ロボとBF団との戦いの果てにシズマドライブ開発史に隠された闇が明らかになっていくことになる……
+
そんなある時、中国にいた大作たちはBF団に追われる謎の人物から黒いアタッシェケースを託される。その中にあったのは見たこともない特殊なシズマ管。そして時を同じくしてパリに現れた巨大な球形の怪ロボット「大怪球フォーグラー」。これが起動したとき、世界中の全てのシズマドライブが停止した。人類社会を支えているエネルギーの中和現象。これはかつての「バシュタールの惨劇」の再来である。文明の崩壊の危機に直面する人類社会を救えるのは、忌み嫌われた前世代のエネルギー「原子力」で動いているジャイアント・ロボだけ。そして、ロボとBF団との戦いの果てにシズマドライブ開発史に隠された闇が明らかになっていくことになる。
    
== 登場人物 ==
 
== 登場人物 ==
128行目: 168行目:  
;シズマドライブ
 
;シズマドライブ
 
:シズマ博士(SRW未登場)ら5人の科学者グループが発明した完全リサイクル可能、完全無公害のエネルギー。作中ではありとあらゆるエネルギー源がこれに置き換えられており、それは飛行機からライターまでに至る。だが重大な欠陥が存在しており、それが大事件の発端となってしまった。
 
:シズマ博士(SRW未登場)ら5人の科学者グループが発明した完全リサイクル可能、完全無公害のエネルギー。作中ではありとあらゆるエネルギー源がこれに置き換えられており、それは飛行機からライターまでに至る。だが重大な欠陥が存在しており、それが大事件の発端となってしまった。
:物語の根幹を成す設定なのだが、SRWにおいては他に超エネルギーがぞろぞろあるためかこの設定が再現されたことは無い。
+
:物語の根幹を成す設定なのだが、SRWにおいては他に超エネルギーが多数あるためかこの設定が再現されたことは無い。
 
;[[怪ロボット]]
 
;[[怪ロボット]]
 
:BF団の主戦力である機動兵器。殆どの機体が上記のシズマドライブで稼働している。開発者はブラック博士(SRW未登場)。
 
:BF団の主戦力である機動兵器。殆どの機体が上記のシズマドライブで稼働している。開発者はブラック博士(SRW未登場)。
145行目: 185行目:  
スパロボシリーズには、2000年発売の『[[スーパーロボット大戦α]]』と同時に版権を取得したと思われる『[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]』(2001年発売)を最後に出演していないことから、現在は版権の取得が難しい作品と噂されている。
 
スパロボシリーズには、2000年発売の『[[スーパーロボット大戦α]]』と同時に版権を取得したと思われる『[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]』(2001年発売)を最後に出演していないことから、現在は版権の取得が難しい作品と噂されている。
   −
その理由としては、本作の特徴であるスターシステムの採用が故に、元ネタである各作品の版権も個別に取得する必要があるとの説や、『[[第2次スーパーロボット大戦α]]』発売後の2004年に原作者の横山光輝氏が死去したことが挙げられている。
+
その理由としては、本作の特徴であるスターシステムの採用が故に、元ネタである各作品の版権も個別に取得する必要があるとの説や、『[[第2次スーパーロボット大戦α]]』発売後の2004年に原作者の横山光輝氏が死去したためといった説が挙げられている。
    
今後の作品で参戦が果たされるかどうかは不明であるが、2006年からは『ジャイアントロボ 地球の燃え尽きる日』の漫画連載が開始され、2011年にはゲームアーカイブスにて『α』の配信が開始されている。
 
今後の作品で参戦が果たされるかどうかは不明であるが、2006年からは『ジャイアントロボ 地球の燃え尽きる日』の漫画連載が開始され、2011年にはゲームアーカイブスにて『α』の配信が開始されている。
151行目: 191行目:  
=== αシリーズ ===
 
=== αシリーズ ===
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
 
;[[スーパーロボット大戦α]]
:序盤で原作第1話が再現されるが、眩惑のセルバンテスが生きていたり大怪球フォーグラーが登場しないなど、原作をほとんど消化しないまま終わる。当初の予定では[[αシリーズ]]の以後の作品において重要な位置を占める作品となる予定だったが、上記の理由から以降のシリーズには参戦しなかった。そのため、[[ビッグ・ファイア]]や[[BF団]]が果たすはずだった役目はオリジナルキャラの[[イルイ・ガンエデン|イルイ]]に受け継がれる事になる。
+
:序盤で原作第1話が再現されるが、眩惑のセルバンテスが生きていたり大怪球フォーグラーが登場しなかったりと、原作をほとんど消化しないまま終わる。当初の予定では[[αシリーズ]]の以後の作品において重要な位置を占める作品となる予定だったが、以後のシリーズには参戦しなかった。そのため、[[ビッグ・ファイア]]や[[BF団]]が果たすはずだった役目はオリジナルキャラの[[イルイ・ガンエデン|イルイ]]に受け継がれる事になる。
 
:;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]
 
:;[[スーパーロボット大戦α for Dreamcast]]
 
::『α』と同時に開発が開始された作品だが、制作が難航したため発売が本作未参戦の『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』発売後までずれ込んだ。開発中の段階で以後の作品に参戦できないことが決まっていたのか、本作を取り上げた追加ルートが用意されており、当初の設定の一端に触れる事ができる。
 
::『α』と同時に開発が開始された作品だが、制作が難航したため発売が本作未参戦の『[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]』発売後までずれ込んだ。開発中の段階で以後の作品に参戦できないことが決まっていたのか、本作を取り上げた追加ルートが用意されており、当初の設定の一端に触れる事ができる。
158行目: 198行目:  
;[[スーパーロボット大戦64]]([[スーパーロボット大戦リンクバトラー|リンクバトラー]])
 
;[[スーパーロボット大戦64]]([[スーパーロボット大戦リンクバトラー|リンクバトラー]])
 
:初参戦作品。[[衝撃のアルベルト|アルベルト]]vs[[東方不敗マスター・アジア|東方不敗]]という生身イベントや[[GR2]]量産化が印象深いが、原作再現は序盤に[[Qボス]]を倒すことくらいしか無く存在感は薄い。
 
:初参戦作品。[[衝撃のアルベルト|アルベルト]]vs[[東方不敗マスター・アジア|東方不敗]]という生身イベントや[[GR2]]量産化が印象深いが、原作再現は序盤に[[Qボス]]を倒すことくらいしか無く存在感は薄い。
:敵組織であるBF団も終盤で[[グラドスの刻印]]の破壊に失敗した所でフェードアウトしそのまま登場しなくなる。最後に孔明が'''「もう1つ仕事が残っている」'''という意味深なセリフを吐くのだがその内容が何なのかは分からずに終わった。
+
:敵組織であるBF団も終盤で[[グラドスの刻印]]の破壊に失敗した所でフェードアウトしそのまま登場しなくなる。最後に孔明が'''「もう1つ仕事が残っている」'''という意味深なセリフを吐くが、その内容が何なのかは分からずに終わる。
 
  −
== 主要スタッフ ==
  −
;制作
  −
:ムー・フィルム、フェニックス・エンタテインメント、他
  −
;監督
  −
:今川泰宏
  −
;キャラクターデザイン
  −
:窪岡俊之、山下明彦、他
  −
;音楽
  −
:天野正道
      
== 商品情報 ==
 
== 商品情報 ==
10,911

回編集