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| == 概要 == | | == 概要 == |
| === 新機動戦記ガンダムW === | | === 新機動戦記ガンダムW === |
− | 地球圏統一連合及び[[OZ]]に対するコロニー側の反抗作戦「[[オペレーション・メテオ]]」を遂行するため、L1コロニー群から乗機・[[ウイングガンダム]]と共に[[地球]]に送り込まれたエージェントである。「ヒイロ・ユイ」は彼の本名ではなく、原作世界において[[A.C.]]175年に暗殺された[[コロニー]]の伝説的指導者の名前からとられたコードネームである。 | + | 地球圏統一連合及び[[OZ]]に対するコロニー側の反抗作戦「[[オペレーション・メテオ]]」を遂行するため、L1コロニー群から乗機・[[ウイングガンダム]]と共に[[地球]]に送り込まれたエージェントである。「ヒイロ・ユイ」は原作世界において[[A.C.]]175年に暗殺された[[コロニー]]の伝説的指導者の名前からとられたコードネームであり、彼の本名ではない。 |
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− | 戦災孤児だった幼い頃、指導者ヒイロを狙撃して暗殺した元OZ工作員のアディン・ロウに拾われ<ref>小説『Frozen Teardrop』では、拾ったというのはあくまでも建前で、本当は作戦中に救い出した自分の実子だったとされる。</ref>、8歳の時に彼と死別するまで育てられた。アディンはこの少年に「アディン・ロウ・ジュニア」を名乗らせ、渋々ながら工作員としての基礎を教えていたため、アディンの死後[[ドクターJ]]にガンダムパイロットとしての本格的な英才教育を受け、少年兵として成長した。そしてオペレーション・メテオ決行直前に「指導者ヒイロ・ユイ」の名をコードネームとして与えられ、これが彼自身を指し示すパーソナルネームとして定着することとなった。 | + | 戦災孤児だった幼い頃、指導者ヒイロを狙撃して暗殺した元OZ工作員のアディン・ロウに拾われ<ref>小説『Frozen Teardrop』では、拾ったというのはあくまでも建前で、本当は作戦中に救い出した自分の実子だったとされる。</ref>、8歳の時に彼と死別するまで育てられた。アディンはこの少年に「アディン・ロウ・ジュニア」を名乗らせ、成り行き上工作員としての基礎を教えていた。アディンが作戦中に帰らぬ人になってからは[[ドクターJ]]に引き取られる。ガンダムパイロットとしての本格的な英才教育を受け、少年兵として成長した。そしてオペレーション・メテオ決行直前に「指導者ヒイロ・ユイ」の名をコードネームとして与えられ、これが彼自身を指し示すパーソナルネームとして定着することとなった。 |
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| 細身で低身長ながらも鍛え抜かれた身体を持ち、破壊工作に関してずば抜けた能力を持つ。ちなみに、アニメイトのボイスカセット(番外編コメディだが)によれば「エージェントとして訓練を受けた結果、あらゆるスポーツや、日曜大工など日常的なこともこなせる」そうである。特にその身体能力はアニメ的演出ということを考えてもかなり人間離れしており、劇中では崖+50階の高層ビルから身投げしても片足の軽い骨折程度で済み(おまけに力ずくで骨を繋げて治した)、銃弾は素で避け、鉄骨折りを軽々と行い、反応速度はスーパーコンピュータでも計測不能と描写されている。ウイングガンダムを[[自爆]]させた際は、さすがに重傷を負って[[異能生存体|意識不明になったが生還した]]。後の『EW』においても、大破したウイングゼロが高度数百メートルの上空から地面に落下し、普通ならただでは済まないような衝撃を受けても生還した。 | | 細身で低身長ながらも鍛え抜かれた身体を持ち、破壊工作に関してずば抜けた能力を持つ。ちなみに、アニメイトのボイスカセット(番外編コメディだが)によれば「エージェントとして訓練を受けた結果、あらゆるスポーツや、日曜大工など日常的なこともこなせる」そうである。特にその身体能力はアニメ的演出ということを考えてもかなり人間離れしており、劇中では崖+50階の高層ビルから身投げしても片足の軽い骨折程度で済み(おまけに力ずくで骨を繋げて治した)、銃弾は素で避け、鉄骨折りを軽々と行い、反応速度はスーパーコンピュータでも計測不能と描写されている。ウイングガンダムを[[自爆]]させた際は、さすがに重傷を負って[[異能生存体|意識不明になったが生還した]]。後の『EW』においても、大破したウイングゼロが高度数百メートルの上空から地面に落下し、普通ならただでは済まないような衝撃を受けても生還した。 |
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− | MSなどの兵器の操縦技術も優秀で、当初の乗機であるウイングガンダムの他、[[ガンダムヘビーアームズ]]、[[メリクリウス]]、[[ガンダムエピオン]]等数々のMSを乗りこなした。カトルが取り込まれてしまった[[ゼロシステム]]には初めは翻弄されるが紆余曲折の末に完全に克服し<ref>小説版EWの地の文によれば『征服』の域に達している。 </ref>、最終的に[[ウイングガンダムゼロ]]を乗機とした。本作品のガンダムパイロットたちは、[[デュオ・マックスウェル|デュオ]]がMDトーラス数十期の全方位からの射撃を高速シャトルでほぼ全てを回避していることからもその技量のすさまじさが伺えるが、ヒイロは[[リーオー]]で文字通り桁外れの性能差がある[[張五飛]]搭乗の[[アルトロンガンダムカスタム|アルトロンガンダム]]へ挑んだ際も、一定の間渡り合う技量を見せつけ、五飛もその技量に舌を巻いていた。小説『Frozen Teardrop』ではEW後に起きたサンクキングダム占拠事件の際に、水中用MSである[[キャンサー]]でビルゴⅢに勝利するという凄まじい戦果を挙げている。 | + | MSなどの兵器の操縦技術も優秀で、当初の乗機であるウイングガンダムの他、[[ガンダムヘビーアームズ]]、[[メリクリウス]]、[[ガンダムエピオン]]等数々のMSを乗りこなした。カトルが取り込まれてしまった[[ゼロシステム]]には初めは翻弄されるが紆余曲折の末に完全に克服し<ref>小説版EWの地の文によれば『征服』の域に達している。 </ref>、最終的に[[ウイングガンダムゼロ]]を乗機とした。本作品のガンダムパイロットたちは、例えば[[デュオ・マックスウェル|デュオ]]がMDトーラス数十期の全方位からの射撃を高速シャトルでほぼ全てを回避するなど、その技量のすさまじさが伺える描写に事欠かないが、特にヒイロは[[リーオー]]で、同じガンダムパイロットである[[張五飛]]搭乗の[[アルトロンガンダムカスタム|アルトロンガンダム]]へ挑んだ際も、文字通り桁外れの機体性能差があるにも関わらず一定の間渡り合う技量を見せつけ、五飛に舌を巻かせている。また後日談小説『Frozen Teardrop』ではEW後に起きたサンクキングダム占拠事件の際に、水中用MSである[[キャンサー]]でビルゴⅢに勝利するという凄まじい戦果を挙げている。 |
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− | [[ガンダムタイプ]]を任せられた正パイロットでありながらも、自らの乗機をただの道具として見ている事でも有名<ref>とはいえ、ウイングガンダムの整備を手伝おうとするデュオに対し、「俺のモビルスーツを他人に触ってほしくない」と返答したり、BLIND TARGETにおいて、ウイングガンダムゼロを封印する際、「誰にも邪魔されず、ゆっくり眠れ」とねぎらいの言葉をかけている辺り、愛機への思い入れがないわけではない様子。</ref>。中の人とは真逆である。 | + | [[ガンダムタイプ]]を任せられた正パイロットでありながらも、自らの乗機をただの道具として見ている事でも有名<ref>とはいえ、ウイングガンダムの整備を手伝おうとするデュオに対し、「俺のモビルスーツを他人に触ってほしくない」と返答したり、BLIND TARGETにおいて、ウイングガンダムゼロを封印する際、「誰にも邪魔されず、ゆっくり眠れ」とねぎらいの言葉をかけている辺り、自機への思い入れがないわけではない様子。</ref>。中の人とは真逆である。 |
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| 彼の行動の原則はアディンから受け継いだ'''「感情のままに行動すること」'''であり、後に[[トロワ・バートン]]にも自身の理念として語っている。その反面、原作序盤では任務遂行を優先し、感情を表に出さず冷徹ともとれる行動を取り、敵兵士を殺して高笑いするなどサイコパスな一面を見せたり、他人に対して突き放すような態度を取っているが、これはかつて自らのミスで[[民間人]]の少女を死なせてしまった事(このエピソードは[[続編]]の『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz|EW]]』にて明らかになる)が[[トラウマイベント|トラウマ]]となり、戦いの中で自分は死ぬべきだと自分の心を押し殺し続けた結果だ、と説明されている。実際コロニーを盾にとられ投降を呼び掛けられた際は何のためらいもなく自爆するなど、自身を尊重しない傾向は初期から多々見られた。しかし前述の少女の死をいつまでも悔いていることからも明らかなように、元来の彼は心優しい性格であり、そのことは平和論者であった[[ノベンタ元帥]]をOZに嵌められ殺害してしまった後には、彼の身内に自身の命を賭して贖罪の旅をしたことからも伺える。物語の中で[[リリーナ・ドーリアン]]や他のガンダムパイロットと触れ合う中で本来の優しさを徐々に取り戻していき、精神的な脆さも見せなくなっていった。中でもリリーナが彼に与えた影響は大きく、最終的には互いにかけがえのない存在となっていく。 | | 彼の行動の原則はアディンから受け継いだ'''「感情のままに行動すること」'''であり、後に[[トロワ・バートン]]にも自身の理念として語っている。その反面、原作序盤では任務遂行を優先し、感情を表に出さず冷徹ともとれる行動を取り、敵兵士を殺して高笑いするなどサイコパスな一面を見せたり、他人に対して突き放すような態度を取っているが、これはかつて自らのミスで[[民間人]]の少女を死なせてしまった事(このエピソードは[[続編]]の『[[新機動戦記ガンダムW Endless Waltz|EW]]』にて明らかになる)が[[トラウマイベント|トラウマ]]となり、戦いの中で自分は死ぬべきだと自分の心を押し殺し続けた結果だ、と説明されている。実際コロニーを盾にとられ投降を呼び掛けられた際は何のためらいもなく自爆するなど、自身を尊重しない傾向は初期から多々見られた。しかし前述の少女の死をいつまでも悔いていることからも明らかなように、元来の彼は心優しい性格であり、そのことは平和論者であった[[ノベンタ元帥]]をOZに嵌められ殺害してしまった後には、彼の身内に自身の命を賭して贖罪の旅をしたことからも伺える。物語の中で[[リリーナ・ドーリアン]]や他のガンダムパイロットと触れ合う中で本来の優しさを徐々に取り戻していき、精神的な脆さも見せなくなっていった。中でもリリーナが彼に与えた影響は大きく、最終的には互いにかけがえのない存在となっていく。 |
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| 終盤に満身創痍の[[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングガンダムゼロ]]とともに大統領府に姿を現し、ツインバスターライフルの精密射撃によってリリーナの閉じ込められた大統領府のシェルターを破壊、内部突入を敢行し彼女の無事を確保した。しかし彼自身もまた既に限界を超えており、リリーナに抱きとめられながら再び気を失ってしまうのであった。なお、この狙撃シーンにおいて、[[漫画]]版や[[小説]]版では「俺もすぐに行く」と独白しており、どうやら'''リリーナ諸共シェルターを破壊し、その後リリーナの後を追って自殺するつもりだった'''らしい。幸い、3発目の狙撃の際に上記の少女と子犬がフラッシュバックして咄嗟に照準をずらしたためにリリーナ諸共シェルターを破壊するという最悪の事態は避ける事が出来た。その後は再び何処へともなく姿を消した(漫画版ではリリーナのSPになっている描写がある)。 | | 終盤に満身創痍の[[ウイングガンダムゼロカスタム|ウイングガンダムゼロ]]とともに大統領府に姿を現し、ツインバスターライフルの精密射撃によってリリーナの閉じ込められた大統領府のシェルターを破壊、内部突入を敢行し彼女の無事を確保した。しかし彼自身もまた既に限界を超えており、リリーナに抱きとめられながら再び気を失ってしまうのであった。なお、この狙撃シーンにおいて、[[漫画]]版や[[小説]]版では「俺もすぐに行く」と独白しており、どうやら'''リリーナ諸共シェルターを破壊し、その後リリーナの後を追って自殺するつもりだった'''らしい。幸い、3発目の狙撃の際に上記の少女と子犬がフラッシュバックして咄嗟に照準をずらしたためにリリーナ諸共シェルターを破壊するという最悪の事態は避ける事が出来た。その後は再び何処へともなく姿を消した(漫画版ではリリーナのSPになっている描写がある)。 |
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− | 本作においても操縦技術の高さは健在で、[[リーオー]]搭乗時に文字通り桁外れの性能差がある五飛の[[アルトロンガンダムカスタム|アルトロンガンダム]]に対して、相手が本気では無かったとはいえ凌いでいる。 | + | 本作においても操縦技術の高さは健在で、[[リーオー]]搭乗時に文字通り桁外れの性能差がある五飛の[[アルトロンガンダムカスタム|アルトロンガンダム]]に対して、相手が本気では無かったとはいえ凌いでいる。また、小説版では[[ゼロシステム]]を既に'''征服しつつある'''域であった旨が書かれている。 |
− | また、小説版では[[ゼロシステム]]を既に'''征服しつつある'''域であった旨が書かれている。
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| <!-- FTネタはまだ未完結でスパロボにも参戦していないので伏せた方が良いと思います --> | | <!-- FTネタはまだ未完結でスパロボにも参戦していないので伏せた方が良いと思います --> |
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