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== 伏線(Advance hint) ==

今後の物語に深く関わる要素を、登場する前に間接的に提示しておくこと。スパロボシリーズでは、特にシリーズ展開を行っている作品(αシリーズ等)において、物語中で次回作以降への伏線が張られるのが恒例になっている。

ロボットアニメ作品に限らず物語には付き物である手法だが、作中では回収されずに最後まで伏線のまま謎で終わってしまうことや、そもそも視聴者が勝手に深読みしていただけで伏線でも何でもなかった、単なる裏設定の描写だった等という場合も多い。

== 伏線の例 ==
;[[機動戦士Ζガンダム]]
:最終話のラストシーンにて、大破した[[百式]]のコックピットが開いている。これは[[クワトロ・バジーナ|パイロット]]が脱出した事を暗示し、今後の続編の伏線となった。
;[[ガン×ソード]]
:[[次回予告]]の語りが伏線になっている。
;[[スーパーロボット大戦COMPACT2第1部|スーパーロボット大戦COMPACT2 第1部:地上激動篇]]
:[[ブライト・ノア|ブライト]]や[[葉月考太郎|葉月博士]]の会話の中で『正体不明の助っ人』のことが語られており、[[スーパーロボット大戦COMPACT2第2部|第2部]]でその正体が『[[マシンロボ クロノスの大逆襲]]』のロム一行であることが明らかとなる。
;[[スーパーロボット大戦α]]
:ゲーム終盤からエンディングにかけての[[ティターンズ]]の表舞台への復帰は、[[スーパーロボット大戦α外伝|α外伝]]における序盤の展開の伏線となった。<br />また、[[シーブック・アノー|シーブック]]が[[ジュピトリアン]]を「[[木星帝国]]」と評したら、[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]で本当に木星帝国が登場した。αの時点ではクロスボーン参戦は全く考えられていなかったようなので、ただのネタとして言ったつもりが伏線になってしまったという特殊な例と言える。<br />おまけに[[タカヤノリコ|ノリコ]]が「髭のあるガンダムは?」と言う台詞があり、それがα外伝に『[[∀ガンダム]]』参戦の伏線にもなった。
;[[スーパーロボット大戦α外伝]]
:中盤以降、[[クワトロ・バジーナ|クワトロ]]が[[アムロ・レイ|アムロ]]達と意見が食い違うようになり、[[シュウ・シラカワ|シュウ]]との対決では何らかの行動を起こす事を示唆し、EDでは全く登場しなかった。これは、[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]で逆襲を行う事の伏線と言える。
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]
:店頭PVでアムロの[[リ・ガズィ]]MS形態と[[シャア・アズナブル|シャア]]の[[サザビー]]が戦闘している。ゲーム中では既に[[νガンダム]]を手に入れてからの戦闘になるにも関わらず、PVでは原作再現を行っていたのは[[Hi-νガンダム]]取得条件への伏線だった。
;[[スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION]]
:元より伏線が多いシリーズではあるが、特殊な例として、[[ギリアム・イェーガー|ギリアム]]と[[マサキ・アンドー|マサキ]]が対面した際に、ギリアムが酷く動揺、マサキがデジャ・ヴュを覚える場面がある。結果として、これはOG2で明かされた「ギリアムが[[ヒーロー戦記]]に登場した本人」という描写への伏線になった他、第2次OGにおける「虚億」の伏線の一つとなった。<br />また、[[ラトゥーニ・スゥボータ|ラトゥーニ]]がEDでスクールの仲間として[[アラド・バランガ|アラド]]、[[ゼオラ・シュバイツァー|ゼオラ]]、[[オウカ・ナギサ|オウカ]]の名前を出すが、アラドとゼオラは[[第2次スーパーロボット大戦α|第2次α]]に登場したため、その伏線と言える。
;[[スーパーロボット大戦MX]]
:本作[[スーパーロボット大戦MX|MX]]は単発作品であるが、とあるイベントで2人の[[綾波レイ]]が見れるが、世界観は違うが、これは翌年発売の[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]でも同様のイベントが見られ、MXのイベントに出ていたもう1人のレイは[[αシリーズ]]のレイであり、第3次αではMXとは逆であり、MXのこのイベントが第3次αへの伏線とされる。
;[[スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION2]]
:やはり伏線は多いが、特殊なものとして[[SRX]]にも[[ダイゼンガー]]のような名前を付けようと[[リュウセイ・ダテ|リュウセイ]]が案を出す場面で、[[ライディース・F・ブランシュタイン|ライ]]の名前をもじった「[[大雷鳳|ダイライオー]]」という仮名称が登場する。ダイライオーは[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]の後半主人公機の一つとして登場した為、その伏線とされる。
;[[スーパーロボット大戦Z]]
: [[スフィア]]が全12種類の内、2種類があり、そしてさらに[[ジ・エーデル・ベルナル]]は[[流竜馬 (OVA)|平行世界の流竜馬]]について知っており、その存在をZ世界の[[流竜馬]]([[ゲッターロボG]])に示唆する。[[真 (チェンジ!!)ゲッターロボ 世界最後の日|OVA版]]は[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]のとして登場した為、どちらもその伏線とされる。
;[[スーパーロボット大戦L]]
:本作[[L]]は単発作品であるが、[[声優ネタ]]で[[オズマ・リー]]が回避時に「俺を誰だと思ってやがる!」を言うが、これは[[L]]の次のスパロボの[[第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇|第2次Z 破界篇]]での『[[天元突破グレンラガン]]』の参戦の伏線とされ、2部作の[[第2次スーパーロボット大戦Z|第2次Z]]では前編の[[第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇|破界篇]]のみの共演であるが、オズマは[[カミナ]]と初共演をし、さらに同作(第2次Z 破界篇)の第24話以降の[[中断メッセージ]]では『[[機動戦士ガンダム00]]』の[[ヨハン・トリニティ]]との同声優(小西克幸氏)の「兄貴キャラ」と言う共通のポジションの中断メッセージが見れる。
;[[第2次スーパーロボット大戦Z 破界篇]]
:エンディングで[[大塚長官]]が警部だった事を話しているが、これは『[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇|再世篇]]』での『[[太陽の使者 鉄人28号]]』の参戦の伏線とされ、そして[[ZEUTH]]のメンバーが「セツコ」「ランド」を言う場面が何度も出て来たが、『再世篇』(のPV第2弾)で[[セツコ・オハラ|セツコ]]と[[ランド・トラビス|ランド]]([[メール・ビーター]]も登場。)の2人ご本人が登場をするので、こちらにも伏線とされる。さらに[[中断メッセージ]]では前作[[スーパーロボット大戦Z|Z]]の使い回しではあるが、[[天空侍斗牙]]が「[[ゼラバイア]]」と言っていた為、[[多元世界]]は違うが『再世篇』での『破界篇』で未登場だったゼラバイア(『[[超重神グラヴィオン]]』)の復活の伏線とされる。戦闘アニメでは[[ファイナルダンクーガ]]の必殺技「ファイナル断空砲」の演出が第3次αと大幅に変更されたが、これは『再世篇』における「ファイナル断空光牙剣」への伏線であったと言える。ただし『再世篇』での『[[マクロス7]]』シリーズの参戦について、本作で[[オズマ・リー]]が[[FIRE BOMBER]]のことを語っているが、第2次Zの参戦の[[マクロスシリーズ]]の時間差は『マクロス7』シリーズ⇒『[[マクロスF]]』の順の流れで有り、あくまでも「'''原作同様のオズマのお遊び'''」で有る為、こちらのみ伏線ではないので注意。
;[[第2次スーパーロボット大戦Z 再世篇]]
:破界篇でも触れられた、異世界の機体であるダブルエックス用のマイクロウェーブ送信システムをイオリアが用意していたことに加え、ワッ太のトライダーG7を梅本が設計する際、「ナバロン」として見たことのあるビアル星人のメカ……つまり勝平のザンボエースをモデルに設計したというエピソードが明かされた。黒歴史と黒の英知の関連性も合わせ、次回作への伏線とみられている。また、[[ワイズマン]]が戦争の永続を必要としていたのはいずれ訪れる絶望に立ち向かう為という理由を挙げていたことも次回作への複線ではないかと思われる。
;[[スーパーロボット大戦OGサーガ 魔装機神 THE LORD OF ELEMENTAL]]
:「メモリアル・デイ」にて、マサキがOG外伝~ラ・ギアスに戻るまでの間に「思わぬ寄り道をした」と発言。これは[[スーパーロボット大戦OG外伝|OG外伝]][[Another Century's Episode:R|終了後の事情]]と思われる。

== 伏線であると思われていた例 ==
<!-- :[[スーパーロボット大戦α外伝]]:[[カーメン・カーメン]]は未来世界で[[J9]]と決着をつけるために冬眠に入っており、現代のカーメン・カーメンとは決着が付いていない。このため、α外伝以降の作品で登場する伏線ではないかとの見方があった。 -->
;[[第2次スーパーロボット大戦α]]
:エンディングで[[兜甲児]]がアメリカへ留学するという発言で[[UFOロボ グレンダイザー|グレンダイザー]]が[[第3次スーパーロボット大戦α|第3次α]]に参戦するのではないかと思われていた。<br />さらに、[[ネオ・ジオン]]との最終決戦で[[アナベル・ガトー|ガトー]]が自分達の遺志を継ぐものが必ず現れると発言。それについて当時は[[ハサウェイ・ノア|閃光のあの人]]がネオ・ジオンや木星帝国の残党を集め、[[αナンバーズ]]を認めないと敵になるのではないかと思われていた。しかし、閃光のあの人はまだ子供であることと、寺田Pがその人をあまり出さないようにする方針を取っているため、遺志を継ぐ者とは何者なのか、不明である。<br />(一説によると本作は[[スーパーロボット大戦MX|MX]]の約一年前に発売している為、シャアとは別の意味で考え方が似ている[[ギガノス帝国|勢力]]…すなわち[[機甲戦記ドラグナー|ドラグナー]]が声付き参戦を果たす伏線ではないかという説がある)
;[[スーパーロボット大戦D]]
:終盤にて[[シャア・アズナブル|シャア]]が[[B.D.]]と何らかの約を結ぶシーンがある。これは恐らく[[デキム・バートン|逆襲を薦めた人物]]が[[マリーメイア・クシュリナーダ|とある少女]]を指導者に迎えて自ら動き出すのではないかとシャアが察知した上で、その対策として[[プリベンター]]を結成するための伏線ではないかと思われていた。
;[[スーパーロボット大戦J]]
:EDにおいて、スパロボJでの戦いは後に「'''第一次'''地球圏争乱」と呼ばれるようになった事が明かされている。この表現は「第二次地球圏争乱」が起こった事の伏線であり、続編が出るのではないかという噂があった。なお、参戦作品が『J』と共通するものが多い『[[スーパーロボット大戦W]]』の開発時タイトルは『スーパーロボット大戦J2』であったため、『W』は元々は『J』の後日談として構想されていたとも考えられる。
;[[スーパーロボット大戦 ORIGINAL GENERATION]]
:EDにて、[[ギリアム・イェーガー|ギリアム]]が「実験室のフラスコ」について言及。その結果について意味深な沈黙を浮かべる。これについて、「ギリアムは[[ヒーロー戦記]]のように寝返りを行うのではないか」と不安視する声があった。
;[[リアルロボッツファイナルアタック]]
:ラスボスである[[ゲトゥビューム]]が破壊された後、プラントらしき場所にて、謎の光が発動。やがてそこから無数の穴へとクローズアップされていき、新たなゲトゥビュームが起動する、という全キャラ共通エンド。続編、ないし別シリーズを意識したものかと思われたが、後のSRX関連作品でもこの戦いは語られていない。
;[[スーパーロボットスピリッツ]]
:[[ジュデッカ]]に勝利後キャラ個別ED、スタッフロールを経て、[[ラオデキヤ・ジュデッカ・ゴッツォ|ジュデッカ・ゴッツォ]]がシルエットで出現。[[レビ・トーラー|レビ]]が死の間際に彼に転送した地球側のロボットのデータを入手・確認、そして地球に更なる侵略兵器を送り込もうと画策する場面で〆。<br />シリーズ展開を見越しての演出かと思われたが、当ソフトはあまり成績を見せなかったのが災いしてこの伏線は無視された。なお、このゲームでのジュデッカと[[SRXチーム]]の戦いは[[スーパーヒーロー作戦]]で言葉でのみ語られる。

== 関連する用語 ==
;[[死亡フラグ]]
:
;[[続編]]
:
<!-- == メモ == -->
<!-- == 話題まとめ == -->
<!-- == 資料リンク == -->

== リンク ==
*[[小辞典]]
{{DEFAULTSORT:ふくせん}}
[[Category:小辞典]]
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