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10 バイト追加 、 2013年1月25日 (金) 01:02
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==概要==
 
==概要==
基本的には「宇宙をひたすら逃げる主人公たちの船と、それを追う敵軍団」という富野監督の王道パターンを踏襲した作品なのだが、話がすすむにつれて加速度的にスケールが大きくなっていくことが特徴である。
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基本的には「宇宙をひたすら逃げる主人公たちの船と、それを追う敵軍団」という富野監督の王道パターンを踏襲した作品なのだが、話が進むにつれて加速度的にスケールが大きくなっていくことが特徴である。
    
主役ロボの[[イデオン]]は正義のヒーローでもリアルな兵器でもなく、戦闘能力とは別次元の、宇宙や生命を創造したり滅ぼしたりする力を持つ「'''機械仕掛けの神'''」である。そしてそのイデオンを動かす動力源「イデ」はただのすごいエネルギーではなく、意思ある存在であり、そのロボットを動かす人間よりも上位の存在である。
 
主役ロボの[[イデオン]]は正義のヒーローでもリアルな兵器でもなく、戦闘能力とは別次元の、宇宙や生命を創造したり滅ぼしたりする力を持つ「'''機械仕掛けの神'''」である。そしてそのイデオンを動かす動力源「イデ」はただのすごいエネルギーではなく、意思ある存在であり、そのロボットを動かす人間よりも上位の存在である。
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このような描かれかたは今のロボットアニメでは珍しくはないが、当時はものすごい斬新であった。<br />(「機械仕掛けの神」「意思あるエネルギー」の代表の[[ゲッターロボ]]は、TV放映時はこのようなイメージはなかった。これらの側面が与えられるのは1990年代の漫画展開からである)
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このような描かれかたは今のロボットアニメでは珍しくはないが、当時はかなり斬新な作風であった。<br />(「機械仕掛けの神」「意思あるエネルギー」の代表の[[ゲッターロボ]]は、TV放映時はこのようなイメージはなかった。これらの側面が与えられるのは1990年代の漫画展開からである)
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しかもTV放映時は打ち切りのために'''戦闘の途中で突然イデが発動して、全ての存在を[[因果地平]]の彼方へ葬り去り、宇宙には誰もいなくなった'''というオチになったことが、皮肉にも本作が持つ神話的・黙示的な側面がより強調された。後にTV版を補足する劇場版が上映されたが、こちらでも打ち切り感こそなくなったものの、やはりイデが発動して(以下略)という終わり方は変わらず、イデオンは伝説の作品として当時のアニメファンにトラウマを植えつけることとなる。
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しかもTV放映時は[[打ち切り]]のために'''戦闘の途中で突然イデが発動して、全ての存在を[[因果地平]]の彼方へ葬り去り、宇宙には誰もいなくなった'''というオチになったことが、皮肉にも本作が持つ神話的・黙示的な側面がより強調された。後にTV版を補足する劇場版が上映されたが、こちらでも唐突感こそなくなったものの、イデが発動して因果地平に…という全滅作劇の方向性は変わらず、イデオンは伝説の作品として当時のアニメファンにトラウマを植えつけることとなる。
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そのおかげか、1980年代前半のロボットアニメでは「意思あるエネルギー」で主役ロボットが動く作品や、最終回で全てのキャラクターが人間としては死んでしまい、人間以上のナニカに進化したり同化したりするという終わり方をする作品がわりと目立つ。このパターンは今現在でもロボットに限らずアニメ作品の一つの定型として根付いている。
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そのおかげか、1980年代前半のロボットアニメでは「意思あるエネルギー」で主役ロボットが動く作品や、最終回で全てのキャラクターが人間としては死んでしまい、人間以上のナニカに進化したり同化したりするという終わり方をする作品がわりと目立つ。これらの要素は今現在でもロボットものに限らずアニメ作品の一つの定型として根付いている。
    
== 登場人物 ==
 
== 登場人物 ==
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