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:ラスボス。最後の最後で登場し、[[ファートゥム]]に乗る。たしかに強いが、機体にHP回復がないため、[[ズール皇帝|ズール様]]や[[イワーノ・ゲペルニッチ|ゲペルニッチ]]に比べると少し分が悪い。彼自身が言うとおり、「肉の身体に縛られたが故」だろうか。この時点ではハードの関係で台詞が少ないが、それが却って不気味さを煽っている。回避の高い機体でチクチク削るのが一番楽。
 
:ラスボス。最後の最後で登場し、[[ファートゥム]]に乗る。たしかに強いが、機体にHP回復がないため、[[ズール皇帝|ズール様]]や[[イワーノ・ゲペルニッチ|ゲペルニッチ]]に比べると少し分が悪い。彼自身が言うとおり、「肉の身体に縛られたが故」だろうか。この時点ではハードの関係で台詞が少ないが、それが却って不気味さを煽っている。回避の高い機体でチクチク削るのが一番楽。
 
;[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
:59話「デザイア」で登場。ガードこそないが、特殊効果満載の攻撃と凄まじい命中率、何よりαのボス勢さながらの「ド根性」ラッシュで絶望感を与えて来る。[[グランゾン]]辺りを囮にコツコツ削るのが定石。ちなみに本作ではハードルートに進むと、前述の通りガルベルスに取り込まれてしまう。<br/>実は、本作において「破滅の王」が現出すれば宇宙が終わる、という事実を明確に認識していたのは、何と[[ユーゼス・ゴッツォ]]ただ一人(バラルも認識してはいたが中途半端)であり、その他の面々は単にペルフェクティオのことしか知らないか、シュウや自軍含め、クロスゲートを破壊すれば地球も自分達ももただでは済まない、という認識を持っていた。つまり、そのまま(「破滅の王」の真実を知らないまま)であればいずれ押し負けて「破滅の王」が現れていた=全てが終わっていたのはほぼ間違いなく、イルイの干渉とユーゼスがクロスゲートの動作を操作していたこと、そしてウェントスの特攻という3つのイレギュラーがあったからこそ成し得た勝利と言える。
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:59話「デザイア」で登場。ガードこそないが、特殊効果満載の攻撃と凄まじい命中率、何よりαのボス勢さながらの「ド根性」ラッシュで絶望感を与えて来る。[[グランゾン]]辺りを囮にコツコツ削るのが定石。ちなみに本作ではハードルートに進むと、前述の通りガルベルスに取り込まれてしまう。<br/>実は、本作において「破滅の王」が現出すれば宇宙が終わる、という事実を明確に認識していたのは、何と[[ユーゼス・ゴッツォ]]ただ一人(バラルも認識してはいたが中途半端)であり、その他の面々は単にペルフェクティオのことしか知らないか、シュウや自軍含め、クロスゲートを破壊すれば地球も自分達ももただでは済まない、という認識を持っていた。つまり、そのまま(「破滅の王」の真実を知らないまま)であればいずれ押し負けて「破滅の王」が現れていた=全てが終わっていたのはほぼ間違いなく、イルイの干渉とユーゼスがクロスゲートの動作を操作していたこと、そしてウェントスの特攻という3つのイレギュラーがあったからこそ成し得た勝利と言える。なお、本作では疑似意識がしっかりしているのか(PS3になってメモリの容量が増えたから、という理由は置いといて)、会話シーンが多く、Dでは他者から語られた事象を自ら明かしていたりする
    
== パイロットステータス設定の傾向 ==
 
== パイロットステータス設定の傾向 ==
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;「我は破滅をつかさどるもの。破滅を導くもの」<br />「そして、破滅そのもの…」
 
;「我は破滅をつかさどるもの。破滅を導くもの」<br />「そして、破滅そのもの…」
 
:戦闘セリフの一つ。第2次OGではエデッセサペレ使用時の台詞に採用されている。
 
:戦闘セリフの一つ。第2次OGではエデッセサペレ使用時の台詞に採用されている。
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;「お前は……我が得た知識の中にあるぞ。ジョシュア・ラドクリフ。そして、クリアーナ・リムスカヤだな」
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:第2次OGでの登場時、ジョッシュとリムを視認して。意外にもDでは存在しなかった、会話シーンである。
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;「否だ、クリフォード・ガイギャグス。お前達がフェリオ・ラドクリフと認識する知的生命体……その魂は、既に消滅している。この体は、我がかりそめの器に過ぎぬ」<br/>「我にこの世界の知識を与え、虚無に還った」
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:クリフに対して。Dではシビルが「クライシス・ポイント」のIMでジョッシュに教えていた。
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;ペルフェクティオ「否。フェリオ・ラドクリフはここで“鍵”を見つけ、“門”を開けようとしただけだ」<br/>ジョッシュ「その“鍵”とはなんだ!?」<br/>ペルフェクティオ「お前達が『シュンパティア』と呼ぶ機構……それがもっとも近しい」<br/>「本来、“鍵”とは我が赴く世界、その知識所有者……負の波動の源となる者達……すなわち、我の糧となる知的生命体の心の在り様を調べるためのものだ」<br/>「お前達のシュンパティアは、“鍵”を歪めたもの。恐らくはこの封印殿を建造した者達により、造り上げられたものであろう」
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:シュンパティアと“鍵”について。“鍵”とは要するに、「破滅の王」の糧、器となる者を見出すための装置であり、シュンパティアは機能を限定した劣化複製品、ということのようだ。アインストが探していた“鍵”もこれのようだが……。
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;「古の知識所有者……我の覚醒に備え、我が眷属との戦いで得たものを利用し、封印殿やシュンパティア……そして、お前達がレース・アルカーナと呼ぶものを造り、遺した知的生命体」<br/>「姿形は、お前達とよく似ていた。だが、既に死滅している。我の封印と引き換えにな」
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:ファブラ・フォレースを残した者達の真相。Dでも恐らく、ほぼ同様のプロセスが踏まれたのであろう。
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;「古の知識所有者も、フェリオ・ラドクリフも、“鍵”を完全に解明することは出来なかった」<br/>「“鍵”に触れた者は、その知識と引き換えに魂を蝕まれる……いずれ来る破滅の導き手となるために」<br/>「そう、お前達がメリオルエッセと呼ぶ存在……我が下僕、我が尖兵と化すのだ」<br/>「知らぬことか。ならば、フェリオ・ラドクリフのさらなる記憶を垣間見るがいい。それはお前達にとって、さらなる絶望を呼ぶ因子となるであろう」
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:“鍵”に関する事実。イグニス達はゼロから作り上げられたものだが、本来の「メリオルエッセ」とは“鍵”に触れた人間が変質して生まれるものらしい。見方を変えれば、“鍵”とは一種のブービートラップとも言える。つまり、模造品のシュンパティアに感応したジョッシュとリムもいずれそうなる可能性がある、というのだが……。<br/>この後、「破滅の王」は器に刻まれたフェリオの記憶を垣間見せる。それは、フェリオ自身がクリアーナをシュンパティア01の被検体としたという事実、そして真の「リム」は、彼らが「クリス」と呼ぶ少女であったという事実。そして、シュンパティアにリンクする度、リアナがリアナでなくなっていくという事実であった……。
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;「触れたものがシュンパティアではなく、本物の“鍵”であったなら……すぐにでも我が下僕となったものを」<br/>「だが、お前がシュンパティアに長く触れていれば……本来の魂を打消し、[[メリオルエッセ|破滅の導き手]]へと変貌を遂げる可能性もあった」<br/>「マシーンに搭乗した時、お前の人格が前面に出ていたのは、その兆候だ」<br/>「しかし、今のお前は、人間とメリオルエッセの狭間で揺れる不安定な存在であるがな」<br/>「お前も同様だ。本物の“鍵”に触れていれば、このかりそめの器のように我がものとなっていた」<br/>「時間の問題だ。ゆがめられたとはいえ、シュンパティアに触れたことによって、お前も変貌しつつある」<br/>「その証拠に、メリオルエッセ達の声を聴き、グラキエースとは共振までしたであろう」
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:ジョッシュとリムに突きつけた衝撃の事実。シュンパティアに近づき過ぎれば、二人ともメリオルエッセと化すというが……。
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;「その原因は、シュンパティアに組み込まれた別因子の作用だ」<br/>「フェリオ・ラドクリフの触れたシュンパティアの別因子は、“鍵”としての機能を励起した」<br/>「“門”を開き、我の一部に直接触れたからだ。そして、この肉の器が所有していた知識によって、我が眷属は新たな姿で生まれ出でた」<br/>「然り。“鍵”によって人間の心の仕組を調べ、そこから効率よく負の波動を引き出し、収集するための姿、力を得たのだ」
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:フェリオが乗っ取られた原因。
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;「そう、見るがいい……我が機械の器を!!」
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:経緯こそ違えど、「ペルフェクティオ」とメリオルエッセ達は似た存在。そして、主の声に応じ、「破滅の王」が作り上げた機械の器が顕現する……。
 
;「我は無限、我は混沌……全てを飲み込み、力と成して無へと還すもの」
 
;「我は無限、我は混沌……全てを飲み込み、力と成して無へと還すもの」
 
:第2次OGでの戦闘セリフの一つ。こちらは通常セリフのほか、エデッセサペレ使用時にも言うことがあるため、「大事なことなので2度言いました」状態になることがある。ただしエデッセサペレ使用時は叫ぶ感じになっているので、使い回しではない。
 
:第2次OGでの戦闘セリフの一つ。こちらは通常セリフのほか、エデッセサペレ使用時にも言うことがあるため、「大事なことなので2度言いました」状態になることがある。ただしエデッセサペレ使用時は叫ぶ感じになっているので、使い回しではない。
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;ペルフェクティオ「お前は本来、存在し得ぬ者……我が生み出したも同然の虚ろな魂……」<br/>リアナ「で、でも、あたしは生きてる! ここに、こうして!」<br/>ペルフェクティオ「シュンパティアは偽りの“鍵”……お前もまた偽りの存在……いずれ消えゆく運命なのだ」<br/>リアナ「あたしが何者だろうと、クリスが戻ってくるまで消える訳にはいかないのよ!!」
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:第2次OGにおけるリアナとの戦闘前会話。本来メリオルエッセとして存在するはずだったリアナの真実を、無慈悲に突きつける。
 
;「なんと…」<br />「かりそめとはいえ、我の力をこれほど退けるというのか…」
 
;「なんと…」<br />「かりそめとはいえ、我の力をこれほど退けるというのか…」
 
:重傷時。「ペルフェクティオ」の力は、フェリオとファートゥムを介して「破滅の王」の力を再現しているだけに過ぎないらしい。
 
:重傷時。「ペルフェクティオ」の力は、フェリオとファートゥムを介して「破滅の王」の力を再現しているだけに過ぎないらしい。
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:撃墜台詞。破滅の王が動揺を示した瞬間である。ちなみにこの台詞、表示枠の関係により撃墜台詞では珍しい'''2枠を使用した台詞'''である(他には[[第3次α]]の[[ラウ・ル・クルーゼ|クルーゼ]]程度)。第2次OGでは後半のみ使用されている。
 
:撃墜台詞。破滅の王が動揺を示した瞬間である。ちなみにこの台詞、表示枠の関係により撃墜台詞では珍しい'''2枠を使用した台詞'''である(他には[[第3次α]]の[[ラウ・ル・クルーゼ|クルーゼ]]程度)。第2次OGでは後半のみ使用されている。
 
;「無駄だ…我は、死と滅びを糧として存在するが故に。我を滅ぼすことは、できぬ」<br />「終わりだ。お前たちに与えよう、完全なる滅びを。我が一部となって、消えるがよい」
 
;「無駄だ…我は、死と滅びを糧として存在するが故に。我を滅ぼすことは、できぬ」<br />「終わりだ。お前たちに与えよう、完全なる滅びを。我が一部となって、消えるがよい」
:一度倒されたにも関わらず、何事も無かったかのように復活したときの台詞。そして、ブルー・スウェアにさらなる絶望を与えることに…。
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:一度倒されたにも関わらず、何事も無かったかのように復活したときの台詞。そして、ブルー・スウェアにさらなる絶望を与えることに…。なお、第2次OGでは前半の台詞が採用され、この台詞と共に「ド根性」を使用して来る。
 
;「感じるぞ…お前たちの、叫びを。絶望の果てに滅びを迎え…我が力となれ、人という名の生命体よ」
 
;「感じるぞ…お前たちの、叫びを。絶望の果てに滅びを迎え…我が力となれ、人という名の生命体よ」
 
:再び復活したペルフェクティオによって、体すらまともに動かせないほどの理性を超越した名状しがたき恐怖の感情が喚起され、次々と戦意を失っていくブルー・スウェアに対して。
 
:再び復活したペルフェクティオによって、体すらまともに動かせないほどの理性を超越した名状しがたき恐怖の感情が喚起され、次々と戦意を失っていくブルー・スウェアに対して。
;「あり得ぬ…我は無限、我は永遠。滅びの宿命をもつただの生命体が、死と滅びと、負の波動のすべてによって存在し続ける我の力を退けるなど。たとえ我が、このかりそめの体を通してのみ、この世界に存在しているとしても……あり得ぬ!」
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;「まもなく、我が本体が現出する。終焉の時だ」<br />「お前達に与えよう……これまで我が糧となった、亡者たちの怨念を」
:主人公機体やバサラ、[[エンジェル・ハイロゥ]]など、様々な生命と想いの力により、死と滅びの力によるプレッシャーが退けられて。
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:2度のド根性の後、HPを60%まで削るとこの台詞が出る。メリオルエッセに葬られた亡者達の怨念を叩きつけ、鋼龍戦隊から戦意を奪い取りにかかる。ただし、この状況で[[サフィーネ・グレイス|一人だけリアクションが別方向なの]]がいたが。
;「ぬぅ……この肉の体に縛られたが故か。だが、我を退ける、この力は…存在を許してはならぬ…」
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;「なんだ、これは。我の、我が力を押しのけるだと……」<br />「あり得ぬ……我は無限、我は永遠。滅びの宿命をもつただの生命体が、死と滅びと、負の波動のすべてによって存在し続ける我の力を退けるなど」<br />「たとえ我が、このかりそめの体を通してのみ、この世界に存在しているとしても……あり得ぬ!」
:二度目に撃破された際の台詞。この後、古代機械ファブラ・フォレースを破壊する時間もなく再び復活するも、トレーズの特攻で世界の外へと押し出され、その隙にブルー・スウェアの総攻撃で古代機械ファブラ・フォレースは破壊される。だが、「破滅の王」は未だ健在。滅びそのものたる彼の王が終焉を迎える日は、全平行世界或いは時間の概念そのものが消え去らない限り、永遠に無いのだろう……。
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:主人公機体やバサラ、[[エンジェル・ハイロゥ]]など、様々な生命と想いの力により、死と滅びの力によるプレッシャーが退けられて。第2次OGではシュンパティアを通じて届けられたイルイの念によって押し返されることになる。
;ペルフェクティオ「お前は本来、存在し得ぬ者……我が生み出したも同然の虚ろな魂……」<br/>リアナ「で、でも、あたしは生きてる! ここに、こうして!」<br/>ペルフェクティオ「シュンパティアは偽りの“鍵”……お前もまた偽りの存在……いずれ消えゆく運命なのだ」<br/>リアナ「あたしが何者だろうと、クリスが戻ってくるまで消える訳にはいかないのよ!!」
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;「ぬぅ……この肉の体に縛られたが故か。このかりそめの身体は、もう保たぬ」<br />「だが、我を退ける、この力は…存在を許してはならぬ…」
:第2次OGにおけるリアナとの戦闘前会話。本来メリオルエッセとして存在するはずだったリアナの真実を、無慈悲に突きつける。
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:二度目に撃破された際の台詞。この後、古代機械ファブラ・フォレースを破壊する時間もなく再び復活するも、トレーズの特攻で世界の外へと押し出され、その隙にブルー・スウェアの総攻撃で古代機械ファブラ・フォレースは破壊され、「破滅の王」は退けられた。
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;「有り得ぬ……! この肉の器に縛られたがゆえか……! この仮初の機械体は、もう保たぬ……!」<br />「だが、我を退ける力……古の者達をも凌駕するこの力は……その存在を許してはならぬ……!!」<br />「我は無限……我は永遠……絶対真理を以って、宇宙の破滅、破砕、破界を司るもの……我は……!!!」<br />「我は……永遠……!!」
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:第2次OGではこのようになる。滅びそのものたる彼の王が終焉を迎える日は、全平行世界或いは時間の概念そのものが消え去らない限り、永遠に無いのだろう……。
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== 余談 ==
 
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