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− | ガンダリウム合金(Gundarium Alloy)とは、[[宇宙世紀]]を舞台とした[[ガンダムシリーズ]]と未来世紀、つまり『[[機動武闘伝Gガンダム]]』に登場する架空の物質。
| + | ガンダリウム合金とは、[[宇宙世紀]]を舞台とした[[ガンダムシリーズ]]と未来世紀(『[[機動武闘伝Gガンダム]]』)及びアフターウォー(『[[機動新世紀ガンダムX]]』)に登場する架空の物質。 |
− | どちらの作品でも、「ガンダムの装甲材に使われている合金」という点で共通している。
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| + | いずれの作品でも、「ガンダムの装甲材に使われている合金」という点で共通している。 |
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| == 宇宙世紀のガンダリウム合金 == | | == 宇宙世紀のガンダリウム合金 == |
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| 実際の所、『[[機動戦士ガンダム]]』当時は前者の設定だったのが、『[[機動戦士Ζガンダム]]』製作時に資料の紛失で新たに設定が造られてしまったと言われている。 | | 実際の所、『[[機動戦士ガンダム]]』当時は前者の設定だったのが、『[[機動戦士Ζガンダム]]』製作時に資料の紛失で新たに設定が造られてしまったと言われている。 |
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− | 「ガンダリウムα」「同・β」「同・γ」という発展型も存在するが、書籍ごとに設定説明が異なっている。広く知られる設定はおおまかに以下の通り。
| + | 「ガンダリウムα」「同・β」「同・γ」という発展型も存在するが、資料毎に設定解説内容は異なっている。広く知られる設定はおおまかに以下の通り。 |
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| [[アクシズ]]が独自にルナ・チタニウム合金またはガンダリウム合金を再現・発展させ、開発した合金が「ガンダリウムα」「同・β」「同・γ」であり、αはルナ・チタニウム合金との区別は曖昧か同一のもの。 | | [[アクシズ]]が独自にルナ・チタニウム合金またはガンダリウム合金を再現・発展させ、開発した合金が「ガンダリウムα」「同・β」「同・γ」であり、αはルナ・チタニウム合金との区別は曖昧か同一のもの。 |
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| 後にアクシズから地球圏に帰還した[[クワトロ・バジーナ]]がガンダリウムγの技術を[[アナハイム・エレクトロニクス]]社にもたらす。 | | 後にアクシズから地球圏に帰還した[[クワトロ・バジーナ]]がガンダリウムγの技術を[[アナハイム・エレクトロニクス]]社にもたらす。 |
− | そして同社は[[リック・ディアス]]を開発し、これが[[エゥーゴ]]に提供される。ところが同じくガンダリウムγ採用の[[マラサイ]]が[[ティターンズ]]に提供されたことで、ガンダリウムγの技術も知られてしまう。 | + | そして同社は[[リック・ディアス]]を開発し、これが[[エゥーゴ]]に提供される。ところが諸々の事情で同じくガンダリウムγ採用の[[マラサイ]]が[[ティターンズ]]に提供され、ガンダリウムγの技術は連邦側にも伝わる事になった。 |
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− | 加工性や生産性に優れたガンダリウムγは広く普及し、[[グリプス戦役]]では、エゥーゴ・ティターンズ・アクシズ、全ての陣営がガンダリウムγ採用のモビルスーツを運用することになった。更には第二世代モビルスーツの条件の一つが「ガンダリウムγの採用」といわれるまでなった。 | + | 加工性や生産性に優れたガンダリウムγは広く普及し、[[グリプス戦役]]では、エゥーゴ・ティターンズ・アクシズ、全ての陣営がガンダリウムγ採用のモビルスーツを運用する事となり、更には第二世代モビルスーツの条件の一つが「ガンダリウムγの採用」と言われるまでとなってグリプス戦役以降は「ガンダリウム合金=ガンダリウムγ」というレベルにまで浸透<ref>つまりグリプス戦役以降の機体にガンダリウムα合金や同β合金を使っている機体は無い、という事。αやβはチタン合金セラミック複合材等の性能指標解説の際に登場するのみとなっている。</ref>した。 |
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| == 未来世紀のガンダリウム合金 == | | == 未来世紀のガンダリウム合金 == |
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| 精神感応によるメカニックの機能向上や生きているような構造記憶といったディマリウムの特性を研究して生まれたのが[[DG細胞]]である。 | | 精神感応によるメカニックの機能向上や生きているような構造記憶といったディマリウムの特性を研究して生まれたのが[[DG細胞]]である。 |
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| + | == アフターウォーのルナチタニウム合金 == |
| + | 宇宙世紀に登場する材質と同名だが、名前が同じだけで設定上の関連性は無い。設定としての詳細な記述は少なく、外伝漫画の設定資料集等で大まかな記述があるのみ。 |
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| + | 各ガンダムタイプに使用される装甲材で非常に軽量かつ強固であり、主力MSレベルの火力でも有効打を与える事ができない堅牢さを持つ。[[ガンダムエックス]]はバズーカやマシンガンでは傷一つ付かず、ヒートサーベルを素手で受け止める、[[ベルティゴ]]のビットによるビーム攻撃を数百発耐える等、この装甲材を使用した各ガンダムタイプが通常MSに比べ圧倒的に優位である理由の一つとなっている。 |
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| + | [[ガンダムエアマスター]]は装甲材以外にバスターライフルにもこの材質を使用しており、通常ビームライフルの半分の重量で威力はそれらを上回る高出力化を実現している。 |
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| + | ガンダムタイプ以外に[[Gファルコン]]もこの装甲材を使用。大気圏突入可能な耐久性も持っている。 |
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| == 登場作品 == | | == 登場作品 == |
| === 単独作品 === | | === 単独作品 === |
| ;[[新スーパーロボット大戦]] | | ;[[新スーパーロボット大戦]] |
− | :HP+600、装甲+200、運動性−9、移動力−1。 | + | :強化パーツとして登場。HP+600、装甲+200、運動性−9、移動力−1。 |
| :但し[[バグ (ゲーム)|バグ]]により、実際は装甲もマイナスされる。地上編では2つまで入手できるが宇宙編では1つのみ。 | | :但し[[バグ (ゲーム)|バグ]]により、実際は装甲もマイナスされる。地上編では2つまで入手できるが宇宙編では1つのみ。 |
| + | :なお宇宙編で[[アヤ・コバヤシ|アヤ]]が、月面都市を襲ったバルマーがガンダリウムを奪わなかった事を訝しむシーンがある。 |
| ;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]] | | ;[[スーパーロボット大戦Operation Extend]] |
| :強化パーツにガンダリウム装甲とディマリウム装甲が登場。 | | :強化パーツにガンダリウム装甲とディマリウム装甲が登場。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |
| *名前がよく似ている『[[新機動戦記ガンダムW]]』に登場する「ガンダ'''ニュ'''ウム合金」と混同されやすい。 | | *名前がよく似ている『[[新機動戦記ガンダムW]]』に登場する「ガンダ'''ニュ'''ウム合金」と混同されやすい。 |
− | **ガンダムに使われていたからその名が付いたガンダリウム合金に対し、あちらは「ガンダニュウム合金で作られているからガンダムと言う機体名になった」という設定で、合金名と機体名の因果関係が逆である。 | + | **「ガンダムに使われていたからその名が付いた」ガンダリウム合金に対し、あちらは「ガンダニュウム合金で作られているからガンダムと言う機体名になった」という設定で、合金名と機体名の因果関係が逆である。 |
| + | **さらに『SDガンダムフォース』(SRW未参戦)には「ガンダ'''ミ'''ウム合金」が登場する。 |
| + | *『[[SDガンダム外伝]]』のゲームソフトでは、鉱石という設定でアイテムとして登場する。ジークジオン編が原作の『SDガンダム外伝 ラクロアンヒーローズ』では、伝説の武器「炎の剣」の素材であり、円卓の騎士編が原作の『SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語3 伝説の騎士団』では、仲間達の武器や鎧を強化するものという存在である。 |
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| + | == 脚注 == |
| + | <references/> |
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| + | == 資料リンク == |
| + | *[[GUNDAM:ガンダリウム合金]] |
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