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| :同作において描写されたダイクンと、彼を取り巻くダイクン派の人物像も考慮すると、真相はまた違ったものであるのかもしれない。 | | :同作において描写されたダイクンと、彼を取り巻くダイクン派の人物像も考慮すると、真相はまた違ったものであるのかもしれない。 |
| ;「しかしなギレン。百万の一般国民を疎開させるということは、これは、軍人の無能を示すことだ」 / 「ならば、数百万の一般国民を疎開させてまでソーラ・レイを使うというのは、これは軍人の無能を示すことだ」 | | ;「しかしなギレン。百万の一般国民を疎開させるということは、これは、軍人の無能を示すことだ」 / 「ならば、数百万の一般国民を疎開させてまでソーラ・レイを使うというのは、これは軍人の無能を示すことだ」 |
− | :前者はTVアニメ版第40話「エルメスのララア」より、後者は劇場版III「めぐりあい宇宙編」より。ソーラ・レイで連邦を一掃すると自信満々に語るギレンに対して。IQ240の頭脳を誇り、自他ともに認める才能の塊のごときギレンに対して'''無能と言い切った'''。一応「軍人の」と言っているが、その軍人たちを主導する最高司令官はギレンその人である。 | + | :前者はTVアニメ版第40話「エルメスのララア」より、後者は劇場版III「めぐりあい宇宙編」より。「[[ソーラ・レイ]]で連邦を一掃する」と自信満々に語るギレンに対して。 |
− | :事実ギレンはもはや後がないはずのア・バオア・クーで、目の前の戦況が優位になっただけで悦に入るなど戦略や政略への見識が欠如していた節がある。しかしギレンは「この私に面と向かって、よくおっしゃる」とつぶやくだけだった。 | + | :IQ240の頭脳を誇り、自他共に認める才能の塊の如きギレンに対して、デギンは'''「無能」と言い切った'''。一応「軍人の」と言っているが、その軍人達を主導する最高司令官はギレンその人である。 |
| + | :事実、ギレンは「もはや後が無いはずのア・バオア・クーで、目の前の戦況が優位になっただけで悦に入る」等、戦略や政略への見識が欠如していた節がある。しかし、ギレンは「この私に面と向かって、よくおっしゃる」と呟くだけだった。 |
| ;デギン「貴公、知っておるか? アドルフ・ヒトラーを」<br />ギレン「ヒトラー? 中世期の人物ですな。」<br />デギン「うむ、独裁者でな。世界を読みきれなかった男だ。貴公はその『ヒトラーの尻尾』だな」 | | ;デギン「貴公、知っておるか? アドルフ・ヒトラーを」<br />ギレン「ヒトラー? 中世期の人物ですな。」<br />デギン「うむ、独裁者でな。世界を読みきれなかった男だ。貴公はその『ヒトラーの尻尾』だな」 |
| :TVアニメ版第40話「エルメスのララア」より。独裁政治を行うギレンに向かって発言。この後のデギンの発言が、[[ザビ家]]の未来を案じているとは思わなかったであろう。 | | :TVアニメ版第40話「エルメスのララア」より。独裁政治を行うギレンに向かって発言。この後のデギンの発言が、[[ザビ家]]の未来を案じているとは思わなかったであろう。 |
| :なお、ヒトラーが存在した[[リーンの翼 (OVA)|第二次世界大戦]](1939~1945)の頃が、『[[機動戦士ガンダム]]』の舞台となる宇宙世紀0079年の時点から見ると「中世期」に相当する事実を鑑みるに、どうやら[[西暦]]と[[宇宙世紀]]との間には何百年もの間隔が存在している模様。 | | :なお、ヒトラーが存在した[[リーンの翼 (OVA)|第二次世界大戦]](1939~1945)の頃が、『[[機動戦士ガンダム]]』の舞台となる宇宙世紀0079年の時点から見ると「中世期」に相当する事実を鑑みるに、どうやら[[西暦]]と[[宇宙世紀]]との間には何百年もの間隔が存在している模様。 |
− | :ちなみに、『ヒトラーの尻尾』というキーワードはのちに[[漫画]]『ガンダムEXA VS』でイクス・トリムの「自分の理想に合致した人間だけを荒廃した地球を再生させるため誕生させる」という考えをギレンのやろうとしたことと同じであると非難するために用いられた。 | + | :ちなみに「ヒトラーの尻尾」というキーワードは、後に[[漫画]]『ガンダムEXA VS』でイクス・トリムの「自分の理想に合致した人間だけを荒廃した[[地球]]を再生させるため誕生させる」という考えを「ギレンのやろうとしたことと同じである」と非難する為に用いられた。 |
| ;「ヒトラーは身内に殺されたのだぞ…」 / 「ヒトラーは敗れたのだぞ」 | | ;「ヒトラーは身内に殺されたのだぞ…」 / 「ヒトラーは敗れたのだぞ」 |
| :前者が劇場版III「めぐりあい宇宙編」における、後者がTV版第40話「エルメスのララア」における台詞である。「ヒトラーの尻尾」と評されるも、意に介さずに立ち去るギレンに対して呟いた。 | | :前者が劇場版III「めぐりあい宇宙編」における、後者がTV版第40話「エルメスのララア」における台詞である。「ヒトラーの尻尾」と評されるも、意に介さずに立ち去るギレンに対して呟いた。 |
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| ;「そういう事を言って誤ったのだ。ナポレオンも、ヒトラーも、トージョーも」 | | ;「そういう事を言って誤ったのだ。ナポレオンも、ヒトラーも、トージョーも」 |
| :同じく漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』より。遂に開戦に至り、ルウム戦役で勝利した後も停戦するつもりがなく、「更に勝ち続ける」と発言したギレンに対しての台詞。 | | :同じく漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』より。遂に開戦に至り、ルウム戦役で勝利した後も停戦するつもりがなく、「更に勝ち続ける」と発言したギレンに対しての台詞。 |
− | :ギレンは「旧世代の愚行は参考にならない」と相手にもしなかったが、皮肉にもデギンの懸念は一年も経たず現実のものとなる。そう、歴史は繰り返すのだ…。 | + | :ギレンは「旧世代の愚行は参考にならない」と相手にもしなかったが、皮肉にもデギンの懸念は一年も経たず現実のものとなる。そう、'''歴史は繰り返す'''のだ…。 |
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| == 余談 == | | == 余談 == |