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**[[アンセスター]](α外伝)
 
**[[アンセスター]](α外伝)
**[[アースクレイドル]](OGシリーズ)
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**[[アースクレイドル]]⇒[[ガイアセイバーズ]](OGシリーズ)
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*コールサイン:アルファ1
    
[[イーグレット・フェフ]]により生み出された[[人造人間]]「[[マシンナリー・チルドレン]]」の一人で、そのオリジネイターといえる存在。[[メイガス]]の目の役割を果たしている。
 
[[イーグレット・フェフ]]により生み出された[[人造人間]]「[[マシンナリー・チルドレン]]」の一人で、そのオリジネイターといえる存在。[[メイガス]]の目の役割を果たしている。
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=== α ===
    
兄弟と言える存在のアンサズ、スリサズに比べると冷静沈着な印象を与える性格で、チルドレンの中ではリーダー格。メイガスの指示を確実に遂行、プリベンターの監視、アウルゲルミルの整備も任されていた。メイガスを守る為なら、自分の命や兄弟達の命を捨ててもいいと発言している。
 
兄弟と言える存在のアンサズ、スリサズに比べると冷静沈着な印象を与える性格で、チルドレンの中ではリーダー格。メイガスの指示を確実に遂行、プリベンターの監視、アウルゲルミルの整備も任されていた。メイガスを守る為なら、自分の命や兄弟達の命を捨ててもいいと発言している。
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新西暦の時代に誕生し、メイガスの指示に従いながら数千年間地下勢力の撃退と地球環境の修復に尽力していた。しかし、後に発生したイノセントとムーンレィスの戦いや、数々の人類の争いにより、地球環境が汚染させられた事で、未だに争いを続け地球を汚染し続ける人類に呆れ果てる。この段階ではまだ人類を完全に見限ってはおらず、新西暦の時代より飛来したプリベンター達には当初「この星を救う存在」と評し、恐竜帝国など、地球全体に対する脅威への対抗力として期待するような言動を取っていた。しかし、地球人類一般については地球汚染を繰り返し続けていることから「旧人類」と呼んで蔑みの対象となっており、そしてプリベンターについても、そのような人類同士の争いを収めることを恐竜帝国との戦いに優先させるとしたことに失望。それに加えてイノセントのカシム・キングが核を放ち再度地球を汚染させた事が引き金となり、「僕達が守る価値も無い」と判断し、メイガスによるプリベンターを含む全人類の抹殺の判断を支持した。ただ、命を捨てスリサズのベルゲルミルを撃退したアーサー・ランクの行動には、人類抹殺の決定後においても敬意を表していた。
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新西暦の時代に誕生し、メイガスの指示に従いながら数千年間地下勢力の撃退と地球環境の修復に尽力していた。しかし、後に発生したイノセントとムーンレィスの戦いや、数々の人類の争いにより、地球環境が汚染させられた事で、未だに争いを続け地球を汚染し続ける人類に呆れ果てる。この段階ではまだ人類を完全に見限ってはおらず、新西暦の時代より飛来したプリベンター達には当初「この星を救う存在」と評し、恐竜帝国など、地球全体に対する脅威への対抗力として期待するような言動を取っていた。
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しかし、地球人類一般については地球汚染を繰り返し続けていることから「旧人類」と呼んで蔑みの対象となっており、そしてプリベンターについても、そのような人類同士の争いを収めることを恐竜帝国との戦いに優先させるとしたことに失望。それに加えてイノセントのカシム・キングが核を放ち再度地球を汚染させた事が引き金となり、「僕達が守る価値も無い」と判断し、メイガスによるプリベンターを含む全人類の抹殺の判断を支持した。ただ、命を捨てスリサズのベルゲルミルを撃退したアーサー・ランクの行動には、人類抹殺の決定後においても敬意を表していた。
    
アースクレイドルにおける最終決戦にて、スリサズやアンサズを倒したプリベンター達の力を認め、自身も愛機ベルゲルミルで彼等に戦いを挑むが、死闘の末戦死。死の直前、劇中で常に冷静だった彼は始めて感情を剥き出しにし、旧人類に負けた事を驚愕していた。
 
アースクレイドルにおける最終決戦にて、スリサズやアンサズを倒したプリベンター達の力を認め、自身も愛機ベルゲルミルで彼等に戦いを挑むが、死闘の末戦死。死の直前、劇中で常に冷静だった彼は始めて感情を剥き出しにし、旧人類に負けた事を驚愕していた。
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元々の彼は、自身の能力への自身と他者を見下す姿勢は兄弟2人以上だったようであり、更に、心の底では兄弟達ですら自身に劣る存在として下に見ていたようである。
 
元々の彼は、自身の能力への自身と他者を見下す姿勢は兄弟2人以上だったようであり、更に、心の底では兄弟達ですら自身に劣る存在として下に見ていたようである。
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専用機体の[[ベルゲルミル]]は銀色(これは設定ミスのようでOGシリーズからは青色に変更された)で、[[ゲイム・システム]]を搭載しスピード能力に優れている。
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=== OG ===
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本作でも基本設定は変わらず、フェフによって生み出されたマシンナリー・チルドレンのオリジネイター。ただ、α外伝と異なり、フェフを親として慕う他、専用のベルゲルミルも青色に変わっている。
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スリサズ達他の兄弟に関しても見下すような姿勢は取っていたが、内心マシンナリー・チルドレンの同胞として自分なりの連帯感らしいものはあったようだ。
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代わりのいないオリジネイターということで、フェフの意向から戦場に出ることはほとんどなく、もっぱらアースクレイドルで世界情勢を見ていた。テツヤ率いるクロガネ隊にアースクレイドルが落とされた際、ようやく専用機で戦場に立った……のだが、ソフィア奪還に向かうゼンガーを止めようとして返り討ちに遭い、一刀両断されてしまうというあまりにも呆気なさすぎる結末を迎えることになった。
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しかし、それで死んだわけではなく、生きていたフェフ共々アースクレイドルから回収され、グランド・クリスマスで再生措置を受けていた。その間、自身を斬り捨てたゼンガーに対する憎悪を募らせ続けており、再生後は仮面を纏い、「エグレッタ・ウーノ」としてガイアセイバーズの一部隊、アルファ・セイバーを預かることになる(隊員は全て量産型)。また、性格がスリサズを彷彿とさせる苛烈極まりないものに変貌している。
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ベルゲルミルはこの時点では試作機が全機なくなっていたため、専用のカスタム機である[[キャニス・アルタルフ]]を受領。カーリーの指揮下で行動していたが、あまり命令に従う様子はなかった。しかし、その中で脱走者である[[イーグレット・イング]]が念動力を持っていることを知り、オリジネイターの矜持を傷つけられたことでターゲットを彼に変更。執拗に狙い続けたが、最終的には[[エグゼクスバイン]]の前に敗れ、今度こそ本当に死を迎えた。
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イングが[[クォヴレー・ゴードン]]の代役であるならば、仮面を纏い、オリジネイターであることに拘り続け、相手を見下した挙句その相手に一蹴される、というウルズは[[キャリコ・マクレディ]]の代役と言える。
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専用機体の[[ベルゲルミル]]は銀色/青色で、[[ゲイム・システム]]を搭載しスピード能力に優れている。
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名前の由来はルーン文字2番目の「uruz(機種依存文字のため読みで表記)」から。意味は「野牛」。
 
名前の由来はルーン文字2番目の「uruz(機種依存文字のため読みで表記)」から。意味は「野牛」。
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;[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
 
;[[第2次スーパーロボット大戦OG]]
 
:脱走中のイングがドゥバンと交戦する前、ウルズに酷似した仮面少年に追われているようだが…
 
:脱走中のイングがドゥバンと交戦する前、ウルズに酷似した仮面少年に追われているようだが…
:その仮面少年「エグレッタ・ウーノ」はもちろんウルズ本人であり、地上ルート33話では肩書きを名乗った後、普通に本名を明かす。(ちなみにウルズ以上に正体バレバレな[[リー・リンジュン|某艦長]]もいたが、その時の彼は正体に関する指責をスルーした)ちなみにこの偽名は「イーグレット・ウルズ」のイタリア読みであり、全く隠す気がない。
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:その仮面少年「エグレッタ・ウーノ」はもちろんウルズ本人であり、地上ルート33話では肩書きを名乗った後、普通に本名を明かす。(ちなみにウルズ以上に正体バレバレな[[リー・リンジュン|某艦長]]もいたが、その時の彼は正体に関する指責をスルーした)ちなみにこの偽名は「イーグレット・ウルズ」のイタリア読みであり、全く隠す気がない。無茶苦茶な回避率に物を言わせてキャニス・アルタルフで大暴れして来るが、後半になるとイング&エグゼクスバインに押される一方となる。
    
== パイロットステータス設定の傾向 ==
 
== パイロットステータス設定の傾向 ==
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;[[底力]] [[援護]]L3  (α外伝)
 
;[[底力]] [[援護]]L3  (α外伝)
 
:イーグレット時の技能。変装中のため本来の力を発揮していないようだ。
 
:イーグレット時の技能。変装中のため本来の力を発揮していないようだ。
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;[[天才]] [[見切り]] [[ガード]] [[底力]]L6 [[カウンター]]L7
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:第2次OG。
    
=== [[エースボーナス]] ===
 
=== [[エースボーナス]] ===
 
;「回避率+20%」
 
;「回避率+20%」
 
:OGsでのエースボーナス。直接戦う機会はないが、内部データには設定されている。
 
:OGsでのエースボーナス。直接戦う機会はないが、内部データには設定されている。
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;「最終命中率+20%」
 +
:第2次OGでのエースボーナス。
    
== 搭乗機体 ==
 
== 搭乗機体 ==
 
;[[ベルゲルミル]]
 
;[[ベルゲルミル]]
 
:α外伝ではイーグレット(黒髪)として登場した時は白いベルゲルミルに搭乗。正体を現した時は銀色のベルゲルミルに搭乗。OGシリーズでは青色のベルゲルミルに変更された。α外伝のみマシンセルの散布機能を持っているので、ゲーム中では恐竜帝国に汚染された環境の修復・地下勢力が暴走状態で放置した3機の[[メカギルギルガン]]を破壊する際に使用した。
 
:α外伝ではイーグレット(黒髪)として登場した時は白いベルゲルミルに搭乗。正体を現した時は銀色のベルゲルミルに搭乗。OGシリーズでは青色のベルゲルミルに変更された。α外伝のみマシンセルの散布機能を持っているので、ゲーム中では恐竜帝国に汚染された環境の修復・地下勢力が暴走状態で放置した3機の[[メカギルギルガン]]を破壊する際に使用した。
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;[[キャニス・アルタルフ]]
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:[[バルゴラ]]そっくりの専用機。再生能力と高機動を備えた強力な機体で、射撃戦を得意としている。
    
== [[BGM|パイロットBGM]] ==
 
== [[BGM|パイロットBGM]] ==
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;[[アラド・バランガ]]
 
;[[アラド・バランガ]]
 
:OGシリーズでは彼の肉体がベースとなった存在。新人類たるべき自身がブーステッド・チルドレンの中でも落ちこぼれである彼から生まれているという事実が許せず、彼を殺害し、自身の出自を葬りさることで新人類としてのアイデンティティーを確かなものにしようとしている。
 
:OGシリーズでは彼の肉体がベースとなった存在。新人類たるべき自身がブーステッド・チルドレンの中でも落ちこぼれである彼から生まれているという事実が許せず、彼を殺害し、自身の出自を葬りさることで新人類としてのアイデンティティーを確かなものにしようとしている。
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;[[イーグレット・イング]]
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:マシンナリー・チルドレンの一人だが、ポテンシャルはウルズを上回る。ウルズは彼が自分を超えたことが認められず、執拗に狙ったが最後には返り討ちにされた。
    
== 他作品との人間関係 ==
 
== 他作品との人間関係 ==
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;「この出来損ないの人形が!パパから離れろ!」
 
;「この出来損ないの人形が!パパから離れろ!」
 
:OGの「眠れ、地の底に」でウォーダンのスレードゲルミルに猛攻を仕掛けた時の台詞。α外伝の彼からは考えられない台詞。
 
:OGの「眠れ、地の底に」でウォーダンのスレードゲルミルに猛攻を仕掛けた時の台詞。α外伝の彼からは考えられない台詞。
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;「殺してやるよ、イーグレット・イング!!」
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:対イング。かつての冷静さはどこへやら、完全な復讐鬼と化している。
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;「大統領は守れなくても、地球は守れるってことを証明しないとね」
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:「偽面の報復者」より、対ルイーナ戦の作戦を指示するアルテウルに対して。鋼龍戦隊を使ってグライエンを始末したことへの痛烈な皮肉である。
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;「僕はエグレッタ・ウーノ。君達にはイーグレット・ウルズと言った方がわかりやすいか」
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:鋼龍戦隊との対面時。いきなり本名を明かしてしまっている。
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;「そうさ。危うく地の底で永遠の眠りにつくところだったけどね」
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:その直後の一言。「眠れ、地の底に」というタイトルに引っかけたらしい。
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;「どうなるというんだ? 今、体制側にいるのは僕達……それにこういう状況だ。人民は反逆者より、守護者の言葉に耳を傾けるよ」<br/>「フ、過去なんてどうにでもなるさ。君達の中にだって、かつてはDCやコロニー統合軍に所属し、連邦軍と敵対していた者がいるだろうが」<br/>「そういう連中が、地球圏の守護者面をしている。なぜか? 結果を出し、勝者となったからさ」
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:「偽面の報復者」において鋼龍戦隊に突きつけた正論。確かに、戦隊はそういう連中の集まりではあるし、プレイアブルキャラクターというフィルターを取っ払ってみてみれば、理念以外はガイアセイバーズとほとんど変わりの無い集団である。とはいえ、エグレッタの本音は別にある。
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;「そうだよ。マシンナリー・チルドレン、そのオリジネイターたる僕の身体とプライドを打ち砕いた人間ども……」<br/>「特にゼンガー・ゾンボルト。お前がもがき苦しみ、死んで行く姿をモデレーターの中で何度夢見た事か」
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:当人の本当の目的はゼンガーへの復讐。ガイアセイバーズにいるのも、そのためである。
 
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