しかし、留美自身は戦争の根絶よりも「世界の変革」を望んでおり、それを求めた理由は、実兄である紅龍が王家を継ぐ器ではないと判断され、望まない当主の座を無理矢理に継がされたためである。結局その動機は、漠然と「人生をやり直したい」という想いがあるだけで、変革の先に明確に何を求めているかは彼女自身にもよく分かっておらず、半ば世界に対する八つ当たりに近い幼稚なものであった。自己中心的な本質の持ち主であるが故に、政治力に長けている反面、人望は全くといって良い程無く、側近を務め自分を気遣おうとする紅龍や拾って部下として自分の手元に置いていた[[ネーナ・トリニティ]]に対しても、高圧的な振る舞いばかりをしていた様である。 | しかし、留美自身は戦争の根絶よりも「世界の変革」を望んでおり、それを求めた理由は、実兄である紅龍が王家を継ぐ器ではないと判断され、望まない当主の座を無理矢理に継がされたためである。結局その動機は、漠然と「人生をやり直したい」という想いがあるだけで、変革の先に明確に何を求めているかは彼女自身にもよく分かっておらず、半ば世界に対する八つ当たりに近い幼稚なものであった。自己中心的な本質の持ち主であるが故に、政治力に長けている反面、人望は全くといって良い程無く、側近を務め自分を気遣おうとする紅龍や拾って部下として自分の手元に置いていた[[ネーナ・トリニティ]]に対しても、高圧的な振る舞いばかりをしていた様である。 |