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| :クワトロにはクワトロなりの事情があるのかも知れないが、カミーユにとってはそんな事情は関係ないのである。そして、クワトロに自分はシャアであるという事を認めて貰いたかった。尊敬していたシャアが、一体こんなところで何をやっているんだという、希望と失望が入り混じった思いが強かったのであろう……。 | | :クワトロにはクワトロなりの事情があるのかも知れないが、カミーユにとってはそんな事情は関係ないのである。そして、クワトロに自分はシャアであるという事を認めて貰いたかった。尊敬していたシャアが、一体こんなところで何をやっているんだという、希望と失望が入り混じった思いが強かったのであろう……。 |
| :この直後、[[ブラン・ブルターク]]少佐率いる連邦軍部隊が急襲をかけ、この事は有耶無耶になる。 | | :この直後、[[ブラン・ブルターク]]少佐率いる連邦軍部隊が急襲をかけ、この事は有耶無耶になる。 |
− | ;「ガンダムMk-IIが動いている!?誰だ!」
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− | :第15話で、[[アウドムラ]]を1機で追撃して来た[[ロザミア・バダム|ロザミア]]の[[ギャプラン]]を迎え撃つべく、MSデッキに向かうがまだ自分が乗っていない筈のMk-IIが起動し、勝手に動き出したのを見て叫んだ台詞。いざ出撃というこのタイミングになって自分の愛機を奪ったのは誰なのか…次にMk-IIから聞こえてきた声にカミーユは仰天する。
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− | ;「カツめ、無理だ、実戦をやろうなんて!」
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− | :上記の台詞の後、Mk-IIに乗っているのが[[カツ・コバヤシ|カツ]]だと知って。アウドムラに合流してもなお腑抜けと化している[[アムロ・レイ|アムロ]]に失望したのと、自分だって戦えるという事を証明するためだったのである。
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− | :しかし、カミーユはパイロットとして戦ってきた経験から既に見抜いていた。義父の[[ハヤト・コバヤシ|ハヤト]]がケネディの戦争博物館の館長だったため、旧式のモビルスーツはほとんど弄ったとは言うものの、次世代機のMSには乗った事がなく実戦さえやった事がないカツが、自分でさえ手こずるギャプランにはかなわないという事が……。そんなカミーユの心配をよそにカツは[[ドダイ]]に乗って出撃してしまう。この後、カミーユは仕方なくアポリーがカラバに置いていった[[リック・ディアス]]で出撃する。
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− | ;「カツ、目を開いて!相手をよく見る!」
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− | :カミーユが懸念した通り、カツはロザミアにいいようにやられていた。自分達が駆け付けた事で分が悪いと判断したロザミアは、ガンダムを盾にするべくギャプランを[[モビルアーマー]]形態に変形させMk-IIに体当たりをするが、それによってカツが半狂乱となりカリフォルニア湾に沈みながら見境なく[[ビームライフル]]を乱射するのを必死で搔い潜りながら呼びかけた台詞。味方の(しかも自分の愛機の)弾に当たって撃ち落とされてはシャレにならない。
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− | ;「カツ、体勢を立て直せ!カツ!!」
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− | :クワトロが引き寄せロザミアが離れたのを好機に、水没していくMk-IIの中にいるカツに呼びかけた台詞。このカミーユの叫びが届き、コクピットで気を失っていたカツは意識を取り戻し正気に戻った。
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− | ;「カツ!」<br />カツ「まだ戦えます」<br />「いい加減にしろ!自分やったことが、他人の迷惑になってることに気が付かないのか!!」<br />カツ「う…」<br />「ガンダムMk-IIを壊してからじゃ遅いんだ!」
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− | :実戦慣れしていないカツを一先ずアウドムラに戻そうとするが、なおも意地を張るカツの身勝手さにとうとう堪忍袋の緒が切れて激怒した台詞。初期の頃のカミーユも結構身勝手な行動を取っていたが、色んな立場を経て、自分の未熟さを痛感したからこそ、人は後に続く後輩たちへの指導や説教が出来るという事だろう。これを聞いたカツは自分の未熟さを感じたのか「わかりました…」と戦場を離脱する事を決意するが…
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− | ;「前後の見境もなく攻撃するなんて!」
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− | :カツを説教していた時に、彼のニュータイプ能力が目覚め背後から襲ってきたギャプランをビームライフルで撃ち抜き、続いて上空からのクワトロの攻撃で両足を破壊され身動きの取れなくなったギャプランにとどめのビームピストルをお見舞いした台詞。「'''エゥーゴは空を落とす'''」などと刷り込まれ、無差別に攻撃を仕掛ける姿に異常な怒りを示し、その怒りこそがカミーユの力に拍車をかけるのだ。
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− | ;「ハヤト艦長の言う通りだと思うよ、カツ君。でもカツ君の言うことは、本当です」
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− | :辛うじてロザミアをクワトロやカツと共に撃破しアウドムラに帰還した後、独断専行に走ったカツを修正するハヤトの間に入って仲裁した台詞。カツには自分と同じニュータイプとして素養がある事をハヤトに伝えながらも、無断出撃に走ったカツを呵責するハヤトにやんわりとだが賛同し窘める。
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− | :なお、この話を機に序盤から自分勝手な振舞いをしていたカミーユの独断専行は鳴りを潜める事となる。前話で命令違反を犯したばかり危うくハヤトに修正されそうになった事と、今回のカツの件を間近で見たばかりに、流石のカミーユも「'''これはマズい!!'''」と思ったのだろう。まさにカツはカミーユにとっての反面教師であった。
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| ;「知りませんよ。傷を舐め合うような男と女なんて」 | | ;「知りませんよ。傷を舐め合うような男と女なんて」 |
− | :第18話で、エレカに同乗した[[フォウ・ムラサメ]]から、人目も気にせずいちゃつくアムロと[[ベルトーチカ・イルマ]]について「あの恋人たちとお知り合いなの?」と尋ねられた言葉に対しての返答。 | + | :第18話で、エレカに同乗した[[フォウ・ムラサメ]]から、人目も気にせずいちゃつく[[アムロ・レイ]]と[[ベルトーチカ・イルマ]]について「あの恋人たちとお知り合いなの?」と尋ねられた言葉に対しての返答。 |
| :この時はまだ、アムロやベルトーチカに対して何かと気に入らない印象があるので、苦々しさを感じていたが、ここまで言い切るところを見ると半端なレベルではない上に、自分が2人のように出来る状況じゃない事から嫉妬も混ざっているのであろう。 | | :この時はまだ、アムロやベルトーチカに対して何かと気に入らない印象があるので、苦々しさを感じていたが、ここまで言い切るところを見ると半端なレベルではない上に、自分が2人のように出来る状況じゃない事から嫉妬も混ざっているのであろう。 |
| :しかし、後のカミーユとフォウもその「傷を舐め合うような男と女」の関係になるとは、この時の2人は知る由もなかった。 | | :しかし、後のカミーユとフォウもその「傷を舐め合うような男と女」の関係になるとは、この時の2人は知る由もなかった。 |
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| :第1話から呼ばれるのを嫌がるほど自分の名前を嫌っていたカミーユだったが、フォウとの出会いで成長した。コンプレックスを乗り越え、受け入れた瞬間。 | | :第1話から呼ばれるのを嫌がるほど自分の名前を嫌っていたカミーユだったが、フォウとの出会いで成長した。コンプレックスを乗り越え、受け入れた瞬間。 |
| ;「トーレスの奴、トーストにしてやる」 | | ;「トーレスの奴、トーストにしてやる」 |
− | :第21話で、色々とうるさい指示を出す[[トーレス]]に対しての不満が入った独り言だが、通信回線がまだ開いたままだったのでトーレスに聞かれる羽目に。 | + | :第21話で、色々とうるさい指示を出す[[トーレス]]に対しての不満が入った独り言だが、トーレスに聞かれる羽目に。 |
| :この後不満が収まらないカミーユはトーレスと[[サエグサ]]に喧嘩をふっかけて殴り合いに発展、ブライトに[[修正]]を喰らって三人まとめて自習室入りとなり、エマにも釘を差されるという散々な目に。 | | :この後不満が収まらないカミーユはトーレスと[[サエグサ]]に喧嘩をふっかけて殴り合いに発展、ブライトに[[修正]]を喰らって三人まとめて自習室入りとなり、エマにも釘を差されるという散々な目に。 |
| :もっとも、フォウと別れて寂しいからといって、関係のない人間に当たり散らす行動を取ったカミーユが原因ではあるが。 | | :もっとも、フォウと別れて寂しいからといって、関係のない人間に当たり散らす行動を取ったカミーユが原因ではあるが。 |
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| :「富野節」の典型例として少々内容が理解し辛い台詞であるが、あえて解りやすく言い換えるならば、「(良心の呵責も無く)他者を躊躇わずに殺してしまうお前達に、生きる資格は無いんだよ!」といったところか。 | | :「富野節」の典型例として少々内容が理解し辛い台詞であるが、あえて解りやすく言い換えるならば、「(良心の呵責も無く)他者を躊躇わずに殺してしまうお前達に、生きる資格は無いんだよ!」といったところか。 |
| ;クワトロ「どうした、カミーユ! 撃て!」<br />カミーユ「ダメです、僕には撃てません!」<br />クワトロ「それが出来なければ、お前は死ぬぞ!!」 | | ;クワトロ「どうした、カミーユ! 撃て!」<br />カミーユ「ダメです、僕には撃てません!」<br />クワトロ「それが出来なければ、お前は死ぬぞ!!」 |
− | :第42話において、サイド2の13バンチでティターンズと交戦中に「ロザミィ」の[[バウンド・ドック]]に遭遇。彼女と再会するが、[[ゲーツ・キャパ]]の乗るバウンド・ドックから発せられる邪悪な波動で、彼女が「ロザミア」に戻ってしまう。 | + | :第42話において、サイド2の13バンチでティターンズと交戦中に[[ロザミア・バダム|「ロザミィ」]]の[[バウンド・ドック]]に遭遇。彼女と再会するが、[[ゲーツ・キャパ]]の乗るバウンド・ドックから発せられる邪悪な波動で、彼女が「ロザミア」に戻ってしまう。 |
| :何とか[[Ζガンダム|Ζ]]に乗ってライフルの照準を迫り来るロザミアのバウンド・ドックに向け合わせたものの、撃てずにいるカミーユにクワトロが叱咤した時のやりとり。 | | :何とか[[Ζガンダム|Ζ]]に乗ってライフルの照準を迫り来るロザミアのバウンド・ドックに向け合わせたものの、撃てずにいるカミーユにクワトロが叱咤した時のやりとり。 |
| :この時カミーユの脳裏にはロザミィの笑顔が浮かんでおり、引き金を引く事が出来ずにいた。クワトロとしては、地球に降りた時のフォウに続いてロザミアに憑かれ始め、[[強化人間]]に惹かれているカミーユを危惧したのだろう。Ζのパイロットであるカミーユの戦意を挫くというティターンズの目論見はまんまと成功してしまったのである。 | | :この時カミーユの脳裏にはロザミィの笑顔が浮かんでおり、引き金を引く事が出来ずにいた。クワトロとしては、地球に降りた時のフォウに続いてロザミアに憑かれ始め、[[強化人間]]に惹かれているカミーユを危惧したのだろう。Ζのパイロットであるカミーユの戦意を挫くというティターンズの目論見はまんまと成功してしまったのである。 |