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| 自らが創造した[[ホムンクルス]]「テクニティ・パイデス」の[[ティス]]、[[ラリアー]]、[[デスピニス]]を使役し、ある目的のために世界に大小様々な「誤り」を生じさせ、混乱をもたらしている。 | | 自らが創造した[[ホムンクルス]]「テクニティ・パイデス」の[[ティス]]、[[ラリアー]]、[[デスピニス]]を使役し、ある目的のために世界に大小様々な「誤り」を生じさせ、混乱をもたらしている。 |
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− | 名前の由来はOGシリーズでの設定(後述)を踏まえると「デュナミス」の音を入れ替えた(間違えた)ものと思われる。デュナミスとは「資質」「可能性」(更にキリスト教における「全能者」「神」概念の原語でもある)などの意味を持つギリシャ語であり、[[天使・悪魔|天使]]のヒエラルキーの第五階級に属する力天使の呼称のひとつである。
| + | 名前の由来はOGシリーズでの設定(後述)を踏まえると「デュナミス」の音を入れ替えた(間違えた)ものと思われる。デュナミスとは「資質」「可能性」(更にキリスト教における「全能者」「神」概念の原語でもある)などの意味を持つギリシャ語であり、[[天使・悪魔|天使]]のヒエラルキーの第五階級に属する力天使の呼称のひとつである。 |
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| 各形態の詳細については以下を参照。 | | 各形態の詳細については以下を参照。 |
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| それゆえデュミナスは、創造主に「誤り」の烙印を押された自らの正体を探るために宇宙中を彷徨い、前述の通りホムンクルスを使役して世界に「誤り」を生じさせ、その本質を探った。同時に、創造主に直接疑問点を確認するために時空を超える手段も探していたようで、それを可能とする[[時流エンジン]]を巡り、Rの主人公勢との因縁が生まれることになる。 | | それゆえデュミナスは、創造主に「誤り」の烙印を押された自らの正体を探るために宇宙中を彷徨い、前述の通りホムンクルスを使役して世界に「誤り」を生じさせ、その本質を探った。同時に、創造主に直接疑問点を確認するために時空を超える手段も探していたようで、それを可能とする[[時流エンジン]]を巡り、Rの主人公勢との因縁が生まれることになる。 |
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− | === [[OGシリーズ]]で === | + | === [[OGシリーズ]] === |
| デュミナスはOGシリーズにも出演を果たしているが、外観や性能に大きな変化こそないものの、その性格は大きく異なっている。 | | デュミナスはOGシリーズにも出演を果たしているが、外観や性能に大きな変化こそないものの、その性格は大きく異なっている。 |
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− | 主な特徴は[[R]]終盤で垣間見せた感傷や慈愛といった人間らしい感情が最後まで欠落したままであることで、目を引く顕著な例としては「協力者であった[[ヴィルヘルム・V・ユルゲン|ユルゲン]]が用済みになったら躊躇いもなく殺害する」「配下のホムンクルス達を完全に駒として扱い、慈しみの面を一切見せない」など。また、[[R]]では自己の存在理由に常に疑問を持ち続けていたデュミナスだが、本作ではやや肯定的とも取れる面まで見せており、これも含めて[[R]]のイメージからはほど遠い性格になっている。しかし、[[OG]]への参戦にあたって[[R]]のファンは原作寄りの展開が再現される事を望んでいた訳で、デュミナスのキャラクターの味である部分がばっさり変更されてしまった事については非難も多い。 | + | 主な特徴は[[スーパーロボット大戦R|R]]終盤で垣間見せた感傷や慈愛といった人間らしい感情が最後まで欠落したままであることで、目を引く顕著な例としては「協力者であった[[ヴィルヘルム・V・ユルゲン|ユルゲン]]が用済みになったら躊躇いもなく殺害する」「配下のホムンクルス達を完全に駒として扱い、慈しみの面を一切見せない」など。また、Rでは自己の存在理由に常に疑問を持ち続けていたデュミナスだが、本作ではやや肯定的とも取れる面まで見せており、これも含めてRのイメージからはほど遠い性格になっている。しかし、OGへの参戦にあたってRのファンは原作寄りの展開が再現される事を望んでいた訳で、デュミナスのキャラクターの味である部分がばっさり変更されてしまった事については非難も多い。 |
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| なお、OG世界のデュミナスは存在意義を'''知らない'''のではなく、機能不全により'''忘れてしまった'''という設定で、自身の名前すら間違えており、創造主のダークブレインから本名が『'''[[デュナミス|デュナミス3]]'''』であると明かされた。 | | なお、OG世界のデュミナスは存在意義を'''知らない'''のではなく、機能不全により'''忘れてしまった'''という設定で、自身の名前すら間違えており、創造主のダークブレインから本名が『'''[[デュナミス|デュナミス3]]'''』であると明かされた。 |
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| == パイロットステータス設定の傾向 == | | == パイロットステータス設定の傾向 == |
| === [[特殊技能]](特殊スキル) === | | === [[特殊技能]](特殊スキル) === |
− | ;[[底力]]L9 [[指揮]] [[援護攻撃]] [[援護防御]] [[カウンター]] | + | ;[[底力|底力L9]]、[[指揮]]、[[援護攻撃]]、[[援護防御]]、[[カウンター]] |
| : | | : |
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− | == [[BGM|パイロットBGM]] == | + | == パイロットBGM == |
| ;『求めていた「答え」』 | | ;『求めていた「答え」』 |
− | :デュミナス・プロートンの戦闘BGM。 | + | :デュミナス・プロートンの戦闘[[BGM]]。 |
| ;『ORIGINAL SIN』 | | ;『ORIGINAL SIN』 |
− | :直訳すると「原罪」。OG外伝では大幅にアレンジされた。 | + | :直訳すると「原罪」。[[スーパーロボット大戦OG外伝|OG外伝]]では大幅にアレンジされた。 |
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| == 人間関係 == | | == 人間関係 == |
| ;創造主 | | ;創造主 |
− | :正体不明。作中の描写からおそらく人間だと思われる。自分は何者であるのかを問いかけるデュミナスに対し、「お前は失敗作だ、デュミナス(間違い)なのだ」と言った趣旨の発言をし、廃棄しようとするが返り討ちにあい死亡。このことがきっかけで、デュミナスは間違いとは何か、自分が間違いでなければ何になるはずだったかを知ろうと考え、行動を開始する。ここから[[スーパーロボット大戦R|R]]の事件は始まった事から、総ての元凶ともいうべき人物。自分の失敗を絶対に認めようとしないどころか、命あるデュミナスを失敗作と断じて消そうとするなど、ラージによれば相当性根の悪い人物だったとのこと。 | + | :正体不明。作中の描写からおそらく人間だと思われる。自分は何者であるのかを問いかけるデュミナスに対し、「お前は失敗作だ、デュミナス(間違い)なのだ」と言った趣旨の発言をし、廃棄しようとするが返り討ちにあい死亡。このことがきっかけで、デュミナスは間違いとは何か、自分が間違いでなければ何になるはずだったかを知ろうと考え、行動を開始する。ここから[[スーパーロボット大戦R|R]]の事件は始まった事から、全ての元凶ともいうべき人物。自分の失敗を絶対に認めようとしないどころか、命あるデュミナスを失敗作と断じて消そうとするなど、ラージによれば相当性根の悪い人物だったとのこと。 |
| ;[[ティス]]、[[ラリアー]]、[[デスピニス]] | | ;[[ティス]]、[[ラリアー]]、[[デスピニス]] |
| :ホムンクルス「テクニティ・パイデス」。OGシリーズではティスとラリアーにはあらかじめ自分の命を差し出すよう仕組んでいた。 | | :ホムンクルス「テクニティ・パイデス」。OGシリーズではティスとラリアーにはあらかじめ自分の命を差し出すよう仕組んでいた。 |
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| === OGシリーズ === | | === OGシリーズ === |
| ;「何をしているのです? お前達の命は私が生み出したもの……それを私に返すのです」<br />「嫌とは言わせませんよ? 私はあなた達の創造主なのですから」 | | ;「何をしているのです? お前達の命は私が生み出したもの……それを私に返すのです」<br />「嫌とは言わせませんよ? 私はあなた達の創造主なのですから」 |
− | :[[スーパーロボット大戦OG外伝|OG外伝]]、第34話「生まれ落ちた過ち」の台詞。<br />[[ソーディアン]]内での戦闘で苦戦していた[[ティス]]と[[ラリアー]]に対して、創造主という立場を盾にホムンクルス達の意思を無視して自身に命を捧げることを強要したときの台詞。[[R]]のデュミナスとは全く正反対と言えるほど、愛情が完璧に欠落している。 | + | :[[スーパーロボット大戦OG外伝|OG外伝]]、第34話「生まれ落ちた過ち」の台詞。<br />[[ソーディアン]]内での戦闘で苦戦していた[[ティス]]と[[ラリアー]]に対して、創造主という立場を盾にホムンクルス達の意思を無視して自身に命を捧げることを強要したときの台詞。Rのデュミナスとは全く正反対と言えるほど、愛情が完璧に欠落している。 |
| ;「私はあの子達の創造主。彼らをどう扱おうと、あなた方に非難される筋合いはありません」 | | ;「私はあの子達の創造主。彼らをどう扱おうと、あなた方に非難される筋合いはありません」 |
| :上の場面でティスとラリアーを自身の肉体に取り込んだ後の台詞。その行為に憤慨したアラド達の怒りの言葉に対して、彼女が返した反論。 | | :上の場面でティスとラリアーを自身の肉体に取り込んだ後の台詞。その行為に憤慨したアラド達の怒りの言葉に対して、彼女が返した反論。 |