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− | == ジェレミア・ゴットバルト(Jeremiah Gottwald) ==
| + | *外国語表記:[[外国語表記::Jeremiah Gottwald]] |
| *[[登場作品]]:[[コードギアスシリーズ]] | | *[[登場作品]]:[[コードギアスシリーズ]] |
| **[[コードギアス 反逆のルルーシュ]] | | **[[コードギアス 反逆のルルーシュ]] |
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| *キャラクターデザイン:CLAMP(原案)、木村貴宏 | | *キャラクターデザイン:CLAMP(原案)、木村貴宏 |
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| + | == 概要 == |
| [[神聖ブリタニア帝国]]の軍人。純血のブリタニア人であり取り分け王族への忠誠を誓う兵士らで構成された一派、通称・[[純血派]]を率いる若手将校。 | | [[神聖ブリタニア帝国]]の軍人。純血のブリタニア人であり取り分け王族への忠誠を誓う兵士らで構成された一派、通称・[[純血派]]を率いる若手将校。 |
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| 以降、ゼロ打倒を誓い、追い続けるのだが……。 | | 以降、ゼロ打倒を誓い、追い続けるのだが……。 |
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− | ジェレミアの[[異名]]である「[[オレンジ (コードギアス)|オレンジ]]」という名は、スタッフや視聴者からも「公式として認められたネタ」として親しまれている。 | + | ジェレミアの[[異名]]である「オレンジ」という名は、スタッフや視聴者からも「公式として認められたネタ」として親しまれている。 |
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| === 人物 === | | === 人物 === |
| ブリタニアの名門であるゴットバルト家出身で、辺境伯の爵位を持つ。若いながらもブリタニア軍の[[指揮官]]を任される程の優秀な軍人だが、戦闘時には自ら[[ナイトメアフレーム|KMF]]を駆って出陣する程の好戦的な性格で、傲慢な野心家でもある。KMFの操縦技量も、第五世代機とはいえ旧式化しつつあった[[サザーランド]]で、[[紅月カレン]]の[[紅蓮弐式]]と渡り合う等、非常に高い。 | | ブリタニアの名門であるゴットバルト家出身で、辺境伯の爵位を持つ。若いながらもブリタニア軍の[[指揮官]]を任される程の優秀な軍人だが、戦闘時には自ら[[ナイトメアフレーム|KMF]]を駆って出陣する程の好戦的な性格で、傲慢な野心家でもある。KMFの操縦技量も、第五世代機とはいえ旧式化しつつあった[[サザーランド]]で、[[紅月カレン]]の[[紅蓮弐式]]と渡り合う等、非常に高い。 |
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− | しかし、普段の振る舞いが大きな仇になったのか、ゼロのギアスに操られてしでかしてしまった大失態の後は、基本的に同胞に紳士的な[[ギルバート・G・P・ギルフォード|ギルバート]]や部下の[[キューエル・ソレイシィ|キューエル]]にまで「オレンジ」呼ばわりされるようになってしまい、この事からも、元からジェレミアは味方であるブリタニア軍内でも嫌われていた事が伺われる。 | + | しかし、普段の振る舞いが大きな仇になったのか、ゼロのギアスに操られてしでかしてしまった大失態の後は、基本的に同胞に紳士的な[[ギルバート・G・P・ギルフォード]]や部下の[[キューエル・ソレイシィ]]にまで「オレンジ」呼ばわりされるようになってしまい、この事からも、元からジェレミアは味方であるブリタニア軍内でも嫌われていた事が伺われる。 |
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− | しかしその傲慢さも野心も、「自分のような皇族への高い忠誠心を持つものが地位を持たなくてはならない」という強い決意の現れに過ぎなかった。『ピクチャードラマ・DVD5巻』のスザク処刑前夜では部下の[[ヴィレッタ・ヌゥ|ヴィレッタ]]に、自分が8年前の初任務でアリエス宮の警護任務を受けていたが、尽力も叶わず忠誠を誓っていたマリアンヌを死なせてしまったことを悔いていること、そして同じ過ちを繰り返さないという決意から、たとえ卑怯な手段を用いても、皇帝の懐刀を担う[[ナイトオブラウンズ|ナイトオブワン]]にまで伸し上がろうとしていることを自身の口から語りつつヴィレッタの前で涙まで流している。 | + | しかしその傲慢さも野心も、「自分のような皇族への高い忠誠心を持つものが地位を持たなくてはならない」という強い決意の現れに過ぎなかった。『ピクチャードラマ・DVD5巻』のスザク処刑前夜では部下の[[ヴィレッタ・ヌゥ]]に、自分が8年前の初任務でアリエス宮の警護任務を受けていたが、尽力も叶わず忠誠を誓っていたマリアンヌを死なせてしまったことを悔いていること、そして同じ過ちを繰り返さないという決意から、たとえ卑怯な手段を用いても、皇帝の懐刀を担う[[ナイトオブラウンズ|ナイトオブワン]]にまで伸し上がろうとしていることを自身の口から語りつつヴィレッタの前で涙まで流している。 |
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| 『R2』におけるジェレミアは、数奇な運命に翻弄されて苦難を送った末に忠義を尽くすべき主を見つけた事もあってか、かつての傲慢さは全く見られず、ルルーシュへ忠節を尽くす高潔な騎士として、多くの視聴者の記憶に焼き付いている素晴らしいキャラクターに成長。[[日本]]が解放されてからは日本人を蔑称である[[イレヴン]]ではなくきちんと日本人と呼んでいる。その様は本編のOPにも強く現れており、'''オレンジ色の'''夕日に燃える砂漠をバックに歩く姿が印象に残る。忠義を全うするための権力に固執し、時には狡猾な一面すらあった姿は最早どこにもない。泥水を啜ってでも忠義を全うしようとする漢の姿がある。 | | 『R2』におけるジェレミアは、数奇な運命に翻弄されて苦難を送った末に忠義を尽くすべき主を見つけた事もあってか、かつての傲慢さは全く見られず、ルルーシュへ忠節を尽くす高潔な騎士として、多くの視聴者の記憶に焼き付いている素晴らしいキャラクターに成長。[[日本]]が解放されてからは日本人を蔑称である[[イレヴン]]ではなくきちんと日本人と呼んでいる。その様は本編のOPにも強く現れており、'''オレンジ色の'''夕日に燃える砂漠をバックに歩く姿が印象に残る。忠義を全うするための権力に固執し、時には狡猾な一面すらあった姿は最早どこにもない。泥水を啜ってでも忠義を全うしようとする漢の姿がある。 |
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| この結果、ブリタニア内で完全に信用を失ってしまったジェレミアは、周囲から散々「オレンジ」呼ばわりされて、階級は3階級降格処分となり完全に失脚、ゼロに深い恨みを抱き、復讐を誓う。ナリタ攻防戦にて「汚名を晴らす」為に奮闘するも呆気なく敗退。[[紅蓮弐式]]の輻射波動を受け、強制脱出して生還するものの、一人放浪してゼロの名を叫んだ直後に、身体に受けたダメージによって遂に倒れてしまう。 | | この結果、ブリタニア内で完全に信用を失ってしまったジェレミアは、周囲から散々「オレンジ」呼ばわりされて、階級は3階級降格処分となり完全に失脚、ゼロに深い恨みを抱き、復讐を誓う。ナリタ攻防戦にて「汚名を晴らす」為に奮闘するも呆気なく敗退。[[紅蓮弐式]]の輻射波動を受け、強制脱出して生還するものの、一人放浪してゼロの名を叫んだ直後に、身体に受けたダメージによって遂に倒れてしまう。 |
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− | その後、自身が[[クロヴィス・ラ・ブリタニア|クロヴィス]]を守れなかった責任を押し付けて失脚させた[[バトレー・アスプリウス|バトレー]]傘下の研究員達に回収され、C.C.の特性「CODE-R」を疑似再現する為の実験適合生体として改造処置を施されてしまう。軍内の死亡リストに名が載っていた事からも、軍籍は完全に剥奪されてしまったようだ。この後、彼はルルーシュにも劣らぬ波瀾万丈な人生を歩むこととなる。 | + | その後、自身が[[クロヴィス・ラ・ブリタニア]]を守れなかった責任を押し付けて失脚させた[[バトレー・アスプリウス]]傘下の研究員達に回収され、C.C.の特性「CODE-R」を疑似再現する為の実験適合生体として改造処置を施されてしまう。軍内の死亡リストに名が載っていた事からも、軍籍は完全に剥奪されてしまったようだ。この後、彼はルルーシュにも劣らぬ波瀾万丈な人生を歩むこととなる。 |
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| [[ブラックリベリオン]]発生時、培養液の入ったポッド内で未調整の状態で[[覚醒]]するものの、ゼロのブリタニアへの降伏勧告で情念を暴走させてしまう。言動は完全に支離滅裂となっており、バトレーの制止を完全無視して実験機の[[ナイトギガフォートレス|KGF(ナイトギガフォートレス)]]である[[ジークフリート]]に搭乗。もはや復讐心に支配されるがまま、ゼロと[[C.C.]]の搭乗する[[ガウェイン]]に猛攻撃を加えるも、[[神根島]]にて、C.C.のみが搭乗したガウェインにスラッシュハーケンで機体を拘束された状態で、そのまま海中に沈んでいった。 | | [[ブラックリベリオン]]発生時、培養液の入ったポッド内で未調整の状態で[[覚醒]]するものの、ゼロのブリタニアへの降伏勧告で情念を暴走させてしまう。言動は完全に支離滅裂となっており、バトレーの制止を完全無視して実験機の[[ナイトギガフォートレス|KGF(ナイトギガフォートレス)]]である[[ジークフリート]]に搭乗。もはや復讐心に支配されるがまま、ゼロと[[C.C.]]の搭乗する[[ガウェイン]]に猛攻撃を加えるも、[[神根島]]にて、C.C.のみが搭乗したガウェインにスラッシュハーケンで機体を拘束された状態で、そのまま海中に沈んでいった。 |
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| ==== R2 ==== | | ==== R2 ==== |
− | 死んだと思われていたジェレミアだったが、後に[[V.V.]]の配下として、完全に調整された状態でルルーシュの前に再び現れる。この時はV.V.からギアスの存在や、自分を貶めたゼロがルルーシュということを知らされており、更に完全な調整が終わった副産物として、左目にギアスの効果を解除する「[[ギアス|ギアスキャンセラー]]」を宿し、それを制御する機械式のマスクを装着している。V.Vの命令に従い戦うかに見えたが、彼は[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア|マリアンヌ]]の遺子であるルルーシュの戦う理由を確かめる為に、V.V.を欺いて来たのだった。「母の仇を討つ」というルルーシュに、かつての自らの失態によってマリアンヌが死んでしまった事実を告白したジェレミアは、ルルーシュの力となって戦うことを願い、認められる。 | + | 死んだと思われていたジェレミアだったが、後に[[V.V.]]の配下として、完全に調整された状態で[[ルルーシュ・ランペルージ]]の前に再び現れる。この時はV.V.からギアスの存在や、自分を貶めたゼロがルルーシュということを知らされており、更に完全な調整が終わった副産物として、左目にギアスの効果を解除する「[[ギアス|ギアスキャンセラー]]」を宿し、それを制御する機械式のマスクを装着している。V.Vの命令に従い戦うかに見えたが、彼は[[マリアンヌ・ヴィ・ブリタニア]]の遺子であるルルーシュの戦う理由を確かめる為に、V.V.を欺いて来たのだった。「母の仇を討つ」というルルーシュに、かつての自らの失態によってマリアンヌが死んでしまった事実を告白したジェレミアは、ルルーシュの力となって戦うことを願い、認められる。 |
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| 新たに忠義を尽くす主を見つけたジェレミアは、高潔な精神に見合って戦闘力も格段にあがっており、ナイトオブラウンズ二人相手に互角以上に戦っていた。無論、KMFの操縦技術も健在で、既に旧式化していた純血派の原点たるサザーランドの可翔式に搭乗して、V.V.の登場するジークフリートと勇ましく戦い、第二次トウキョウ決戦以降は、回収したジークフリートのパーツを用いて愛機のサザーランドを大幅に強化させた[[サザーランド・ジーク]]に搭乗。ルルーシュの懐刀とも呼べる程の多大な戦果を挙げ、彼が[[黒の騎士団]]から追放されブリタニアの皇帝になった後も、その忠誠心は色褪せる事無く、ルルーシュの忠実な騎士として、反ブリタニア勢力の討伐任務についている。 | | 新たに忠義を尽くす主を見つけたジェレミアは、高潔な精神に見合って戦闘力も格段にあがっており、ナイトオブラウンズ二人相手に互角以上に戦っていた。無論、KMFの操縦技術も健在で、既に旧式化していた純血派の原点たるサザーランドの可翔式に搭乗して、V.V.の登場するジークフリートと勇ましく戦い、第二次トウキョウ決戦以降は、回収したジークフリートのパーツを用いて愛機のサザーランドを大幅に強化させた[[サザーランド・ジーク]]に搭乗。ルルーシュの懐刀とも呼べる程の多大な戦果を挙げ、彼が[[黒の騎士団]]から追放されブリタニアの皇帝になった後も、その忠誠心は色褪せる事無く、ルルーシュの忠実な騎士として、反ブリタニア勢力の討伐任務についている。 |
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| ダモクレス攻防戦では、サザーランド・ジークの特性を利用した[[特攻]]によって、ナイトオブラウンズの[[アーニャ・アールストレイム]]が搭乗する[[モルドレッド]]を撃破する事に成功。なお、その際に出会ったアーニャが、ギアスの効果で記憶を失っている事に気付いたジェレミアは、ギアスキャンセラーで彼女の記憶を回復させた。 | | ダモクレス攻防戦では、サザーランド・ジークの特性を利用した[[特攻]]によって、ナイトオブラウンズの[[アーニャ・アールストレイム]]が搭乗する[[モルドレッド]]を撃破する事に成功。なお、その際に出会ったアーニャが、ギアスの効果で記憶を失っている事に気付いたジェレミアは、ギアスキャンセラーで彼女の記憶を回復させた。 |
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− | [[枢木スザク|スザク]]や[[C.C.]]と同様、最終的にはルルーシュの秘密の共有者となり、ゼロレクイエムの要の一つとして活躍。ルルーシュの死後はブリタニア軍を退役して、自らが助けたアーニャと共にみかん農園を営んで汗を流す姿が描かれている。 | + | [[枢木スザク]]や[[C.C.]]と同様、最終的にはルルーシュの秘密の共有者となり、ゼロレクイエムの要の一つとして活躍。ルルーシュの死後はブリタニア軍を退役して、自らが助けたアーニャと共にみかん農園を営んで汗を流す姿が描かれている。 |
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| なお一見で気付く者は少ないが、[[超合集国]]結成後の[[黒の騎士団]]の集合写真にもその姿がある。 | | なお一見で気付く者は少ないが、[[超合集国]]結成後の[[黒の騎士団]]の集合写真にもその姿がある。 |
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| ==== その他 ==== | | ==== その他 ==== |
− | 「キセキの誕生日」のピクチャードラマではなぜかナレーションを担当し、[[紅月カレン|カレン]]達にツッコミを入れられたり、ルルーシュに返事をして[[ロロ・ランペルージ|ロロ]]に呆れられたりと完全なギャグキャラ化していた。 | + | 「キセキの誕生日」のピクチャードラマではなぜかナレーションを担当し、[[紅月カレン]]達にツッコミを入れられたり、[[ルルーシュ・ランペルージ]]に返事をして[[ロロ・ランペルージ]]に呆れられたりと完全なギャグキャラ化していた。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |