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| 操縦席が前後に並んだ複座式であり、前に出た側のパイロットが操縦を担当する。複座と言っても連携操縦をするわけではなく、サブ側のコントロールは一切無効。前後の入れ替えは操縦者側の意思で行われ、そのため劇中の[[ガラン]]戦で真上が気を失った際は、サブに回っていた海動が前に乗り出して動かしていた。基本デザインは従来のマジンガーを踏襲しているが、「SKL(スカル)」の名の通り頭部(コックピットとなる[[ホバーパイルダー|スカルパイルダー]])や胸部のドクロが特徴的。2話での[[ガイストテレス]]戦で損傷を受け、以降は右目が破損したままになる(コクピット狙いの一撃に対し、海動が咄嗟にレバーを引いて頭を跳ね上げたために右目を直撃した。EDや奇械島以降を描いた『ヴァーサス』3巻でも修復をされていない)。 | | 操縦席が前後に並んだ複座式であり、前に出た側のパイロットが操縦を担当する。複座と言っても連携操縦をするわけではなく、サブ側のコントロールは一切無効。前後の入れ替えは操縦者側の意思で行われ、そのため劇中の[[ガラン]]戦で真上が気を失った際は、サブに回っていた海動が前に乗り出して動かしていた。基本デザインは従来のマジンガーを踏襲しているが、「SKL(スカル)」の名の通り頭部(コックピットとなる[[ホバーパイルダー|スカルパイルダー]])や胸部のドクロが特徴的。2話での[[ガイストテレス]]戦で損傷を受け、以降は右目が破損したままになる(コクピット狙いの一撃に対し、海動が咄嗟にレバーを引いて頭を跳ね上げたために右目を直撃した。EDや奇械島以降を描いた『ヴァーサス』3巻でも修復をされていない)。 |
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− | どこで、いつ、誰が、何のために作ったのかは全く以って不明。作中では動力が[[光子力エネルギー|光子力]]かどうかすら判明していないが、『魔神大戦21』に掲載された前日談[[小説]]『PROJECT KAISER 誕生編』では動力源が「光子力反応炉」と言われているため、光子力を使用しているのは間違いない模様。オープニングでは、[[光子力研究所]]と思しき廃墟に氷漬けで封印されている姿が描写されている。また、どうもSKLはレプリカあるいは模倣に近い存在であり、オリジナルとなった機体が存在するらしい。海動によると'''「曰くつきの機体で[[海動剣|俺]]と[[真上遼|真上]]にしか乗れない」'''ようだが、漫画版『ヴァーサス』では操縦する際に途轍もない負荷がかかり、常人では乗るとあまりの苦痛に発狂・自殺してしまうと語られている。この辺りは元祖[[マジンカイザー]]と似ているが、向こうよりも過酷になっている。 | + | どこで、いつ、誰が、何のために作ったのかは全く以って不明。作中では動力が[[光子力エネルギー|光子力]]かどうかすら判明していないが、『魔神大戦21』に掲載された前日談[[小説]]『PROJECT KAISER 誕生編』では動力源が「光子力反応炉」と言われているため、光子力を使用しているのは間違いない模様。オープニングでは、[[光子力研究所]]と思しき廃墟に氷漬けで封印されている姿が描写されている。また、どうもSKLはレプリカあるいは模倣に近い存在であり、オリジナルとなった機体が存在するらしい(ただし、この辺りの設定は視聴者の想像に任せられ、公式には決まっていない)。 |
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| + | 海動によると'''「曰くつきの機体で[[海動剣|俺]]と[[真上遼|真上]]にしか乗れない」'''ようだが、漫画版『ヴァーサス』では操縦する際に途轍もない負荷がかかり、常人では乗ると身体が燃え上がるような幻覚に見舞われ、発狂・自殺してしまうと語られている。この辺りは元祖[[マジンカイザー]]と似ているが、向こうよりも過酷になっている。結果、人として普通でない存在にしか乗れない機体となった。 |
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| + | このようにかなり物騒かつ謎の多い機体であるが、軍の施設で十分に整備・補給が可能。さらに、現状シリーズ唯一'''軍属のマジンガー'''である。 |
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| + | 「SKL」の由来は「Separated Killing Lord (分かたれた殺戮の王)」あるいは「Slum King Legend」の略とされている。後者は野中氏による名称案の一つ。 |
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| OVAのエピローグでは可変式バイク「SKL-RR」に搭乗している。 | | OVAのエピローグでは可変式バイク「SKL-RR」に搭乗している。 |
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| :余談だが、海動が本武器の名前を叫んだのはウイングクロス後であるため、「ウイングクロスすると音声入力が出来るようになるのでは」と言われる事もある。 | | :余談だが、海動が本武器の名前を叫んだのはウイングクロス後であるため、「ウイングクロスすると音声入力が出来るようになるのでは」と言われる事もある。 |
| :UXでは海動操縦時・ウイングクロス時に使用。一般的なロケットパンチ的な性能の武器。ウイングクロス時は性能が上がり、演出で牙斬刀の回収も再現される。BXでは汎用カットインが追加。 | | :UXでは海動操縦時・ウイングクロス時に使用。一般的なロケットパンチ的な性能の武器。ウイングクロス時は性能が上がり、演出で牙斬刀の回収も再現される。BXでは汎用カットインが追加。 |
| + | :;鋼の右 |
| + | ::『ヴァーサス』で披露された技。真上が狙撃の応用でターゲットを捕捉し、海動がそれに従ってトルネードクラッシャーを叩き込む。ノーマルモードで唯一両者の連携で使用された技で、相手の挑発にキレた二人が即興で繰り出した。 |
| ;牙斬刀 | | ;牙斬刀 |
| :海動が操縦する時の主武装となる大剣。普段は機体背部に装着されているが、ウイングクロス時は構造上装着できない。なお、アイアンカイザーを重力炉に固定する際に使ったために重力炉共々消滅しているが、ラストシーンで所持しているため予備があると思われる。振り回すたびにソニックブームが発生し、普通のロボットではこれに巻き込まれただけで落とされてしまう。振り下ろした際には巨大なクレーターが発生しており、攻撃範囲は見た目に反して広い。 | | :海動が操縦する時の主武装となる大剣。普段は機体背部に装着されているが、ウイングクロス時は構造上装着できない。なお、アイアンカイザーを重力炉に固定する際に使ったために重力炉共々消滅しているが、ラストシーンで所持しているため予備があると思われる。振り回すたびにソニックブームが発生し、普通のロボットではこれに巻き込まれただけで落とされてしまう。振り下ろした際には巨大なクレーターが発生しており、攻撃範囲は見た目に反して広い。 |
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| ;;ブレストリガー(大戦斧)/ブレストマホーク | | ;;ブレストリガー(大戦斧)/ブレストマホーク |
| ::二丁のブレストリガーを連結させることで長い柄が飛び出して変形した大型の戦斧。劇中では[[ガラン]]戦で使用したが見事に外れた。 | | ::二丁のブレストリガーを連結させることで長い柄が飛び出して変形した大型の戦斧。劇中では[[ガラン]]戦で使用したが見事に外れた。 |
− | ::原作の設定では手斧モードもあわせて「ブレストマホーク」という名称がついており、BXではこちらの名称になった。 | + | ::原作の設定では手斧モードもあわせて「ブレストマホーク」という名称がついており、BXでは大戦斧がこちらの名称になった。ちなみに「トマホーク」は本来投げる斧であり、大戦斧ではない。 |
| ::UXでは真上操縦時に使用。 | | ::UXでは真上操縦時に使用。 |
| ;;ブレストリガー(乱舞) | | ;;ブレストリガー(乱舞) |
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| ;ダイナミック・コンビネーション | | ;ダイナミック・コンビネーション |
| :BXで追加された[[兜甲児 (真マジンガー)|兜甲児]]の[[マジンガーZ (真マジンガー)|マジンガーZ]]との合体攻撃。ビッグバンパンチの上にカイザーが飛び乗って突撃、マジンガーが突き抜けた後、トールハンマーブレーカーを纏った牙斬刀で斬って吹き飛ばし、光子力ビームとインフェルノブラスターの挟み撃ちで粉砕する。超必殺技を連続で叩き込むという相手に文字通り『地獄』をみせる技。 | | :BXで追加された[[兜甲児 (真マジンガー)|兜甲児]]の[[マジンガーZ (真マジンガー)|マジンガーZ]]との合体攻撃。ビッグバンパンチの上にカイザーが飛び乗って突撃、マジンガーが突き抜けた後、トールハンマーブレーカーを纏った牙斬刀で斬って吹き飛ばし、光子力ビームとインフェルノブラスターの挟み撃ちで粉砕する。超必殺技を連続で叩き込むという相手に文字通り『地獄』をみせる技。 |
− | :トドメ演出では見得切りの後三人揃って「俺達が地獄だ!」で〆。マジンガー同士のクロスオーバーなのだが、[[ビルバイン|変形した]]Zの上に[[ダンバイン|飛び乗る]]光景や[[聖戦士ダンバイン|雷が跳ねてソードが迸る]]様はどうにも既視感を覚えるような攻撃方法となっている。 | + | :トドメ演出では見得切りの後三人揃って「俺達が地獄だ!」。マジンガー同士のクロスオーバーなのだが、[[ビルバイン|変形した]]Zの上に[[ダンバイン|飛び乗る]]光景や[[聖戦士ダンバイン|雷が跳ねてソードが迸る]]様はどうにも既視感を覚えるような攻撃方法となっている。 |
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| === [[特殊能力]] === | | === [[特殊能力]] === |
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| :今ここに、最強の魔神が最強の翼を身に纏い、[[熱海]]の空に君臨する! | | :今ここに、最強の魔神が最強の翼を身に纏い、[[熱海]]の空に君臨する! |
| ;LEGEND of KAISER'S | | ;LEGEND of KAISER'S |
− | :BX37話「降臨!大いなる神の化身!」。激戦に次ぐ激戦の中、降臨してしまった暗黒大将軍。決死の猛攻の末なんとか追い詰めたかに見えたが、暗黒大将軍はこれからが本番と言わんばかりに、猛火の如き反撃を繰り出してきた。消耗しきった自軍を、甲児は「あいつは……俺たちマジンガーが倒すっ!」と叫び、自軍を逃がす。二対一。勝機は無いに等しかった。しかし、それは普通に戦えばの話だった。暗黒大将軍の一撃を受け止めたカイザーは、剣を掴んだままある場所へと飛んでいった。かつて自らも飛び込んだ『重力炉』へ。暗黒大将軍が無謀を通り越して気が狂ったかと猛るも、海動達にとっては関係無かった。神のように利口でも賢くもない、だが、だからこそ神を超える力を発揮するのが人。輝きに包まれていく二体の魔神を見て、暗黒大将軍は狼狽える。「神か!? それとも悪魔か!?」。そのどちらでもない。ミケーネの神は気づいていなかった。神や悪魔も平等に落ちる場所があることを。神を模した拳に飛び乗る魔神が、暗黒大将軍に迫る。雷が跳ねて、牙斬刀が奔る。そして魔神達の胸元と両の眼から伸びる炎と光の波動が暗黒大将軍を重力炉もろとも灰燼と帰した。生命一つ残らない大爆発の後、二体のマジンガーは自軍の元へと帰還した。あの世の閻魔大王すらも匙を投げる二体のロボット。ある者曰く魔神、あるいはカイザーと言う。だが知る者は慄く。神が恐れ、悪魔すら慄く、奴らの名は――'''地獄'''。 | + | :BX37話「降臨!大いなる神の化身!」。激戦に次ぐ激戦の中、降臨してしまった暗黒大将軍。決死の猛攻の末なんとか追い詰めたかに見えたが、暗黒大将軍はこれからが本番と言わんばかりに、猛火の如き反撃を繰り出してきた。消耗しきった自軍を、甲児は「あいつは……俺たちマジンガーが倒すっ!」と叫び、自軍を逃がす。二対一。勝機は無いに等しかった。しかし、それは普通に戦えばの話だった。暗黒大将軍の一撃を受け止めたカイザーは、剣を掴んだままある場所へと飛んでいった。かつて自らも飛び込んだ『重力炉』へ。暗黒大将軍が無謀を通り越して気が狂ったかと猛るも、海動達にとっては関係無かった。 |
| + | :神のように利口でも賢くもない、だが、だからこそ神を超える力を発揮するのが人。輝きに包まれていく二体の魔神を見て、暗黒大将軍は狼狽える。「神か!? それとも悪魔か!?」。そのどちらでもない。ミケーネの神は気づいていなかった。神や悪魔も平等に落ちる場所があることを。神を模した拳に飛び乗る魔神が、暗黒大将軍に迫る。雷が跳ねて、牙斬刀が奔る。そして魔神達の胸元と両の眼から伸びる炎と光の波動が暗黒大将軍を重力炉もろとも灰燼と帰した。 |
| + | :生命一つ残らない大爆発の後、二体のマジンガーは自軍の元へと帰還した。あの世の閻魔大王すらも匙を投げる二体のロボット。ある者曰く魔神、あるいはカイザーと言う。だが知る者は言う。神が恐れ、悪魔すら慄く、奴らの名は――'''地獄'''。 |
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