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| 中学生時代途中までは[[ニューヨーク]]で、以後は[[日本]]に住んでいる帰国子女。「[[ウィスパード]]」と呼ばれる特殊な能力の持ち主で、それ故に[[アマルガム|テロリスト集団]]から狙われることに。ウィスパードとしての能力が開花するに連れて、その頭脳は飛躍的な伸びを見せており、特に理数系は学力全国トップクラスの[[林水敦信|林水]]をして「私より上」と言わしめるほど。[[ミスリル]]内のコールサインは「エンジェル」。 | | 中学生時代途中までは[[ニューヨーク]]で、以後は[[日本]]に住んでいる帰国子女。「[[ウィスパード]]」と呼ばれる特殊な能力の持ち主で、それ故に[[アマルガム|テロリスト集団]]から狙われることに。ウィスパードとしての能力が開花するに連れて、その頭脳は飛躍的な伸びを見せており、特に理数系は学力全国トップクラスの[[林水敦信|林水]]をして「私より上」と言わしめるほど。[[ミスリル]]内のコールサインは「エンジェル」。 |
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| + | === ソフィアとかなめ === |
| + | かなめのウィスパードとしての能力は他の誰よりも強く発現している。これは、ウィスパードという存在の根幹に原因がある。 |
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| + | 詳しくは本Wiki「[[ウィスパード]]」の項にあるが、ウィスパードは「ささやかれた者」という当て字の読みが示すとおり、何処かからの「囁き声」によってブラックテクノロジーの知識を受け取っている。これを与えている「ささやく者」、つまり「ウィスパリング」が存在するわけだが、オムニ・スフィアを通じて未来からタウ波に乗せてささやいているのは、'''未来の時間軸の一つに存在するかなめ自身'''である。 |
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| + | レナードはそのように推論し、実際それは正しかったが、実はここには大きな見落としがあった。 |
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| + | ウィスパリングの正体はかなめではなく、'''かなめに成り代わった別の存在'''である。この存在の正体は、本編の18年前、ヤムスク11でオムニ・スフィアの実験台に使われ、心身を引き裂かれて死亡した少女・ソフィアの思念である。 |
| + | ヤムスク11の実験施設最奥部にある世界初のTAROS中枢部には、ソフィアの「遺体」がある。これは彼女の肉体そのものではなく、TAROSに残留していたソフィアの思念が長い時間をかけて顕現させたもので、未来から届く思念波を変換・増幅するコンバータとしての役目を果たしている。 |
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| + | テッサはこの関係性を知って、ヤムスク11のTAROSを爆破しようと試みたが、ソフィアがかなめを乗っ取り自我を同化したことで妨害され、失敗に終わった。なお、この直前にかなめの見たところでは、二人がやって来た時点ではソフィアの力は限られていたが、誰も知らない「いつか」の未来に復活してかなめを乗っ取ろうとすることが予測された。さらに、それを阻止するために「遺体」を破壊してもソフィアの思念が消えない限りまた「遺体」が復元され、それが過去へと「ささやく」ことでかなめを乗っ取ってしまい、ウィスパリングの出現を阻止できないとされていた。 |
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| + | ソフィアの狙いは歴史の改変による自らの生存であり、これに先駆けかなめの存在に成り代わることを目論み、「ささやき」を通して彼女の意識を支配、自己を「千鳥かなめ」と定義して行動を開始した(付き合いの長い宗介は、同化したソフィア≒かなめの言動に強烈な違和感を抱いていた)。この時、宗介とテッサを射殺してレナードと合流していたが、射殺の部分は同化直後の混乱した自我による「未来の可能性」がその場の全員に同時に見えたものであり、実際にはテッサを振り切ってその場から逃走していた。 |
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| + | その後、メリダ島に移動した後にTARTAROSを起動させ、歴史の改変を行おうとしたが、その直前に宗介から入った通信越しの罵倒の嵐を受け、あんまりな言い様にキレたかなめの自我がソフィアをはじき出して分離。最終的にソフィアの自我は、あくまでも「今の歴史」を肯定するかなめの精神力に押し負けて消滅することになった。 |
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| + | かなめ自身はその後救出され、宗介と共に陣代高校に帰還することが出来たが、新たな「ささやき」は来なくなったもののそれまで与えられた知識が残っているため、まだ危険が去っていない。 |
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| == 登場作品と役柄 == | | == 登場作品と役柄 == |
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| :そして、天獄篇の予告では宗介に別れを告げているが…。 | | :そして、天獄篇の予告では宗介に別れを告げているが…。 |
| ;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]] | | ;[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]] |
− | : | + | :今回はプロローグから登場。中盤に差し掛かる頃にレナードに拉致されるため出番は少なめだが、フルメタの原作再現が多く存在感は強い。 |
| + | :原作と異なり、ソフィアの消滅と共にウィスパードの知識も徐々に消えていき、いずれ普通の少女に戻ることが明かされている。 |
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| === 携帯機シリーズ === | | === 携帯機シリーズ === |
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| == スパロボシリーズの迷台詞 == | | == スパロボシリーズの迷台詞 == |
| + | ;「違う違う違~う! ソースケ、あんた何回言ったらわかんのよ!? そこはおもむろに『げらっぱ』! いい、ちゃんとシャウトすんのよ!」 |
| + | :Jにおけるなぜなにナデシコにて、いつもの如く堅苦しい挨拶をする宗介にハリセンツッコミをかまして曰く。この後ルリとユリカにも暴走気味のテンションで演技指導を行い引かれていた。 |
| ;「じゃあ想像して! あなたが負けたら、あたしはあいつに捕まっちゃうのよ!」<br/>[[相良宗介|宗介]]「!」<br/>[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]「俺は以前にシベリアでこの女と同じような少女を見た…薬物の使用により彼女の自我は崩壊寸前まで追い込まれていた」<br/>[[デュオ・マックスウェル|デュオ]]「その子はまず捕まったら精神的に攻められるだろうぜ。手を変え品を変え…」<br/>[[クルツ・ウェーバー|クルツ]]「あんなことや、こんなことや、そんなことか…!?」<br/>ヒイロ「おそらく、お前の想像している以上のことだ」<br/>クルツ「じゃあ、まさか…!? そりゃまずいって!!」<br/>[[ミヒロ・アーディガン|ミヒロ]]「…ねえ、どういう事?」<br/>[[アカネ・アーディガン|アカネ]]「…知らないよ…」<br/>[[ホリス・ホライアン|ホリス]]「赤くなってますね、アカネさん。どうしたんです?」<br/>アカネ「う、うるさいっ!!」<br/>[[獅子王凱|凱]]「イメージするんだ! 彼女のそんな姿を!」<br/>「ちょ、ちょっと、それは駄目! …ええい、この際、許す! 想像しなさい!」 | | ;「じゃあ想像して! あなたが負けたら、あたしはあいつに捕まっちゃうのよ!」<br/>[[相良宗介|宗介]]「!」<br/>[[ヒイロ・ユイ|ヒイロ]]「俺は以前にシベリアでこの女と同じような少女を見た…薬物の使用により彼女の自我は崩壊寸前まで追い込まれていた」<br/>[[デュオ・マックスウェル|デュオ]]「その子はまず捕まったら精神的に攻められるだろうぜ。手を変え品を変え…」<br/>[[クルツ・ウェーバー|クルツ]]「あんなことや、こんなことや、そんなことか…!?」<br/>ヒイロ「おそらく、お前の想像している以上のことだ」<br/>クルツ「じゃあ、まさか…!? そりゃまずいって!!」<br/>[[ミヒロ・アーディガン|ミヒロ]]「…ねえ、どういう事?」<br/>[[アカネ・アーディガン|アカネ]]「…知らないよ…」<br/>[[ホリス・ホライアン|ホリス]]「赤くなってますね、アカネさん。どうしたんです?」<br/>アカネ「う、うるさいっ!!」<br/>[[獅子王凱|凱]]「イメージするんだ! 彼女のそんな姿を!」<br/>「ちょ、ちょっと、それは駄目! …ええい、この際、許す! 想像しなさい!」 |
| :[[W]]における[[ラムダ・ドライバ]]初使用シーン……と言っても迷台詞を言っているのは主に男性陣だが。会話の流れそのものは原作と変わりないのだが、'''何かがおかしい'''。 | | :[[W]]における[[ラムダ・ドライバ]]初使用シーン……と言っても迷台詞を言っているのは主に男性陣だが。会話の流れそのものは原作と変わりないのだが、'''何かがおかしい'''。 |
− | :あと、その男性陣の迷台詞に隠れがちだが、'''ヒイロが地味にとんでもない発言をしている'''(ヒイロの項参照)。 | + | :あと、その男性陣の迷台詞に隠れがちだが、'''ヒイロが地味に原作フラグを叩き折るとんでもない発言をしている'''(ヒイロの項参照)。 |
| ;「…結局、腹が立ったまま歩いてそのまま学校に来て、怒りに任せて教室の掃除してたら、こんな時間…これも全て、あのバカが悪い…!こ、この学校って意外に怪談ネタが豊富なのよね…。こういう時には迷惑だけど…こ、こら、そこーっ! 変質者なら警察に突き出してやるから出てきなさい!!」 | | ;「…結局、腹が立ったまま歩いてそのまま学校に来て、怒りに任せて教室の掃除してたら、こんな時間…これも全て、あのバカが悪い…!こ、この学校って意外に怪談ネタが豊富なのよね…。こういう時には迷惑だけど…こ、こら、そこーっ! 変質者なら警察に突き出してやるから出てきなさい!!」 |
| :W第18話「悲劇のワン・ナイト・スタンド」にて。 | | :W第18話「悲劇のワン・ナイト・スタンド」にて。 |