差分

244 バイト追加 、 2015年5月27日 (水) 10:49
編集の要約なし
125行目: 125行目:  
ガドライトはサード・ステージを自称し「表面化する感情の逆転」のスフィア・アクトを発現していたが、これは共鳴条件がそのまま表に出た副産物に近いもの。サード・ステージに至るには、他のスフィア同様発動キーを満たして反作用を受ける状態になり、その上でそれを乗り越える意志が必要になるが、ガドライトはここに挑まなかったのが原因である。
 
ガドライトはサード・ステージを自称し「表面化する感情の逆転」のスフィア・アクトを発現していたが、これは共鳴条件がそのまま表に出た副産物に近いもの。サード・ステージに至るには、他のスフィア同様発動キーを満たして反作用を受ける状態になり、その上でそれを乗り越える意志が必要になるが、ガドライトはここに挑まなかったのが原因である。
   −
反作用の正体は「相反する感情の板挟みになって思考が停止する」こと。ただし、外から喝を入れる、「揺れる天秤」の力で意志を励起するなど外部から復帰させる手段はかなり多い。
+
反作用の正体は「相反する感情の板挟みになって思考が停止する」こと。このスフィアの稼動に必要な感情は絶対値が同じであるため、どちらも選べない→相反する感情の相克を維持できなくなると、二つがぶつかって0になってしまう。ただし、外から喝を入れる、「揺れる天秤」の力で意志を励起するなど外部から復帰させる手段はかなり多い。
    
スフィアの中で唯一、二つの感情を発動キーとしているのも特徴。ガドライトの場合は故郷を滅ぼされたことに対する「怒りと諦め」、ヒビキは運命に対する「希望と絶望」で稼動させている。相反する感情を両立させ、それを超える強い意志によってサード・ステージに移行し、以後はその境地によって稼動する。ガドライトの場合は板挟みの状態であることに対して開き直ってしまったのが原因で移行したと考えられる。
 
スフィアの中で唯一、二つの感情を発動キーとしているのも特徴。ガドライトの場合は故郷を滅ぼされたことに対する「怒りと諦め」、ヒビキは運命に対する「希望と絶望」で稼動させている。相反する感情を両立させ、それを超える強い意志によってサード・ステージに移行し、以後はその境地によって稼動する。ガドライトの場合は板挟みの状態であることに対して開き直ってしまったのが原因で移行したと考えられる。
   −
真のスフィア・アクトは、多元世界の万物万象すべてに宿る意志、即ち霊子とリンクし、それを仲間に伝播させる力。当然ながら仲間同士の意志もリンクするため、この力を受けた者は己の肉体や乗っているマシンをより直接的に操れるようになる(ゲーム中では技量の上昇という形で表される)。この力はソルの心の中心核として感情を統合していた頃の名残であり、スフィア・リアクターの意志が揃えばそれを統合することで、自由自在に事象を制御することが可能。
+
真のスフィア・アクトは、多元世界の万物万象すべてに宿る意志、即ち霊子とリンクし、それを仲間に伝播させる力。当然ながら仲間同士の意志もリンクするため、この力を受けた者は己の肉体や乗っているマシンをより直接的に操れるようになる(ゲーム中では技量の上昇という形で表される)。要は、[[真化#真化融合|真化融合]]を擬似的に起こす力である。この力はソルの心の中心核として感情を統合していた頃の名残であり、スフィア・リアクターの意志が揃えばそれを統合することで、自由自在に事象を制御することが可能。
    
太極たる至高神ソルの存在は、多くの矛盾を孕みながら生きていく「人間」そのものであり、その核たるこのスフィアは太極の簡易版、つまりミニチュアとしての側面を持つ。そんなこのスフィアの力は、反対の位置にある「立ち上がる射手」とは逆、いわば「'''自分に打ち勝とうとする力'''」と言える。
 
太極たる至高神ソルの存在は、多くの矛盾を孕みながら生きていく「人間」そのものであり、その核たるこのスフィアは太極の簡易版、つまりミニチュアとしての側面を持つ。そんなこのスフィアの力は、反対の位置にある「立ち上がる射手」とは逆、いわば「'''自分に打ち勝とうとする力'''」と言える。
    
相反する感情のバランスが崩れると力が破壊されるため、その均衡を嘘でかく乱する「偽りの黒羊」に無力化される。しかし、嘘とは基本的に弱さに起因するためか、嘘を生ませないほどの揺るぎなく圧倒的な意志があれば決して有効ではない模様。
 
相反する感情のバランスが崩れると力が破壊されるため、その均衡を嘘でかく乱する「偽りの黒羊」に無力化される。しかし、嘘とは基本的に弱さに起因するためか、嘘を生ませないほどの揺るぎなく圧倒的な意志があれば決して有効ではない模様。
 +
また、「心にリンクする」という共通項を持つ「悲しみの乙女」とは相性が良いと思われる。
    
洗礼名は「'''アムブリエル・ジ・オーバーライザー'''」。
 
洗礼名は「'''アムブリエル・ジ・オーバーライザー'''」。
179行目: 180行目:  
:タロットでは「戦車」と関連付けられる。また、このカードのデザインは「宿命」「変容」を表しているとされる。
 
:タロットでは「戦車」と関連付けられる。また、このカードのデザインは「宿命」「変容」を表しているとされる。
 
:「戦車」の寓意は正位置が'''「勝利」「征服」「行動力」「積極性」「解放」'''、逆位置が'''「暴走」「不注意」「身勝手」「挫折」「焦り」「好戦的」'''。
 
:「戦車」の寓意は正位置が'''「勝利」「征服」「行動力」「積極性」「解放」'''、逆位置が'''「暴走」「不注意」「身勝手」「挫折」「焦り」「好戦的」'''。
:描かれているのは「若い王が乗り、四本の柱を持ち、二頭の馬を生やし、車輪が横向きに取り付けられた戦車」。このデザインは「人間の内面のさまざまな要素が一つの方向に揃う」ことを意味しているが、車輪が横向きであるため動けない。これがつまり、死の方向に精神を統一することで稼動する設定に繋がっていると見られる。
+
:描かれているのは「若い王が乗り、四本の柱を持ち、二頭の馬を生やし、車輪が横向きに取り付けられた戦車」。このデザインは「人間の内面のさまざまな要素が一つの方向に揃う」ことを意味しているが、車輪が横向きであるため動けない。これがつまり、全く動かない心→死の方向に精神を統一することで稼動する設定に繋がっていると見られる。
 
:タロットの正位置・逆位置共に、尸空のキャラクターとは全く合致しない(辛うじて正位置の「征服」が当てはまる)上に性別の割り振りも違う。これはおうし座、さそり座も同じであり、サイデリアルのリアクター達は神話や大アルカナのモチーフとはほとんど関係ない設定を組まれている(そもそもキャラの掘り下げが少ないせいもあるが)。
 
:タロットの正位置・逆位置共に、尸空のキャラクターとは全く合致しない(辛うじて正位置の「征服」が当てはまる)上に性別の割り振りも違う。これはおうし座、さそり座も同じであり、サイデリアルのリアクター達は神話や大アルカナのモチーフとはほとんど関係ない設定を組まれている(そもそもキャラの掘り下げが少ないせいもあるが)。
   435行目: 436行目:     
;スフィア・アクト(いがみ合う双子)
 
;スフィア・アクト(いがみ合う双子)
:時獄篇の[[ジェミニア]]の能力。気力130以上で発動し、EP開始時に全敵パイロットの気力を-3する。
+
:1.時獄篇の[[ジェミニア]]の能力。気力130以上で発動し、EP開始時に全敵パイロットの気力を-3する。ゼル・ビレニウムの持つ擬似タイプもこの効果。
 +
:2.[[ジェニオン|ジェミニオン・レイ]]の能力。気力150以上で発動し、全自軍パイロットの技量を+10する。
 
;スフィア・アクト(沈黙の巨蟹)
 
;スフィア・アクト(沈黙の巨蟹)
 
:[[尸逝天]]の能力。気力130以上で発動し、自身から10マス以内に存在する敵パイロットのターン開始時のSP回復値を0にする。[[イノベイター]]、[[SP回復]]も無効。ゼル・ビレニウムが持つ擬似タイプも同効果。
 
:[[尸逝天]]の能力。気力130以上で発動し、自身から10マス以内に存在する敵パイロットのターン開始時のSP回復値を0にする。[[イノベイター]]、[[SP回復]]も無効。ゼル・ビレニウムが持つ擬似タイプも同効果。
448行目: 450行目:  
;スフィア・アクト(揺れる天秤)
 
;スフィア・アクト(揺れる天秤)
 
:[[リ・ブラスタT]]の能力。気力150以上で発動し、全自軍パイロットの命中を+10する。
 
:[[リ・ブラスタT]]の能力。気力150以上で発動し、全自軍パイロットの命中を+10する。
;スフィア・アクト(いがみ合う双子)
  −
:[[ジェニオン|ジェミニオン・レイ]]の能力。気力150以上で発動し、全自軍パイロットの技量を+10する。
   
;スフィア・アクト(立ち上がる射手)
 
;スフィア・アクト(立ち上がる射手)
 
:[[次元将ヴィルダーク]]の能力。気力140以上で発動し、自身から10マス以内に存在する敵ユニットの最終与ダメージを0.9倍にする。ゼル・ビレニウムが持つ擬似タイプも同効果。
 
:[[次元将ヴィルダーク]]の能力。気力140以上で発動し、自身から10マス以内に存在する敵ユニットの最終与ダメージを0.9倍にする。ゼル・ビレニウムが持つ擬似タイプも同効果。
 
;スフィア・アクト(偽りの黒羊・擬似)
 
;スフィア・アクト(偽りの黒羊・擬似)
 
:[[ゼル・ビレニウム]]の能力。気力140以上で発動し、自身から10マス以内に存在する敵ユニットに照準値ダウンの効果を与える。
 
:[[ゼル・ビレニウム]]の能力。気力140以上で発動し、自身から10マス以内に存在する敵ユニットに照準値ダウンの効果を与える。
;スフィア・アクト(いがみ合う双子・擬似)
  −
:ゼル・ビレニウムの能力。気力140以上で発動し、自身から10マス以内に存在する敵ユニットの気力をフェイズごとに-3する。
   
;スフィア・アクト(傷だらけの獅子・擬似)
 
;スフィア・アクト(傷だらけの獅子・擬似)
 
:ゼル・ビレニウムの能力。気力140以上で発動し、自身から10マス以内に存在する敵ユニットにフェイズごとに最大HPの10%のダメージを与える。
 
:ゼル・ビレニウムの能力。気力140以上で発動し、自身から10マス以内に存在する敵ユニットにフェイズごとに最大HPの10%のダメージを与える。
3,538

回編集