差分
編集の要約なし
尚、稀に「原作よりも頭の回転が悪い」、「原作と違って人間的に成長しない」、「キャラクターが根本から悪い方向に崩壊している」などのように、原作に比べて扱いが'''改悪'''される場合もあるが、これらについても基本的にはスパロボ補正と呼ぶ。こちらの方向性に補正のかかるキャラクターの代表例は、原作では死亡しないにも関わらずスパロボでの死亡率が高い[[三輪防人]]などである。
尚、稀に「原作よりも頭の回転が悪い」、「原作と違って人間的に成長しない」、「キャラクターが根本から悪い方向に崩壊している」などのように、原作に比べて扱いが'''改悪'''される場合もあるが、これらについても基本的にはスパロボ補正と呼ぶ。こちらの方向性に補正のかかるキャラクターの代表例は、原作では死亡しないにも関わらずスパロボでの死亡率が高い[[三輪防人]]などである。
『第三次α』や『J』の辺りから、スパロボ参戦後に発表された原作の続編で参戦当時にスパロボで採用されていた設定がひっくり返され、結果として発売から相当時間が経った後にスパロボ補正が明後日の方向に発生してしまうケースが発生するようになった。Zやαなどでは該当キャラクターの扱いが危ぶまれたこともある。該当スパロボの製作当時はあくまでも原作に準じた扱いであり、いわば'''事故のようなもので、意図して行われたものではない'''。
== 代表的な例 ==
== 代表的な例 ==
;[[コードギアス 反逆のルルーシュR2]]
;[[コードギアス 反逆のルルーシュR2]]
:原作では最終的に主人公[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]が自ら世界の憎悪の対象となり[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]に扮した[[枢木スザク|スザク]]に討たれることで世界が平和になるという素直に喜べない結末を迎えてしまう(とはいえルルーシュが本当に死んだかは疑問もあるが)。だが、『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』ではルルーシュが[[ゼロレクイエム]]後で真相を知った仲間達に救助され、さらにゼロレクイエム前に条件を満たすことで死亡した主要キャラが生存。ルルーシュもゼロレクイエムを遂行する必要がなくなり、殆どの主要キャラが原作よりも救いのある結末を迎える、といったIF展開が用意される(その場合、原作における「皇帝ルルーシュ」の立場を[[トレーズ・クシュリナーダ|トレーズ]]と[[ミリアルド・ピースクラフト|ミリアルド]]が引き継ぐ)。悲惨なエピソードが多い本作も作品自体の補正に成功したと言える。
:原作では最終的に主人公[[ルルーシュ・ランペルージ|ルルーシュ]]が自ら世界の憎悪の対象となり[[ゼロ (コードギアス)|ゼロ]]に扮した[[枢木スザク|スザク]]に討たれることで世界が平和になるという素直に喜べない結末を迎えてしまう(とはいえルルーシュが本当に死んだかは疑問もあるが)。だが、『[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇|第2次Z再世篇]]』ではルルーシュが[[ゼロレクイエム]]後で真相を知った仲間達に救助され、さらにゼロレクイエム前に条件を満たすことで死亡した主要キャラが生存。ルルーシュもゼロレクイエムを遂行する必要がなくなり、殆どの主要キャラが原作よりも救いのある結末を迎える、といったIF展開が用意される(その場合、原作における「皇帝ルルーシュ」の立場を[[トレーズ・クシュリナーダ|トレーズ]]と[[ミリアルド・ピースクラフト|ミリアルド]]が引き継ぐ)。悲惨なエピソードが多い本作も作品自体の補正に成功したと言える。
=== 続編の発表によりスパロボとの齟齬が発生した例 ===
場合によっては後の[[ネオ・ロアノーク|悲劇の芽]]をバッサリと摘み取って行くことも。
なお、AやIMPACTにおける[[機動戦艦ナデシコ]]はTV版初参戦の4年前の1998年に劇場版が発表済であるため、TV版単独参戦時の扱いは該当しないと考えて良いだろう。
また、放送中に参戦した場合なども当然ながら齟齬の発生はやむを得ないといえる。[[鉄のラインバレル]]の場合は原作者監修の上でオリジナルの結末を描いているため、全く性質が異なる。
;[[フルメタル・パニックシリーズ]]
:[[スーパーロボット大戦J]]およびWにて発生。原作と全く異なる[[ウィスパードの正体]]や、[[木原マサキ]]にウィスパード疑惑が指摘されている。
;[[機動戦士ガンダムSEED]]
:[[第3次スーパーロボット大戦α]]にて発生。制作及び発売当時、続編DESTINYが放映中であったがムウの無条件生存など続編に関する事柄が全く考慮されていない。とはいえ、ガンダムシリーズに限って言えば、'''原作でもスパロボでもよくあること'''なので今更ではあるのだが・・・。
;[[創聖のアクエリオン]]
:[[第2次スーパーロボット大戦Z再世篇]]にて発生。明確にスパロボでの展開に支障が発生した初めて例。スパロボ、特に再世篇ではアポロニアス本人の意識が大きく表に出ていたが、アポロの過去生は犬であった。時獄篇にて、「アポロニアスの意識の一部を故意に宿されていた」という形でフォローがなされた。一応、スパロボのキャラクター辞典でも「本人'''と目されている'''~」と明言せずさり気なくボカされてはいる。
;[[機動戦士ガンダムUC]]
:[[第3次スーパーロボット大戦Z時獄篇]]にて発生。スパロボ上にて赤い彗星ファン待望のシャア・アズナブルVSフル・フロンタルが遂に実現したが、直後に発表されたOVA版最終巻にてシャア本人の魂が現れるという事態となった。なお、福井氏は「死んだから出てきた、とは限らない。生き霊かもしれない」とシャアの生死についての明言は避けている。
;[[蒼穹のファフナー]]
:[[スーパーロボット大戦UX]]およびKにて発生。HaEまでは物語が完全に竜宮島視点で描かれていたため、[[人類軍]]は異種との対話を望む竜宮島を隙あらば潰そうとする[[ティターンズ|横暴]]で[[アロウズ|独善的]]な過激派として描かれていた。該当参戦作でも原作に準じて過激派としての部分を尖らせる形で補正が掛けられ、アロウズの再来とまで呼ばれている。しかし、続編で人類軍の良識派が多数登場、島の外の悲惨な状況も明らかとなりスパロボでの扱いに全力で逆走する形となってしまった。
<!-- ;[[翠星のガルガンティア]] -->
<!-- :[[第3次スーパーロボット大戦Z天獄篇]]にて発生。発売から僅か2日後、続編OVA「めぐる航路、遥か」にて世界設定に関わる巨大な新勢力が多数登場してしまった。 -->
=== その他 ===
=== その他 ===