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*階級:准将([[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]のみのオリジナル設定)
 
*階級:准将([[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]のみのオリジナル設定)
 
*[[年齢]]:45歳
 
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*キャラクターデザイン:金山明博、聖悠紀(原案)
 
*キャラクターデザイン:金山明博、聖悠紀(原案)
    
『[[闘将ダイモス]]』に登場する国連地球防衛軍の長官。
 
『[[闘将ダイモス]]』に登場する国連地球防衛軍の長官。
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かなりの軍国主義者。作中では[[バーム星人]]を完全に敵視し、その殲滅のために彼らが無抵抗であっても平然と銃を向けた。
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かなりの軍国主義者。作中では[[バーム星人]]を完全に敵視し、その殲滅のために彼らが無抵抗であっても平然と銃を向けた。そればかりか、本来ならば守るべき存在である民間人に対しても、非戦闘員という事で「無駄飯食らいで犬以下の存在」とさえ言い放つ非情かつ傲慢な性格で、'''軍人至上主義者'''とも言える。[[バーム星人]]を打倒する名目で、味方の軍や民間人を巻き込む非情な作戦を平然と採る事も多かった。
そればかりか、本来ならば守るべき存在である民間人に対しても、非戦闘員という事で「無駄飯食らいで犬以下の存在」とさえ言い放つ非情かつ傲慢な性格で、'''軍人至上主義者'''とも言える。<br/>
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[[バーム星人]]を打倒する名目で、味方の軍や民間人を巻き込む非情な作戦を平然と採る事も多かった。
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その行動理念は[[地球]]を[[バーム星人]]の手から守ろうとするがゆえとも言えなくもないが、自分だけが地球を救う英雄になろうとする野心で動いている面が強い。<br/>
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その行動理念は[[地球]]を[[バーム星人]]の手から守ろうとするがゆえとも言えなくもないが、自分だけが地球を救う英雄になろうとする野心で動いている面が強い。
当然[[竜崎一矢|一矢]]を始めとした[[ガードダイモビック]]の面々とは完全に相容れずに対立関係となり、『ダイモス』の物語において、バーム内部の敵が[[オルバン大元帥]]であるなら、彼は地球内部の敵に位置する人物と言える。
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当然[[竜崎一矢|一矢]]を始めとした[[ガードダイモビック]]の面々とは完全に相容れずに対立関係となり、バーム内部の敵が[[オルバン大元帥]]であるなら、彼は地球内部の敵に位置する人物と言える。
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当初、[[バーム星人|バーム軍]]の侵攻で多大な被害が出た事による地球側の反バーム感情も手伝って、徹底抗戦を主張する彼の方針は強く支持されていた。第39話では、自分の息のかかった五大国の国連代表と結託して、[[竜崎一矢|一矢]]を[[ダイモス]]のパイロットから更迭しようとするが、失敗に終わって逆に司令官の座を剥奪されてしまう。<br/>
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当初、[[バーム星人|バーム軍]]の侵攻で多大な被害が出た事による地球側の反バーム感情も手伝って、徹底抗戦を主張する彼の方針は強く支持されていた。第39話では、自分の息のかかった五大国の国連代表と結託して、[[竜崎一矢|一矢]]を[[ダイモス]]のパイロットから更迭しようとするが、失敗に終わって逆に司令官の座を剥奪されてしまう。
続く第40話では、浮上した海底城に対し独断で攻撃するが、そこでも部下の生命を無視した命令や状況を理解しない無謀な攻撃をしたために部下の信望を完全に失った末に敗北。さらには無抵抗の[[バーム星人]]を無差別に銃撃した事で、[[竜崎一矢|一矢]]の怒りを爆発させてしまい、意識を失うまで殴られる事となった。<br/>
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その直後にこれまでの行動を問われ、国連から逮捕状が出て完全に失脚。そのまま物語の舞台から姿を消した。
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続く第40話では、浮上した海底城に対し独断で攻撃するが、そこでも部下の生命を無視した命令や状況を理解しない無謀な攻撃をしたために部下の信望を完全に失った末に敗北。さらには無抵抗の[[バーム星人]]を無差別に銃撃した事で、[[竜崎一矢|一矢]]の怒りを爆発させてしまい、意識を失うまで殴られる事となった。その直後にこれまでの行動を問われ、国連から逮捕状が出て完全に失脚。そのまま物語の舞台から姿を消した。
    
その後は登場しないが、元々予定されていた最終回の構想は、[[竜崎一矢|一矢]]と[[エリカ (ダイモス)|エリカ]]が参加する[[火星]]開発団の出発セレモニーの陰で、'''廃人となった三輪がおもちゃの銃を振り回す'''という内容であった。自業自得と言えばそれまでだが、どこか哀れで非常に後味の悪い結末である。
 
その後は登場しないが、元々予定されていた最終回の構想は、[[竜崎一矢|一矢]]と[[エリカ (ダイモス)|エリカ]]が参加する[[火星]]開発団の出発セレモニーの陰で、'''廃人となった三輪がおもちゃの銃を振り回す'''という内容であった。自業自得と言えばそれまでだが、どこか哀れで非常に後味の悪い結末である。
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過激な発言からただの危険人物に思われがちだが、 軍事面での功績は評価されているようで、国連エール勲章なるものを授与されている。<br/>
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過激な発言からただの危険人物に思われがちだが、 軍事面での功績は評価されているようで、国連エール勲章なるものを授与されている。しかし、作中では三輪の勝手な行動のせいで地球側が窮地に陥る事もあり、バーム側からも無能呼ばわりされるなど、決して指揮官として有能というわけではない。権力やコネ、あるいは手柄の横取りなどで受勲したのではないかと勘ぐってしまう(これについては推測の範疇を出ないが)。その究極と言える暴挙は、[[バーム星人]]に地球人への強い不信感を抱かせる大きな原因となった。物語の戦争は発端こそ[[オルバン大元帥]]らの謀略であったが、長引いてしまったのは彼の数々の所業のためと言っても過言ではない。
しかし、作中では三輪の勝手な行動のせいで地球側が窮地に陥る事もあり、バーム側からも無能呼ばわりされるなど、決して指揮官として有能というわけではない。権力やコネ、あるいは手柄の横取りなどで受勲したのではないかと勘ぐってしまう(これについては推測の範疇を出ないが)。<br/>
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その究極と言える暴挙は、[[バーム星人]]に地球人への強い不信感を抱かせる大きな原因となった。物語の戦争は発端こそ[[オルバン大元帥]]らの謀略であったが、長引いてしまったのは彼の数々の所業のためと言っても過言ではない。
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また、頑なに敵の殲滅に拘り、戦い以外の解決手段を見つけられないその姿勢は、逆に「哀れ」とみなされる事もある。実際、『ダイモス』のロマンアルバムでは「'''戦うことしかできないあわれな人だった'''」と解説された。<br/>
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また、頑なに敵の殲滅に拘り、戦い以外の解決手段を見つけられないその姿勢は、逆に「哀れ」とみなされる事もある。実際、『ダイモス』のロマンアルバムでは「'''戦うことしかできないあわれな人だった'''」と解説された。
「非国民」に代表される数々の暴言・差別用語を作中で連発したため、『ダイモス』の映像ソフトが[[DVD|DVD-BOX]]発売まで至らなかった(VHS・LDは未発売)のは、この人が理由だと言われるぐらいである。
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長谷川裕一による漫画作品『ゴッドバード』では、バーム戦争終結後も過激な異星人排斥行動を続けていたため逮捕され、長年国連刑務所に収監されていたが、自身を信奉するカーク・スクエアや[[バラオ]]の上位存在・ワーバラオの暗躍により脱獄。<br/>
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長谷川裕一による漫画作品『ゴッドバード』では、バーム戦争終結後も過激な異星人排斥行動を続けていたため逮捕され、長年国連刑務所に収監されていたが、自身を信奉するカーク・スクエアや[[バラオ]]の上位存在・ワーバラオの暗躍により脱獄。地球のみならずキャンベル星、ボアザン星、バーム星なども支配する事を企て、『[[勇者ライディーン]]』の面々も含めた[[長浜ロマンロボシリーズ]]の主人公チームの面々やそのライバル達の前に、最強最悪の敵として立ちはだかる。
地球のみならずキャンベル星、ボアザン星、バーム星なども支配する事を企て、『[[勇者ライディーン]]』の面々も含めた[[長浜ロマンロボシリーズ]]の主人公チームの面々やそのライバル達の前に、最強最悪の敵として立ちはだかる。
      
=== スパロボシリーズにおいて ===
 
=== スパロボシリーズにおいて ===
基本的には[[地球連邦軍|連邦軍]]などの軍幹部として登場するが、軍規に厳しく融通が利かず、そのくせ立場を盾にした言動や命令の朝令暮改を繰り返すなど自分に甘い人間として、民間人の協力者が多いプレイヤー部隊の人間と規律や言動を巡りしばしば衝突し、忌み嫌われる事が多い。<br/>
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基本的には[[地球連邦軍|連邦軍]]などの軍幹部として登場するが、軍規に厳しく融通が利かず、そのくせ立場を盾にした言動や命令の朝令暮改を繰り返すなど自分に甘い人間として、民間人の協力者が多いプレイヤー部隊の人間と規律や言動を巡りしばしば衝突し、忌み嫌われる事が多い。また、[[バーム星人]]を始めとした[[異星人]]のみならず、原作には登場しない[[スペースノイド]]や[[コーディネイター]]などの地球外に居住する人間勢力にも敵意を抱いており、彼らの殺害や拷問には躊躇がない。
また、[[バーム星人]]を始めとした[[異星人]]のみならず、原作には登場しない[[スペースノイド]]や[[コーディネイター]]などの地球外に居住する人間勢力にも敵意を抱いており、彼らの殺害や拷問には躊躇がない。
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ゲームでは「権力を笠に着た無能」あるいは「敵よりも邪魔な味方」と、軍事面でも無能というイメージが強く、SRWシリーズにおいても数多く登場する「独善的で過激な思想を持った地球側の軍・政府の幹部格」「対話の余地のある存在を敵としか看做さない殲滅主義者」「他者とわかり合う気のない存在」の代名詞的存在。自軍の大半のキャラクターからは、同じ軍人からですら終始大いに嫌われるのがお約束となっている。<br/>
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ゲームでは「権力を笠に着た無能」あるいは「敵よりも邪魔な味方」と、軍事面でも無能というイメージが強く、SRWシリーズにおいても数多く登場する「独善的で過激な思想を持った地球側の軍・政府の幹部格」「対話の余地のある存在を敵としか看做さない殲滅主義者」「他者とわかり合う気のない存在」の代名詞的存在。自軍の大半のキャラクターからは、同じ軍人からですら終始大いに嫌われるのがお約束となっている。そして最終的にはプレイヤー部隊と決別、最後は原作通りに哀れかつ自業自得な末路を迎える、というより'''死亡するまでに至る'''という原作以上の展開になる事が多い。
そして最終的にはプレイヤー部隊と決別、最後は原作通りに哀れかつ自業自得な末路を迎える、というより'''死亡するまでに至る'''という原作以上の展開になる事が多い。
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通常、SRWでは原作で死亡した者には何らかの救済措置がなされる事が多いのだが、三輪は逆に'''原作で死亡していないにも関わらず死亡する'''というタイプの人物である。このような扱いを受けるキャラクターは主に主人公の敵となったパイロットだが、[[NPC]]([[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]以外)として登場するキャラクターで死亡するパターンは稀。
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通常、SRWでは原作で死亡した者には何らかの救済措置がなされる事が多いのだが、三輪は逆に'''原作で死亡していないにも関わらず死亡する'''というタイプの人物である(このような扱いを受けるキャラクターは主に主人公の敵となったパイロットだが、[[NPC]]([[第4次スーパーロボット大戦|第4次]]以外)として登場するキャラクターで死亡するパターンは稀)。<br/>
   
その強烈かつ無茶苦茶なキャラクターはもはやネタキャラの域に達しており、一部スパロボ攻略本では「名物ならぬ迷物キャラ」とコメントされた。
 
その強烈かつ無茶苦茶なキャラクターはもはやネタキャラの域に達しており、一部スパロボ攻略本では「名物ならぬ迷物キャラ」とコメントされた。
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余談だが、『ダイモス』参戦時のSRWには、大木氏が他作品のキャラで収録に参加しているケースが多く見られる(大木氏は『[[トップをねらえ!]]』の[[タシロタツミ|タシロ艦長]]や『[[交響詩篇エウレカセブン]]』の[[ケンゴウ]]などの担当声優として出演している)にもかかわらず、現時点では一度も彼に声がついた事はない。第4次以降は単純に戦闘要員としての登場がないという理由もあるのだろう。
      
== 登場作品と役柄 ==
 
== 登場作品と役柄 ==