ヤガランデ
ヤガランデは『電脳戦機バーチャロンシリーズ』の登場メカ。
ヤガランデ | |
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外国語表記 | JAGUARANDI[1] |
登場作品 | |
初登場SRW | スーパーロボット大戦K |
SRWでの分類 | 機体 |
スペック | |
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分類 | 幻獣戦機 |
概要編集
「・・・そのとき、私は聞いた。確か、少年の叫び声だったように思う。その声は『ヤガランデ!』と叫んでいたように思う・・・。」
「・・・俺は何も聞かなかったし、何も見えなかった。ただ・・・こう、何かよくわからないものが心の奥底に・・・いきなり突き刺さるような鈍い痛みがあって・・・、その直後、自分自身の意識が一気に拡散するような感じがしてた・・・。もう、踏みとどまるのに必死だった。あとは、何も覚えちゃいない・・・!」
「・・・今もって信じられない・・・。こんな事を言ったところで信じてもらえるとは思っていないのだが・・・。追跡中枢部の円形プラットホーム上には巨大な水晶みたいなのがあって・・・しかも!しかも・・・!なんて言えばいいのか・・・?一体全体、なんなんだ?あの巨大な幻影は?」
第4プラント奪回作戦の生存者であるDNA所属兵士の証言。
(※『電脳戦機バーチャロン』副読本「スキマティック」より引用)
V・クリスタルを通じて地球圏の各地に出没する謎の巨大バーチャロイド。別名「幻獣戦機」。
最初に人類にその存在が確認されたのは、アーケードゲーム筐体を通じた遠隔操作型のVR操縦システム「M.S.B.S.Ver.3.3」の検定シミュレーションに紛れ込んでいた架空のVRデータとしてであった。南米の第4プラント地下を再現したシミュレーションステージに敵として登場し、凄まじい火力をもって検定シミュレーションのプレイヤーに襲い掛かった。この時は、シミュレーションのサンプルとして使用されていた一人の少年パイロットの思考データが、何らかの作用によって架空のバーチャロイドを生み出したと仮定されていた。しかし、南米の第4プラントに存在する先進文明遺跡の奪回作戦が失敗に終わった際に、生存者の目撃証言から、第4プラント地下遺跡の探索中に『ヤガランデ』という名の想像を絶する破壊力を秘めた巨大バーチャロイドが現出していたことが明らかとなる。シミュレーションに現れる謎のバーチャロイドと瓜二つのこの機体は、シミュレーション同様に異常なパワーを発揮してDNA兵士たちを殺戮すると幻のように姿を消していた。この事件は後に『ヤガランデの惨劇』と命名された。
その正体は、先進文明遺跡に安置されていた巨大V・クリスタル「アース・クリスタル」によって電脳虚数空間に封印されていた「破壊神」とも言うべき巨大な破壊衝動の一端が、現人類によってアース・クリスタルの封印が解かれたことで、バーチャロイドの形を借りた幻影となって現出したもの。プラジナー博士はその中枢思念をオリジナルバーチャロイド「アプリコット・ジャム」に移すことで制御を試みたが、その巨大すぎる破壊衝動の全てを制御するには到底至らず、逆に実体化を促進してしまい、各地にヤガランデの幻影が出没することとなった。
アプリコット・ジャムは厳重に封印され、ヤガランデ本体の地球現出は防いでいるが、封印された状態でも日々高まり続ける破壊衝動のストレスを抑えるために、定期的に生贄が送られている。
ゲームではシリーズを通じて中ボスとして登場、ただし、初代では前半ステージで一定時間を経過すると登場するペナルティ戦(いわゆる乱入)となっている。通常のVRの倍の巨体と圧倒的な攻撃力を持ち、ゲーム中の大きな山場として立ちはだかる。場合によっては2体同時出現という超難関も存在する。特に拡散レーザーの威力と攻撃範囲は絶大で、プレイヤーを容赦なく蹂躙する。
『マーズ』ではMission3地球ルートの後半ミッションにてボスとして登場。先のミッションで現れたジェニファー・ポイズンの言葉を真に受け、脱出に必要な物質「ワイルドクリスタル」を集めすぎると、先述の通り2体同時に出現する。
登場作品と操縦者編集
携帯機シリーズ編集
- スーパーロボット大戦K
- 初登場作品。ダイモンやイスペイルの戦力として登場。
装備・機能編集
武装・必殺攻撃編集
武装編集
厳密にはバーチャロイドではないのだが、似姿を借りているため兵装パターンは通常のVRと類似している。SRWでは、これらのモーション単体や組み合わせで戦闘アニメが構成されている。
- 機体両肩部兵装:TFCイレイザー
- 重戦闘バーチャロイド「ライデン」のデータを借りたと思しき、10WAYレーザー砲。前方左右広範囲に拡散するレーザーの一つ一つがライデンのバイナリーロータスに匹敵する威力を持つ。
- 機体右腕部兵装:Rバスター
- 機体右腕部に内蔵された大口径ビームキャノン。巨大なビーム弾を発射する。
- 機体左腕部兵装:Lバスター
- 機体左腕部に内蔵された電磁ボムランチャー。敵機の動きを封じる電磁球体を発射する。
技編集
BGM編集
スパロボでは未採用。
- 「ALICE IN THE WONDERLAND」
- 初代でのメインテーマ。
- 「Destructive Happiness」
- 『フォース』及び『マーズ』のメインテーマ。
関連機体編集
- VR-011 アプリコット・ジャム(オリジナル・ガラヤカ)
- オリジナル・フェイ・イェンことファイユーヴ、オリジナル・エンジェランことアイスドールと同じく、プラジナー博士が造り上げたオリジナルバーチャロイドのうちの一体で、ヤガランデの持つ「幼い子供」の一面をV.コンバータに取り込み、強引にリバース・コンバートさせた機体。三姉妹の末っ子に当たる。
- 超絶的な幼児的破壊思考の権化といった存在で、ヤガランデの完全現出を防ぐために厳重に封印されている。
- ヤガランデ本体の思念と直接リンクしてその意志…無限の破壊衝動を現実世界に具現化させる一方、ヤガランデと人格的に完全に同じ存在ではないらしい。実際に「遊び飽きた」ことで生贄を見逃す、それどころか時には救助に近い処置を行うなど、どこか慈悲のような側面を見せることさえある。彼女がプラジナー博士に託された本来の目的「ヤガランデの制御」を間接的にこなしているともいえるかもしれない。
- TG-11-M ガラヤカ
- 別名「極破壊少女戦機」。アプリコット・ジャムのレプリカモデルとして開発された第三世代商用バーチャロイド。限定的ながらヤガランデへのリアルタイムリバースコンバート(変身)が可能。
対決・名場面など編集
余談編集
- 第1作目のセガサターン版とXbox One版『フォース』ではプレイヤーキャラとして登場。第1作目セガサターン版では難易度ハードでクリアしないと使用できない。また、『フォース』ではガラヤカの変身で使用できるが、Xbox One版では条件による入手で単独使用が可能である。
- OMGのセガサターン版でのコンテニュー画面で謎のビームを浴び小さくなっているが、ここでコンテニューすると本当に一回り小さいヤガランデと対戦可能。攻撃力はそのままだが防御力が見た目に応じて落ちる。ある程度小さくするとライデンの立ちレーザー一撃で撃破可能だとか…。
- 『マーズ』の登場ミッションでは状況によってあまりに難易度が高くなるためか、同ミッションでは本来は月面にしか登場しないはずのクリアリア・バイアステンが救済措置として参戦する[2]隠し要素が存在する。勿論同作最強機体のテムジン Type a8を持ち出す越権行為をしてくれるため、生き残りさえすればクリアリアが大体何とかしてくれる。