ソフィー・ノエル

ソフィー・ノエルは『クロムクロ』の登場人物。

概要編集

富山県の立山国際高校に通う女子高生で、フランスからの留学生。白羽由希奈のクラスメイトであり、わずか14歳で高校に飛び級入学している秀才。国際連合黒部研究所ではジオフレーム「GAUS2」のパイロットも務めており、執事としてソフィーに従うセバスチャンと共に戦闘を行う。

GAUSの操縦技術に関しては青馬剣之介時貞からも高く評価されている他、フランスでも国家憲兵隊治安介入部隊（GIGN）での研修経験も持ち、銃器の扱いにも長ける。

日本の文化や作法、故事成語に詳しく、特に「侍」や「忍者」などに関しては拘りを持つ。マンションの自室も畳が敷かれ、立派な花器が置かれているほど。ただ、彼女の考える「武士道」は平和となった江戸時代頃に確立されたものが大半で戦国時代の武士である剣之介とって理解できない面も存在する。

剣之介や由希奈とは最初は良好な関係ではなかったが、異星人の「エフィドルグ」と戦う仲間として彼らを認め、絆を深めていった。

青馬剣之介時貞: 戦国時代の侍。逃走しようとした彼を組み伏せた際、胸を揉まれてしまった件から、初めは辛辣な態度を取るが、共に戦う仲間として認める。同じ知恵が回る者同士ウマが合う様子。
白羽由希奈: クラスメイト。当初は親しくなかったものの、共に戦う仲間として認める。
荻布美夏: クラスメイトで由希奈の親友。
赤城涼斗、茅原純大、ホセ・カルロス・高須賀: クラスメイト達。余り相手にしていない。
武隈直樹: ソフィーのクラスの担任教師。

「まったく…侍とは、すべからく方正謹厳にして蓋世不抜、忠魂義胆はもとより、嘉言善行の存在であらねばならないというのに」 剣之介「異国の言葉は分からぬ！」 由希奈「何語？」 美夏「フランス語でしょ？」: 第5話。図書館で剣之介達に「侍とはこうであるべきだ」と持論を述べるが…剣之介どころか由希奈も美夏も意味を分かっておらず、彼らの反応に「辞書をお引きなさい！」と呆れてしまう。ちなみに「方正謹厳」は真面目で慎み深い、「蓋世不抜」は気性や才能が優れている、「忠魂義胆」は忠義や正義を重んじる心、「嘉言善行」は良い言葉と立派な行動、といったような意味合いである。
「私はあなたが、何のために戦うのか。目的を伺いたいのです」 剣之介「知れたこと。鷲羽家の無念を晴らすためだ」 「つまり仇討ち…ですか？」 剣之介「…不服そうだな」 「失望したのです。人類共通の財産であるアーティファクトを、そのような目的のために使われることに」: 同話より。剣之介に何故戦うのかと問うが、復讐というその答えは望まないものだった模様。