リィ・リー
リィ・リー(Ly Lee)
- 登場作品:バンプレストオリジナル
- 声優:なし
- 種族:獣人
- 性別:男
- 所属:ツァイト・クロコディール
- 年齢:???
ツァイト・クロコディールの副長を務める虎の獣人。同艦のクルーの中では最も冷静かつ常識的な判断を行う人物ではあるが、基本的には艦長であるハーケンの意志を尊重し、彼の無茶な要求を現実に可能な範囲で達成しようといつも骨を折っている。
以前はエルフェティルでルボール・ククルス(現・アブリエータ城主)とつるんで暴れまわっていたが、ツァイトの先代艦長であるジョーンと出会い、彼の人と成りに惚れ込んで彼の下へ。作中では戦闘をする機会はないが、ルボールに勝るとも劣らないその当時の実力は今も衰えていないようで、特に肘打ちによる攻撃が十八番らしい。
虎の獣人だけあり、生身の人間(特に女性)を見ると「うまそうですなあ!」と食べる気マンマンで接する。しかし作中で人を食べるシーンは特に無く、(ルボールとつるんでいた当時はともかく)現在は「お美しい」などの社交台詞の代わりに冗談として発言しているものと思われる。が、言われた人達は本気で怯えており、冗談になっていない。
尚、彼の名前はピーターパンの登場人物「タイガー・リリー」(フック船長に攫われたインディアン酋長の娘)に由来する。名前が似ているが、ポセイダル軍の某十三人衆とは無関係である。
登場作品と役柄
OGシリーズ
- 無限のフロンティア スーパーロボット大戦OGサーガ
- 役回りは概ね上述の通り。ハーケンの無茶な要求に「はっきり言って○○ですな」と毒づきながらも結局それをやり遂げてしまう、というのが定位置。ツァイト関連の荒事は、技術担当の鞠音博士と彼の操艦技術があってこそ実行可能なものである。
- 無限のフロンティアEXCEED スーパーロボット大戦OGサーガ
- 賞金首からドロップするアイテムに彼が使っていた肘サポーターが登場する。
人間関係
- ハーケン・ブロウニング、アシェン・ブレイデル、澄井鞠音
- ツァイト・クロコディールの現クルー。2代目艦長であるハーケンには全幅の信頼を置いている。
- ジョーン・モーゼス
- ツァイトの先代艦長で、リィがロストエレンシアに来るきっかけとなった人物。2代目艦長・ハーケンを盛りたてているのも、彼に対する信頼が根底にあってこそ。
- ルボール・ククルス
- 以前に組んでいたパートナー。人間の下についたリィを蔑みつつも、今でもその実力に対しては一目置いているようである。
- 楠舞神夜、錫華姫、小牟
- 出会うなり「うまそうですな」と言って神夜と小牟を本気で怯えさせた。EXCEEDでも小牟は「リィだけはガチ」と発言している。錫華姫は数には入っているのだが特に反応しない。リィなりの挨拶と理解しているのだろう。
- KOS-MOS
- 機械なので対象外。
- 有栖零児
- 男なので肉が堅そうで対象外。
- アクセル・アルマー、アインスト・アルフィミィ
- 男なのと、子供過ぎて対象外。ハーケンからは2人の監視も指示されていたのだが、結局脱出された。なお、アルフィミィからは虎の仮面を被っていると勘違いされ「これは素顔だ」と言う会話があるのだが、無論元ネタはナムカプにあったアレである。
- アレディ・ナアシュ
- 彼からは獣羅と間違えられた他、かなりの実力がある事を見抜かれるも謙遜している。
名台詞
- 「ハッキリ言ったはずです。艦長の危機には、飛んでいく……とね。」
- EXCEEDにて、ラスボス戦後エンドレス・フロンティアに戻る手段を失ったハーケン達の前に、ツァイト・クロコディールで現れる。前作のラスボス戦で使った無茶な方法で転移してきたという鞠音とリーに向かい「そこまでしてここに来たのか」と驚くハーケンへ、彼の忠実な部下であることを宣言する。
迷台詞
- 「オレのエルボーの威力…忘れたとは言わせんぞ…!!」
- 初代EDより。顔がトラで、得意技はエルボーというのは、日本プロレス界で活躍するマスクマン「タイガーマスク」の2代目だったこともある、故三沢光晴氏を意識した台詞か。ちなみに、このやりとりが基となったかは不明だが、続編であるEXCEEDにて賞金首のドロップアイテムとして、彼のエルボーパッドが入手できる。
余談
リィと三沢氏の関連を想起させるものとして、上記以外にもEXCEEDでシャオムウが放った「リィだけはガチ」と言う台詞がある。この台詞は三沢氏が立ち上げたプロレス団体、NOAHのプロレスが他のプロレス団体と違いガチ(つまりヤラセ無しの真剣勝負)だと信じてやまないファンの発言「NOAHだけはガチ」を容易に想起させる。だが、日本の団体のファンはコレに猛反発しており、某掲示板のプロレス関連スレッドでは度々衝突が起こっている。なお、同じくプロレスが盛んなアメリカでは、最大の団体であるWWE(当時WWF)の社長ビンス・マクマホン氏が、法廷にて「我々の試合には台本がある」と明言している。日本でのWWEファンはこの衝突を冷ややかな目で見ている。